堕天使ルシファーに連れられて ~天界へ霊体で~

上遥

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第三章

レルネーのヒュドラー

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俺たちが次に向かったのはレルネーの沼だ。そこには百の首を持つといわれているヒュドラーと呼ばれる、もう龍でいいだろうという感じの蛇がいた。

「おいこいつの毒でさっきネズミが溶けてったように見えたんだけど気のせいだよな」

「そ、そうね、あとこいつの吐く息でさっき鳥が映像みたいに消えていったのも気のせいだよね」

「そんなわけなかろう、すべて現実だお前たちはこれから私と闘うのだろう、覚悟しろ」

「なあこれも獅子みたいに演出をしているだけだよな」

「そうよきっとそうに違いないわ、触れただけで死ぬっていったいどうなってるのよ、ヘラクレスは何かを渡して本当は闘ってないんじゃない」

「いいや、あいつは私の毒を口と鼻を覆うだけで向かってきたよ、だから私進化したのさ、毒を気体にして出すんじゃなくて、集めて液体にできるようになったのさ」

「なんてことを、これで俺たちが倒したら固体の毒とか出てきそうだな」

「ふざけてる場合じゃないわよ、私は風と氷で毒を防ぐから私を信じてヒュドラーを倒して」

「頼んだぞ、俺まだ死にたくないし」

俺たちはそう言うと前衛と後衛に分かれヒュドラーに向かって走り出した。

「馬鹿だな、溶かしてやるわ」

「そう簡単にいくわけけないでしょ、全部凍らしてやるわ」

サタナは飛んでくる毒を全て凍らし、毒気を風で飛ばした。

「もうちょっと頑張れよサタナ、こいつの首全部刈り取ってやる」

蒼馬はそう言うと氷で鎌を作り、百本ある頭を根こそぎ刈り取ってやった。

ズバババッ、

「すげえ、これ超気持ちいい」

「あっ、蒼馬まだ一本のこってるわよ」

「あ、本当だ、危ない危ない、セイッ、あれ、セイッ、おいサタナこの頭だけ何故か切れねえ」

「はは、この首だけは不死身なのだ、凄いだろ」

「そうなのじゃあ凍らして帰りましょ」

最初あれだけ騒いでたのに、意外と簡単に終わったヒュドラー退治であった。

俺たちはヒュドラーの残していった毒を氷で作った瓶に入れ持ち帰った。

「お、今回はこの前より早かったな、意外とその試練簡単なのかもな」

「そうだな、これで新しい力を本当に得られるのか」

「そうね、ちょっと楽すぎる気がするわね」

こうして二つ目の試練を無事クリアしたのだった。あと試練は十回。
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