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第168話「うっわ! 何それ?」
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セレスさんから、回復魔法を習うようになってから2週間、
計4回講義を受け、そこそこ上達したところで、
ローラン様から『グランシャリオのクランメンバー全員集合』の連絡が来た。
集合場所は、ローラン様の屋敷。
フェルナンさんの件が万事無事に終わったのか?
つまりアングラ―ド侯爵、ウジューヌ父子への対応、処理が完了したのか?
もしかしたら、新たな依頼の説明かも?
そんな期待を込め、俺とシャルロットは、ローラン様の屋敷へ向かった。
めちゃ早めに自宅を出て、ローラン様の屋敷へ到着すれば、
俺たちが一番の到着。
家令さんに案内され、長椅子に座っていた笑顔のローラン様に、
大広間で迎えられた。
まずは、直立不動で、俺とシャルロットから、ローラン様へあいさつ。
ローラン様から、とりあえず座るようにと言われ、俺とシャルロットは着席。
改めて、双方であいさつを交わしてから、ローラン様は言う。
「エルヴェ、シャルロット、遅ればせながら言わせて貰うが、婚約おめでとう。早速ホテルを引き払い、新居を購入して、引っ越しもしたのだな」
クランメンバーが全員そろっていないせいもあり、
さすがにフェルナンさんの話は出ない。
対して俺とシャルロットは、
「はい、ありがとうございます」
「おかげさまで、新居にて、ふたりで毎日、元気で、つつがなく暮らしています」
そう言うと、ローラン様は
「うむ、それは何よりだ。本契約締結後も、日々の修行を怠らず、召喚魔法を深く学び、有能な従士の召喚にも成功したそうだな。本当に良くやった。新居購入の補助、毎月の手当も承認しておいたぞ」
「重ね重ねありがとうございます」
「助かります、ローラン様」
セレスさんからの報告もあるのだろうが、
ローラン様は俺とシャルロットの状況と努力をしっかりと把握し、理解していた。
評価もして貰っているようで、これは素直に嬉しい。
そんな話をしているうちに、フェルナンさんが、バスチアンさんが、
クリスさんが、そして最後にセレスさんが来て、全員集合と相成った。
全員が着席すると、すぐに扉がノック。
ローラン様がOKすると、使用人さんたちが、お茶とお茶菓子を配った。
使用人さんたちが退出すると、打合せが始まる。
進行役は、ケースバイケースらしいが、今回はローラン様のようだ。
やはりアングラ―ド侯爵の件に関して話があるという事だろう。
フェルナンさんとブラントーム伯爵家令嬢オレリアさんとの、
婚約、結婚は確定している。
多分、フェルナンさんがブラントーム伯爵家へ入り婿するとの事。
ここら辺は俺たちもフェルナンさん本人から聞いていて、予定通りだと思われる。
ならば、アングラ―ド侯爵とその息子ウジューヌに対する処遇だろう。
つらつら俺が考えていたら、
「気になるだろうから、早速だが、報告しよう。君たちにも協力して貰ったアングラ―ド侯爵の件だが、決着がついた」
ローラン様は淡々とした声で、そう言い放ったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
君たちにも協力して貰ったアングラ―ド侯爵の件だが、決着がついた……
俺は少し、違和感を覚えた。
ローラン様の物言いにである。
アングラ―ド侯爵の件は、同期で仲間たる、
フェルナンさんの婚約騒動が大きくかかわっている。
アングラ―ド侯爵は超上級貴族の立場をかさに、ブラントーム伯爵家へ強権発動。
表面上は、貴族社会ではよくある政略結婚とはいえ、
実はストーカー行為までしていた息子ウジューヌと、
嫌がるオレリアさんを無理やり結婚させようとした。
そうはさせない為、
グランシャリオの仲間であるフェルナンさんを助けよう、
彼の恋を悲恋にするな、幸せにしてあげよう。
そういう趣旨で行動したのである。
君たちにも協力して貰った?
俺たちは『第三者』としての「協力」ではなく、
『当事者』として「尽力」したはずだ。
え?
協力も尽力もあまり大差ない?
目的達成の為、合力する事だろうって?
まあ、そうかもしれないけど、俺は間違いなく、違和感を覚えたのだ。
「結論から言えば、アングラ―ド侯爵は男爵へ降格。シュエット村を含む、父祖伝来である現在の領地も召し上げられ、僻地へ転封となった。王都からも追放となる」
うっわ!
何それ?
侯爵から男爵へ降格され、領地を召し上げられ、その上、僻地へ転封?
王都からも追放?
きっびし~!
ちなみに補足しておくと、転封とは、領地替えの事である。
ローラン様は更に言う。
「降格と転封、王都追放を逆恨みし、馬鹿な行為に走らせないよう、我々を含めた関係者に公務以外での接近は一切禁止。違反した場合、莫大な罰金が発生する。また悪事を画策し、害を及ぼそうとしたら、厳しく処罰される」
そして更に更に、
「転封先で、善政を行わない場合、アングラ―ド家は爵位召し上げの上、取り潰しとなる!」
『取り潰し』の必殺ワードまで出し、アングラ―ド、ウジューヌ父子へ、
容赦なくとどめを刺したのである。
計4回講義を受け、そこそこ上達したところで、
ローラン様から『グランシャリオのクランメンバー全員集合』の連絡が来た。
集合場所は、ローラン様の屋敷。
フェルナンさんの件が万事無事に終わったのか?
つまりアングラ―ド侯爵、ウジューヌ父子への対応、処理が完了したのか?
もしかしたら、新たな依頼の説明かも?
そんな期待を込め、俺とシャルロットは、ローラン様の屋敷へ向かった。
めちゃ早めに自宅を出て、ローラン様の屋敷へ到着すれば、
俺たちが一番の到着。
家令さんに案内され、長椅子に座っていた笑顔のローラン様に、
大広間で迎えられた。
まずは、直立不動で、俺とシャルロットから、ローラン様へあいさつ。
ローラン様から、とりあえず座るようにと言われ、俺とシャルロットは着席。
改めて、双方であいさつを交わしてから、ローラン様は言う。
「エルヴェ、シャルロット、遅ればせながら言わせて貰うが、婚約おめでとう。早速ホテルを引き払い、新居を購入して、引っ越しもしたのだな」
クランメンバーが全員そろっていないせいもあり、
さすがにフェルナンさんの話は出ない。
対して俺とシャルロットは、
「はい、ありがとうございます」
「おかげさまで、新居にて、ふたりで毎日、元気で、つつがなく暮らしています」
そう言うと、ローラン様は
「うむ、それは何よりだ。本契約締結後も、日々の修行を怠らず、召喚魔法を深く学び、有能な従士の召喚にも成功したそうだな。本当に良くやった。新居購入の補助、毎月の手当も承認しておいたぞ」
「重ね重ねありがとうございます」
「助かります、ローラン様」
セレスさんからの報告もあるのだろうが、
ローラン様は俺とシャルロットの状況と努力をしっかりと把握し、理解していた。
評価もして貰っているようで、これは素直に嬉しい。
そんな話をしているうちに、フェルナンさんが、バスチアンさんが、
クリスさんが、そして最後にセレスさんが来て、全員集合と相成った。
全員が着席すると、すぐに扉がノック。
ローラン様がOKすると、使用人さんたちが、お茶とお茶菓子を配った。
使用人さんたちが退出すると、打合せが始まる。
進行役は、ケースバイケースらしいが、今回はローラン様のようだ。
やはりアングラ―ド侯爵の件に関して話があるという事だろう。
フェルナンさんとブラントーム伯爵家令嬢オレリアさんとの、
婚約、結婚は確定している。
多分、フェルナンさんがブラントーム伯爵家へ入り婿するとの事。
ここら辺は俺たちもフェルナンさん本人から聞いていて、予定通りだと思われる。
ならば、アングラ―ド侯爵とその息子ウジューヌに対する処遇だろう。
つらつら俺が考えていたら、
「気になるだろうから、早速だが、報告しよう。君たちにも協力して貰ったアングラ―ド侯爵の件だが、決着がついた」
ローラン様は淡々とした声で、そう言い放ったのである。
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君たちにも協力して貰ったアングラ―ド侯爵の件だが、決着がついた……
俺は少し、違和感を覚えた。
ローラン様の物言いにである。
アングラ―ド侯爵の件は、同期で仲間たる、
フェルナンさんの婚約騒動が大きくかかわっている。
アングラ―ド侯爵は超上級貴族の立場をかさに、ブラントーム伯爵家へ強権発動。
表面上は、貴族社会ではよくある政略結婚とはいえ、
実はストーカー行為までしていた息子ウジューヌと、
嫌がるオレリアさんを無理やり結婚させようとした。
そうはさせない為、
グランシャリオの仲間であるフェルナンさんを助けよう、
彼の恋を悲恋にするな、幸せにしてあげよう。
そういう趣旨で行動したのである。
君たちにも協力して貰った?
俺たちは『第三者』としての「協力」ではなく、
『当事者』として「尽力」したはずだ。
え?
協力も尽力もあまり大差ない?
目的達成の為、合力する事だろうって?
まあ、そうかもしれないけど、俺は間違いなく、違和感を覚えたのだ。
「結論から言えば、アングラ―ド侯爵は男爵へ降格。シュエット村を含む、父祖伝来である現在の領地も召し上げられ、僻地へ転封となった。王都からも追放となる」
うっわ!
何それ?
侯爵から男爵へ降格され、領地を召し上げられ、その上、僻地へ転封?
王都からも追放?
きっびし~!
ちなみに補足しておくと、転封とは、領地替えの事である。
ローラン様は更に言う。
「降格と転封、王都追放を逆恨みし、馬鹿な行為に走らせないよう、我々を含めた関係者に公務以外での接近は一切禁止。違反した場合、莫大な罰金が発生する。また悪事を画策し、害を及ぼそうとしたら、厳しく処罰される」
そして更に更に、
「転封先で、善政を行わない場合、アングラ―ド家は爵位召し上げの上、取り潰しとなる!」
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