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第134話「ロジックばっちり! 不満解消!」
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「ああ、カミーユ、その『まさか』だ! エステルさんのご手配で、私達4人は王立墓地管理人の臨時代行を務める!」
「えええっ!? 管理人の代行ぉ!?」
「うむ! 依頼内容はな、墓地に出現する人外の『討伐』『除霊』『浄化』つまり!
今回戦う相手は不死者だ! 倒したら討伐料も受け取れるように、不死者数種の公式討伐依頼も受諾済みだぞ。頑張ってガンガン倒す!」
という事で……
モーリスの非情な?宣告を聞き、ミリアンとカミーユは、大いに不満である。
公式デビュー戦という事で、ふたりは華々しいデビューを夢見ていた。
戦い慣れたゴブリンに対し、余裕で華麗に圧倒的な勝利を収める!!
……みたいなイメージだったらしい。
それが墓地の管理人を務めながら、戦闘未経験のおぞましいアンデッドに立ち向かう。
怖い、気持ち悪い、パス!
という感情を露わにしていた。
頬を『巣ごもり前のリス』のように膨らませたミリアン。
姉に同意し、ひたすら抗議するカミーユ。
「え~! 戦う相手が不死者って、酷い~! 記念すべき折角の公式デビュー戦なのにぃ!」
「そうっす! そうっす! 師匠、あんまりっす!」
対して、モーリスも反論。
「こらあ! 酷いとか、あんまりとか、ふたりとも何を言う。このデビュー戦はな、お前達の為を思い、受諾した案件だ。リオ君も賛成しての事なんだぞ」
そう、モーリスは今回の依頼を受諾するにあたって、リオネルと綿密な打ち合わせをした。
全てをカミングアウトする事は出来ないが……
リオネルは不死者戦には必須の葬送魔法『聖印』『鎮魂歌』そして『昇天』を、回復魔法は『治癒』『鎮静』そして『全快』が行使可能な事を伝えたのだ。
モーリスはリオネルの底知れぬ実力に感嘆すると同時に……
リオネルのバックアップがあればほぼ安心だと、
半人前のミリアンとカミーユを連れ、不死者戦に臨む事を決めたのである。
さてさて!
モーリスの考えに、慕う兄貴分のリオネルが賛成したからか、
ミリアンとカミーユの態度が一変し、トーンダウンする。
「え? リオさんが賛成? じゃあ、OK! 私達の為に、だよね!」
「仕方ないっすねえ。でも、どうしてっすか? 俺はリオさんを信じていまっすけど、納得出来る説明を、求めたいっす!」
一気に柔軟となったミリアンとカミーユの言動。
モーリスは少しすね、苦笑。
「はあ、お前ら、心を込めた私の説得より、すぐリオ君の意見を優先しおって……」
となれば、モーリスは例によってリオネルへ丸投げする。
「というわけで、リオ君、フォローを頼む」
対してリオネルも苦笑し、モーリスから話を引き継ぐ。
「ミリアン、カミーユ。じゃあ、俺から話そうか」
「教えて、リオさんの意見」
「お願いしまっす!」
「……ええっと。これは俺にも言えるけど、これから、ありとあらゆる場所で様々な敵と戦う事を考えたら、今回の不死者戦は良い経験になると思ったんだ」
「不死者戦が良い経験?」
「それ、どういう事っすか?」
「うん。不死者は墓地以外でも、迷宮、遺跡等々、様々な場所で遭遇するからさ」
「ええ、リオさんの言う通り、あらゆる場所に出現するわね。出来る限り遭遇したくはないけれど」
「そうっす! 不死者は、ノーサンキューっす!」
「しかし、そういう閉ざされた未知の場所よりも、王立墓地という広くてオープン、且つ安全な場所でまず相手を見て、慣れる事が出来ればと考えたんだ」
「まず相手を見て慣れるって……まあ、確かに正論だけどね。私達、不死者なんて、まじまじ見た事ないし、慣れておくのは必要かも……さすがにさあ、あいつらと『いきなり遭遇』はきついから」
「うう! 納得っす。怖いけれど慣れておいた方が良いっすね。姉さんの言う通り、『出会い頭にアンデッド!』はお化け屋敷みたいで勘弁っす」
カミーユはそう言い、
「相変わらずディベートではリオさんに勝てないっすねって、まあ全てにおいてでっすけど……」
と苦笑した。
リオネルも釣られて苦笑。
話を続ける。
「まあ、他にいろいろな理由も考えて賛成したんだ」
「他の理由?」
「どういう事っすか?」
「先ほども言ったけど、まず王立墓地は広くて戦いやすい。そして俺達が本拠とする管理人の小屋も、創世神教会による強力な破邪の魔法がかけられていて、いわゆる『安全地帯』だ。それともうひとつ、不死者に一番有効な魔法は何か分かるかな?」
「当然、常識! 種族によって差があるけど、王立墓地に出るであろうゾンビとか亡霊とかスケルトンは葬送魔法ね! 師匠が大得意でしょ?」
「葬送魔法に加えて、破邪効果を加えた聖なる火属性の魔法が有効でっすけど、王立墓地が火事になったらまずいし、そもそもこのメンバーでは使える者が居ないっす」
カミーユがそう言うのを聞き、リオネルは「秘密にしていてごめん」と心の中で謝った。
機嫌が直ったミリアンとカミーユの発言には、これまでモーリスから教わった以外に、ギルドの講座を受講して得た知識が随所に見えた。
モーリスはとても嬉しそうであり、リオネルも笑顔となる。
「対不死者には圧倒的な破壊力を持つ破邪聖煌拳が全員使えるのも含め、モーリスさんは葬送魔法の達人だから心強い。それに俺も先日『昇天』《アスケンシオ》を習得したんだ。モーリスさんと俺で『聖印』『鎮魂歌』『昇天』を使い分ければ、王立墓地レベルの敵なら充分に戦える」
「成る程! ロジックばっちり! 相変わらず凄いね、リオさんは♡」
「大いに納得っす! 昇天《アスケンシオ》なら、不死者ではないっすけど、小悪魔グールにも有効っす! 素晴らしいっすね!」
「それとこの前、全員に渡した魔法の杖もあるだろう? この杖で遠距離から、込めた葬送魔法『昇天《アスケンシオ》』を光球にして撃ち出すんだ。但し30発の制限があるから、弾切れに気を付けるんだぞ」
「わお! 成る程! さすがリオさん!」
「ナイスっす! 魔法杖なら近寄らなくても攻撃出来るっす! ゾンビも何とか我慢出来るっす! 魔法杖があって良かったっす! 備えあれば憂いなしっすね!」
「ミリアン、カミーユ、モーリスさんと俺がお前達を必ず守る! だから大丈夫だ!」
「わお! 頼もしいっ!」
「安心っす!」
「リオ君ありがとう!」
頷くモーリスは笑顔でリオネルへ礼を言い、改めて全員へ告げる。
「……うむ、という事だ。ちなみに急だが、決行は明後日の晩だ。明日1日はゆっくり休み、明後日の午後3時には全員で現場へ入るぞ……今夜から早速準備をする。これが王立墓地と周辺の地図、そして想定される出現不死者リストだ」
モーリスが、テーブルの上に広げた地図と資料に全員の視線が向く。
「ひとつ言っておく。怖いのを克服するとか、肝試し感覚みたいに思っているかもしれないが、本来この依頼は迷える魂を救う真面目で崇高な案件だ。心して遂行するように……では、打ち合わせを行うぞ」
こうして……
ミリアンとカミーユの公式デビュー戦『王立墓地管理人代行』の作戦会議が開始されたのである。
「えええっ!? 管理人の代行ぉ!?」
「うむ! 依頼内容はな、墓地に出現する人外の『討伐』『除霊』『浄化』つまり!
今回戦う相手は不死者だ! 倒したら討伐料も受け取れるように、不死者数種の公式討伐依頼も受諾済みだぞ。頑張ってガンガン倒す!」
という事で……
モーリスの非情な?宣告を聞き、ミリアンとカミーユは、大いに不満である。
公式デビュー戦という事で、ふたりは華々しいデビューを夢見ていた。
戦い慣れたゴブリンに対し、余裕で華麗に圧倒的な勝利を収める!!
……みたいなイメージだったらしい。
それが墓地の管理人を務めながら、戦闘未経験のおぞましいアンデッドに立ち向かう。
怖い、気持ち悪い、パス!
という感情を露わにしていた。
頬を『巣ごもり前のリス』のように膨らませたミリアン。
姉に同意し、ひたすら抗議するカミーユ。
「え~! 戦う相手が不死者って、酷い~! 記念すべき折角の公式デビュー戦なのにぃ!」
「そうっす! そうっす! 師匠、あんまりっす!」
対して、モーリスも反論。
「こらあ! 酷いとか、あんまりとか、ふたりとも何を言う。このデビュー戦はな、お前達の為を思い、受諾した案件だ。リオ君も賛成しての事なんだぞ」
そう、モーリスは今回の依頼を受諾するにあたって、リオネルと綿密な打ち合わせをした。
全てをカミングアウトする事は出来ないが……
リオネルは不死者戦には必須の葬送魔法『聖印』『鎮魂歌』そして『昇天』を、回復魔法は『治癒』『鎮静』そして『全快』が行使可能な事を伝えたのだ。
モーリスはリオネルの底知れぬ実力に感嘆すると同時に……
リオネルのバックアップがあればほぼ安心だと、
半人前のミリアンとカミーユを連れ、不死者戦に臨む事を決めたのである。
さてさて!
モーリスの考えに、慕う兄貴分のリオネルが賛成したからか、
ミリアンとカミーユの態度が一変し、トーンダウンする。
「え? リオさんが賛成? じゃあ、OK! 私達の為に、だよね!」
「仕方ないっすねえ。でも、どうしてっすか? 俺はリオさんを信じていまっすけど、納得出来る説明を、求めたいっす!」
一気に柔軟となったミリアンとカミーユの言動。
モーリスは少しすね、苦笑。
「はあ、お前ら、心を込めた私の説得より、すぐリオ君の意見を優先しおって……」
となれば、モーリスは例によってリオネルへ丸投げする。
「というわけで、リオ君、フォローを頼む」
対してリオネルも苦笑し、モーリスから話を引き継ぐ。
「ミリアン、カミーユ。じゃあ、俺から話そうか」
「教えて、リオさんの意見」
「お願いしまっす!」
「……ええっと。これは俺にも言えるけど、これから、ありとあらゆる場所で様々な敵と戦う事を考えたら、今回の不死者戦は良い経験になると思ったんだ」
「不死者戦が良い経験?」
「それ、どういう事っすか?」
「うん。不死者は墓地以外でも、迷宮、遺跡等々、様々な場所で遭遇するからさ」
「ええ、リオさんの言う通り、あらゆる場所に出現するわね。出来る限り遭遇したくはないけれど」
「そうっす! 不死者は、ノーサンキューっす!」
「しかし、そういう閉ざされた未知の場所よりも、王立墓地という広くてオープン、且つ安全な場所でまず相手を見て、慣れる事が出来ればと考えたんだ」
「まず相手を見て慣れるって……まあ、確かに正論だけどね。私達、不死者なんて、まじまじ見た事ないし、慣れておくのは必要かも……さすがにさあ、あいつらと『いきなり遭遇』はきついから」
「うう! 納得っす。怖いけれど慣れておいた方が良いっすね。姉さんの言う通り、『出会い頭にアンデッド!』はお化け屋敷みたいで勘弁っす」
カミーユはそう言い、
「相変わらずディベートではリオさんに勝てないっすねって、まあ全てにおいてでっすけど……」
と苦笑した。
リオネルも釣られて苦笑。
話を続ける。
「まあ、他にいろいろな理由も考えて賛成したんだ」
「他の理由?」
「どういう事っすか?」
「先ほども言ったけど、まず王立墓地は広くて戦いやすい。そして俺達が本拠とする管理人の小屋も、創世神教会による強力な破邪の魔法がかけられていて、いわゆる『安全地帯』だ。それともうひとつ、不死者に一番有効な魔法は何か分かるかな?」
「当然、常識! 種族によって差があるけど、王立墓地に出るであろうゾンビとか亡霊とかスケルトンは葬送魔法ね! 師匠が大得意でしょ?」
「葬送魔法に加えて、破邪効果を加えた聖なる火属性の魔法が有効でっすけど、王立墓地が火事になったらまずいし、そもそもこのメンバーでは使える者が居ないっす」
カミーユがそう言うのを聞き、リオネルは「秘密にしていてごめん」と心の中で謝った。
機嫌が直ったミリアンとカミーユの発言には、これまでモーリスから教わった以外に、ギルドの講座を受講して得た知識が随所に見えた。
モーリスはとても嬉しそうであり、リオネルも笑顔となる。
「対不死者には圧倒的な破壊力を持つ破邪聖煌拳が全員使えるのも含め、モーリスさんは葬送魔法の達人だから心強い。それに俺も先日『昇天』《アスケンシオ》を習得したんだ。モーリスさんと俺で『聖印』『鎮魂歌』『昇天』を使い分ければ、王立墓地レベルの敵なら充分に戦える」
「成る程! ロジックばっちり! 相変わらず凄いね、リオさんは♡」
「大いに納得っす! 昇天《アスケンシオ》なら、不死者ではないっすけど、小悪魔グールにも有効っす! 素晴らしいっすね!」
「それとこの前、全員に渡した魔法の杖もあるだろう? この杖で遠距離から、込めた葬送魔法『昇天《アスケンシオ》』を光球にして撃ち出すんだ。但し30発の制限があるから、弾切れに気を付けるんだぞ」
「わお! 成る程! さすがリオさん!」
「ナイスっす! 魔法杖なら近寄らなくても攻撃出来るっす! ゾンビも何とか我慢出来るっす! 魔法杖があって良かったっす! 備えあれば憂いなしっすね!」
「ミリアン、カミーユ、モーリスさんと俺がお前達を必ず守る! だから大丈夫だ!」
「わお! 頼もしいっ!」
「安心っす!」
「リオ君ありがとう!」
頷くモーリスは笑顔でリオネルへ礼を言い、改めて全員へ告げる。
「……うむ、という事だ。ちなみに急だが、決行は明後日の晩だ。明日1日はゆっくり休み、明後日の午後3時には全員で現場へ入るぞ……今夜から早速準備をする。これが王立墓地と周辺の地図、そして想定される出現不死者リストだ」
モーリスが、テーブルの上に広げた地図と資料に全員の視線が向く。
「ひとつ言っておく。怖いのを克服するとか、肝試し感覚みたいに思っているかもしれないが、本来この依頼は迷える魂を救う真面目で崇高な案件だ。心して遂行するように……では、打ち合わせを行うぞ」
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