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第二章
ウリエルを助けに天使の牢獄へ
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俺はウリエルが堕天して天使の牢獄につかまっているという情報を聞きつけ、天使の牢獄の場所をラドゥエリエルに聞き、牢獄に向かっていた。
「ねえ蒼馬ほんとにルシファーたちに言わずに出てきて良かったの」
「ああこれはあくまで噂だし、ウリエルの死は俺が見ているこれは俺の問題だ、まだ間に合うなら俺はウリエルを助けてやりたい、お前は来なくてよかったんだぞ危険なところだし」
「馬鹿ね、あなたがいなくなったら私は何をしてあのバベルの塔で過ごせばいいのよ」
「お前にはラドゥエリエルがいるだろう」
「あの子も友達だけどあの子はまだエルをつけてる、まだ神を裏切ってないのよ、だからまだあの子を私は信じられない」
「そうか済まないな、俺のわがままのせいでお前にまで迷惑かけて」
「そんなことないわよ、私もウリエル組だもん無関係じゃないわ」
こいつは普段はあれだがこういう時は本当に頼もしいよな、
俺たちはラドゥエリエルの言っていた場所に来た。そこには天界にはふさわしくない真っ黒な景色が広がっていた。
「ここがそうか」
「ええ確かここにはサンダルフォンが治めている場所のはずよ、気を付けて進みましょう」
この牢獄は牢獄というより地獄に近かった。様々な罰が用意してあり、日本でいう八大地獄のような風景が広がっていた。炎が燃えていたり、針の山があったり、鬼が奴隷として働かされていたり、人の肉が燃えていて悪臭が広がっていた。
「本当にこんなところにウリエルがいるのか」
「情報によるとここの最下層にいるらしいわよ、透明になって飛んでいくわよ、歩いてたら片道一年かかるらしいわよ」
「そうなのかって何してんだお前」
サタナが手を広げ少し照れていた。
「何ってあなた羽根がないじゃない、だから私が抱えて飛んであげようとしてるのよ、早く来なさい」
「ルシファーなら男だからいいが、女に抱えられるってなんか嫌だな」
「えっきも」
「あ、違うそういう意味じゃない俺にそう言う趣味はない誤解するな」
「冗談よ早くつかまりなさい」
「分かったよ」
俺はしぶしぶサタナにつかまり最下層を目指した。
俺がこんな姿恥ずかしくて誰にも見せられないなとか考えてたら、
「あんた変なとこ触ったら、天使と一緒に罰を受けてもらうからね」
「分かってるよ、こんなとこ誰にも見せられないなって考えてただけだよ」
私ってこんな状況でも魅力を感じさせない女なのかな・・・、サタナは少し落ち込んでいた。それを見た蒼馬は
「まあ、ちょっと考えたりもしたが・・・」
「ホントにっ、じゃない本気で落とすわよ」
何なんだよ折角気を効かせてやったのに、まあでもこれが正しい反応か。
「着いたわよ、いつまでつかまってるの」
「ああ済まない、ここが最下層かじゃあ、あの檻に閉じ込められてるのがウリエルか」
俺たちはウリエルらしき者のもとへと向かった。
「ねえ蒼馬ほんとにルシファーたちに言わずに出てきて良かったの」
「ああこれはあくまで噂だし、ウリエルの死は俺が見ているこれは俺の問題だ、まだ間に合うなら俺はウリエルを助けてやりたい、お前は来なくてよかったんだぞ危険なところだし」
「馬鹿ね、あなたがいなくなったら私は何をしてあのバベルの塔で過ごせばいいのよ」
「お前にはラドゥエリエルがいるだろう」
「あの子も友達だけどあの子はまだエルをつけてる、まだ神を裏切ってないのよ、だからまだあの子を私は信じられない」
「そうか済まないな、俺のわがままのせいでお前にまで迷惑かけて」
「そんなことないわよ、私もウリエル組だもん無関係じゃないわ」
こいつは普段はあれだがこういう時は本当に頼もしいよな、
俺たちはラドゥエリエルの言っていた場所に来た。そこには天界にはふさわしくない真っ黒な景色が広がっていた。
「ここがそうか」
「ええ確かここにはサンダルフォンが治めている場所のはずよ、気を付けて進みましょう」
この牢獄は牢獄というより地獄に近かった。様々な罰が用意してあり、日本でいう八大地獄のような風景が広がっていた。炎が燃えていたり、針の山があったり、鬼が奴隷として働かされていたり、人の肉が燃えていて悪臭が広がっていた。
「本当にこんなところにウリエルがいるのか」
「情報によるとここの最下層にいるらしいわよ、透明になって飛んでいくわよ、歩いてたら片道一年かかるらしいわよ」
「そうなのかって何してんだお前」
サタナが手を広げ少し照れていた。
「何ってあなた羽根がないじゃない、だから私が抱えて飛んであげようとしてるのよ、早く来なさい」
「ルシファーなら男だからいいが、女に抱えられるってなんか嫌だな」
「えっきも」
「あ、違うそういう意味じゃない俺にそう言う趣味はない誤解するな」
「冗談よ早くつかまりなさい」
「分かったよ」
俺はしぶしぶサタナにつかまり最下層を目指した。
俺がこんな姿恥ずかしくて誰にも見せられないなとか考えてたら、
「あんた変なとこ触ったら、天使と一緒に罰を受けてもらうからね」
「分かってるよ、こんなとこ誰にも見せられないなって考えてただけだよ」
私ってこんな状況でも魅力を感じさせない女なのかな・・・、サタナは少し落ち込んでいた。それを見た蒼馬は
「まあ、ちょっと考えたりもしたが・・・」
「ホントにっ、じゃない本気で落とすわよ」
何なんだよ折角気を効かせてやったのに、まあでもこれが正しい反応か。
「着いたわよ、いつまでつかまってるの」
「ああ済まない、ここが最下層かじゃあ、あの檻に閉じ込められてるのがウリエルか」
俺たちはウリエルらしき者のもとへと向かった。
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