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10 危険信号 ※背後注意
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とはいえ、すぐに慣れちゃうオレ。
だって真白だし。
昔からそばにいて当たり前の存在だからすぐ馴染んじゃうんだよな?
大学に入学してからは当然のように毎日お家訪問だ。
あいつ、毎日うまい飯差し入れてくれるし、洗濯とか掃除とか‥‥‥なんか、これって限りなく尽くす彼女っぽくない?仁王だけど。
そしてオレはすっかり絆されて‥‥‥まずいまずい。
なんだかんだと理由をつけながら毎晩のようにオレの部屋を訪ねてくる真白。
ご一緒に抜き合いもいかがですかと言わんばかりに、流れるようにコトに及ぶ。
快楽に弱いオレはついつい誘惑に負けて、抜き合いからの尻穴いじりのフルコースを許してしまっていた。
だって、気持ちいいからさあ。
で、昨夜の話だよ。
あいつはキスが上手い。
いつの間にか大きくなった真白の体にすっぽりと包まれて、唇を啄ばまれる。
上唇をチュッと音を立てて吸い上げた後、唇の間を舐められたり、下唇をついばみながらレロっと舌で触れられると、腰のあたりがムズムズし始める。
オレが欲しくなっちゃうと、すぐにわかっちゃうんだよな。
口をうっすらと開くとすぐに舌が入ってきて、口の中を舐めまわす。
舌と舌を絡めて、口の中あちこちを刺激されたら、腰が砕けちゃうよなぁ?
「さあちゃん、かわいい」
真白はもう我慢できなくなっているオレのオレをゆっくりと刺激しながら、当然のように後ろもいじり始めた。
まあ、ここまでなら?
ここまでならいつものコースだし?
ついついオレも足を開いて真白が触りやすいように体を動かした。
真白はオレを抱き上げると(←オレ、男なのに!!)、まるでそれが当然のことであるかのようにオレをベッドに寝かせたんだ。「さあちゃん、大好きだよ」と甘い声で誘うように言いながら。
いつの間にかオレの下半身からはズボンもパンツも脱がされちゃってるし、Tシャツなんて胸の上まで捲りあげられてほとんど全裸。
オレの頭の中ではうっすらと警報が鳴り始めている。
流石にこれはヤバイ。ヤバイヤバイヤバイ‥‥‥
どこから出したのかわからないぬるっとしたジェルをオレの股間に垂らし、竿と尻穴を同時に刺激し始める。
めちゃめちゃ気持ちいい!!
オレはあまりの気持ち良さにアンアンいっちゃって、やめてほしいような絶対やめてほしくないような気持ちになってきた。
もうどうしたらいいのかわからないけど、体は目先の快楽を貪欲に拾って感じまくり、あいつの指がぬプッと音を立てて尻穴に指を挿入してきた時には到底止めることなんてできない状態になっていた。
オレが感じるポイントを知り尽くしたあいつは、気持ちのいいところを指先でかすめて刺激するけど、絶対にいかせてくれない。
「はあ、はあ、はあ。い、いかせろよ、真白」
「いきたいの?さあちゃん」
「い、いかせて、いかせてよお」
オレはもう息も絶え絶えだ。真白はニンマリと笑うとオレの耳に口を近づけて、囁いた。
「ねえ、さあちゃん。好きって言って?」
「‥‥‥すき‥‥‥すきだよぉ」
「誰が?」
「‥‥‥」
「ねえ、僕のこと、すきって言ってよ」
「‥‥‥」
「言わないといかせてあげないよ?」
「すき、すきだけどぉ」
すきだけど、Likeだから。Loveじゃないからな!との言葉は心の中で飲み込んだ。
ここはいかせてもらわないと!
「ま、さあちゃんの精一杯だろうね」
真白はクスリと笑うとオレの尻の中のイイトコロを刺激しながら、竿を強めに擦り上げた。
オレは、一瞬でいった。
頭が真っ白になるほどの強い快感におかしくなりそうになる。
これ、絶対やばいやつ。わかってるのに。
「ましろぉ」
喉から情けない声が漏れる。
真白はオレにキスすると、
「いいよね?」
と言ってオレの足を開くとその間にすっと身体を入れてきた。
(いいって何が?)
さっきいったばかりの衝撃で頭が回らない。
ふわふわとした空気の中、ぼーっと真白を眺めていたが、真白のアレがオレの尻穴に当てられた瞬間に何が起こっているのか悟った。
これ、マズイやつ!!!
しかも、しかも、なんでオレが下なんだよ!!!
「ぐわああああああ」
「う゛っ!!!」
思わず、思いっきり真白を蹴飛ばすと、たまたまあいつの股間にヒットした。ごめん!
でも、逃げないと。
オレはスエットを履いて財布を引っ掴むと大慌てで部屋から飛び出した。
ダメだ、ダメだ、ダメだ!!絶対に、ダメだ!!!
とにかく頭にあったのは、それだけ。
必死で駅まで走り、行く先も確かめずに最初に来た電車に飛び乗った。
真白‥‥‥恐ろしい子!!
だって真白だし。
昔からそばにいて当たり前の存在だからすぐ馴染んじゃうんだよな?
大学に入学してからは当然のように毎日お家訪問だ。
あいつ、毎日うまい飯差し入れてくれるし、洗濯とか掃除とか‥‥‥なんか、これって限りなく尽くす彼女っぽくない?仁王だけど。
そしてオレはすっかり絆されて‥‥‥まずいまずい。
なんだかんだと理由をつけながら毎晩のようにオレの部屋を訪ねてくる真白。
ご一緒に抜き合いもいかがですかと言わんばかりに、流れるようにコトに及ぶ。
快楽に弱いオレはついつい誘惑に負けて、抜き合いからの尻穴いじりのフルコースを許してしまっていた。
だって、気持ちいいからさあ。
で、昨夜の話だよ。
あいつはキスが上手い。
いつの間にか大きくなった真白の体にすっぽりと包まれて、唇を啄ばまれる。
上唇をチュッと音を立てて吸い上げた後、唇の間を舐められたり、下唇をついばみながらレロっと舌で触れられると、腰のあたりがムズムズし始める。
オレが欲しくなっちゃうと、すぐにわかっちゃうんだよな。
口をうっすらと開くとすぐに舌が入ってきて、口の中を舐めまわす。
舌と舌を絡めて、口の中あちこちを刺激されたら、腰が砕けちゃうよなぁ?
「さあちゃん、かわいい」
真白はもう我慢できなくなっているオレのオレをゆっくりと刺激しながら、当然のように後ろもいじり始めた。
まあ、ここまでなら?
ここまでならいつものコースだし?
ついついオレも足を開いて真白が触りやすいように体を動かした。
真白はオレを抱き上げると(←オレ、男なのに!!)、まるでそれが当然のことであるかのようにオレをベッドに寝かせたんだ。「さあちゃん、大好きだよ」と甘い声で誘うように言いながら。
いつの間にかオレの下半身からはズボンもパンツも脱がされちゃってるし、Tシャツなんて胸の上まで捲りあげられてほとんど全裸。
オレの頭の中ではうっすらと警報が鳴り始めている。
流石にこれはヤバイ。ヤバイヤバイヤバイ‥‥‥
どこから出したのかわからないぬるっとしたジェルをオレの股間に垂らし、竿と尻穴を同時に刺激し始める。
めちゃめちゃ気持ちいい!!
オレはあまりの気持ち良さにアンアンいっちゃって、やめてほしいような絶対やめてほしくないような気持ちになってきた。
もうどうしたらいいのかわからないけど、体は目先の快楽を貪欲に拾って感じまくり、あいつの指がぬプッと音を立てて尻穴に指を挿入してきた時には到底止めることなんてできない状態になっていた。
オレが感じるポイントを知り尽くしたあいつは、気持ちのいいところを指先でかすめて刺激するけど、絶対にいかせてくれない。
「はあ、はあ、はあ。い、いかせろよ、真白」
「いきたいの?さあちゃん」
「い、いかせて、いかせてよお」
オレはもう息も絶え絶えだ。真白はニンマリと笑うとオレの耳に口を近づけて、囁いた。
「ねえ、さあちゃん。好きって言って?」
「‥‥‥すき‥‥‥すきだよぉ」
「誰が?」
「‥‥‥」
「ねえ、僕のこと、すきって言ってよ」
「‥‥‥」
「言わないといかせてあげないよ?」
「すき、すきだけどぉ」
すきだけど、Likeだから。Loveじゃないからな!との言葉は心の中で飲み込んだ。
ここはいかせてもらわないと!
「ま、さあちゃんの精一杯だろうね」
真白はクスリと笑うとオレの尻の中のイイトコロを刺激しながら、竿を強めに擦り上げた。
オレは、一瞬でいった。
頭が真っ白になるほどの強い快感におかしくなりそうになる。
これ、絶対やばいやつ。わかってるのに。
「ましろぉ」
喉から情けない声が漏れる。
真白はオレにキスすると、
「いいよね?」
と言ってオレの足を開くとその間にすっと身体を入れてきた。
(いいって何が?)
さっきいったばかりの衝撃で頭が回らない。
ふわふわとした空気の中、ぼーっと真白を眺めていたが、真白のアレがオレの尻穴に当てられた瞬間に何が起こっているのか悟った。
これ、マズイやつ!!!
しかも、しかも、なんでオレが下なんだよ!!!
「ぐわああああああ」
「う゛っ!!!」
思わず、思いっきり真白を蹴飛ばすと、たまたまあいつの股間にヒットした。ごめん!
でも、逃げないと。
オレはスエットを履いて財布を引っ掴むと大慌てで部屋から飛び出した。
ダメだ、ダメだ、ダメだ!!絶対に、ダメだ!!!
とにかく頭にあったのは、それだけ。
必死で駅まで走り、行く先も確かめずに最初に来た電車に飛び乗った。
真白‥‥‥恐ろしい子!!
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