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討伐編
40(王side)
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ポルタの先、ウォーリスへ使者を派遣した王は気が気では無かった。
エミリアの消息が不明となって直ぐにアウター、プラファ、ポルタまでは探す事を許して貰えた。
だが、ウォーリスの捜索は断念せざるを得なかった。
定められた婚姻を反故になど出来ぬからでも有ったが、ナリシアと対面して彼女ならエミリア以上に愛を感じられるかも知れない・・・と思えた。
心をエミリアが占めて居たが、ランフォースと言う跡継ぎを生んでくれたナリシアも愛して居た。
本来なら許される筈も無い恋人との逃避行・・・それが許されたのは、ナリシアとの政略結婚が成立したからでも有る。
「すまぬな・・・ナリシア」
「まぁ何ですの?
もしかしてエミリアさんとの間に
息子が居るかも知れない事への謝罪ですの?」
「・・・そうだ。アレクシスが私の息子だと判明して、
年齢的には第一王子では有るが
妻ではないエミリアが生んだ息子。
第二王子になる可能性は有るだろう」
「生まれて来たアレクシスさんに罪は有りませんわ。
エミリアさんが命がけで守り生み育てる事が出来なかった彼が、
騎士になる事を望まなければ
エミリアさんの生死すら判らなかったのだと、
思いましょう」
「ナリシア・・・」
「・・・王様、
ウォーリス村へと向かった使者が戻って参りました」
アレクが育った孤児院で話を聞き、彼が間違いなく王とエミリアの間に生まれた庶子で有ると、今から確定する事になる。
「王様、プラファは病気が蔓延し
死人が多数となってしまって居ます。
対策をお急ぎ下さいませ」
「良くぞ情報を持ち帰ってくれた。
今から衛生兵を向かわせるとしよう。
で、アレクシスはエミリアと私の子・・・
だったのだろうか?」
「・・・はい。間違い無く
エミリア様がアレクシス殿を生み、
病を患い短い命だと確信したようで、
孤児院を経営するシスターに彼を託したそうです」
「何と・・・エミリアは病気を・・・」
「はい。
彼女は愛する王様との間に宿った子供に王都へ向かわせたくない、
と言って居たそうです。
万が一、
弟となるで有ろう王位継承者が生まれれば
争いの種に息子がなってしまう。
それだけは避けたい・・・と」
確かにエミリアとフレデリックの間に男子が生まれて居る。
アレクが争いの種になる可能性は高いと言えた。
エミリアは侯爵令嬢では有った。が、勘当され平民と化して居た。
身分が無い自分と身分ある王妃が生んだ子供とで争いになるのは明白。
だからこそ息子を王都に向かわせたくないと考えてシスターに託したのだ。
それなのにアレクは騎士になる事を望み王都へと向かってしまい、エミリアの死が知られる事となり、身分が白日の下に晒されたのだ。
「・・・そんな・・・。
ライとアレクシスさんが争う事になる、
と懸念なさいましたの?」
「はい。ランフォース様を良く思わない輩が居た場合、
アレクシス殿を王に・・・
と望む可能性を見越したのではないでしょうか」
嫌な予測では有るが、有り得る仮説・・・。
ライとアレクが王座を争う・・・。
想像しただけでも苦しむのはアレクだと判る。
「それは有り得ないですよ母上」
2人の会話に加わったのは、アレクがルーカスによって殺されかけた事を伝える為に私室を訪ねたライだった
エミリアの消息が不明となって直ぐにアウター、プラファ、ポルタまでは探す事を許して貰えた。
だが、ウォーリスの捜索は断念せざるを得なかった。
定められた婚姻を反故になど出来ぬからでも有ったが、ナリシアと対面して彼女ならエミリア以上に愛を感じられるかも知れない・・・と思えた。
心をエミリアが占めて居たが、ランフォースと言う跡継ぎを生んでくれたナリシアも愛して居た。
本来なら許される筈も無い恋人との逃避行・・・それが許されたのは、ナリシアとの政略結婚が成立したからでも有る。
「すまぬな・・・ナリシア」
「まぁ何ですの?
もしかしてエミリアさんとの間に
息子が居るかも知れない事への謝罪ですの?」
「・・・そうだ。アレクシスが私の息子だと判明して、
年齢的には第一王子では有るが
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第二王子になる可能性は有るだろう」
「生まれて来たアレクシスさんに罪は有りませんわ。
エミリアさんが命がけで守り生み育てる事が出来なかった彼が、
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エミリアさんの生死すら判らなかったのだと、
思いましょう」
「ナリシア・・・」
「・・・王様、
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「王様、プラファは病気が蔓延し
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「良くぞ情報を持ち帰ってくれた。
今から衛生兵を向かわせるとしよう。
で、アレクシスはエミリアと私の子・・・
だったのだろうか?」
「・・・はい。間違い無く
エミリア様がアレクシス殿を生み、
病を患い短い命だと確信したようで、
孤児院を経営するシスターに彼を託したそうです」
「何と・・・エミリアは病気を・・・」
「はい。
彼女は愛する王様との間に宿った子供に王都へ向かわせたくない、
と言って居たそうです。
万が一、
弟となるで有ろう王位継承者が生まれれば
争いの種に息子がなってしまう。
それだけは避けたい・・・と」
確かにエミリアとフレデリックの間に男子が生まれて居る。
アレクが争いの種になる可能性は高いと言えた。
エミリアは侯爵令嬢では有った。が、勘当され平民と化して居た。
身分が無い自分と身分ある王妃が生んだ子供とで争いになるのは明白。
だからこそ息子を王都に向かわせたくないと考えてシスターに託したのだ。
それなのにアレクは騎士になる事を望み王都へと向かってしまい、エミリアの死が知られる事となり、身分が白日の下に晒されたのだ。
「・・・そんな・・・。
ライとアレクシスさんが争う事になる、
と懸念なさいましたの?」
「はい。ランフォース様を良く思わない輩が居た場合、
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と望む可能性を見越したのではないでしょうか」
嫌な予測では有るが、有り得る仮説・・・。
ライとアレクが王座を争う・・・。
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