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10話
「優、優っ」
あれ?誰かに抱きつかれてる。気持ちいいな....あ、真人か。僕が好きで好きでたまらない真人....僕の下の名前なんか呼んでくれたの家族以外は真人が初めてだな。服着せてくれたのかな身体もドロドロじゃないし気を失ってる間にしてくれたのか。
「ま、さと?助けてくれたの?ありがとう」
ボロボロの身体と顔でニッコリと笑うものだから真人はいたたまれなくなる。
「大丈夫か?」
「ふふ、真人が来てくれたから大丈夫。ねぇ、僕が真人に嫌で抱かれでたと思う?」
「は?、俺が弱みを握ったからじゃ」
「真人が好きだから、大好きだからだよ。でも僕汚れちゃったからもう....もう.....うっ....」
驚いた様な顔をして見つめてきたので涙が出てしまう。知らない人に犯されてそれから真人に抱かれるなんて汚いことできないと思った。
「汚くなんかない....ないよ......」
真人じゃないのでは?と疑いたくなるような弱々しい声で言い、抱きしめてきた。
「そんなこと言ってくれるの?真人は優しいね」
頭が働いてないため普段なら話せないこともスラスラと口から出てくる。
精神的にも体力的にももう限界に近づいていたためそっと目を閉じた。
✳︎✳︎✳︎✳︎
真人視点
好きだと.....この俺を?無理矢理弱み握って抱いて無茶苦茶にしたのは俺なのにお前が西高の奴等に犯されたのだって俺が美香のことを自己都合でほったらかしたから。
真人の中に反省の念が広がっていく。全て自分の所為だということを自覚した。
腕の中でぐったりとした優をどうしようか....頬が少し赤い気がしたので額を合わせると熱かった。だいぶ熱があるだろうタクシー代くらいは持っている。
優は真面目だから鞄の中に学生証かなにかあるはずだ。それを見つけて学校から少し離れた所でタクシーを拾って帰ろうと思った。今の時間は部活やらなんやで帰る人が少ないため目立つなんてことはないだろう。
これが今真人に出来る最大限の謝罪だ。
あれ?誰かに抱きつかれてる。気持ちいいな....あ、真人か。僕が好きで好きでたまらない真人....僕の下の名前なんか呼んでくれたの家族以外は真人が初めてだな。服着せてくれたのかな身体もドロドロじゃないし気を失ってる間にしてくれたのか。
「ま、さと?助けてくれたの?ありがとう」
ボロボロの身体と顔でニッコリと笑うものだから真人はいたたまれなくなる。
「大丈夫か?」
「ふふ、真人が来てくれたから大丈夫。ねぇ、僕が真人に嫌で抱かれでたと思う?」
「は?、俺が弱みを握ったからじゃ」
「真人が好きだから、大好きだからだよ。でも僕汚れちゃったからもう....もう.....うっ....」
驚いた様な顔をして見つめてきたので涙が出てしまう。知らない人に犯されてそれから真人に抱かれるなんて汚いことできないと思った。
「汚くなんかない....ないよ......」
真人じゃないのでは?と疑いたくなるような弱々しい声で言い、抱きしめてきた。
「そんなこと言ってくれるの?真人は優しいね」
頭が働いてないため普段なら話せないこともスラスラと口から出てくる。
精神的にも体力的にももう限界に近づいていたためそっと目を閉じた。
✳︎✳︎✳︎✳︎
真人視点
好きだと.....この俺を?無理矢理弱み握って抱いて無茶苦茶にしたのは俺なのにお前が西高の奴等に犯されたのだって俺が美香のことを自己都合でほったらかしたから。
真人の中に反省の念が広がっていく。全て自分の所為だということを自覚した。
腕の中でぐったりとした優をどうしようか....頬が少し赤い気がしたので額を合わせると熱かった。だいぶ熱があるだろうタクシー代くらいは持っている。
優は真面目だから鞄の中に学生証かなにかあるはずだ。それを見つけて学校から少し離れた所でタクシーを拾って帰ろうと思った。今の時間は部活やらなんやで帰る人が少ないため目立つなんてことはないだろう。
これが今真人に出来る最大限の謝罪だ。
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