堕天使ルシファーに連れられて ~天界へ霊体で~

上遥

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第二章

神降臨?

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俺は今日もルシファーとサタナと特訓をしていた。

そんなある日

空から神々しくて姿が見えないものが現れた、バベルの塔に誰にも気づかれずに降りてきた。

「おいなんだあれ、見てるだけで頭が痛くなりそうだな」

「あああいつは何者なんだ、まさか天使が居城まで出向いてきたのか、でもここはそう戦力がいるところだぞ」

そんな風に鬼たちが騒いでいた。

「おいルシファーあいつは何者だ」

ルシファーは戸惑っていた、あいつはまさか・・・

「ねえルシファーさん、どうしたんですお知り合いの方ですか」

「あいつは神の代理人 メタトロンだ、昔ミカエルとガブリエルが天から追い出せなかった魔術師を一人でメタトロンが代わりに追放したりしてたんだ」

「つまりあいつは、ミカエルとガブリエルの二人の数倍強いということか」

「あの人がメタトロンは聞いた話だとラドゥエリエル、サンダルフォンの二人と肩を並べる強大な権威を持った天使らしいわよ」

「あんなのがあと二人いるのかよ・・・」

「しかしどういうつもりだ、やつは攻撃してこないぞ・・・とりあえずバベルの塔の最上階まで行くか」

ルシファーはそう言うと俺たちを担ぎ空を飛んだ。とてつもなく速く一瞬で最上階まで上がってきた。

「何かあったか」

「いやそれが蒼馬とサタナを出せと」

メタトロンなんて知り合い俺にはいないぞ、俺をどうするつもりだ。

「行ってくれるか、蒼馬、サタナお前たちは一人で四大天使と渡り合えるぐらいにはなっているはずだ、もちろん儂もついていく」

「分かりました、行きましょう蒼馬」

「ああ」

俺たちはバベルの塔の屋上に向かい、メタトロンらしきものにあった。

「俺の分身で済まないな俺の体は大きすぎてな、話しにくいから分身で済ませてもらうよ」

「俺たちに何の用だ」

「ほう、四大天使でも私を見たら立てないのにルシファーはともかくお前たち二人も耐えるとはな、なかなかやるな」

「早く要件を言え」

「そう焦るな、強者は常に堂々としているものだ」

「炎よ焼き尽くせ」

俺は最大火力を集中させ、メタトロンにぶつけた。

「元気いいな~、俺は分身だといわなかったかいまあいいや本題に入ろう、これ以上怒らせてもしょうがない、お前たちと交渉しに来たんだ率直に言うサタナをよこせ、その代わりに神を差し出してやる」

「渡すと思うか、神は自分の力で倒す」

「そうか残念だな、まあいいや、サタナがいたらいいってだけの話だし、またね次会うときは敵としてだ、覚悟してね、じゃっ」

そう言うとメタトロンは天界へ戻って行った。

「何が目的なんだサタナがいた方がいいって?」

「さあな、だが何か企んでいる、これからは忙しくなるぞ」

そして俺たちは七つの大罪を含め会議を始めた。

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