外れスキルの屑と言われ追放された最底辺の俺が大逆襲のリスタート! 最強賢者への道を歩み出す!「頼む、戻ってくれ」と言われても、もう遅い!

東導 号

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第693話「そうね! リオの言う通りだわ。じゃあ今、ヒルデガルドへ伝えて構わない?」

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じっと見つめて来るティエラを、リオネルは慈愛を込めた眼差しで、見つめ返す。

そんなリオネルへティエラは問いかける。

『何故、私がここまでヒルデガルドをフォローするのか、不思議に思う?』

『まあ、少しは……』

口ごもるリオネルを見て、ティエラは柔らかく微笑む。

『ふふ、その口ぶりだと、私の気持ちが分かっているみたいね』

『ええ……』

『あれだけ一途にリオを想うヒルデガルドなんだもの。報われないと可哀そうじゃない?』

『はい、確かに、俺もそう思います。裏表なく、心の底から俺を想ってくれるヒルデガルドさんは、とても健気でいじらしいと』

『でしょ? 私もあの子を見直したし、今は結構、気に入ってるの。ファーストインプレッションは、超わがままで超高慢で超無礼だったけど』

……リオネルは記憶をたぐった。
初めてティエラがヒルデガルドと会った際、その傲岸不遜な態度に怒り心頭だった。

『ええっと、まあ……』

『でもさ、井の中の蛙だったヒルデガルドは身をもって私とリオの魔法を体験し、すぐに反省して、心から謝罪した。その後は素直にかつ、謙虚になって、リオへの想いを励みにして、ソウェルたる自覚と責任を持ち、一生懸命、頑張っているからね』

『です』

『元々、アールヴ族特有の変な価値観にとらわれていただけで、根は超が付く真面目さん。努力家な上、誠実で一途な子じゃない』

『はい、俺も全く同意見です』

『でしょ? さっきああは言ったけど……多分ヒルデガルドはリオの逝去後も他の相手には一切目を向けない。結婚は勿論、恋もせず、ひたすら一途に亡きリオを愛し続ける。断言しても良い。あの子の深い想い、実直な性格から間違いないわ』

『だと……思います』

『でも、その想いは報われる事はない。リオと死別したヒルデガルドは懐かしい想い出だけを心の支えにし、数百年の間、ひとりで生きるしかないのよ』

『………………………………』

『自分の死後、天国でリオと再会出来るかも、もしくは転生して次の世界で再会出来るかもって、そんな淡い希望を持ってね』

『………………………………』

『ヒルデガルドが残りの人生数百年以上を、嘆き悲しんだまま過ごすとかさ。そんなのはたから見ていて、私には辛すぎる』

『それは、確かに……』

『だからまず、リオとヒルデガルドの結婚を阻害する最大の懸念――『寿命の問題』を解決する為にはどうしたら、って私は考えたわ。そもそも、私自身が最初に悩んだ問題だからね』

『……はい、ティエラ様は、そう仰っていました』

リオネルも同感だ。

ティエラがリオネルと結ばれる事が現実的ではないと悩んだ最大の理由が、
寿命の問題であったと。

『そしてリオとの将来を思い悩むヒルデガルドを見て、次第に私も考え直した。私も含め、皆で幸せになれる何か良い方法はないかとね。そしてこの方法へ行き着いた。きっかけを与えてくれたヒルデガルドへは絶対に報いてあげようと思ったわ』

『成る程、そういう経緯だったのですね』

『うん、そしてね人間族であるミリアンやブレンダの気持ちも、ヒルデガルドと同じよ。あの子達もヒルデガルド同様、心の底からリオを想っている』

『心の底から、俺を』

『ええ、それは最初にリオへ話した通りよ。撤回せず変更なしで人間族のお嫁さんを巡り合わせるって。真剣に、一途に、リオを想う彼女達の気持ちに報いて私はチャンスを与えたいから』

『チャンスを……』

『ええ、さっきから、私がチャンスを与えるって言ってるけど、この話を伝えたら、おいおい、あんた何様? 凄く偉そうで上から目線よ! って他の女子達には思われるかもしれないね』

『そんな事はないと思いますが』

『まあ、リオが選び、私が認める女子にそんな子は居ないと思うけど、私の力を使って、全員が幸せになる為には、というように考えたら、方法は限られて来るのよ』

『かもしれませんね……』

『妻が大勢居て、全員を受け入れきれるのか、というリオの不安な気持ちもあるだろうし、自分の他に妻が居ても嫉妬せず、許容出来るのかという、女子達の不安な気持ちもあるでしょう』

『まあ……』

『結局、人生の選択をするのは自分自身、強制はしない』

『はい、ですね』

『けれど、どうせなら皆で頑張って、全員で一緒に幸せになりたい、それなら、運命共同体的な一夫多妻でもOKかなって、私は思ったのよ』

『ティエラ様……』

『ハーレムって邪推されるみだらで変な家族にはならないと思うし、そうならないよう打てる手は打つ。そしてリオの器ならば、自分を愛する女子達を全員幸せにしてくれるはずよ』

『そこまで信じておっしゃって頂けるなんて……プレッシャーはありますけど、一生懸命頑張ります』

『うふふ、頑張ってね。まあ、リオは家族のかなめだけど、安心して。私達妻も、リオひとりだけに頼り切りってわけじゃない。何か懸案事項、問題が起これば家族全員で一致団結し、協力し合い、乗り切ろうっていうスタンスよ』

『お気遣い頂き、ありがとうございます』

『うふふ♡ でもこの提案って、精霊っていうか、地母神っていうか、私個人の勝手な価値観から来る押しつけかもしれないけど』

『いえ、断じて勝手な価値観と押しつけではありません。重ね重ねありがとうございます、ティエラ様。そこまで俺の事を想いつつ、各所へいろいろ気配りもして頂けるのは男子冥利につきます』

リオネルの言葉には実感がこもっていた。

特にヒルデガルドとの結婚における懸念、
中でも、寿命問題の解決法は現状では全く考えついていなかったから。

リオネルと死別し、残されるであろうヒルデガルドの心のケアは、
ティエラが考え抜いた方法ならば、上手く行く可能性は高い。

『リオ、この際だから、正直に言うわ』

『何でしょうか?』

『分かっているかもしれないけど……貴方を愛し、貴方とお互いに競い合う事が、結果的に私の地母神となる修行の励みになり大きな経験値になっているの』

『そうなのですか。俺とのかかわりが、何かティエラ様のお役に立って欲しいと望んではいました。むしろ自分が勝手に、ティエラ様が競い合う学友みたいな妄想をしていましたよ』

『うふふ、それ、勝手な妄想じゃなく、全然、真実だから』

『ははは、ですか』

『話を戻すわね。リオ絡みで、ソウェルたるヒルデガルドをフォローすれば、彼女自身だけでなくイエーラも成長、発展し、豊かになる』

『確かにそうですね』

『ええ、イエーラが豊かになれば、これまで水、風の属性にしか目を向けていなかったアールヴ族が、地の精霊の私ティエラに感謝し、たたえるでしょ? アールヴ族に商いを手解きしたミネルヴァ様をご紹介したっていう実績もあるし』

『ですね』

『という事で、同じく結果的にアールヴ族の地への信仰が深まり、地の一族の繁栄にもつながるのよ』

リオネルとの関わりが、地母神になるティエラにとって、
いろいろなプラスアルファとなる、というカミングアウト。

これらは多分、事実だろう。
だが、敢えてリオネルへ告げる必要はあるのだろうか?

『成る程、成る程。俺とのかかわりがティエラ様にとってプラスになると……』

『ええ、そうよ、リオとの交流は私にとって確実にプラスとなっている。こう言うと計算高い女だね、と思われるかもしれない。……けど、違うわ』

『ですか』

『うん! 私はね、そういうメリットは二の次。損得抜きで、大好きなリオと結ばれ、妻となり、尽くし、添い遂げたい!』

『ティエラ様……』

『これが第一優先。その望みが叶えば、他には何も必要ない。私の偽らざる正直な気持ち。でも誤解されないよう、付随して起こる事象も、前もってリオへ、ちゃんと言っておきたいの』

『良く分かりました。俺へは包み隠さず正直に、ですか。ティエラ様のお気持ち、お心遣いは、とても嬉しいです』

以前も感じ、今も本人へ直接告げてしまったが……
例えるとしたら、ティエラは魔法学校で切磋琢磨し合う優秀な学友だ。
いわゆる良きライバル。

ティエラの素晴らしいところはたくさんある。

頭脳明晰で博識。美しく強い。
真っすぐで誠実、かつ優しい。

だが、その反面、曲がった事が大嫌いで厳しい部分もある。

一緒に居て、とても楽しく、モチベーションも上がる。

精霊なのに人間の自分と価値観も近く、話題が尽きぬぐらい話が合う。

まさに理想の女子、相性も最高。

そんなティエラが、ひたむきに自分を愛してくれている。
精霊と人間という違い過ぎる種族の垣根を越えてまで。

素直に、ただ素直に嬉しい。

そして今回の提案で改めて感じたが、自分さえ良ければという気持ちは皆無。
思慮深く、他者への思いやりにあふれている。

改めてティエラを愛しいと思う。

存命中は精一杯生き、この現世を去ってからも、
英霊となり、上を目指すという目標を持ちつつ修行。
愛するティエラ、ヒルデガルド達と、現世の人々を助けながら、
一緒に楽しく暮らしていける。

不確定な部分はあるが……リオネルの気持ちは、固まりつつあった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

『私は小細工したり姑息な嘘は大嫌いだから。夫婦になるのなら尚更でしょ? で、リオの返事はどうかしら?』

『はい、結婚は人生における大きな決断のひとつですし、正直、一旦落ち着いて考える時間が欲しいです。でも俺の返事はほぼ決まっています』

『そうなの? ほぼ決まっているんだ』

『はい! ただ俺が返事をする前に、ティエラ様が仰った通り、このご提案をまず、ヒルデガルドさんへ伝えたいですね』

リオネルがそう言うと、ティエラは柔らかく微笑む。

話をする順番を考慮し、筋を通す事を大切にする。

そんな気配りをするリオネルが、ティエラは大好きだ。

『そうね! リオの言う通りだわ。じゃあ今、ヒルデガルドへ伝えて構わない?』

『え? 今、ですか? 俺は構いませんが……もしかして』

『そうよ! さあ、ヒルデガルド! いらっしゃい!』

ティエラが呼びかけると、空間がぱかん!と割れ、
就寝中であったらしい寝間着姿のヒルデガルドが立ち尽くしていた。

『え、えええ!!?? こ、ここはどこの草原!!??』

目を真ん丸にして驚くヒルデガルド。

そんなヒルデガルドへ、ティエラが呼びかけ、手招きする。

『お~い、ヒルデガルド! こっち、こっち!』

『ええええ!!?? ティ、ティエラ様!!』

戸惑うヒルデガルドへ、ティエラが、

『うふふ、落ち着いて、良く見なさい。私だけじゃなく、隣にリオも居るわよ!』

ティエラの言葉を聞き、ヒルデガルドが見直せば、
手を小さく振るリオネルが居た。

『え!? リオネル様!! あ、ああ!!』

『うふふ、びっくりした? ヒルデガルド』

『は、はい! それはもう!』

『これはね、夢魔法よ』

『ゆ、夢魔法……ですか?』

『ええ、ヒルデガルド、リアルな感覚に驚いたでしょうけど、貴女は眠りから覚め、起きたわけではない。フェフの官邸寝室で就寝中のままよ』

『え!? 就寝中のままという事は?』

『そう! ここはリオの見ていた夢を、私ティエラが魔法でバージョンアップした世界、貴女が見ていた夢とつないだの』

『ティエラ様が魔法でバージョンアップしたリオネル様の夢と、私の見ていた夢を……つないだ……』

『ええ、夢魔法の技法のひとつよ』

ティエラの言葉を聞いたヒルデガルドは、
頭上を見上げ、可愛い鼻をひくひくさせる。

『雲ひとつない真っ青な大空! 降り注ぐ太陽の光が暖かい! そして、はっきりと、草のこうを感じます! そよぐ心地よい風も!』

『ふふ、でしょ?』

『はい! 凄いです! 見事な魔法ですね、ティエラ様! これが夢なのですか? リアルな現実世界と全然変わりません!』

『うふふ、ちまたでこの夢魔法は、よこしまな夢魔が行使する魔法として悪名高い。だけど良い使い方をすれば、とっても素晴らしく、超が付くくらい便利な魔法なの』

『夢魔法は良い使い方をすれば、とっても素晴らしく、超が付くくらい便利な魔法……』

『ええ、分かりやすく言えば、貴女やリオが使った長距離念話の映像付きってところね』

『ちょ、長距離念話の映像付きですか。な、成る程! わ、分かります!』

『で、ヒルデガルド。うんちくはそれくらいにして話を戻すと、貴女を呼んだのは、大事な話があったからなの。まあ、私の隣に座って』

ティエラは柔らかく微笑み、ヒルデガルドへ告げたのである。
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