75 / 160
第75話「ラクルテル公爵家のお招き⑤」
しおりを挟む
広大なラクラテル公爵邸敷地内には……
本館、別棟、倉庫以外に、約1,000名を収容する私設の闘技場や、悪天候の時でも使用可能な、200名が一度に訓練可能な室内練武場がある。
陽が落ち、暗くなって来た事もあり……
シモンの提案したバトル『腕相撲』は、魔導灯が煌々と照らす室内練武場で行われる事となった。
アンドリューは、華美を好まず質実剛健なのが好みらしい。
練武場は渋い趣きの古風な建物である。
そして、用意されたのは、仰々しい競技用の台ではなかった。
年季の入った大型のエール樽ひとつである。
古ぼけたこの樽の上部板面が、腕相撲のステージ、闘技場となるのだ。
ラクラテル公爵夫妻は、今回の『イベント』を近しい者に告げていたのだろう。
練武場には、大勢の人間が居た。
押しかけたギャラリーは殆どが騎士であり、人数は軽く100名を超えていた。
支度をしたシモンが見やれば……
やはり『ラスボス』たるアンドリューは、いきなりは出て来ない。
シモンの対戦相手は……騎士達である。
それも何と!!
アンドリューに呼ばれ、ギャラリーの中から計18名もの騎士達が進み出たのだ。
若手から中堅、ベテランまで……
18名全員がアンドリュー麾下から選び抜かれた、精鋭達であろう。
シモンはこの18名を破った上で、『ラスボス』のアンドリューと戦うのだ。
1対19!
腕相撲とはいえ、まさに苛烈を極める死闘である。
まずはアンドリュー子飼いの将来有望な若手騎士10名が並び控える。
内訳は男子騎士が6名と、4名の女子騎士。
男子も女子も皆、鍛え抜かれており、たくましい。
ちなみに女子騎士の中には、クラウディアの護衛役を務めているアンヌも居る。
審判役は最後に対戦するラスボスの公爵アンドリューだ。
緊張感漂う空気の中、ブリジットとクラウディアは期待に満ちた眼差しで……
アレクサンドラは泰然自若。
エステルは期待と不安の眼差しでシモンを見守っていた。
さてさて!
腕相撲は到ってシンプル。
肘をつけ、手を合わせがっしと握り合い、力を込め、相手の手を倒し、板面へつけるのだ。
まず登場したのは、一番若い男子騎士である。
年齢はまだ18歳くらいであろう。
彼が憧れる『主家の姫君』クラウディアに「ちやほや」されている?シモン。
そして主アンドリューが告げた「ラスボスの自分に勝ったら交際がOK」というトンデモ条件を男子騎士は知っている。
当然ながら、男子騎士の心はシモンに対する嫉妬心に燃え上がる。
だがそれも計算づくである。
アンドリューがその事実をあえて告げ、男子騎士の嫉妬心を煽り、
闘争心にガンガン火をつけたのだ。
そもそもシモンにとって、今回の件は迷惑至極である。
でも「概して世の中とはそんなもの」とシモンは割り切っている。
父が蒸発し、母ひとり子ひとりで貧しく暮らし、居酒屋のバイトでくいつなぎ、借金までし、苦労してティーグル王立魔法大学を卒業。
超ダークサイドなコルボー商会に、ブグロー部長により詐欺と恫喝で強制就職。
正社員契約なのに、個人事業主のようなトレジャーハンターとしてデビュー。
ほとんどがボッチで仕事。
辺境の危険な地で、生きるか死ぬかの、とんでもない1年を過ごして来た。
人生23年余にして、酸いも甘いも嚙み分けた。
そんなシモンにとって、これくらいの試練は、何という事もない。
一番手の男子騎士は「ぎらぎら」と燃える気合の入った目で、シモンをにらみつけて来た。
対して、シモンは穏やかに微笑んでいた。
シモンが魔法やスキルを行使しない勝負を受けたのは、やけのやんぱち、無謀な行動ではない。
しっかりとした裏付け、勝利する為の確信がある。
地獄の研修から1年余り、自分の力を過信せぬよう日々地道に鍛錬を続け、数多の実戦を積んで来ただけあり……
今や、身体強化魔法を使わずとも『オーガの群れくらいなら、楽々圧倒出来る!』 凄まじいパワーと格闘術を、シモンは身につけていたのだ。
ちなみに戦いの際、臆する事がないよう……
シモンは今まで対峙した、『最強の敵』を思い浮かべる事にしている。
今まで戦った中で最も強かったのは……
絶体絶命の危機に陥った時に出会った相手だ。
すなわちコルボー商会の命で赴いた任地で囲まれたドラゴンどものボス、体長30mほどの火を吐く大型ドラゴンである。
その時、シモンは身体強化魔法を発動。
人力を遥かに超えたMAXパワーを発揮、しっぽを掴んで振り回し、遥か遠くへ投げ飛ばした。
その大型ドラゴンに比べたら、比較論からすれば……
魔法を使わなくとも、目の前でいきがる若手騎士達は『モブ敵』にすぎない。
若手騎士より格上『小ボス』以上の騎士とも、シモンは互角以上には戦えるだろう。
いくら相手が、鍛え抜かれた精鋭騎士でも……
結果は、ほぼ想像がつく。
問題は、ドラゴンスレイヤーの『ラスボス』アンドリューに勝てるか、否かだ。
さあ、腕相撲の試合開始!
気合十分、勢い込む若手男子騎士ではあったが……
「がっし!!」と手を握り合い、アンドリューから「開始!」の声がかかった時。
だぁんんっっ!!
重い音とともに、シモンにより『瞬殺』されていたのである。
本館、別棟、倉庫以外に、約1,000名を収容する私設の闘技場や、悪天候の時でも使用可能な、200名が一度に訓練可能な室内練武場がある。
陽が落ち、暗くなって来た事もあり……
シモンの提案したバトル『腕相撲』は、魔導灯が煌々と照らす室内練武場で行われる事となった。
アンドリューは、華美を好まず質実剛健なのが好みらしい。
練武場は渋い趣きの古風な建物である。
そして、用意されたのは、仰々しい競技用の台ではなかった。
年季の入った大型のエール樽ひとつである。
古ぼけたこの樽の上部板面が、腕相撲のステージ、闘技場となるのだ。
ラクラテル公爵夫妻は、今回の『イベント』を近しい者に告げていたのだろう。
練武場には、大勢の人間が居た。
押しかけたギャラリーは殆どが騎士であり、人数は軽く100名を超えていた。
支度をしたシモンが見やれば……
やはり『ラスボス』たるアンドリューは、いきなりは出て来ない。
シモンの対戦相手は……騎士達である。
それも何と!!
アンドリューに呼ばれ、ギャラリーの中から計18名もの騎士達が進み出たのだ。
若手から中堅、ベテランまで……
18名全員がアンドリュー麾下から選び抜かれた、精鋭達であろう。
シモンはこの18名を破った上で、『ラスボス』のアンドリューと戦うのだ。
1対19!
腕相撲とはいえ、まさに苛烈を極める死闘である。
まずはアンドリュー子飼いの将来有望な若手騎士10名が並び控える。
内訳は男子騎士が6名と、4名の女子騎士。
男子も女子も皆、鍛え抜かれており、たくましい。
ちなみに女子騎士の中には、クラウディアの護衛役を務めているアンヌも居る。
審判役は最後に対戦するラスボスの公爵アンドリューだ。
緊張感漂う空気の中、ブリジットとクラウディアは期待に満ちた眼差しで……
アレクサンドラは泰然自若。
エステルは期待と不安の眼差しでシモンを見守っていた。
さてさて!
腕相撲は到ってシンプル。
肘をつけ、手を合わせがっしと握り合い、力を込め、相手の手を倒し、板面へつけるのだ。
まず登場したのは、一番若い男子騎士である。
年齢はまだ18歳くらいであろう。
彼が憧れる『主家の姫君』クラウディアに「ちやほや」されている?シモン。
そして主アンドリューが告げた「ラスボスの自分に勝ったら交際がOK」というトンデモ条件を男子騎士は知っている。
当然ながら、男子騎士の心はシモンに対する嫉妬心に燃え上がる。
だがそれも計算づくである。
アンドリューがその事実をあえて告げ、男子騎士の嫉妬心を煽り、
闘争心にガンガン火をつけたのだ。
そもそもシモンにとって、今回の件は迷惑至極である。
でも「概して世の中とはそんなもの」とシモンは割り切っている。
父が蒸発し、母ひとり子ひとりで貧しく暮らし、居酒屋のバイトでくいつなぎ、借金までし、苦労してティーグル王立魔法大学を卒業。
超ダークサイドなコルボー商会に、ブグロー部長により詐欺と恫喝で強制就職。
正社員契約なのに、個人事業主のようなトレジャーハンターとしてデビュー。
ほとんどがボッチで仕事。
辺境の危険な地で、生きるか死ぬかの、とんでもない1年を過ごして来た。
人生23年余にして、酸いも甘いも嚙み分けた。
そんなシモンにとって、これくらいの試練は、何という事もない。
一番手の男子騎士は「ぎらぎら」と燃える気合の入った目で、シモンをにらみつけて来た。
対して、シモンは穏やかに微笑んでいた。
シモンが魔法やスキルを行使しない勝負を受けたのは、やけのやんぱち、無謀な行動ではない。
しっかりとした裏付け、勝利する為の確信がある。
地獄の研修から1年余り、自分の力を過信せぬよう日々地道に鍛錬を続け、数多の実戦を積んで来ただけあり……
今や、身体強化魔法を使わずとも『オーガの群れくらいなら、楽々圧倒出来る!』 凄まじいパワーと格闘術を、シモンは身につけていたのだ。
ちなみに戦いの際、臆する事がないよう……
シモンは今まで対峙した、『最強の敵』を思い浮かべる事にしている。
今まで戦った中で最も強かったのは……
絶体絶命の危機に陥った時に出会った相手だ。
すなわちコルボー商会の命で赴いた任地で囲まれたドラゴンどものボス、体長30mほどの火を吐く大型ドラゴンである。
その時、シモンは身体強化魔法を発動。
人力を遥かに超えたMAXパワーを発揮、しっぽを掴んで振り回し、遥か遠くへ投げ飛ばした。
その大型ドラゴンに比べたら、比較論からすれば……
魔法を使わなくとも、目の前でいきがる若手騎士達は『モブ敵』にすぎない。
若手騎士より格上『小ボス』以上の騎士とも、シモンは互角以上には戦えるだろう。
いくら相手が、鍛え抜かれた精鋭騎士でも……
結果は、ほぼ想像がつく。
問題は、ドラゴンスレイヤーの『ラスボス』アンドリューに勝てるか、否かだ。
さあ、腕相撲の試合開始!
気合十分、勢い込む若手男子騎士ではあったが……
「がっし!!」と手を握り合い、アンドリューから「開始!」の声がかかった時。
だぁんんっっ!!
重い音とともに、シモンにより『瞬殺』されていたのである。
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる