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第10話「召喚訓練②」
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いよいよ……
自分が召喚した魔物が現れる。
ディーノは思わず剣の柄に手をかけた。
すぐ抜けるように構える。
剣技の初歩しか知らぬディーノにとってそれしか抵抗する術はない。
万が一、現れた魔物がディーノの意のままにならず、手向かう可能性を考えたのだ。
……幼い頃ディーノは魔物を見た事がある。
何だったかは、分からない。
怖くて近付く事が出来なかった。
住んでいた故郷の王都で見世物にされていたのを遥か遠くから眺めたのだ。
そしてフォルスへ移ってからは、ゴブリン、オークを見た。
「私を守れ、命を懸けて!」とステファニーに強引にけしかけられ、
ゴブリンとやむなく戦いもした。
最初は一方的にやられ、怪我も負った。
その度にステファニーやロクサーヌの助けを借りていたが、徐々に戦えるようにはなった。
しかし戦闘に自信はない。
ただ、事前に相手が分かって戦うのと今の状況は全く違う。
犬や猫、鳥などの使い魔レベルが危険ではないと思うが、自分で召喚した、正体不明な未知の魔物とここまで近い距離で正対した事はなかった。
ここで、この世界における召喚魔法の初歩、『使い魔の定義』に関して触れておこう。
術者が召喚する使い魔とは、異界に存在する自我を持った精神体だ。
犬、猫、鳥など多い為、人間が飼育していた愛玩動物の霊だとも考えられている。
簡単な偵察、連絡や軽量物の運搬が主な役目なのである。
召喚魔法を学ぶ者が一番最初に呼び出す召喚対象となる事が多い。
話を戻そう。
やがて湧き出た魔力が完全に物質化し……
現れたのはやはり、『犬』であった。
それも小さな犬である。
但し子犬というわけではなく、成犬らしい。
呼び出した犬は、なりは小さくとも、灰色狼のような威厳のある容貌と毛色をしていた。
結構、カッコいいと嬉しくなった。
安堵もした。
多分初級レベルの『使い魔』なのだろうと、ディーノは思ったのだ。
ディーノが召喚した『犬』は、「わう」と意外な声で鳴いた。
「へぇ、狼みたいな顔して、鳴き声は可愛いな」
微笑んだディーノが一歩踏み出した瞬間。
心に声が響いた。
今のディーノならば、分かる。
これは……ロランが言っていた心と心の会話、念話である。
『おい、何が可愛いだ? ……舐めるなよ、ガキ』
『わ!』
驚いたディーノが『犬』を見やれば、
『ほう、ガキが念話を使えるのか?』
と感心したように言い、
『だが! お前みたいな頼りないクソガキが新しい主なのか? 俺は認めねぇ!』
と、睨み付けて来る。
ここでロランの言葉が……遺言がリフレインする。
『ディーノ! もっと自信を持って前向きに生きるんだ! 己の人生を諦めるな! けして卑屈になるな!』と。
分かった!
というように、大きく頷くディーノ。
胸元から下がったペンタグラムを握り締め、
きっぱりと言い放つ。
『俺がお前の主、ディーノ・ジェラルディだ。我が命に従え、使い魔よ!』
しかし『犬』は口を開け、「にいっ」と小さな牙を見せた。
まるでディーノをあざ笑うように見える。
『はん! ふざけるなるよ、クソガキ! この俺様が使い魔だと!』
『違うのか?』
『ふん! どこに目を付けてる! てめぇの目は節穴か? 俺はな! こういう者だ!』
『犬』はそう言うと、身体をぶるっと震わせた。
瞬間!
小さかった『犬』の身体は一気に大型の牛ほどになり、
風貌も大きく変わったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「あ、あううう……」
変貌した犬を見たディーノは驚いて、尻もちをついてしまった。
声もろくに出て来ない。
『ははははは! よっく見たか、クソガキ! 小便でもちびったんじゃねえのか? 今迄の姿はほんの第1形態、所詮擬態よ』
……ディーノが驚いたのも無理はない。
ガラリと変わった『犬』の姿は怖ろしいものであった。
3つの首を持ち、竜の尾と蛇のたてがみを備え、胴体は逞しい獅子であったからだ。
さすがに魔法に疎いディーノでもその姿ですぐに分かった。
『犬』の正体は冥界の怖ろしい番犬である。
そう、伝説の魔獣ケルベロスだったのだ。
とんでもない相手を召喚したというショックから驚き、腰を抜かしたディーノに対し、ケルベロスは更に勝ち誇る。
『はははは! これでもまだ第3形態だぜ』
声がまともに出ないディーノは念話で反応する。
『だ、第3形態!?』
『そうだ! もうワンランクアップした姿、すなわち本体となれる』
『ほ、本体!?』
『そろそろ無駄話は終わりだ。お前みたいなガキなどこの姿で充分過ぎる。さあ覚悟しろ! 脱走した亡者のように頭からバリバリと喰ってやるわい』
ケルベロスは思うように動けないディーノへあっという間に駆け寄ると、
顔の半分以上ある口を大きく開けた。
大量の生臭い息が、どっとディーノへ降りかかる。
『う、うわぁ!』
思わずディーノは右腕をあげ、無意識に防ごうとした。
そんな事をしても全く無駄なのだが、窮地に陥る者は、なりふり構わず意味のない行動を取る時がある。
しかし!
奇跡が起こった。
ディーノを喰らおうと迫ったケルベロスは、慌てて飛び退《すさ》ったのだ。
『お、お前! そ、その、ゆ、指輪っ!』
『……え?』
ほぼ死を覚悟していたディーノだったが、ケルベロスのとった意外な行動に拍子抜けしていた。
但し相手が退いた理由だけは分かった。
ケルベロスはディーノの左手の中指に光る指輪に反応していた。
昨日クロティルドから餞別として貰ったものだ。
怯えた様子を見る限り、単なる反応どころではない。
はっきり言って指輪を畏れていた。
何故? という疑問がディーノに湧き上がる。
同時に不思議だが気持ちも楽に、否、徐々に強気となって来る。
『お、おい、どうした?』
『う、うう……』
間違いない。
ケルベロスは怯えている。
『こ、答えろ! 俺のどこが何故怖い?』
『…………』
再び尋ねたが、ケルベロスは答えない。
先ほどの会話でディーノは分かった。
こいつは相当プライドが高い。
なので、自分の致命的な弱点を人間如きには喋らないだろう。
だが……手はある。
通用するか、分からないが試してみる価値はある。
慣らし運転なしだが、この状況、下手をうてばどちらにせよ殺される。
駄目で元々、ダメ元だ。
開き直ったら、恐怖が消えた……
『ケルベロス! お前の心を読む!』
ディーノはケルベロスを見据えて言う。
相手の心へ魔力の刃を刺すように、深く深く!
……抉るように告げてやる。
これがロランさんから受け継いだ恐るべき読心魔法……
発動した魔法の効果により、ケルベロスの委縮した心が見えて来る……
怯えた叫びが聞こえて来る。
『お前は! な、何故!? その指輪を所持している! い、一体! 何者だ!!』
やはりクロティルドさんから貰った、この指輪が気になるのか?
ディーノはにやりと笑う。
『ケルベロス! 俺の質問に答えろ! この指輪は一体なんだ?』
『…………』
『黙っていても無駄だ! お前の心へ直接聞く!』
ディーノが「びしっ」と告げた。
更に読心の魔法が発動した。
ケルベロスの心の中にある閉ざされた堅い門が、
ディーノの強き魔力により、強引に押し開かれて行く。
『お、お前が持っているのは! ……ル、ルイ……ルイ・サレオンの魔法指輪だ!』
『ルイ……サレオン』
ケルベロスが絞り出すように心の中で告げた名を、ディーノは同じように復唱していたのだった。
自分が召喚した魔物が現れる。
ディーノは思わず剣の柄に手をかけた。
すぐ抜けるように構える。
剣技の初歩しか知らぬディーノにとってそれしか抵抗する術はない。
万が一、現れた魔物がディーノの意のままにならず、手向かう可能性を考えたのだ。
……幼い頃ディーノは魔物を見た事がある。
何だったかは、分からない。
怖くて近付く事が出来なかった。
住んでいた故郷の王都で見世物にされていたのを遥か遠くから眺めたのだ。
そしてフォルスへ移ってからは、ゴブリン、オークを見た。
「私を守れ、命を懸けて!」とステファニーに強引にけしかけられ、
ゴブリンとやむなく戦いもした。
最初は一方的にやられ、怪我も負った。
その度にステファニーやロクサーヌの助けを借りていたが、徐々に戦えるようにはなった。
しかし戦闘に自信はない。
ただ、事前に相手が分かって戦うのと今の状況は全く違う。
犬や猫、鳥などの使い魔レベルが危険ではないと思うが、自分で召喚した、正体不明な未知の魔物とここまで近い距離で正対した事はなかった。
ここで、この世界における召喚魔法の初歩、『使い魔の定義』に関して触れておこう。
術者が召喚する使い魔とは、異界に存在する自我を持った精神体だ。
犬、猫、鳥など多い為、人間が飼育していた愛玩動物の霊だとも考えられている。
簡単な偵察、連絡や軽量物の運搬が主な役目なのである。
召喚魔法を学ぶ者が一番最初に呼び出す召喚対象となる事が多い。
話を戻そう。
やがて湧き出た魔力が完全に物質化し……
現れたのはやはり、『犬』であった。
それも小さな犬である。
但し子犬というわけではなく、成犬らしい。
呼び出した犬は、なりは小さくとも、灰色狼のような威厳のある容貌と毛色をしていた。
結構、カッコいいと嬉しくなった。
安堵もした。
多分初級レベルの『使い魔』なのだろうと、ディーノは思ったのだ。
ディーノが召喚した『犬』は、「わう」と意外な声で鳴いた。
「へぇ、狼みたいな顔して、鳴き声は可愛いな」
微笑んだディーノが一歩踏み出した瞬間。
心に声が響いた。
今のディーノならば、分かる。
これは……ロランが言っていた心と心の会話、念話である。
『おい、何が可愛いだ? ……舐めるなよ、ガキ』
『わ!』
驚いたディーノが『犬』を見やれば、
『ほう、ガキが念話を使えるのか?』
と感心したように言い、
『だが! お前みたいな頼りないクソガキが新しい主なのか? 俺は認めねぇ!』
と、睨み付けて来る。
ここでロランの言葉が……遺言がリフレインする。
『ディーノ! もっと自信を持って前向きに生きるんだ! 己の人生を諦めるな! けして卑屈になるな!』と。
分かった!
というように、大きく頷くディーノ。
胸元から下がったペンタグラムを握り締め、
きっぱりと言い放つ。
『俺がお前の主、ディーノ・ジェラルディだ。我が命に従え、使い魔よ!』
しかし『犬』は口を開け、「にいっ」と小さな牙を見せた。
まるでディーノをあざ笑うように見える。
『はん! ふざけるなるよ、クソガキ! この俺様が使い魔だと!』
『違うのか?』
『ふん! どこに目を付けてる! てめぇの目は節穴か? 俺はな! こういう者だ!』
『犬』はそう言うと、身体をぶるっと震わせた。
瞬間!
小さかった『犬』の身体は一気に大型の牛ほどになり、
風貌も大きく変わったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「あ、あううう……」
変貌した犬を見たディーノは驚いて、尻もちをついてしまった。
声もろくに出て来ない。
『ははははは! よっく見たか、クソガキ! 小便でもちびったんじゃねえのか? 今迄の姿はほんの第1形態、所詮擬態よ』
……ディーノが驚いたのも無理はない。
ガラリと変わった『犬』の姿は怖ろしいものであった。
3つの首を持ち、竜の尾と蛇のたてがみを備え、胴体は逞しい獅子であったからだ。
さすがに魔法に疎いディーノでもその姿ですぐに分かった。
『犬』の正体は冥界の怖ろしい番犬である。
そう、伝説の魔獣ケルベロスだったのだ。
とんでもない相手を召喚したというショックから驚き、腰を抜かしたディーノに対し、ケルベロスは更に勝ち誇る。
『はははは! これでもまだ第3形態だぜ』
声がまともに出ないディーノは念話で反応する。
『だ、第3形態!?』
『そうだ! もうワンランクアップした姿、すなわち本体となれる』
『ほ、本体!?』
『そろそろ無駄話は終わりだ。お前みたいなガキなどこの姿で充分過ぎる。さあ覚悟しろ! 脱走した亡者のように頭からバリバリと喰ってやるわい』
ケルベロスは思うように動けないディーノへあっという間に駆け寄ると、
顔の半分以上ある口を大きく開けた。
大量の生臭い息が、どっとディーノへ降りかかる。
『う、うわぁ!』
思わずディーノは右腕をあげ、無意識に防ごうとした。
そんな事をしても全く無駄なのだが、窮地に陥る者は、なりふり構わず意味のない行動を取る時がある。
しかし!
奇跡が起こった。
ディーノを喰らおうと迫ったケルベロスは、慌てて飛び退《すさ》ったのだ。
『お、お前! そ、その、ゆ、指輪っ!』
『……え?』
ほぼ死を覚悟していたディーノだったが、ケルベロスのとった意外な行動に拍子抜けしていた。
但し相手が退いた理由だけは分かった。
ケルベロスはディーノの左手の中指に光る指輪に反応していた。
昨日クロティルドから餞別として貰ったものだ。
怯えた様子を見る限り、単なる反応どころではない。
はっきり言って指輪を畏れていた。
何故? という疑問がディーノに湧き上がる。
同時に不思議だが気持ちも楽に、否、徐々に強気となって来る。
『お、おい、どうした?』
『う、うう……』
間違いない。
ケルベロスは怯えている。
『こ、答えろ! 俺のどこが何故怖い?』
『…………』
再び尋ねたが、ケルベロスは答えない。
先ほどの会話でディーノは分かった。
こいつは相当プライドが高い。
なので、自分の致命的な弱点を人間如きには喋らないだろう。
だが……手はある。
通用するか、分からないが試してみる価値はある。
慣らし運転なしだが、この状況、下手をうてばどちらにせよ殺される。
駄目で元々、ダメ元だ。
開き直ったら、恐怖が消えた……
『ケルベロス! お前の心を読む!』
ディーノはケルベロスを見据えて言う。
相手の心へ魔力の刃を刺すように、深く深く!
……抉るように告げてやる。
これがロランさんから受け継いだ恐るべき読心魔法……
発動した魔法の効果により、ケルベロスの委縮した心が見えて来る……
怯えた叫びが聞こえて来る。
『お前は! な、何故!? その指輪を所持している! い、一体! 何者だ!!』
やはりクロティルドさんから貰った、この指輪が気になるのか?
ディーノはにやりと笑う。
『ケルベロス! 俺の質問に答えろ! この指輪は一体なんだ?』
『…………』
『黙っていても無駄だ! お前の心へ直接聞く!』
ディーノが「びしっ」と告げた。
更に読心の魔法が発動した。
ケルベロスの心の中にある閉ざされた堅い門が、
ディーノの強き魔力により、強引に押し開かれて行く。
『お、お前が持っているのは! ……ル、ルイ……ルイ・サレオンの魔法指輪だ!』
『ルイ……サレオン』
ケルベロスが絞り出すように心の中で告げた名を、ディーノは同じように復唱していたのだった。
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