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第99話「フェルナンさんの恋、上手く行くと良いな……否! きっと上手く行く。」
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俺は自分のアイディアを出すべく「はい!」と挙手をした。
そんな俺へ、ローラン様は満足げに頷き、
「ふむ、エルヴェには何か意見があるようだな。遠慮なく言ってみなさい」
「はい、いくつかありますので申し上げます。まず今回の俺たち新人の本契約の件ですが、王都内へ知れ渡るよう、大々的に発表して貰えますか」
「ほう、王都内へ知れ渡るよう、大々的にかね」
「はい! それもローラン様始め、皆さんがとことん褒め殺しにして、持ち上げて貰えますか」
「ふむふむ。我々グランシャリオのメンバー全員が認めたと、猛烈にアピールして欲しいという事だな」
「はい! その上で、何か高難度の依頼を受諾していただき、俺たち新人3人がメインとなり完遂する」
「ほう! 何か高難度の依頼を受諾し、新人3人がメインとなり完遂か」
「はい! その功績を本契約締結の時同様、王都内へ知れ渡るよう、ローラン様始め、皆さんがとことん褒め殺しにして、持ち上げて貰い、大々的に発表。徹底的に周知させるのです」
「成る程、エルヴェの案ならば、私が懸念したインパクトが弱いという弱点を補っていると思うよ」
「ありがとうございます!」
俺はお礼を言った。
しかし、これでは足りないのだ。
ローラン様は、
「インパクトが弱い。決定打に欠ける」
とおっしゃったからだ。
そこで俺は更に言う。
「でも、ローラン様のおっしゃる通りですよ。これだけではインパクトは強くなりますが、決定打には欠ける点を補う事は困難です」
対してローラン様は、「おお、分かっているじゃないか?」という雰囲気で、
「うんうん」と頷いた。
「ふむ、ではどうしたら良い? 決定打には欠ける点を補う妙案はあるのかね?」
「はい! あります!」
「ほう、あるか? ならば言ってみなさい」
「はい! 推薦状です!」
「ふむ、推薦状か? 何についての推薦かね」
「勿論、フェルナン・バシュレさんと伯爵令嬢彼女さんこと、オレリア・ブラントームさんの婚約、結婚に対しての推薦状ですよ」
婚約、結婚に関しての推薦状などという話はあまり聞かない。
就職などの際、身元保証人という立場の推薦状ならありうるが。
だからこそ、ローラン様も面白がり、乗ってくれるのではという計算だ。
案の定、ローラン様は、「にやっ」といたずらっぽく笑う。
「ふふふ、 婚約、結婚に対しての推薦状か、それは面白いな!」
しかし、これで終わりではない。
ダメ押しをすべきというのが、俺のアイディアである。
「ええ、面白いと思います。それも2通お願い致します」
「む? 2通?」
「はい! 1通はローラン様単独のもの。もう1通はローラン様以下、グランシャリオのメンバー全員、連名のものです」
俺はそう言うと、ローラン様同様、いたずらっぽく笑ったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺とローラン様がやりとりし、他に発言をする人は居ない。
ここでローラン様が問う。
話を向けたのは、当然、当事者であるフェルナンさんだ。
「さて、フェルナン。エルヴェはこう言っているが、どうだ?」
どうだ?と尋ねられたフェルナンさん。
「は、はい! この部屋へ来る前にエルヴェ君、シャルロットさんからも聞きましたが、異存はありません!というか、ぜひお願いしたいと思います」
対して、フェルナンさんは俺の提案を受け入れたというか、快諾した。
先ほど、同期3人で手短に話し、情報共有したのだが……
フェルナンさんが目標とする伯爵令嬢彼女さんこと、
オレリア・ブラントームさんとの婚約、結婚を着地点として逆算。
更に方法、段取りを簡単かつ明瞭に話し、
認識、理解して貰っているから、話はスムーズである。
「うむ! 私も他に良い方法があるか、考えよう」
ローラン様は大きく頷くと、バスチアンさん、セレスさん、クリスさんへ向き直す。
「という事だ。仲間となったフェルナンの人生の一大事に私たちが尽力するのは、当然だと思うが……異存はあるかな」
そんなローラン様の呼びかけに対し、
「おう! 異存なんかねえ! 任せてくれ! 俺は新人3号フェルナン・バシュレの為にひと肌もふた肌も脱ぐぜ」
「うふふふ♡ 私もフェルナン君を応援する! 青春真っ只中って感じで最高ね! それに困難を乗り越えて結ばれる恋ってすっごく素敵じゃない!」
「はははは、文句なしで引き受けた! という事は、僕たちグランシャリオが恋のキューピッド役って事だな!」
おお、ローラン様だけでなく、バスチアンさんたち3人も、
全面的に協力してくれるみたいだ。
後は速攻で段取りを組み、粛々と手を打って行く事が必要だろう。
フェルナンさんの恋、上手く行くと良いな……否!
きっと上手く行く。
「皆さん! 俺の為に! 本当にありがとうございます! 深く深く感謝致します!」
グランシャリオのクランメンバー全員からの協力を取り付け……
フェルナンさんは、感極まり、目に大粒の涙を浮かべていたのである。
そんな俺へ、ローラン様は満足げに頷き、
「ふむ、エルヴェには何か意見があるようだな。遠慮なく言ってみなさい」
「はい、いくつかありますので申し上げます。まず今回の俺たち新人の本契約の件ですが、王都内へ知れ渡るよう、大々的に発表して貰えますか」
「ほう、王都内へ知れ渡るよう、大々的にかね」
「はい! それもローラン様始め、皆さんがとことん褒め殺しにして、持ち上げて貰えますか」
「ふむふむ。我々グランシャリオのメンバー全員が認めたと、猛烈にアピールして欲しいという事だな」
「はい! その上で、何か高難度の依頼を受諾していただき、俺たち新人3人がメインとなり完遂する」
「ほう! 何か高難度の依頼を受諾し、新人3人がメインとなり完遂か」
「はい! その功績を本契約締結の時同様、王都内へ知れ渡るよう、ローラン様始め、皆さんがとことん褒め殺しにして、持ち上げて貰い、大々的に発表。徹底的に周知させるのです」
「成る程、エルヴェの案ならば、私が懸念したインパクトが弱いという弱点を補っていると思うよ」
「ありがとうございます!」
俺はお礼を言った。
しかし、これでは足りないのだ。
ローラン様は、
「インパクトが弱い。決定打に欠ける」
とおっしゃったからだ。
そこで俺は更に言う。
「でも、ローラン様のおっしゃる通りですよ。これだけではインパクトは強くなりますが、決定打には欠ける点を補う事は困難です」
対してローラン様は、「おお、分かっているじゃないか?」という雰囲気で、
「うんうん」と頷いた。
「ふむ、ではどうしたら良い? 決定打には欠ける点を補う妙案はあるのかね?」
「はい! あります!」
「ほう、あるか? ならば言ってみなさい」
「はい! 推薦状です!」
「ふむ、推薦状か? 何についての推薦かね」
「勿論、フェルナン・バシュレさんと伯爵令嬢彼女さんこと、オレリア・ブラントームさんの婚約、結婚に対しての推薦状ですよ」
婚約、結婚に関しての推薦状などという話はあまり聞かない。
就職などの際、身元保証人という立場の推薦状ならありうるが。
だからこそ、ローラン様も面白がり、乗ってくれるのではという計算だ。
案の定、ローラン様は、「にやっ」といたずらっぽく笑う。
「ふふふ、 婚約、結婚に対しての推薦状か、それは面白いな!」
しかし、これで終わりではない。
ダメ押しをすべきというのが、俺のアイディアである。
「ええ、面白いと思います。それも2通お願い致します」
「む? 2通?」
「はい! 1通はローラン様単独のもの。もう1通はローラン様以下、グランシャリオのメンバー全員、連名のものです」
俺はそう言うと、ローラン様同様、いたずらっぽく笑ったのである。
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俺とローラン様がやりとりし、他に発言をする人は居ない。
ここでローラン様が問う。
話を向けたのは、当然、当事者であるフェルナンさんだ。
「さて、フェルナン。エルヴェはこう言っているが、どうだ?」
どうだ?と尋ねられたフェルナンさん。
「は、はい! この部屋へ来る前にエルヴェ君、シャルロットさんからも聞きましたが、異存はありません!というか、ぜひお願いしたいと思います」
対して、フェルナンさんは俺の提案を受け入れたというか、快諾した。
先ほど、同期3人で手短に話し、情報共有したのだが……
フェルナンさんが目標とする伯爵令嬢彼女さんこと、
オレリア・ブラントームさんとの婚約、結婚を着地点として逆算。
更に方法、段取りを簡単かつ明瞭に話し、
認識、理解して貰っているから、話はスムーズである。
「うむ! 私も他に良い方法があるか、考えよう」
ローラン様は大きく頷くと、バスチアンさん、セレスさん、クリスさんへ向き直す。
「という事だ。仲間となったフェルナンの人生の一大事に私たちが尽力するのは、当然だと思うが……異存はあるかな」
そんなローラン様の呼びかけに対し、
「おう! 異存なんかねえ! 任せてくれ! 俺は新人3号フェルナン・バシュレの為にひと肌もふた肌も脱ぐぜ」
「うふふふ♡ 私もフェルナン君を応援する! 青春真っ只中って感じで最高ね! それに困難を乗り越えて結ばれる恋ってすっごく素敵じゃない!」
「はははは、文句なしで引き受けた! という事は、僕たちグランシャリオが恋のキューピッド役って事だな!」
おお、ローラン様だけでなく、バスチアンさんたち3人も、
全面的に協力してくれるみたいだ。
後は速攻で段取りを組み、粛々と手を打って行く事が必要だろう。
フェルナンさんの恋、上手く行くと良いな……否!
きっと上手く行く。
「皆さん! 俺の為に! 本当にありがとうございます! 深く深く感謝致します!」
グランシャリオのクランメンバー全員からの協力を取り付け……
フェルナンさんは、感極まり、目に大粒の涙を浮かべていたのである。
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