25 / 55
第一章:隠れ里脱出と神器の目覚め
第二十五話:泥と汗と、小さな約束(後編)
しおりを挟む
工場の最深部、クリーンルーム。そこは外の世界の泥や汗を嘲笑うかのように、無機質な銀色と、目に刺さるような白光に支配されていた。
亮の脳内には、重吉が放つ「論理攻撃(ロジカル・アタック)」が、激流のようなノイズとなって流れ込んでいた。
「……ぐっ、あああぁっ!!」
亮は膝をつき、神器(鍬)を杖代わりにしてかろうじて意識を繋ぎ止めていた。
重吉のコードは、亮がこれまで見てきたどのバグよりも精密で、一切の無駄がない。それは、人の温もりを「ノイズ」として切り捨てた、極限の効率化の果てにある「冷たい神の言葉」だった。
「……無意味だよ、亮。……君がどれだけ村人を助けようと、この島を流れる『最適化の奔流』は止まらない。……ハナの病は、この巨大な歯車が回るために必要な、ただの熱(エラー)に過ぎないのだから」
重吉は眼鏡の奥で、感情の欠落した瞳を向けてくる。
その背後で、巨大なサーバーがうなりを上げ、不比等の紋章が刻まれた暗黒戦艦の「設計図」が立体映像として完成に近づいていた。
「……ふざけんな。……熱(エラー)だって……?」
亮は、泥に汚れた自分の手を見つめた。
マメが潰れ、土の匂いが染み付いたこの手。嘉平が流した涙の熱さ。太一が教えてくれた土の呼吸。それらすべてを「熱」の一言で片付けられた瞬間、亮の中で何かが、爆発的に「オーバークロック」した。
「……重吉。……お前の設計図には、一番大事な『素材』が抜けてるんだよ」
「……何だと?」
「――それは、その船に乗る『人間』の体温だ!!」
亮は叫びと共に、神器をサーバーの床へと突き立てた。
「――MI-Z-O!! 船内の全冷却システムを強制シャットダウン!! ……。溜まった熱をすべて、この『クリーンルーム』にバイパスしろ!!」
『――了解。……。ですが亮、そんなことをすれば、ここにいるあなたも無事では……!』
「――やれ!! 泥の熱さを知らない奴に、本当のデバッグはできねえ!!」
次の瞬間、工場全体が激しく振動し、冷房が止まった。
数千台の工作機械が発する凄まじい廃熱が、一気にこの部屋へと流れ込む。室温は瞬く間に上昇し、重吉の「精密な計算」を熱膨張によって狂わせ始めた。
「――なっ!? 狂ったか、亮! ……。システムを物理的に熱暴走させるつもりか!」
「……ああ、そうだ。……。熱いだろう、重吉? これが、お前が切り捨てた『ハナの苦しみ』の温度だ!!」
同時刻、工場の外――。
徳蔵(とくぞう)は、重機「造船獣・カイナ」の猛攻を、泥に塗れた全身で受け止めていた。
「……ガッハッハ! どうした、重吉の傑作! ……。俺の古い槌一つ、叩き折れねえのか!」
徳蔵の槌が、カイナの装甲を粉砕する。
重機は瞬時に自己修復を開始するが、徳蔵はそこに、嘉平の田んぼから引いてきた「泥水」を浴びせかけた。
「……。精密機械は、水に弱いって相場が決まってんだよ。……。特に対馬の生命力が詰まった、このドロドロの泥水にはなぁ!!」
泥が回路に詰まり、自己修復機能がショートを起こす。
徳蔵は、酒場のマスターから預かった「マスターキーのレンチ」を高く掲げた。
「――重吉! 師匠として、最後の手入れ(デバッグ)をしてやる!! ……。瑞澪流・一撃必殺・『魂の再起動(リブート・スマッシュ)』!!」
レンチを添えた槌が、カイナの中枢を貫いた。
重機は最後の一声を上げ、鉄の塊へと戻っていった。
工場内、クリーンルーム。
熱気で霞む視界の中、サクが動いた。
「……。亮が作った一瞬の隙、逃さないわよ!!」
サクは、熱によって歪んだ空間の「わずかな歪み」を読み取り、背負っていた最後の一本――嘉平の田んぼの泥で清めた「破魔の矢」を放った。
矢は重吉の展開していた「絶対障壁(ファイアウォール)」を、その『汚れ』によって無効化し、背後のメインサーバーの中核へと突き刺さった。
ドォォォォォォォォォンッ!!
爆発と共に、不比等の暗黒戦艦の設計図が霧散し、工場の全システムが停止した。
静寂。
熱気が引いていく中、重吉は膝をつき、割れた眼鏡を床に落とした。
「……。私の……私の完璧な最適化が……。なぜ……泥と、汗なんかに……」
「……。重吉。……。お前は計算を間違えたんじゃない。……。計算する『対象』を間違えたんだ」
亮はふらつきながら重吉に歩み寄り、サーバーの奥から、一本の小さな、青く光るアンプルを取り出した。
不比等のラボで生成された、あらゆる論理汚染を浄化する「万能パッチ薬」だ。
「……。これを、ハナに届ける。……。それが、俺たちが今日、泥だらけになって働いた『報酬』だ」
数時間後。
嘉平の家では、シロ(白猫)を抱いたハナが、ようやく穏やかな寝息を立てていた。
亮が持ち帰った薬を服用し、システムの熱から解放された彼女の肌には、健康的な赤みが戻っていた。
「……。ありがとう、亮様。……。徳蔵様、サク様。……。この恩、一生……一生忘れませんわ」
嘉平が深々と頭を下げる。
太一(たいち)も、泥を洗った亮の手を握りしめ、「俺、大きくなったら亮さんみたいに、困ってる人を助けるエンジニアになるよ!」と笑った。
亮は、その温かい小さな手を見つめ、自分の仕事の意味を噛み締めていた。
港では、徳蔵が重吉を連れて歩いていた。
重吉は、もうかつての傲慢な職人の顔ではなかった。自分の罪を認め、これから一生をかけて、この島の壊れた機械を「手作業」で直していくことを、嘉平たちに誓ったのだ。
「……。重吉。……。次は、泥だらけになって槌を振るえ。……。そうすりゃ、お前の作る船にも、いつか魂が宿る」
「……。はい……。師匠……」
天箱(アマノハコ)の甲板。
出航の準備を整えた亮たちの前に、島の住人たちが総出で見送りに来ていた。
「――亮、見て。……。島のみんなが、笑ってる」
澪が、優しく微笑む。
亮の眼鏡には、新たなログが刻まれていた。
『――大三島・全サイドクエスト、完遂。……。報酬:瀬戸内海広域マップの開放。……。および、徳蔵による「天箱・電子戦用レーダー」の実装完了』
「……。ああ。……。最高の結果(リザルト)だ」
亮は、大きく手を振るハナや太一たちに向かって、泥だらけだった手を振り返した。
寄り道。
それは、最短ルートを求めるエンジニアにとっては非効率な行為かもしれない。
だが、この島で流した汗と、手にした信頼こそが、これから大和という「冷徹なシステム」に立ち向かうための、亮たちの最大の武器になるのだ。
「――よし、野郎ども! ……。いや、最強のギルドメンバー諸君! ……。次は瀬戸内、第三のノードへ向かうぞ!!」
天箱は、人々の歓声と、夕陽に輝く瀬戸内の海を背に、力強く錨を上げた。
次回予告:第二十六話「海賊たちの鎮魂歌(レクイエム)と、静寂の海」
次の目的地は、かつて数多の船が沈んだ「幽霊船の墓場」。そこには、戦いを望まないが故にバグに冒された、悲しき海賊が待ち構えていた。亮は、ハッキングではなく「対話」によって、その呪いを解くことができるのか?
亮の脳内には、重吉が放つ「論理攻撃(ロジカル・アタック)」が、激流のようなノイズとなって流れ込んでいた。
「……ぐっ、あああぁっ!!」
亮は膝をつき、神器(鍬)を杖代わりにしてかろうじて意識を繋ぎ止めていた。
重吉のコードは、亮がこれまで見てきたどのバグよりも精密で、一切の無駄がない。それは、人の温もりを「ノイズ」として切り捨てた、極限の効率化の果てにある「冷たい神の言葉」だった。
「……無意味だよ、亮。……君がどれだけ村人を助けようと、この島を流れる『最適化の奔流』は止まらない。……ハナの病は、この巨大な歯車が回るために必要な、ただの熱(エラー)に過ぎないのだから」
重吉は眼鏡の奥で、感情の欠落した瞳を向けてくる。
その背後で、巨大なサーバーがうなりを上げ、不比等の紋章が刻まれた暗黒戦艦の「設計図」が立体映像として完成に近づいていた。
「……ふざけんな。……熱(エラー)だって……?」
亮は、泥に汚れた自分の手を見つめた。
マメが潰れ、土の匂いが染み付いたこの手。嘉平が流した涙の熱さ。太一が教えてくれた土の呼吸。それらすべてを「熱」の一言で片付けられた瞬間、亮の中で何かが、爆発的に「オーバークロック」した。
「……重吉。……お前の設計図には、一番大事な『素材』が抜けてるんだよ」
「……何だと?」
「――それは、その船に乗る『人間』の体温だ!!」
亮は叫びと共に、神器をサーバーの床へと突き立てた。
「――MI-Z-O!! 船内の全冷却システムを強制シャットダウン!! ……。溜まった熱をすべて、この『クリーンルーム』にバイパスしろ!!」
『――了解。……。ですが亮、そんなことをすれば、ここにいるあなたも無事では……!』
「――やれ!! 泥の熱さを知らない奴に、本当のデバッグはできねえ!!」
次の瞬間、工場全体が激しく振動し、冷房が止まった。
数千台の工作機械が発する凄まじい廃熱が、一気にこの部屋へと流れ込む。室温は瞬く間に上昇し、重吉の「精密な計算」を熱膨張によって狂わせ始めた。
「――なっ!? 狂ったか、亮! ……。システムを物理的に熱暴走させるつもりか!」
「……ああ、そうだ。……。熱いだろう、重吉? これが、お前が切り捨てた『ハナの苦しみ』の温度だ!!」
同時刻、工場の外――。
徳蔵(とくぞう)は、重機「造船獣・カイナ」の猛攻を、泥に塗れた全身で受け止めていた。
「……ガッハッハ! どうした、重吉の傑作! ……。俺の古い槌一つ、叩き折れねえのか!」
徳蔵の槌が、カイナの装甲を粉砕する。
重機は瞬時に自己修復を開始するが、徳蔵はそこに、嘉平の田んぼから引いてきた「泥水」を浴びせかけた。
「……。精密機械は、水に弱いって相場が決まってんだよ。……。特に対馬の生命力が詰まった、このドロドロの泥水にはなぁ!!」
泥が回路に詰まり、自己修復機能がショートを起こす。
徳蔵は、酒場のマスターから預かった「マスターキーのレンチ」を高く掲げた。
「――重吉! 師匠として、最後の手入れ(デバッグ)をしてやる!! ……。瑞澪流・一撃必殺・『魂の再起動(リブート・スマッシュ)』!!」
レンチを添えた槌が、カイナの中枢を貫いた。
重機は最後の一声を上げ、鉄の塊へと戻っていった。
工場内、クリーンルーム。
熱気で霞む視界の中、サクが動いた。
「……。亮が作った一瞬の隙、逃さないわよ!!」
サクは、熱によって歪んだ空間の「わずかな歪み」を読み取り、背負っていた最後の一本――嘉平の田んぼの泥で清めた「破魔の矢」を放った。
矢は重吉の展開していた「絶対障壁(ファイアウォール)」を、その『汚れ』によって無効化し、背後のメインサーバーの中核へと突き刺さった。
ドォォォォォォォォォンッ!!
爆発と共に、不比等の暗黒戦艦の設計図が霧散し、工場の全システムが停止した。
静寂。
熱気が引いていく中、重吉は膝をつき、割れた眼鏡を床に落とした。
「……。私の……私の完璧な最適化が……。なぜ……泥と、汗なんかに……」
「……。重吉。……。お前は計算を間違えたんじゃない。……。計算する『対象』を間違えたんだ」
亮はふらつきながら重吉に歩み寄り、サーバーの奥から、一本の小さな、青く光るアンプルを取り出した。
不比等のラボで生成された、あらゆる論理汚染を浄化する「万能パッチ薬」だ。
「……。これを、ハナに届ける。……。それが、俺たちが今日、泥だらけになって働いた『報酬』だ」
数時間後。
嘉平の家では、シロ(白猫)を抱いたハナが、ようやく穏やかな寝息を立てていた。
亮が持ち帰った薬を服用し、システムの熱から解放された彼女の肌には、健康的な赤みが戻っていた。
「……。ありがとう、亮様。……。徳蔵様、サク様。……。この恩、一生……一生忘れませんわ」
嘉平が深々と頭を下げる。
太一(たいち)も、泥を洗った亮の手を握りしめ、「俺、大きくなったら亮さんみたいに、困ってる人を助けるエンジニアになるよ!」と笑った。
亮は、その温かい小さな手を見つめ、自分の仕事の意味を噛み締めていた。
港では、徳蔵が重吉を連れて歩いていた。
重吉は、もうかつての傲慢な職人の顔ではなかった。自分の罪を認め、これから一生をかけて、この島の壊れた機械を「手作業」で直していくことを、嘉平たちに誓ったのだ。
「……。重吉。……。次は、泥だらけになって槌を振るえ。……。そうすりゃ、お前の作る船にも、いつか魂が宿る」
「……。はい……。師匠……」
天箱(アマノハコ)の甲板。
出航の準備を整えた亮たちの前に、島の住人たちが総出で見送りに来ていた。
「――亮、見て。……。島のみんなが、笑ってる」
澪が、優しく微笑む。
亮の眼鏡には、新たなログが刻まれていた。
『――大三島・全サイドクエスト、完遂。……。報酬:瀬戸内海広域マップの開放。……。および、徳蔵による「天箱・電子戦用レーダー」の実装完了』
「……。ああ。……。最高の結果(リザルト)だ」
亮は、大きく手を振るハナや太一たちに向かって、泥だらけだった手を振り返した。
寄り道。
それは、最短ルートを求めるエンジニアにとっては非効率な行為かもしれない。
だが、この島で流した汗と、手にした信頼こそが、これから大和という「冷徹なシステム」に立ち向かうための、亮たちの最大の武器になるのだ。
「――よし、野郎ども! ……。いや、最強のギルドメンバー諸君! ……。次は瀬戸内、第三のノードへ向かうぞ!!」
天箱は、人々の歓声と、夕陽に輝く瀬戸内の海を背に、力強く錨を上げた。
次回予告:第二十六話「海賊たちの鎮魂歌(レクイエム)と、静寂の海」
次の目的地は、かつて数多の船が沈んだ「幽霊船の墓場」。そこには、戦いを望まないが故にバグに冒された、悲しき海賊が待ち構えていた。亮は、ハッキングではなく「対話」によって、その呪いを解くことができるのか?
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる