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118 こども達に夕飯を作らせる。
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(前回のあらすじ)
突然パワーストーンときのこ狩りゲームにはまり、ネットをうろつきすぎて時間がなくなってしまった。
焦った藍音は子供達に家事を押し付けることにしました。
まあ、主婦の方ならわかると思いますが、休みの日ってさ、3回もご飯食べるんだよね!!
あ、もちろん3回食べますよ?平日も。
でも平日は弁当とか給食とかで昼ご飯は作らなくって済むんですよね。
そして、ご飯作って茶碗洗って洗濯機まわして掃除機かけてる間に、次の食事時間がやってくる。
飯食ったら次はトイレ掃除とか、風呂掃除とか?
そういえば、食料品の買い足しもしておかないと・・っていつ書けっていうんだよ!と叫びたくなります。
「いいよ、書いて」
と家族に言われ、寝室にこもると秒で睡眠または携帯いじりが始まります。
・・・
ほんと、いーかげんにしろよと自分にツッコミを入れたくなりますが、結構な自己嫌悪に陥り、そして結局眠くなってしまいます。
あくびと涙が止まらず、頭はぼーっ。
もう寝るしかない。もしかして、寝室って執筆には向かない場所なんでしょうか。
そしてまた翌日に・・・
あ、私の情けない休日を暴露してしまった。
ほんと、反省です。
でも、ここで吐き出したので、明日からは、と言わず今からは書けるかな?
どうやら、エッセイを我慢してヒロインちゃんの続きを書き進めていたのは、ストレスだったらしいです。
指先から吹き出すように文章が出てきます。
心の中のおしゃべりだけではどうも足りなかったみたいです。
書きたいこと、いっぱいあったんですよ!!
で、です。
今日の夕飯は子供に作ってもらうことにしました。
二人は中高生。
将来のために、今から調理実習した方がいいんです。
そうです。間違いない。
というわけで、二人に、「カレーを作ってみましょう」と提案しました。
これで私の執筆時間が少し確保できるから、エッセイ書いちゃおっかな。(って今書いてます)
結果。
思ったよりハードルが高かったです。
まず、材料です。
娘はかぼちゃが大好物です。
そして、田舎なので当然かぼちゃはカットしていないものを買ってきています。
私は、出刃包丁でかぼちゃを切るのですが、説明したら子供達はめちゃビビりました。
「ムリ」
「怖い」
そう言って台所から出ていってしまいました。
ちっ。
まあ、仕方ありません。確かにかぼちゃ切りは高難度です。
うりゃっとかぼちゃを切り種ほじりの仕事をやらせました。
そして、えいやっとかぼちゃを切り、一口大と煮物用の少し大きいものに切り分けます。
「あとはルーの箱の裏を見れば書いてあるから」
と仕事を任せてパソコンのスイッチオンです。
「ねえ、ニンジンってどのくらい?」
「箱の裏に書いてあるとおり」
「二分の一って、どういうこと?」
「目安」
「切り方がわからない」
「くるくる回しながら三角形に」
「なにそれ」
「乱切り」
「いちょう切りでいい?」
全然集中できません。
「たまねぎきれない」
「ゴーグルしな」
「お兄ちゃんやって」ここで娘逃走。
たまねぎのせいかと思ったら、すとぷりの配信が始まったからでした。
残された兄が健気に頑張ります。
「たまねぎってどう切ったらいいの」
「上と下切ってあとは適当」
「たまねぎのしんなりってなに」
いつのまにかiPadにイヤホン姿の娘が台所にもどってきています。
しんなりがわからないかー。そんなところに、意外な伏兵が・・・
「しんなりってのはこーゆー感じ」
とうなだれて見せました。
全然意味が通じなかったみたいでぽかんとしています。
「だからこれがいつものたまねぎ」目を見開き、両手を開いて元気アピール。
「これがしんなり」頭を下げる。「わかった?」
二人の顔にでっかい「?」が書いてありましたが、ここはみないふりです。
「見ればしんなりしてるってわかるから」
「そんなのわかんないよ」
遠くでなんか言ってますが、ここで台所に行ったら思うツボです。
「鍋はこれでいいかな」
息子が味噌汁をいつも作っている鍋を持ち上げて見せます。
それは小さすぎだって。
「もっとでっかい鍋じゃないと。炊飯器の横に置いておいたよ」
油断も隙もありません。
「水の量は」
「箱の裏」
ジャバーっと水を入れる音。
だんだん不安になってきました。
「箱全部使う場合と半分の場合は水の量ちがうからね」
「あーそっかー」
・・・まあ、なんとかなるでしょう。カレーだしね。
しばらくした後、「ねえ、ブルーベリーはいいのー?」と、息子に呼ばれました。
はっ、忘れてた。
さっきブルーベリーのジャム作ってたんだった。
ついうっかり脊髄反射でジャムなんかつくちゃって、やばいよね。
今年は庭のブルーベリーがなぜか大豊作でした。
なので、我が家の冷凍庫のかなりの範囲をブルーベリーが占めてるんです。
毎日ブルーベリーのジャムを食べて、少なくなったら即、次を作成しています。
「だめだめ」慌てて、ブルーベリージャムの世話をしに行きました。
(そういやさっき、ブルーベリー見て「これ、パワーストーンみたいだね」って娘に言ったら「はあ?」って言われたんだけど。似てますよね?形とか。)
それはともかく。
ブルーベリーを見に行ったところ、ガスレンジの手前側にまるで粘土のように粘度の高いカレーができていました。
水が足りなかったみたいです。
ちょっと水を足してあげました。
今日の夕飯はカレー一品。でも、カレールーの力って偉大だね。
美味しいカレーになりました!!
うまいうまいと息子と二人でカレーを頬張っていたら、旦那が登場。
注)娘は配信を見るために秒で食べ終わり、自分の部屋にこもっていました。
「なんで呼ばないんだよ!」
存在を忘れてたとは言えず。
「えー?呼んだよ?」
「呼んでない呼んでない」
なんでバレたのかわかりません。私だったら騙されるんだけどなあ。
でも、おかげでエッセイが2本かけてスッキリしました。
まだまだいっぱいネタたまってます。
突然パワーストーンときのこ狩りゲームにはまり、ネットをうろつきすぎて時間がなくなってしまった。
焦った藍音は子供達に家事を押し付けることにしました。
まあ、主婦の方ならわかると思いますが、休みの日ってさ、3回もご飯食べるんだよね!!
あ、もちろん3回食べますよ?平日も。
でも平日は弁当とか給食とかで昼ご飯は作らなくって済むんですよね。
そして、ご飯作って茶碗洗って洗濯機まわして掃除機かけてる間に、次の食事時間がやってくる。
飯食ったら次はトイレ掃除とか、風呂掃除とか?
そういえば、食料品の買い足しもしておかないと・・っていつ書けっていうんだよ!と叫びたくなります。
「いいよ、書いて」
と家族に言われ、寝室にこもると秒で睡眠または携帯いじりが始まります。
・・・
ほんと、いーかげんにしろよと自分にツッコミを入れたくなりますが、結構な自己嫌悪に陥り、そして結局眠くなってしまいます。
あくびと涙が止まらず、頭はぼーっ。
もう寝るしかない。もしかして、寝室って執筆には向かない場所なんでしょうか。
そしてまた翌日に・・・
あ、私の情けない休日を暴露してしまった。
ほんと、反省です。
でも、ここで吐き出したので、明日からは、と言わず今からは書けるかな?
どうやら、エッセイを我慢してヒロインちゃんの続きを書き進めていたのは、ストレスだったらしいです。
指先から吹き出すように文章が出てきます。
心の中のおしゃべりだけではどうも足りなかったみたいです。
書きたいこと、いっぱいあったんですよ!!
で、です。
今日の夕飯は子供に作ってもらうことにしました。
二人は中高生。
将来のために、今から調理実習した方がいいんです。
そうです。間違いない。
というわけで、二人に、「カレーを作ってみましょう」と提案しました。
これで私の執筆時間が少し確保できるから、エッセイ書いちゃおっかな。(って今書いてます)
結果。
思ったよりハードルが高かったです。
まず、材料です。
娘はかぼちゃが大好物です。
そして、田舎なので当然かぼちゃはカットしていないものを買ってきています。
私は、出刃包丁でかぼちゃを切るのですが、説明したら子供達はめちゃビビりました。
「ムリ」
「怖い」
そう言って台所から出ていってしまいました。
ちっ。
まあ、仕方ありません。確かにかぼちゃ切りは高難度です。
うりゃっとかぼちゃを切り種ほじりの仕事をやらせました。
そして、えいやっとかぼちゃを切り、一口大と煮物用の少し大きいものに切り分けます。
「あとはルーの箱の裏を見れば書いてあるから」
と仕事を任せてパソコンのスイッチオンです。
「ねえ、ニンジンってどのくらい?」
「箱の裏に書いてあるとおり」
「二分の一って、どういうこと?」
「目安」
「切り方がわからない」
「くるくる回しながら三角形に」
「なにそれ」
「乱切り」
「いちょう切りでいい?」
全然集中できません。
「たまねぎきれない」
「ゴーグルしな」
「お兄ちゃんやって」ここで娘逃走。
たまねぎのせいかと思ったら、すとぷりの配信が始まったからでした。
残された兄が健気に頑張ります。
「たまねぎってどう切ったらいいの」
「上と下切ってあとは適当」
「たまねぎのしんなりってなに」
いつのまにかiPadにイヤホン姿の娘が台所にもどってきています。
しんなりがわからないかー。そんなところに、意外な伏兵が・・・
「しんなりってのはこーゆー感じ」
とうなだれて見せました。
全然意味が通じなかったみたいでぽかんとしています。
「だからこれがいつものたまねぎ」目を見開き、両手を開いて元気アピール。
「これがしんなり」頭を下げる。「わかった?」
二人の顔にでっかい「?」が書いてありましたが、ここはみないふりです。
「見ればしんなりしてるってわかるから」
「そんなのわかんないよ」
遠くでなんか言ってますが、ここで台所に行ったら思うツボです。
「鍋はこれでいいかな」
息子が味噌汁をいつも作っている鍋を持ち上げて見せます。
それは小さすぎだって。
「もっとでっかい鍋じゃないと。炊飯器の横に置いておいたよ」
油断も隙もありません。
「水の量は」
「箱の裏」
ジャバーっと水を入れる音。
だんだん不安になってきました。
「箱全部使う場合と半分の場合は水の量ちがうからね」
「あーそっかー」
・・・まあ、なんとかなるでしょう。カレーだしね。
しばらくした後、「ねえ、ブルーベリーはいいのー?」と、息子に呼ばれました。
はっ、忘れてた。
さっきブルーベリーのジャム作ってたんだった。
ついうっかり脊髄反射でジャムなんかつくちゃって、やばいよね。
今年は庭のブルーベリーがなぜか大豊作でした。
なので、我が家の冷凍庫のかなりの範囲をブルーベリーが占めてるんです。
毎日ブルーベリーのジャムを食べて、少なくなったら即、次を作成しています。
「だめだめ」慌てて、ブルーベリージャムの世話をしに行きました。
(そういやさっき、ブルーベリー見て「これ、パワーストーンみたいだね」って娘に言ったら「はあ?」って言われたんだけど。似てますよね?形とか。)
それはともかく。
ブルーベリーを見に行ったところ、ガスレンジの手前側にまるで粘土のように粘度の高いカレーができていました。
水が足りなかったみたいです。
ちょっと水を足してあげました。
今日の夕飯はカレー一品。でも、カレールーの力って偉大だね。
美味しいカレーになりました!!
うまいうまいと息子と二人でカレーを頬張っていたら、旦那が登場。
注)娘は配信を見るために秒で食べ終わり、自分の部屋にこもっていました。
「なんで呼ばないんだよ!」
存在を忘れてたとは言えず。
「えー?呼んだよ?」
「呼んでない呼んでない」
なんでバレたのかわかりません。私だったら騙されるんだけどなあ。
でも、おかげでエッセイが2本かけてスッキリしました。
まだまだいっぱいネタたまってます。
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