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第100話「また泣いているフェルナンさんの目は真っ赤。 泣きすぎて、まぶたは腫れてしまっている」
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※第100話到達です!
いつもご愛読頂きありがとうございます!
皆様の応援がとても励みとなっております。
今後とも宜しくお願い致します。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺たち同期の協力だけでなく、ローラン様たちグランシャリオのメンバーからの支援、尽力も受けられる事となり……
嵐&茨の道であったフェルナンさんの恋路は一転、
青空が出て、視界をさえぎる遮蔽物が取り払われる形となった。
ただひとり、困難な道を歩もうとしていたフェルナンさんは、頼もしい先輩、仲間たちから、バックアップを受けられる事となったのだ。
つまり王国ナンバーワンクラン、グランシャリオは、
全面的にフェルナンさんの人生の援護射撃をする。
感極まって、目に大粒の涙を浮かべていたフェルナンさんは、
こらえきれず号泣してしまった。
しかし、援護射撃を受けるだけで満足してはいられない。
立ち止まっていてはいけない。
フェルナンさんが目標とする伯爵令嬢彼女さんこと、
オレリア・ブラントームさんとの婚約、結婚を着地点として目指し、完遂させなければならない。
いろいろ支障はあるが、一番問題なのは『時間のなさ』だ。
しっかり段取りを組んで、出来うる限りスムーズに進めなければならない。
そう、俺が策定した作戦。
俺たち新人の本契約の件を王都内へ知れ渡るよう、大々的に発表する。
それもローラン様始め、皆さんがとことん褒め殺しにして、持ち上げて貰う。
その上で、何か高難度の依頼を受諾し、俺たち新人3人がメインとなり完遂する。
その高難度の依頼完遂の功績を本契約締結の時同様、王都内へ知れ渡るよう、
ローラン様始め、皆さんがとことん褒め殺しにして、持ち上げて貰い、大々的に発表。徹底的に周知させる。
フェルナン・バシュレさんと伯爵令嬢彼女さんこと、オレリア・ブラントームさんの婚約、結婚に対しての推薦状を、ローラン様単独、クラングランシャリオ連名のもの2通作成。
先ほどそこまで話さなかったが、推薦状の宛先、届け先は当然、
伯爵令嬢彼女さんこと、オレリア・ブラントームさんのお父上、
ブラントーム伯爵である。
ポイントは、フェルナンさんがいつプロポーズするのか。
ベストなタイミングに関し、ローラン様たちにも考えて貰う事にした。
俺の私見では、依頼完遂前がベストだと思う。
またローラン様の方で何か考え、追加するオプション案があれば、
ぜひ提案していただきたいと思う。
俺たちはその後、夜7時まで話し……
翌朝8時、改めてこのホテルで打合せをする事としたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ローラン様たちが引き揚げた後も、ホテルに滞在する許可を得ている俺たちは、
引き続き、打ち合せを行った。
改めて、全体の計画を綿密に確認し、シミュレーションを重ねて行く。
先ほどのローラン様たちを交えた打合せで、聞いてはいるが……
俺とシャルロットは、もっと情報が欲しいと、フェルナンさんへ、
聞き取りを重ねる。
何せ、フェルナンさんの人生が懸かっている。
100%成功は確約出来ないが、完璧以上の成功確率を目指し、
全力を尽くすつもりだ。
「彼を知り、己を知れば、百戦してあやうからず」
その為には、徹底した情報収集が必要だし、しっかりと共有もしなければならない。
重ね重ね伯爵令嬢彼女さんこと、オレリア・ブラントームさんの人となり。
趣味、嗜好。考え方、好きな言葉。癖など……を聞いて行く。
そして、彼女さんの実家ブラントーム伯爵家、見合い相手のアングラード侯爵家、
それぞれの家風、人物の人となり&構成などもろもろを念入りに聞き出した。
足りない分は、明日ローラン様にも尋ねる事にする。
それでも足りなければ、冒険者ギルドの資料室で調べるか、
王都の情報屋にでも依頼しよう。
結局、食事はルームサービスを頼み、夜の11時過ぎまで、打合せを行った。
さすがに今夜は解散。
フェルナンさんは、自分の部屋へ戻る事に。
「エルヴェ君、シャルロットさん、今日は、いや、今日も本当にありがとう! 明日以降もよろしくお願いします」
深々と頭を下げるフェルナンさん。
また泣いているフェルナンさんの目は真っ赤。
泣きすぎて、まぶたは腫れてしまっている。
対して、俺とシャルロットは、
「フェルナンさん、同期全員で幸せになりましょう!」
「エル君に同意。必ず……ですよ!」
と熱く、フェルナンさんを励ましたのである。
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俺たち同期の協力だけでなく、ローラン様たちグランシャリオのメンバーからの支援、尽力も受けられる事となり……
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青空が出て、視界をさえぎる遮蔽物が取り払われる形となった。
ただひとり、困難な道を歩もうとしていたフェルナンさんは、頼もしい先輩、仲間たちから、バックアップを受けられる事となったのだ。
つまり王国ナンバーワンクラン、グランシャリオは、
全面的にフェルナンさんの人生の援護射撃をする。
感極まって、目に大粒の涙を浮かべていたフェルナンさんは、
こらえきれず号泣してしまった。
しかし、援護射撃を受けるだけで満足してはいられない。
立ち止まっていてはいけない。
フェルナンさんが目標とする伯爵令嬢彼女さんこと、
オレリア・ブラントームさんとの婚約、結婚を着地点として目指し、完遂させなければならない。
いろいろ支障はあるが、一番問題なのは『時間のなさ』だ。
しっかり段取りを組んで、出来うる限りスムーズに進めなければならない。
そう、俺が策定した作戦。
俺たち新人の本契約の件を王都内へ知れ渡るよう、大々的に発表する。
それもローラン様始め、皆さんがとことん褒め殺しにして、持ち上げて貰う。
その上で、何か高難度の依頼を受諾し、俺たち新人3人がメインとなり完遂する。
その高難度の依頼完遂の功績を本契約締結の時同様、王都内へ知れ渡るよう、
ローラン様始め、皆さんがとことん褒め殺しにして、持ち上げて貰い、大々的に発表。徹底的に周知させる。
フェルナン・バシュレさんと伯爵令嬢彼女さんこと、オレリア・ブラントームさんの婚約、結婚に対しての推薦状を、ローラン様単独、クラングランシャリオ連名のもの2通作成。
先ほどそこまで話さなかったが、推薦状の宛先、届け先は当然、
伯爵令嬢彼女さんこと、オレリア・ブラントームさんのお父上、
ブラントーム伯爵である。
ポイントは、フェルナンさんがいつプロポーズするのか。
ベストなタイミングに関し、ローラン様たちにも考えて貰う事にした。
俺の私見では、依頼完遂前がベストだと思う。
またローラン様の方で何か考え、追加するオプション案があれば、
ぜひ提案していただきたいと思う。
俺たちはその後、夜7時まで話し……
翌朝8時、改めてこのホテルで打合せをする事としたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ローラン様たちが引き揚げた後も、ホテルに滞在する許可を得ている俺たちは、
引き続き、打ち合せを行った。
改めて、全体の計画を綿密に確認し、シミュレーションを重ねて行く。
先ほどのローラン様たちを交えた打合せで、聞いてはいるが……
俺とシャルロットは、もっと情報が欲しいと、フェルナンさんへ、
聞き取りを重ねる。
何せ、フェルナンさんの人生が懸かっている。
100%成功は確約出来ないが、完璧以上の成功確率を目指し、
全力を尽くすつもりだ。
「彼を知り、己を知れば、百戦してあやうからず」
その為には、徹底した情報収集が必要だし、しっかりと共有もしなければならない。
重ね重ね伯爵令嬢彼女さんこと、オレリア・ブラントームさんの人となり。
趣味、嗜好。考え方、好きな言葉。癖など……を聞いて行く。
そして、彼女さんの実家ブラントーム伯爵家、見合い相手のアングラード侯爵家、
それぞれの家風、人物の人となり&構成などもろもろを念入りに聞き出した。
足りない分は、明日ローラン様にも尋ねる事にする。
それでも足りなければ、冒険者ギルドの資料室で調べるか、
王都の情報屋にでも依頼しよう。
結局、食事はルームサービスを頼み、夜の11時過ぎまで、打合せを行った。
さすがに今夜は解散。
フェルナンさんは、自分の部屋へ戻る事に。
「エルヴェ君、シャルロットさん、今日は、いや、今日も本当にありがとう! 明日以降もよろしくお願いします」
深々と頭を下げるフェルナンさん。
また泣いているフェルナンさんの目は真っ赤。
泣きすぎて、まぶたは腫れてしまっている。
対して、俺とシャルロットは、
「フェルナンさん、同期全員で幸せになりましょう!」
「エル君に同意。必ず……ですよ!」
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