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53 プロット10 覚醒
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2022年2月23日
前回、アルファさんへの感謝で話が終わってしまいました。続きです。
そうです。昔(かなり行き掛かり上的な部分はありますが)小説家になりたいとか思っていたことを急に思い出したんです。
親には大反対されながら、そう言って、文学部に進学したんでした。
当然親は呆れかえっていました。
(そのあと映画にはまり映画監督になる、と言って厨二病はまだ終わらないのかと冷たい視線を浴びたことまで思い出しました)
まあ、でもその時は何を言われても聞きませんでした。
ある意味不器用である意味器用なのが私です。
ここではその不器用さを炸裂させました。
親は、法学部が向いているのではないか、と言っていました。
弁護士とか目指したらいいんじゃない?とか(理由はおしゃべりだから。国家試験超難しいんだけど。親ってさあ‥‥‥)
のちに就職する時に大変な苦労をして、文学部に進学したことをどれほど後悔したかわからないほどだったのですが、この時はそれしか選べなかったんです。
その後悔は、5年か10年ぐらいして、同じ立場だったら、やっぱり法学部とか経済学部を選ぶのは無理だったな、と思い至り心の整理がつくまで続きました。結構長かったです。
で、とにかく反対されても曲げなかったし、進学先にいた同級生たちは皆、偏差値はそこそこ高いけど、本質的に超阿呆な私と同類みたいな人ばかりで、なんと言ったらいいのかわからない変な場所でした。
そう、今のエッセイと同じような居場所だった気がします。
みんな好き勝手に特にお金(=人気とか常識とか)とは関係ない感じで生きているようなところです。
だから、ここが居心地よくなっちゃったんですかね?
ただ、人生には必ず荒波がきます。
大学生が直面する最大の荒波。
それは「就職」です。
詳細はプロットに入っているので後ほどお話ししたいと思いますが、それは厳しい就職活動でした。
脳内お花畑で好き勝手に過ごしてきた私に世の中は厳しかったです。
まさに、現実を突き付けられました。
紆余曲折あって、なんとか今の仕事にたどり着きましたが、本当に就職が決まるまでは大変でした。
そして、就職したら、もっと大変でした。
そんな中で、すっかり、うっすらとした小説を書きたい、いえ本質は「物語を作りたい」という欲はどこにも昇華されることなく、いつの間にか忘れ去られていったのです。
そんなことを、ふと思い出したんです。
そういえば、大学生までの私って「小説家になりたい」とかいってなかった?
すっかり忘れてたけど。
自分の作品がつまらなすぎて嫌になっちゃたんじゃなかった?
でも‥‥‥今なら書けるんじゃない?
書いてもいいんじゃないの?
そんな声がどこかから聞こえてきました。
そう、今だからこそ、書いてもいいんじゃない?と。
もう若くはありません。
でも、その分昔書いていた頃とは違い、いろんな経験を積みました。
1人の人間としても、職業人としてもいろいろな体験をしていろいろな人と知り合い、悔しさも、嬉しさも、悲しさも、有頂天になる気持ちも、いろんな気持ちを経験してきました。
だから、書けるんじゃない?
無駄じゃなかったんじゃない?
今までの人生無駄じゃなかったんじゃない?
そう思ったんです。
今の世の中なら、どこでも書ける。投稿サイトはいくらでもある。
合うところが見つかるまで投稿を続ければいいじゃない。
昔小説家になりたい、って思った時は職業としての物書きだからお金をもらわないと生活できない、という考えも当然ありました。でも今なら違います。
お金目的じゃない。
仕事がある。
だからこそ書きたいものが書けるんじゃない?
好きなだけ、好きなペースで。
今なら書ける。世の中も変わった。
それに、それに、今書けば今までずっと微妙に合わない服を着ていたような社会人としての経験も全て活かせるんじゃない?
その経験から学んだ感情や理屈や常識も全て活かせるんじゃないの?
そう、繋がった!!!
全部が今、繋がったんだ!!!←でっかいフォントに変換してください。
歩いてきた道、読んだ本、全てが無駄じゃなかった。
無駄じゃなくなった!!!
そう思った瞬間、頭の中で天使がラッパを吹き鳴らすような感覚に襲われました。
それは、歓喜。
うれしい、うれしい、うれしい!
やっと、「本当の居場所を見つけたんじゃない?」
そう思ったんです。
前回、アルファさんへの感謝で話が終わってしまいました。続きです。
そうです。昔(かなり行き掛かり上的な部分はありますが)小説家になりたいとか思っていたことを急に思い出したんです。
親には大反対されながら、そう言って、文学部に進学したんでした。
当然親は呆れかえっていました。
(そのあと映画にはまり映画監督になる、と言って厨二病はまだ終わらないのかと冷たい視線を浴びたことまで思い出しました)
まあ、でもその時は何を言われても聞きませんでした。
ある意味不器用である意味器用なのが私です。
ここではその不器用さを炸裂させました。
親は、法学部が向いているのではないか、と言っていました。
弁護士とか目指したらいいんじゃない?とか(理由はおしゃべりだから。国家試験超難しいんだけど。親ってさあ‥‥‥)
のちに就職する時に大変な苦労をして、文学部に進学したことをどれほど後悔したかわからないほどだったのですが、この時はそれしか選べなかったんです。
その後悔は、5年か10年ぐらいして、同じ立場だったら、やっぱり法学部とか経済学部を選ぶのは無理だったな、と思い至り心の整理がつくまで続きました。結構長かったです。
で、とにかく反対されても曲げなかったし、進学先にいた同級生たちは皆、偏差値はそこそこ高いけど、本質的に超阿呆な私と同類みたいな人ばかりで、なんと言ったらいいのかわからない変な場所でした。
そう、今のエッセイと同じような居場所だった気がします。
みんな好き勝手に特にお金(=人気とか常識とか)とは関係ない感じで生きているようなところです。
だから、ここが居心地よくなっちゃったんですかね?
ただ、人生には必ず荒波がきます。
大学生が直面する最大の荒波。
それは「就職」です。
詳細はプロットに入っているので後ほどお話ししたいと思いますが、それは厳しい就職活動でした。
脳内お花畑で好き勝手に過ごしてきた私に世の中は厳しかったです。
まさに、現実を突き付けられました。
紆余曲折あって、なんとか今の仕事にたどり着きましたが、本当に就職が決まるまでは大変でした。
そして、就職したら、もっと大変でした。
そんな中で、すっかり、うっすらとした小説を書きたい、いえ本質は「物語を作りたい」という欲はどこにも昇華されることなく、いつの間にか忘れ去られていったのです。
そんなことを、ふと思い出したんです。
そういえば、大学生までの私って「小説家になりたい」とかいってなかった?
すっかり忘れてたけど。
自分の作品がつまらなすぎて嫌になっちゃたんじゃなかった?
でも‥‥‥今なら書けるんじゃない?
書いてもいいんじゃないの?
そんな声がどこかから聞こえてきました。
そう、今だからこそ、書いてもいいんじゃない?と。
もう若くはありません。
でも、その分昔書いていた頃とは違い、いろんな経験を積みました。
1人の人間としても、職業人としてもいろいろな体験をしていろいろな人と知り合い、悔しさも、嬉しさも、悲しさも、有頂天になる気持ちも、いろんな気持ちを経験してきました。
だから、書けるんじゃない?
無駄じゃなかったんじゃない?
今までの人生無駄じゃなかったんじゃない?
そう思ったんです。
今の世の中なら、どこでも書ける。投稿サイトはいくらでもある。
合うところが見つかるまで投稿を続ければいいじゃない。
昔小説家になりたい、って思った時は職業としての物書きだからお金をもらわないと生活できない、という考えも当然ありました。でも今なら違います。
お金目的じゃない。
仕事がある。
だからこそ書きたいものが書けるんじゃない?
好きなだけ、好きなペースで。
今なら書ける。世の中も変わった。
それに、それに、今書けば今までずっと微妙に合わない服を着ていたような社会人としての経験も全て活かせるんじゃない?
その経験から学んだ感情や理屈や常識も全て活かせるんじゃないの?
そう、繋がった!!!
全部が今、繋がったんだ!!!←でっかいフォントに変換してください。
歩いてきた道、読んだ本、全てが無駄じゃなかった。
無駄じゃなくなった!!!
そう思った瞬間、頭の中で天使がラッパを吹き鳴らすような感覚に襲われました。
それは、歓喜。
うれしい、うれしい、うれしい!
やっと、「本当の居場所を見つけたんじゃない?」
そう思ったんです。
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