引きこもりニートのこの俺に救いに手を

上遥

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出会い

初デート

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俺たちはレストランから出て、二人で帰っていた。

「送ろうか」

「うん、何言ってるの私はあなたの家に帰るんだよ」

「は、何言ってんだ、二日も連続で泊まったら親が心配するだろ」

「いや私今一人暮らし中だし、大丈夫よ」

「それでも、男と一つ屋根の下っていうのは危険なんだぞ、俺だって理性が崩壊するかもしれないし」

「大丈夫よ、あなたになら何されてもいいから」

と笑いながら言ってきた。まったくほんとにそういうのはやめてほしいんだが、

「でも、同棲するのはまだ早すぎるんじゃないか、そのいろいろ準備が・・・」

「男のくせに情けないこと言わない」

やばい、はやく俺の部屋を整理しないと、俺の秘蔵コレクションをまだ隠してない。すると由衣は俺の心呼んだように、

「大丈夫、あなたの趣味はもう昨日すべて理解したから、あの本は、今朝ゴミに出したから今頃は灰になってるでしょうね」

「は、お前~、俺のコレクションになんてことを」

「私がいるんだからいいでしょう、私がいくらでもモデルになってあげるわよ」

やばい、俺は妻が怖過ぎて仕事漬けの大人になるかもしれない。そうならないように気を付けないと。この女は起こらしたらダメな人だ。もし浮気でもした日には浮気相手ごと生き埋めにされてしまう。

俺の秘蔵コレクションが捨てられたことを思い泣きそうになっていると、思いっきり睨まれた。

そんなことをしながら俺たちは家に帰った。

「ふう、じゃあ由衣はこの部屋を使ってくれ、くれぐれも俺の部屋に来るんじゃないぞ」

「分かったわよ、じゃあ夜に私の部屋ものぞかないでね。聞き耳を立てるのも駄目よ」

「だからそういうこと言うな」

まったくこいつと話してるとおかしくなってしまいそうだ。でも可愛い顔をされると責めきれないんだよな。まったく困ったもんだ。

「じゃあもう遅いし寝ろよ」

「はーい。おやすみのチューは?」

「そんなもんない」

「えー」

「えーじゃないさっさと寝ろ」

そういうと、ふてくされたような顔して部屋に戻って行った。ああー、チューぐらいしてあげたらよかったかなー。
いや、いや、それはない、やばい理性が緩くなってるしっかり閉めなおさないと。

「ふう、今日はいろいろあって疲れたな。ふああ~あ、俺も寝るか」

次の日

あれ、なんか右腕が重い昨日は別に筋トレとか素振りとかしてないし、ケガの後遺症か?まいいや今日は日曜日ゆっくり寝よう。俺は二度寝した。

起きて今何時か時計を見ようとすると横には由衣が寝っ転がってた。はあ夢じゃないよな俺は何回か目をこすってみたが、これは夢じゃなかった。はあ、気持ちよさそうにしてるし、寝かせておくか

「ああこいつこうしてみると、そこら辺のモデルとかよりよっぽど可愛いな」

俺は昨日のチューしてを思い出し、寝てるからいいかな、と思いおでこにキスしてやった。そして俺は、キッチンに行って遅めの朝ごはんにした。ご飯ができ、由衣を起こしに行くと、そこにはニヤニヤしている由衣の姿があった。

「えへへ、可愛い、可愛い、翔君が可愛いって言ってくれた」

「はっお前まさかあの時起きてたのか」

「そうだよ、まったく隣に可愛い彼女が寝てるのにおでこにキスしかできないとは襲ってきてもよかったのに」

「変なこと言ってないで朝御飯早く食べろもう昼だけど」

「もう、私は本気なのに~」

とか言いながら由衣はリビングに行った。

「どうだ上手いか、今日は結構頑張って作ったんだぜ」

「うんおいしいよ、ごめんねこういうのは奥さんの仕事なのに」

「奥さん言うな」

えへへ、こいつほんとに可愛いな、なんか今まで以上に今日可愛くないか、俺が由衣の顔を見ていると、

「思ったことは口に出した方がいいよ」

「いや、お前ってホントに可愛いなって、て、ん、、お前何言わせてんだよ」

「いやー照れますな~、翔君も今日は一段とかっこいいよ」

「そっそうかありがとな」

「ねえ、そんなかっこいい翔君、今日デートしないかい」

「そうだな、俺たちもう同棲とかしてるのにデートはしたことなかったないろいろ順番がおかしいな。まあそれは今いいやどこ行く」

「そこは翔君にエスコートしてもらいたかったけど、今日のところは任せてよ」

「ああそうだなよろしく頼む。俺は今までテニスに打ち込んでてあんまり友達とかとどっか行ったことないからこういうのは初めてなんだよ。」

「そうなんだ、じゃあ初デートはもらったよ。まあ私も初めてなんだけど」

「そうなのか」

「ん、なんか変」

「いや、俺がテニスに打ち込んでなかったら絶対に声かけてたのにな、と思って」

「え、もう翔君そういう不意打ちは、私のよりたちが悪いよ」

「そうか、思ったことを言っただけなんだがなあ」

由衣はいつの間にか顔を真っ赤にさせていた。ふふ、これで今までのお返しができたかな、

「もうちょっと、シャワー借りるわよ」

由衣はシャワー室に着替えを持って飛び込んでいった。

由衣の準備を待って俺たちは初デートに行こうとしていた。

「行先は内緒ね、行ってからのお楽しみってやつ、まあすぐわかると思うけど」

「分からないだろう、俺テニス以外やってこなかったし」

ああそうか、翔君は遊び目的でこうゆうところに来るのは初めてなのか、なんか可愛くていいわね。

「まずは、この電車に乗って・・・次にこのバスに乗って・・・、よし着いたここが目的地よ。」

連れてこられたのは、プラネタリウムだった。さすがは日曜日、人が多かったが何とか二人分のチケットを取ることに成功した。

「ここに来るのは初めてでしょう」

「ああ、小学生の時修学旅行で行ったらしいが俺はテニスの試合で遠征に出てたからな」

「そうなんだ」

ほんとにテニスに全てかけてきたんだね。翔君の頑張りには本当に脱帽だな。私はこれからのことを彼女として支えてあげないと、翔君の心はいまガラスのようなものだから。

「じゃあ行ってみよう、何があるのか楽しみだ」

「あれがデネブ、そしてアルタイル、ベガよ。これが夏の大三角形と呼ばれてるのよ、それでね・・・」

やめてくれ俺はそんなことがわからないほどバカじゃあない。まあ後半は勉強になったが。

「何かデートのはずが勉強会みたいだな」

「えっ楽しくなかった」

「いいや、そんなことはなかったぞ、なんか社会科見学みたいで面白かった」

「社会見学・・・まあ楽しんでくれたのならそれでいいわ」

と少し不満げにそう言った。

まあそれでもいいか、学校での思い出がすくないみたいだし。

「ねえ次はごはん食べに行かない、もう夜ごはんの時間じゃない」

「ああそうだな、腹が減ったし」

「うんじゃあ、私のおすすめのところでいいかな」

「ああそこがいい、よろしく頼む」

俺は、由衣のおすすめだという店に入った。

「何か、古臭い店だな」

「外見はそうだけど、ここのラーメンすごくおいしいのよ」

「まあいい匂いはするがとりあえず中に入ろうか」

「そうね」

「いらっしゃい、二名様だね、席があんまり空いてないからカウンターでいいかな」

「はい」

俺たちはおすすめのラーメンの一番と二番を選び注文した。

「少々お待ちください」

「ねえ今日はどうだった楽しかった、経験がないなりに頑張ったんだけど」

「ああ楽しませてもらったよ、プラネタリウムなんか一人じゃ絶対行かないから、一緒に来れてよかったよ」」

「そ、そう、最後はあなたが好きそうなラーメン屋さんを選んだんだけどどうだったかな、あんまりロマンチックじゃないんだけどさ」

「そんなことないよ、っていうかよく俺がラーメン好きだってわかったな、言ってないだろ」

「いや、なんか冷蔵庫の中見たときちょっと高そうなラーメンが大切そうにしまってあったから食べてみたらめちゃくちゃおいしくて、こってるのかなと思って、」

「は、お前俺が大事にとっといた、しょうゆラーメン食ったのか、てんめぇ~」

「ごめん、大事そうに取ってあったからどれだけ美味しいのか味見してやろうと思って」

「お待たせしました」

「お、やっと来たわねでもタイミングはばっちりよ」

そういって由衣はラーメンを食べ始めた。

「おい、俺のラーメン・・・」

「ズルズルっ、ああおいしい」

「聞いちゃいねえ、まあいいや、俺も食うか・・・んっこれめちゃくちゃうまいじゃねえか」

俺は箸が止まらなかった、やっぱりパックのやつより本格的な奴の方がうまいな、またここに来てみるか

「おいしいでしょ、ねえ私のも少し上げるから翔君のもちょうだい」

そういうと、由衣は俺の皿からごっそり、取っていきやがった。遠慮ってものを知らねえのかこいつは俺もそれぐらい取ってやる。

「ああ、翔君取り過ぎよ、ちょっと返しなさい」

「お前の方がとってんじゃねぇかよ、お前は子供か」

「何よ、いいじゃない翔君だってこの前私にあれだけ甘えてたんだから」

「それはもう忘れてくれ、あの時はもういっぱいいっぱいだったんだよ」

こいつは、その話でどれだけ俺をからかうつもりなんだよ。

「もう会計して帰るぞ」

「そうね、ねえコンビニでお酒買って飲まない、もう二十歳だし、いいでしょ」

「そうだな、俺はまだ飲んだことないけど」

俺たちはラーメン屋から帰り、コンビニに行ってビールを買って帰った。こいつお酒には強いんだろうか、

「ふう、じゃあ俺はつまみ作って行くから、先にリビングに行っといてくれ」

「分かった、じゃあ先に行ってるわね」

俺は適当に冷蔵庫にあった枝豆を適当に湯で塩を振って、リビングに持って行った。

「はい、できたぞ、枝豆だ」

「待ちくたびれたわよ、早く飲んでみましょ、飲んだことないから楽しみなのよ」

「お前も飲んだことなかったのかよ」

「私の誕生日は、7月17日よ、二十歳にはなったばかりなのよ」

「そうなのか、プレゼントとか用意できなくてごめんな」

「いいわよ、言ってなかったし、それより早く早く」

「はいはい」

プシュッ、カンパーイ、グイ

「うわ、苦っ、いけどうまい」

「そうね、私これ結構好きかも」

「一日の疲れが吹き飛ぶな、子供の時父さんが良く飲んで気持ちよさそうに飲んでたのはこれが理由か」

「そうなの私のお父さんもまったくどこの親も同じね」

二人は初めての酒を飲みながら、仲良く談笑した。

「なあ由衣お前は何でそんなにかわいいんだ」

「え、ど、どうしたの」

「お前は優しくてきれいで俺にはもったいないくらいだよ」

俺は酔ってしまっていて自分が何をしているのか分かっていない、由衣はどうやら押しに弱いようで俺に言い寄られ、戸惑っていた。それからの記憶は飛んでいた。

次の日の朝
俺は、酒に酔って彼女の服を脱がせて眠ってしまったようだ。

良かった~、まだ一戦は越えてなかった。

「もう翔君あそこで辞めちゃうなんて、まあ私を抱き枕みたいにして寝てくれたのはうれしかったけどもうちょっとがんばってほしかったな~」

「そういうことは、酔ってとかでやっちゃいけないやつだろ」

「もう翔君は真面目さんだなあ」

いいからお前はさっさと学校行け、

「あ、そうだ。翔君は来る」

「行くわけないだろ、もうちょっと引きこもっておくよ」

「遊びに行ったりしてるのに引きこもってるのはさぼりっていうんじゃないかな」

ぎくっ、そうだよな俺もそろそろちゃんと学校行けるようにならないとな・・
努力はしてるつもりなんだがなかなか慣れなくてな。

「じゃあ行ってくるわね夏休みもあるし、早めに学校来ないとどんどん行く時間なくなっちゃうよ」

「分かってるよ、行ってらっしゃい」

俺はこれから何をしようかリハビリは毎日やってるが、なかなか違和感がとれねえさすが全治一年だな。

じゃあ、今日はトレーニングを本格的にやっていくか




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