藍音のたわごと〜あなたのココロを揺さぶりたい〜

藍音

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75 娘が本気で泣いた件

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2022年4月6日

娘が待ちに待っていたすとぷりグッズがやっと届きました。
もう来なくなったはずのサンタまで墓から掘り起こし、年末には家中掃除のバイトをして、クリスマスプレゼント分と全部足して申し込んだグッズです。

届くまで毎日、苺の王子商店にログインして発送状況を確認しろと言い続けられた日々もやっと終わりです。

ライブに参戦する見込みがないのに購入したペンライトも無事届きました。
そして一言。
「プリキュアのグッズにしか見えない‥‥‥」

じゃ、プリキュアグッズ捨てんなよ、高かったのに。とツッコミを入れたいところです。

そして、「○ーくん(活動停止中のリーダー)が復帰した時に、ドームを全員で紫色に染め上げて神曲『おかえりラブ』を歌ったら感動的じゃないかな」とか妄想をぶちまけています。
落ち込んでいた時期もありますが、妄想力は健在なようで安心しました。

買ったグッズを大切に並べて、毎日解説されます。シャーペンとか、小さいぬいぐるみとか大きいぬいぐるみとか‥‥‥
ちなみに触らせてはもらえません。触ろうとすると怒られます。
しかも一部はビニール袋に入ったままです。立派なオタク根性が見て取れます。

そして、圧縮されて到着したジェ○くんのぬいぐるみを毎日抱きしめて、「この子抱き心地最高」と喜んでいます。
ついついかわいいのでいじめたくなってしまいました。

そう、私の中にある小学生男子モードのスイッチが入ってしまいました。
だって、かわいいといじめたくなるよね?

で、○ェルくんのぬいぐるみを取り上げて「やーいやーい」とやってしまいました。いい歳こいてすみません。いや、ついつい、何おかしなモードが入ってしまいまして‥‥‥
「返してよぉ」と必死になる娘。

そして、いじめっ子小学生男子の私はさらに構ってもらえそうないたずらを思いつきました。

「ほーらほーら、パパがチューしちゃうよー」
そう、思春期の娘は「パパきもい」です。
これは最高の嫌がらせです。
そして、もちろん、本当にパパにぬいぐるみにチューさせる気はありません。ただの、構ってほしがりな小学生です。

「ぎゃあ、やめてえ」娘が絶叫します。
この嫌がらせは大当たりじゃありませんか!
ジャイアンのように大喜びして「チューしちゃうぞー」とパパにぬいぐるみを近づけると、「やめて、やめてよお」と力ない声が聞こえたかと思うと、娘がガチ泣きしていました。

「え、うそ‥‥‥」

まさか、毎日生意気なことばかり言っている娘が本気で泣くとは思いませんでした。思いませんよねえ?

「ごめんね、本気でチューさせる気は無かったんだけど‥‥‥」
即座にぬいぐるみを返しましたが、娘はぬいぐるみを抱えてシクシク泣いています。罪悪感MAXです。

いやね、ついつい面白くなっちゃってほんと、ごめんなさい。
謝り倒しましたが、その日はもう遊んでもらえませんでした。

そして、翌日には前日の悲しみをすっかり忘れて、また、新しい動画を見せられて布教されました。とりあえず通常運転なようで良かったです。ほっ。
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