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巡る暦
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また、この日が巡って来た。九月九日の、菊の節句。
私は祖母に頼まれ、菊酒の用意をしていた。
今年で二十歳になったから、菊茶は卒業。これからは祖母と一緒に、菊酒が飲める。
朱塗りの丸盆に、黒い切子ガラスのお猪口と徳利を乗せた。徳利には、インターネットの通信販売で取り寄せ、冷蔵庫で冷やしていた辛口の純米大吟醸。小皿には、市販の干し菊を山盛りにする。
「これで、よし!」
何年も、祖母と一緒に準備をしていたから、一人でもお手の物だ。
縁側で待っている祖母の元へ向かおうと、バランスに気をつけて、注意深く盆を持ち上げた。
「毎年恒例ねぇ。よく続くもんだわ……」
炊飯器の中に残った栗ご飯をタッパーに移しながら、母は呆れたように溜め息を吐く。
母の溜め息に込められたマイナス要素を察知し、少し不機嫌な気分になった。ウキウキしていた、楽しい気持ちが台無しだ。
祖母との楽しみに、水を差さないでほしい。
「好きでやってるんだから、いいじゃん。お正月の用意や、雛人形を飾るのと一緒だよ」
「そうは言うけど、やっぱり菊の節句ってマイナー感が否めないのよねぇ。わざわざやらなくても、って言うかさ」
祖母主導で、毎年作っていた栗ご飯。祖母が台所に立たなくなってから、私が率先して栗ご飯だけは用意をするようにしていた。そうじゃないと、菊の節句の日に食べる栗ご飯が、家庭から自然消滅してしまいそうで……。
祖母が大事に続けていた節句の行事だから、私が次に伝えていく覚悟だった。
栗ご飯をタッパーに移し終え、母は炊飯器の保温機能を停止させる。食洗機のスイッチを入れて起動させると、食後のコーヒーを入れるべく、お湯を沸かし始めた。
「母さん、俺にもコーヒー入れて」
二階の自室で持ち帰りの仕事をしていた兄もキッチンにやって来て、食器棚から母と自分用のマグカップを取り出し、テーブルの上に置く。私が手にする盆を横目に見ると、フッと鼻で笑った。
「なによ」
兄の発言と行動は、いつも癪に障る。ギロリと睨めば、また鼻で笑われた。
「べっつに~。ただ……ボケの入ったばあちゃんに、よく付き合えるなぁって思っただけですぅ~」
「その言い方、すっごい腹が立つ」
兄が座った椅子の脚をガンッと蹴り、鬱憤を発散する。椅子は少し動いただけで、兄にはなんの影響も無かった。
兄はスマートフォンを操作する画面から視線を逸らさず、少しも私のほうを見ようとしない。お前なんか相手にしていない、と、兄は全身でアピールしていた。
「口で勝てないからって、暴力に走るのやめてもらっていいっすか?」
「兄さんこそ、わざと人を不快にする喋り方しないでもらえます?」
「そんなん無視したらいいと思うんですけどぉ~」
兄の耳に届かないように、口中で「ムカつくッ」と言い捨てる。
イライラが募り、怒りの感情が爆発してしまいそうだ。
いつも兄は、ああ言えばこう言う。言い合いの最後が自分で終わらないと、気が済まない性分なのだ。さらに本人は、自分は間違ったことを言ってないと思い込んでいるから、始末が悪い。兄とは見解が違う意見を完膚無きまでに叩きのめし、否定しまくる。
そういう自分本位な兄が大嫌いだ。
(ホンットに口が減らないんだから!)
相手にするだけ時間の無駄だ。こうして兄の相手をしている間にも、冷酒が常温に戻ってしまう。
兄が言ったとおりに無視を決め込み、キッチンをあとにしようと踵を返す。すると兄が「あのさー」と、背中に向かって声をかけてきた。
(なによ、もー! 話しかけてくんじゃないわよ)
でも、ここで本当に無視をしたら、また面倒臭い対応を強いられることが目に見えている。相手をしたらバカにされ、相手をしなくても罵倒される。歩く理不尽とは兄のことだ。
返事はせずに、足だけ止めた。
「なんだっけ、その菊酒……長生きできるようにってヤツ? ばあちゃんさ、あとどんだけ生きるつもりなんだよ。認知症が進んで、自分一人じゃ身の回りのこともできなくなってきたくせに。世話するほうの身にもなれっての」
「ひっどい! ばあちゃんに早く死ねってこと? そんな言い方しなくてよくない?」
なにを言われても言葉は返さないと決めていたのに、無理だ。頭に血が上るし、腸が煮えくり返る。
祖母に対する兄の暴言を無視することなんて、できなかった。
スマートフォンの画面を操作したまま、まだ兄は私のほうを見ようともしない。微かに電子音が聞こえる。きっと、アプリのゲームをしているのだ。
「ん~俺が酷いって? そんなことねぇよ。だって、事実。ホントのこと。否定しようが無いじゃん」
自らの発言に全く悪びれた様子も無く、兄はアプリのゲームを続けている。
人を思いやるということができない人種なのか。無神経にも程がある。
(許せない……!)
私は兄に向き直り、だいたいさ! と声を荒らげた。
「兄さん仕事が忙しいって、ばあちゃんのことなんにもしてないじゃないのよ! 文句ばっかりで、お世話もなんにも自分はしない。口だけ出さないでくれるかな。そういうの、すーっごく不愉快!」
ここぞとばかりに、不満をぶちまける。まだ言い足りないけれど、このくらいで勘弁しといてやることにしよう。
ゲームが終わったのか、兄はスマートフォンをテーブルに置き、冷ややかな目線を送ってきた。
「だって、ホントのことだろ? 俺の理想はピンピンコロリだ。将来、誰の手を煩わせることなく死んでやるよ」
口元には、冷淡な笑み。せせら笑う兄が、冷酷な人間に見える。
「うわっ、クズだ。人間のクズが居る」
「おいおい、そんな引くなよ~」
軽蔑している私に、兄は「本気にすんなって~」と冗談めかしてきた。
このバカにされている感じが、凄く腹立つ。
「ちょっと、アンタ達。おばあちゃんの耳に入るとよくないわ。そんなことで喧嘩するの、やめなさい」
兄の暴言が過ぎると判断したのか、母が仲裁に入る。
大丈夫だよ、と言いながら、また兄はスマートフォンをいじり始めた。
「今は縁側に居るんだろ? 仮にコッチまで来てたとしても、耳も遠くなって、近くで大きな声しないと聞こえてないし。はいはい、って返事してっけど、理解もしてねぇじゃん」
完全に、年老いた祖母のことをバカにしているし、見下している。
子供の頃、両親が仕事で家に居ないとき、散々世話になったくせに。恩もなにも感じていない。
私の堪忍袋の緒が切れるのは、今日これで何回目だろう。
「兄さんには、優しさが欠片も無いの?」
「残念ながら、俺の優しさは無限じゃないの~」
話している私のほうを見向きもしないことにも腹が立つ。頭に来て仕方がないから、私も兄の人格を攻撃することにした。
自分を否定されれば、スマートフォンの画面から目を離すことくらいするだろう。
「そんなんだから、彼女できても振られちゃうんだよ。ましてや結婚したら、こんな男が夫になるなんて……悲劇でしかないね」
「おい、どういう意味だよ」
案の定、兄は私を睨みつける。
「言葉どおりの意味です~ぅ」
「うっせぇ! さっさと行けよ、ウゼェなコラッ」
兄はテーブルの上にあったティッシュ箱を手に取り、大きく振りかぶる。
投げるのか。投げてみろ。コントロール力が悪いのは知っているから、どうせ私には当たらない。暴投して恥を晒せばいいんだ。
私は、さらに追い討ちをかける。
「口が悪い人、嫌~い。家族のこと悪く言う人、大っ嫌~い! そんなんで、よく社会人やってられまちゅね~」
「てっめ! この野郎ッ」
「コラッ、二人共そこまで! いつまでも低レベルな喧嘩してないで、やめなさいってば。ほら、お兄ちゃんコーヒー入ったわよ」
母が兄の前に、湯気が立つマグカップを雑に置く。兄はチッと舌打ちして、マグカップを手に取った。
熱々のコーヒーで、舌や口の中を火傷してしまえばいい。
「ほら、アンタも。おばあちゃん待ってるでしょ? 早く行きなさい」
母から、犬や猫に対してするように、シッシッと手で追い払われる仕草をされる。
厄介事や、面倒な口喧嘩は勘弁してほしいという心の声がダダ漏れだ。
「っとに……二人しか居ない兄妹なのに、全然性格が違うんだから。仲良くする努力をしろとは言わないけど、喧嘩をしない努力はしなさいよ」
母からの小言に、兄は答えない。私も答えるのが嫌で、拒絶するように、コーヒーの香りが漂うキッチンのドアを乱暴にバタンと閉めた。
私は祖母に頼まれ、菊酒の用意をしていた。
今年で二十歳になったから、菊茶は卒業。これからは祖母と一緒に、菊酒が飲める。
朱塗りの丸盆に、黒い切子ガラスのお猪口と徳利を乗せた。徳利には、インターネットの通信販売で取り寄せ、冷蔵庫で冷やしていた辛口の純米大吟醸。小皿には、市販の干し菊を山盛りにする。
「これで、よし!」
何年も、祖母と一緒に準備をしていたから、一人でもお手の物だ。
縁側で待っている祖母の元へ向かおうと、バランスに気をつけて、注意深く盆を持ち上げた。
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炊飯器の中に残った栗ご飯をタッパーに移しながら、母は呆れたように溜め息を吐く。
母の溜め息に込められたマイナス要素を察知し、少し不機嫌な気分になった。ウキウキしていた、楽しい気持ちが台無しだ。
祖母との楽しみに、水を差さないでほしい。
「好きでやってるんだから、いいじゃん。お正月の用意や、雛人形を飾るのと一緒だよ」
「そうは言うけど、やっぱり菊の節句ってマイナー感が否めないのよねぇ。わざわざやらなくても、って言うかさ」
祖母主導で、毎年作っていた栗ご飯。祖母が台所に立たなくなってから、私が率先して栗ご飯だけは用意をするようにしていた。そうじゃないと、菊の節句の日に食べる栗ご飯が、家庭から自然消滅してしまいそうで……。
祖母が大事に続けていた節句の行事だから、私が次に伝えていく覚悟だった。
栗ご飯をタッパーに移し終え、母は炊飯器の保温機能を停止させる。食洗機のスイッチを入れて起動させると、食後のコーヒーを入れるべく、お湯を沸かし始めた。
「母さん、俺にもコーヒー入れて」
二階の自室で持ち帰りの仕事をしていた兄もキッチンにやって来て、食器棚から母と自分用のマグカップを取り出し、テーブルの上に置く。私が手にする盆を横目に見ると、フッと鼻で笑った。
「なによ」
兄の発言と行動は、いつも癪に障る。ギロリと睨めば、また鼻で笑われた。
「べっつに~。ただ……ボケの入ったばあちゃんに、よく付き合えるなぁって思っただけですぅ~」
「その言い方、すっごい腹が立つ」
兄が座った椅子の脚をガンッと蹴り、鬱憤を発散する。椅子は少し動いただけで、兄にはなんの影響も無かった。
兄はスマートフォンを操作する画面から視線を逸らさず、少しも私のほうを見ようとしない。お前なんか相手にしていない、と、兄は全身でアピールしていた。
「口で勝てないからって、暴力に走るのやめてもらっていいっすか?」
「兄さんこそ、わざと人を不快にする喋り方しないでもらえます?」
「そんなん無視したらいいと思うんですけどぉ~」
兄の耳に届かないように、口中で「ムカつくッ」と言い捨てる。
イライラが募り、怒りの感情が爆発してしまいそうだ。
いつも兄は、ああ言えばこう言う。言い合いの最後が自分で終わらないと、気が済まない性分なのだ。さらに本人は、自分は間違ったことを言ってないと思い込んでいるから、始末が悪い。兄とは見解が違う意見を完膚無きまでに叩きのめし、否定しまくる。
そういう自分本位な兄が大嫌いだ。
(ホンットに口が減らないんだから!)
相手にするだけ時間の無駄だ。こうして兄の相手をしている間にも、冷酒が常温に戻ってしまう。
兄が言ったとおりに無視を決め込み、キッチンをあとにしようと踵を返す。すると兄が「あのさー」と、背中に向かって声をかけてきた。
(なによ、もー! 話しかけてくんじゃないわよ)
でも、ここで本当に無視をしたら、また面倒臭い対応を強いられることが目に見えている。相手をしたらバカにされ、相手をしなくても罵倒される。歩く理不尽とは兄のことだ。
返事はせずに、足だけ止めた。
「なんだっけ、その菊酒……長生きできるようにってヤツ? ばあちゃんさ、あとどんだけ生きるつもりなんだよ。認知症が進んで、自分一人じゃ身の回りのこともできなくなってきたくせに。世話するほうの身にもなれっての」
「ひっどい! ばあちゃんに早く死ねってこと? そんな言い方しなくてよくない?」
なにを言われても言葉は返さないと決めていたのに、無理だ。頭に血が上るし、腸が煮えくり返る。
祖母に対する兄の暴言を無視することなんて、できなかった。
スマートフォンの画面を操作したまま、まだ兄は私のほうを見ようともしない。微かに電子音が聞こえる。きっと、アプリのゲームをしているのだ。
「ん~俺が酷いって? そんなことねぇよ。だって、事実。ホントのこと。否定しようが無いじゃん」
自らの発言に全く悪びれた様子も無く、兄はアプリのゲームを続けている。
人を思いやるということができない人種なのか。無神経にも程がある。
(許せない……!)
私は兄に向き直り、だいたいさ! と声を荒らげた。
「兄さん仕事が忙しいって、ばあちゃんのことなんにもしてないじゃないのよ! 文句ばっかりで、お世話もなんにも自分はしない。口だけ出さないでくれるかな。そういうの、すーっごく不愉快!」
ここぞとばかりに、不満をぶちまける。まだ言い足りないけれど、このくらいで勘弁しといてやることにしよう。
ゲームが終わったのか、兄はスマートフォンをテーブルに置き、冷ややかな目線を送ってきた。
「だって、ホントのことだろ? 俺の理想はピンピンコロリだ。将来、誰の手を煩わせることなく死んでやるよ」
口元には、冷淡な笑み。せせら笑う兄が、冷酷な人間に見える。
「うわっ、クズだ。人間のクズが居る」
「おいおい、そんな引くなよ~」
軽蔑している私に、兄は「本気にすんなって~」と冗談めかしてきた。
このバカにされている感じが、凄く腹立つ。
「ちょっと、アンタ達。おばあちゃんの耳に入るとよくないわ。そんなことで喧嘩するの、やめなさい」
兄の暴言が過ぎると判断したのか、母が仲裁に入る。
大丈夫だよ、と言いながら、また兄はスマートフォンをいじり始めた。
「今は縁側に居るんだろ? 仮にコッチまで来てたとしても、耳も遠くなって、近くで大きな声しないと聞こえてないし。はいはい、って返事してっけど、理解もしてねぇじゃん」
完全に、年老いた祖母のことをバカにしているし、見下している。
子供の頃、両親が仕事で家に居ないとき、散々世話になったくせに。恩もなにも感じていない。
私の堪忍袋の緒が切れるのは、今日これで何回目だろう。
「兄さんには、優しさが欠片も無いの?」
「残念ながら、俺の優しさは無限じゃないの~」
話している私のほうを見向きもしないことにも腹が立つ。頭に来て仕方がないから、私も兄の人格を攻撃することにした。
自分を否定されれば、スマートフォンの画面から目を離すことくらいするだろう。
「そんなんだから、彼女できても振られちゃうんだよ。ましてや結婚したら、こんな男が夫になるなんて……悲劇でしかないね」
「おい、どういう意味だよ」
案の定、兄は私を睨みつける。
「言葉どおりの意味です~ぅ」
「うっせぇ! さっさと行けよ、ウゼェなコラッ」
兄はテーブルの上にあったティッシュ箱を手に取り、大きく振りかぶる。
投げるのか。投げてみろ。コントロール力が悪いのは知っているから、どうせ私には当たらない。暴投して恥を晒せばいいんだ。
私は、さらに追い討ちをかける。
「口が悪い人、嫌~い。家族のこと悪く言う人、大っ嫌~い! そんなんで、よく社会人やってられまちゅね~」
「てっめ! この野郎ッ」
「コラッ、二人共そこまで! いつまでも低レベルな喧嘩してないで、やめなさいってば。ほら、お兄ちゃんコーヒー入ったわよ」
母が兄の前に、湯気が立つマグカップを雑に置く。兄はチッと舌打ちして、マグカップを手に取った。
熱々のコーヒーで、舌や口の中を火傷してしまえばいい。
「ほら、アンタも。おばあちゃん待ってるでしょ? 早く行きなさい」
母から、犬や猫に対してするように、シッシッと手で追い払われる仕草をされる。
厄介事や、面倒な口喧嘩は勘弁してほしいという心の声がダダ漏れだ。
「っとに……二人しか居ない兄妹なのに、全然性格が違うんだから。仲良くする努力をしろとは言わないけど、喧嘩をしない努力はしなさいよ」
母からの小言に、兄は答えない。私も答えるのが嫌で、拒絶するように、コーヒーの香りが漂うキッチンのドアを乱暴にバタンと閉めた。
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