溶ける背徳、秘め事の灯

春夏冬

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秘め事の結末

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あまねの体はさらに清澄に引き寄せられ、そっと脚の隙間に指を添えられる。

「あ……んっ……やあっ……」

小さく漏れる声が、閉ざされた空間で反響する。指先で熱く濡れた場所を撫でられるたび、体は熱を帯びて震え、意識は清澄の手の感触だけに染まっていく。

「き、きよと、さ……」

あまねは腕を清澄の首に絡め、唇を重ねてキスをねだる。

「もっと、欲し……おねがい……」

潤んだ瞳で見上げるあまねに、清澄は低く笑い、指先を滑らせながらさらに深く弄る。その度に体は跳ね、胸は高鳴り、吐息が自然と荒くなる。

湯の音と吐息だけが響く中、清澄の唇は徐々に耳へと移動し、あまねの肌をなめるように触れる。

「あまね……挿れるよ……」

その声に、あまねは全身を預け、指先で清澄の背中を抱きしめた。二人の体が一体となり、シャワーの水滴が肌を打つ感覚と相まって、体じゅうが甘く痺れていく。

「あ……あぁ………っ」

胸の奥が軋むように熱く、頭の中は蕩ける快感で満たされる。打ち付けられる律動が強まるたび、清澄の低い声が漏れ、体の奥にどくどくと熱が広がる。

それを感じながら全身の力が抜け、湯気の向こうで清澄の腕に抱かれたまま、あまねはゆっくりと目を閉じた。


シャワーの温かさと清澄の体温がまだ肌に残る中、あまねはそっと浴室から出た。

タオルを手に取り水気を拭きながらも、胸の奥には甘く濃密な余韻が残り、体はまだ熱を帯びている。

──けれど。

(また、やってしまった……)

清澄の手や唇の感触が思い出され、体はまだ反応している。触れられるたびに心が熱くなる自分を、あまねは止められない。

しかし、現実の冷たさもじわりと戻ってくる。

清澄は優しい声で甘い言葉を囁いてくれるけれど、今の関係や二人の未来を約束してくれるわけではない。かといって、教育者の立場で自分から進展を言い出すこともできない。

結局、自分が彼にとってどんな存在なのか、どこまで想われているのかはわからないままだ。

彼への想いと、心に芽生える不安。日常に戻れば、立場や責任はそのまま。

教師としての自分、社会的な立場、そしてこれからの未来──すべてが重くのしかかる。

それでも。

(……会ってしまうと、どうしても流されてしまう)

だからこそ彼とは距離を置くべきだと思うのは、自然なことだった。

甘い余韻に体を預けながらも、あまねは心の奥で自分にそう言い聞かせる。

(そうよ……会わなければ、何も怯えることなんかない)

そっと目を閉じ、深呼吸をひとつして、決意を整えた。

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