最弱の俺が神の血を継いで世界を救う旅に出る(仮)

RYOアズ

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192話「水の聖湖」

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ゼイクは星舟アストレイアの甲板に立ち、聖域大陸の水聖峰に広がる「水の聖湖」を見下ろした。清流と湖が輝き、サンゴと木の聖殿が水面に浮かぶ。水神アクアリスの聖地だ。銀と青の船体が低く唸り、雲海を抜けて湿地へと降下する。

エルヴィの図書室での調査と、「虚空の鎖」が示す次なるレジェンドクエストがここだった。絆晶が温かく光り、ゼイクの神紋が微かに反応していた。  「すげぇ綺麗だな、ゼイク! ここで盾が試されるぜ!」  ガルドが盾を手に、赤茶色の短髪を風になびかせる。革鎧が軋み、テラ・ゴーレムがその背後で低く唸る。ゼイクが剣を握り、「ガルド、水の聖地ならお前の土が頼りだぞ」と笑う。ガルドがニヤリと返す。「おうよ! 俺の盾で全部ぶちかましてやるぜ!」  「あんた達、気を抜かないでよね!」  リノアが鍛冶場で強化した杖を手に、赤い軽鎧を鳴らして前に出る。「水の聖湖なんて、私の炎で蒸発させてやるんだから! あんた達、私についといで!」シエルが弓を構え、金髪を軽やかに揺らす。「リノア姉さん、俺の風が水だろうが切り裂くぜ。見ててくれよ」リノアが目を吊り上げる。「あんた、私より目立とうとしてるでしょ! 許さないよ!」  エルヴィが緑のローブを握り、不安そうに呟く。「水の聖湖って、アクアリスの聖地だよね……図書室で読んだよ。癒しと絆が試される場所って書いてあった……」彼女の純粋な瞳が仲間を見回す。ミリエが優しく頷き、「エルヴィちゃんの言う通りだね。記憶の部屋で見たアクアリスの言葉、『癒しと絆が闇を洗う』って。ここで私たちの絆が試されるよ」水色のローブが風に揺れ、「ルシアの涙」が静かに光る。

  ゼイクが一歩進み、「全員、準備しろ! レジェンドクエストだ。水の聖湖を突破するぞ!」と叫ぶ。星舟が湖のほとりに近づき、一行は水辺に降り立つ。聖殿の門はサンゴと木ででき、アクアリスの水紋が刻まれている。ガルドが盾を叩き、「来いってんだよ!」と吼えると、水面が揺れ、門から青い影が現れた。  「アクア・テンプルガード」だ。水神アクアリスの聖湖を守る存在で、全身が水晶と流水に覆われ、両手に水の槍と波盾を持つ。背中に青い翼が揺れ、目は深い青に輝く。シエルが「迅風の舞!」と風刃を放つが、水晶が風を屈折させ、跳ね返す。「何!? 俺の風が効かねぇぜ!」  「テラ・イグニス!」  リノアが炎を放ち、イグニス・ドラゴンが熔岩を吐く。「あんた達、私の炎で焼き尽くすから動き止めなさいよ!」だが、波盾が炎を蒸気に変え、水流で反撃。ガルドが「アース・ウォール!」と土壁を展開し、防ぐ。「くそっ、ゼイク! こいつの水が硬てぇぜ!」ゼイクが「サンダー・ストライク!」と雷撃を放つが、槍が雷を吸収し、波動で一行を襲う。

  「みんな、気を付けて!」  ミリエが「ヒーリング・タイド!」と水流を広げ、仲間を癒す。アクア・リヴァイアサンが水を纏い、波動を和らげる。「この敵、アクアリスの力が宿ってるよ。力だけじゃ倒せないね」エルヴィが「フォレスト・ブレス!」と緑の光で鼓舞し、「水晶が胸にあるよ……でも、水の流れが強すぎて……」と目を凝らす。 

 テンプルガードが槍を振り、水の刃が湖面を切り裂く。波盾から水流が飛び散り、一行を包む。シエルが「風隠れの極意!」で背後に回り、「水晶が胸にあるぜ!」と叫ぶが、槍が反応し、シエルが跳んで避ける。「ちくしょう、迅さじゃ届かねぇ!」ゼイクが剣を構え、「なら、連携だ! ガルド、俺と行くぞ!」  「おう、ゼイク! やるぜ!」  ゼイクとガルドが同時に詠唱。「光の守護者よ!」「大地の守護者よ!」「絆の名の下に!」息を合わせ、「ルミナス・テラノヴァ!」と叫ぶ。魔法陣が浮かび、光と六角形が重なり、ルミナス・フェニックスとテラ・ゴーレムが融合。輝く結晶嵐がテンプルガードを包み、波盾が揺らぐ。「ゼイク、俺たちの力だ!」ガルドが吼える。  「今だ、リノア!」  リノアが「フレイム・インフェルノ!」と炎を放ち、「あんた達、私の炎で蒸発させるよ!」と叫ぶ。だが、まだ倒れず、ゼイクが「3人でいくぞ!」と指示。エルヴィがシエル、ミリエと手を繋ぎ、「ウィンド・アクア・フォレスト!」を放つ。風、水、木の螺旋が水晶を縛り、「みんなで一緒ならやれるよ!」とエルヴィが叫ぶ。  「絆晶を使え!」  ゼイクが絆晶を掲げ、神紋が共鳴。晶が7色の光を放ち、召喚獣が力を増す。ルミナス・フェニックスが光を、テラ・ゴーレムが土を、イグニス・ドラゴンが炎を放ち、水流が揺らぐ。「まだだ!」ゼイクが叫ぶと、聖湖の奥から低い響きが聞こえ、次の試練が待っていることを告げた。

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