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第二章
七つの大罪会議
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俺たちはバベルの塔にある会議室で七つの大罪とともに話し合っている。
司会進行はベルゼブブさんがしていて、円卓の机に席が七つと二つ空いている席があった。
「あの席に座っていいんですか、あそこって昔いた憂鬱と虚飾の人の席じゃ・・」
ベルゼブブさんに聞いてみると、
「いいですよ、虚飾は傲慢へ、憂鬱は怠惰へとそれぞれ一つになりましたから」
「そうなんですか、では」
俺とサタナはその席に座った。
なぜ円卓の机なのかって、それは円卓が平等を表すからだそうだ、なんかアーサー王伝説みたいだよな。
「では会議を始めます、まずルシファー様どうぞ」
「うむ、皆を集めたのは他でもないメタトロンの言ったことについてが理由だ。メタトロンは去っていく前にサタナを要求し、神を差し出すといったこれについての狙いを考えていきたい」
サタンがまず意見を言った。
「そんなの決まってるじゃないか、メタトロンは神の代行者ともいわれる神だ、神を操ってるんじゃないか、俺たちと闘わせるために」
なるほど、俺は神がしてきたことを考え冷静な考えができていなかった。
「そうか、メタトロンは神になろうとしていて、一人じゃかなわないから、俺たちを利用しているんじゃないか」
「なるほど、俺たちに怒り買わせて神が弱ったところか俺たちが弱ったところをついて」
「でもなんで私を欲しがったのよ」
「これは推測だが、神はお前だけは大切に思っているんだよ、実の娘だし、多分メタトロンがリーダーをしているせいで神を信じてくれる人はいなかっただろうからお前には裏切られたくないと思っていたんで、自分の管理下に置いたんじゃないか、だからメタトロンは人質、じゃない天使質にしようとしたんだ」
「そうかそれでつじつまが合う」
「でもなんかそれメタトロンに乗せられてる気がしないか」
「そうですね、でもこれ以外は判断できるものがないでしょう、だから今回のことからメタトロンの思惑は私たちを混乱させるか、神になるためでしょう」
「そうだな、これ以上考えていてもいい案が出てくる気がせんし、これで会議は終わろう、各自いつでも動けるようにしておいてくれ」
「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」
ルシファーがそう閉め、会議は終わった。
「なあ、サタナどう思う」
「よくわからないけど、あなたのやることは天使たちに自我を持たせてやることでしょ、そんなのどうでもいいじゃない」
「サタナ・・・そうだな頑張るよ」
「うん」
俺たちはこれからたくさんの災厄に巻き込まれようとしていた。
司会進行はベルゼブブさんがしていて、円卓の机に席が七つと二つ空いている席があった。
「あの席に座っていいんですか、あそこって昔いた憂鬱と虚飾の人の席じゃ・・」
ベルゼブブさんに聞いてみると、
「いいですよ、虚飾は傲慢へ、憂鬱は怠惰へとそれぞれ一つになりましたから」
「そうなんですか、では」
俺とサタナはその席に座った。
なぜ円卓の机なのかって、それは円卓が平等を表すからだそうだ、なんかアーサー王伝説みたいだよな。
「では会議を始めます、まずルシファー様どうぞ」
「うむ、皆を集めたのは他でもないメタトロンの言ったことについてが理由だ。メタトロンは去っていく前にサタナを要求し、神を差し出すといったこれについての狙いを考えていきたい」
サタンがまず意見を言った。
「そんなの決まってるじゃないか、メタトロンは神の代行者ともいわれる神だ、神を操ってるんじゃないか、俺たちと闘わせるために」
なるほど、俺は神がしてきたことを考え冷静な考えができていなかった。
「そうか、メタトロンは神になろうとしていて、一人じゃかなわないから、俺たちを利用しているんじゃないか」
「なるほど、俺たちに怒り買わせて神が弱ったところか俺たちが弱ったところをついて」
「でもなんで私を欲しがったのよ」
「これは推測だが、神はお前だけは大切に思っているんだよ、実の娘だし、多分メタトロンがリーダーをしているせいで神を信じてくれる人はいなかっただろうからお前には裏切られたくないと思っていたんで、自分の管理下に置いたんじゃないか、だからメタトロンは人質、じゃない天使質にしようとしたんだ」
「そうかそれでつじつまが合う」
「でもなんかそれメタトロンに乗せられてる気がしないか」
「そうですね、でもこれ以外は判断できるものがないでしょう、だから今回のことからメタトロンの思惑は私たちを混乱させるか、神になるためでしょう」
「そうだな、これ以上考えていてもいい案が出てくる気がせんし、これで会議は終わろう、各自いつでも動けるようにしておいてくれ」
「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」
ルシファーがそう閉め、会議は終わった。
「なあ、サタナどう思う」
「よくわからないけど、あなたのやることは天使たちに自我を持たせてやることでしょ、そんなのどうでもいいじゃない」
「サタナ・・・そうだな頑張るよ」
「うん」
俺たちはこれからたくさんの災厄に巻き込まれようとしていた。
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