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第三章
神になり切れなかったヘラクレス
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俺たちは次の試練をするために出発しようとしていた。
「おい、待てお前らにその試練をやらすわけにはいかん」
この前倒した獅子の頭を被り、棍棒、弓、鎌を持った男が現れた。
「お前はまさかヘラクレスか」
「そうだ、お前たちがその試練をこのしてしまったら、俺の名声が下がるだろ、だからここで俺と戦え俺に勝つことができたら褒美をやろう」
「そうか、一回で終わっていいな、よしサタナ行こうぜ」
「ええそうね」
「そういやお前は試練を乗り越えて、神になったんじゃないのか」
「神になれそうだったが、結局なれなかったゼウスとかポセイドンとか聞くだろあいつらって実は神の一個下のくらいなんだぜ」
「そうなのか、神は一人だけってわけだな」
「じゃあなんでお前はこんなところをさまよっているんだ」
「それはな神にはなれなかったが、天界にはあげてもらったからだ、俺ほどの英雄になると何回も転生させる訳にはいかなくなる、昔に英雄が多いのは混乱の多さを現してるんだ、最近は歴史に名を残すような人聞かないだろ」
「なるほど、英雄をつかって混乱を解決するためにラドゥエリエルは英雄を生むんだな」
「ああ、そういうわけだ、話はこれで終わりださあやろうぜ」
「ああ、行くぞサタナ」
「ええ」
俺たちは実戦上に向かった、流石にバベルの塔で戦うわけにはいかない、壊してしまったら天界に行けなくなってしまう。
「よし行くぞ、焔よヘラクレスを焼け」
俺とサタナは試練を二つこなすことで、いろいろ進化していた。
「稲妻よ、ヘラクレスに落ちろ」
「何だよこれ天災かよ」
天災級の攻撃を受けているのに、ヘラクレスは全然おじけづかない。
「よけろよお前ら、これはヒュドラーの毒を塗った矢だ掠りでもしたら即死だぞ」
「弓の弦はどうしたんだ」
「何いつの間に」
「さっきの稲妻が当たってたのよってまさか・・・」
何とヘラクレスは矢を投げてきた。しかも弓で打つより断然速い。
躱せないと思った蒼馬は飛んできた矢を焼いたが、矢じりだけは焼き切れなかった、
「凍れ、蒼馬油断し過ぎよ」
サタナが矢じりを凍らしてあたっても毒が付かないようにしてくれたが、当たったところはめちゃくちゃ痛かった。
「ふん、やるなお前たち、俺にこいつまで出させるとは」
ヘラクレスは棍棒を出した。ヘラクレスはこの棍棒でいろんな敵を殴り殺してきたのだ。だが空中に逃げれば・・・
目を疑った、ヘラクレスは空気を蹴ったのだ、そして飛んできている。
「空に逃げれば、襲ってこれないとでも思ったか空を飛ぶ敵などたくさん仕留めてきたわ、俺をなめるなよ」
「なんて奴だ、フィジカルでここまでできるものなのか」
「蒼馬、空気をなくしましょ」
「ああそうだな」
「無駄だと言っておるだろうが」
何とヘラクレスは空気をなくしても倒れなかった。
「どうすればこんな奴を倒せるのよ」
俺は考えた、どんな攻撃も耐えるヘラクレスはどうやって死んだんだっけ・・・
あっそうだ、ヒュドラーの毒だ、だがどうやって当てよう普通にやったんじゃ躱されちまう、よしずるいがこれで行こう
「おい、ヘラクレス男なら拳で勝負しやがれ、俺も素手しか使わない」
「え、蒼馬どうする気」
「分かった、後悔するなよ」
俺はヘラクレスと向き合い間合いをとった、まあこれくらいの距離一瞬で縮まるんだろうが。
「行くぞ」「来い」
ヘラクレスは本当にすぐきて殴り掛かった、あっという間もないってやつだ。
「蒼馬」
「残念外れ、それは俺がヒュドラーの毒で作った分身でした」
俺は空気を操り姿を消していたのだ。
ヘラクレスはヒュドラーの毒を全身に浴び、徐々に溶けていった。なんで一瞬じゃないんだよ。
「ずるいわね、男なら拳で勝負しやがれとか言ったくせに」
「しょうがないだろ、それしか勝つ方法が見つからなかったんだから」
勝った俺たちのもとに隠れて観戦していた、ルシファーたちが微妙な顔でこちらに向かってきた。
「お前ずるいな」
「そうですね」
「まあいいじゃねえか、勝ったんだし、よくやったな」
ルシファーとベルゼブブさんが俺に嫌な視線を向けてきた。そんな中サタンさんは勝ったことを誉めてくれた。
「まあ勝ったということで、お前にはこれをやろう」
そういい何枚かの紙をルシファーが差し出してきた。
「何だこれ」
「これは儂たちを憑依できるというお前とサタナだけに持つことの許された契約書だ」
「お前たちが報酬を渡すってことはヘラクレスとグルだったのか」
「ああ強敵を探しているということだったんで試練の代わりになってもらった」
「お前たちやっぱり悪魔だな」
そうして俺とサタナはヘラクレスのを倒し、ルシファーたちの力を手に入れたのだった。
新しい力を手に入れた俺は、ここで満足せず、さらなる高みへ挑もうとしていた。
「おい、待てお前らにその試練をやらすわけにはいかん」
この前倒した獅子の頭を被り、棍棒、弓、鎌を持った男が現れた。
「お前はまさかヘラクレスか」
「そうだ、お前たちがその試練をこのしてしまったら、俺の名声が下がるだろ、だからここで俺と戦え俺に勝つことができたら褒美をやろう」
「そうか、一回で終わっていいな、よしサタナ行こうぜ」
「ええそうね」
「そういやお前は試練を乗り越えて、神になったんじゃないのか」
「神になれそうだったが、結局なれなかったゼウスとかポセイドンとか聞くだろあいつらって実は神の一個下のくらいなんだぜ」
「そうなのか、神は一人だけってわけだな」
「じゃあなんでお前はこんなところをさまよっているんだ」
「それはな神にはなれなかったが、天界にはあげてもらったからだ、俺ほどの英雄になると何回も転生させる訳にはいかなくなる、昔に英雄が多いのは混乱の多さを現してるんだ、最近は歴史に名を残すような人聞かないだろ」
「なるほど、英雄をつかって混乱を解決するためにラドゥエリエルは英雄を生むんだな」
「ああ、そういうわけだ、話はこれで終わりださあやろうぜ」
「ああ、行くぞサタナ」
「ええ」
俺たちは実戦上に向かった、流石にバベルの塔で戦うわけにはいかない、壊してしまったら天界に行けなくなってしまう。
「よし行くぞ、焔よヘラクレスを焼け」
俺とサタナは試練を二つこなすことで、いろいろ進化していた。
「稲妻よ、ヘラクレスに落ちろ」
「何だよこれ天災かよ」
天災級の攻撃を受けているのに、ヘラクレスは全然おじけづかない。
「よけろよお前ら、これはヒュドラーの毒を塗った矢だ掠りでもしたら即死だぞ」
「弓の弦はどうしたんだ」
「何いつの間に」
「さっきの稲妻が当たってたのよってまさか・・・」
何とヘラクレスは矢を投げてきた。しかも弓で打つより断然速い。
躱せないと思った蒼馬は飛んできた矢を焼いたが、矢じりだけは焼き切れなかった、
「凍れ、蒼馬油断し過ぎよ」
サタナが矢じりを凍らしてあたっても毒が付かないようにしてくれたが、当たったところはめちゃくちゃ痛かった。
「ふん、やるなお前たち、俺にこいつまで出させるとは」
ヘラクレスは棍棒を出した。ヘラクレスはこの棍棒でいろんな敵を殴り殺してきたのだ。だが空中に逃げれば・・・
目を疑った、ヘラクレスは空気を蹴ったのだ、そして飛んできている。
「空に逃げれば、襲ってこれないとでも思ったか空を飛ぶ敵などたくさん仕留めてきたわ、俺をなめるなよ」
「なんて奴だ、フィジカルでここまでできるものなのか」
「蒼馬、空気をなくしましょ」
「ああそうだな」
「無駄だと言っておるだろうが」
何とヘラクレスは空気をなくしても倒れなかった。
「どうすればこんな奴を倒せるのよ」
俺は考えた、どんな攻撃も耐えるヘラクレスはどうやって死んだんだっけ・・・
あっそうだ、ヒュドラーの毒だ、だがどうやって当てよう普通にやったんじゃ躱されちまう、よしずるいがこれで行こう
「おい、ヘラクレス男なら拳で勝負しやがれ、俺も素手しか使わない」
「え、蒼馬どうする気」
「分かった、後悔するなよ」
俺はヘラクレスと向き合い間合いをとった、まあこれくらいの距離一瞬で縮まるんだろうが。
「行くぞ」「来い」
ヘラクレスは本当にすぐきて殴り掛かった、あっという間もないってやつだ。
「蒼馬」
「残念外れ、それは俺がヒュドラーの毒で作った分身でした」
俺は空気を操り姿を消していたのだ。
ヘラクレスはヒュドラーの毒を全身に浴び、徐々に溶けていった。なんで一瞬じゃないんだよ。
「ずるいわね、男なら拳で勝負しやがれとか言ったくせに」
「しょうがないだろ、それしか勝つ方法が見つからなかったんだから」
勝った俺たちのもとに隠れて観戦していた、ルシファーたちが微妙な顔でこちらに向かってきた。
「お前ずるいな」
「そうですね」
「まあいいじゃねえか、勝ったんだし、よくやったな」
ルシファーとベルゼブブさんが俺に嫌な視線を向けてきた。そんな中サタンさんは勝ったことを誉めてくれた。
「まあ勝ったということで、お前にはこれをやろう」
そういい何枚かの紙をルシファーが差し出してきた。
「何だこれ」
「これは儂たちを憑依できるというお前とサタナだけに持つことの許された契約書だ」
「お前たちが報酬を渡すってことはヘラクレスとグルだったのか」
「ああ強敵を探しているということだったんで試練の代わりになってもらった」
「お前たちやっぱり悪魔だな」
そうして俺とサタナはヘラクレスのを倒し、ルシファーたちの力を手に入れたのだった。
新しい力を手に入れた俺は、ここで満足せず、さらなる高みへ挑もうとしていた。
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