12 / 24
溶ける背徳
11
しおりを挟む「……でも、これ、邪魔だなあ」
清澄はのんびりとした口調で、あまねの内ももあたりのストッキングをつまんだ。
「破いていい?あとでちゃんと弁償するから」
「え……?」
あまねが答えるより先に、ビリッと裂ける音が響いた。
(うそ……!)
ストッキングが破られた事実を理解した瞬間、下着の隙間から指が差し込まれる。
「!あっ、…ぃ、ああっ」
異物感に身をよじるが、清澄はそれすら愉しむように、胸にふっと息を吹きかけた。
「中、狭いね。久しぶり?……それとも、初めて?」
「……っ、」
「どっちでもいいか。どうせ、これからは俺しか入れないんだから」
耳元でそう囁いたあと──
「優秀なあまねちゃんなら、ちゃんと俺の形に馴染んでくれるよね」
そう言って清澄は、胸の先を口に含む。
「ひあっ!…や、ああっ」
濡れた舌先が執拗に嬲り、もう片方も空いた手でつまみ、こねられる。頭の中は、ずっとびりびりとした刺激でいっぱいだった。
口から漏れる声が高まり、いつのまにか挿し込まれた指も二本に増えて、内壁を擦りあげてくる。
「や、っああ…っ、せ、んせ…まかべ、せんせぇ…っ」
「もう君の先生じゃないし、眞壁ってどっちを言ってるのかわかんないよ、あまねちゃん」
「…っ、そ、んな」
「言えるよね?俺の名前。上手に言えたら、イかせてあげる」
必死に舌をまわそうとしても、うまく息が整わない。火照った身体の奥が疼くなか、喉の奥で絡まる声をどうにか押し出すようにして、あまねはかすれた声で言った。
「き……き、よと…さん…っ」
その瞬間、清澄の指先がわずかに動きを緩めた。責める力を抜いた手が、まるで褒めるように優しく撫でる。
「…ん、いいこ」
清澄は穏やかに笑い、濡れた目元を指先で払ってあまねの額にキスを落とした。
けれどそのまま、清澄の指が中からすっと抜かれる。
(え……?)
中途半端に投げ出された快感が置き去りにされ、あまねの瞳がわずかに震えた。清澄はゆっくりと上体を起こし、その目を伏せながら見つめてくる。
「そんな寂しそうな顔しなくても……やめないよ」
唇の端で笑いながら、彼は自分のベルトに手をかけた。服越しにもわかる熱と硬さに、あまねの喉が思わず鳴る。
膝を取られ、覆いかぶさるように上からのしかかってくる。腰がぴたりと密着した瞬間、初めての恐怖が一気に押し寄せた。
あまねの身体がこわばるのを感じ取って、清澄はそっと口づけてくる。怯えをなだめるような、ゆっくりとしたキスだった。
ふと、気がゆるんだその一瞬。
入り口を探るように彷徨っていた彼の熱が下着をかき分け、ぐっと勢いよく、あまねの中へと押し入ってきた。
8
あなたにおすすめの小説
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛
ラヴ KAZU
恋愛
村藤潤一郎
潤一郎は村藤コーポレーションの社長を就任したばかりの二十五歳。
大学卒業後、海外に留学した。
過去の恋愛にトラウマを抱えていた。
そんな時、気になる女性社員と巡り会う。
八神あやか
村藤コーポレーション社員の四十歳。
過去の恋愛にトラウマを抱えて、男性の言葉を信じられない。
恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。
そんな時、バッグを取られ、怪我をして潤一郎のマンションでお世話になる羽目に......
八神あやかは元恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。そんな矢先あやかの勤める村藤コーポレーション社長村藤潤一郎と巡り会う。ある日あやかはバッグを取られ、怪我をする。あやかを放っておけない潤一郎は自分のマンションへ誘った。あやかは優しい潤一郎に惹かれて行くが、会社が倒産の危機にあり、合併先のお嬢さんと婚約すると知る。潤一郎はあやかへの愛を貫こうとするが、あやかは潤一郎の前から姿を消すのであった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる