255 / 1,496
第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?
257.当事者がいなくなっても『そして、誰もいなくなった』では終わらない。問題の後始末や尻ぬぐいをするのは、関係の薄かった人だったりする。
しおりを挟む
「新鮮な死体ですか?」
「そうだ。」
「死にたてほやほや、な?」
死体にほやほや、はありかな?と思いつつ。
「その通り。」
「令嬢の死体を運んできたんですか?」
と長男。
「ああ。」
「王家は、その横で『残念ですが、令嬢に結婚は困難なようです。』と述べた。」
とデヒル。
死者ではなー。
「それから、どうなったんですか?」
「皇太后が、確認にきた。」
とデヒル。
「ご令嬢が本人かどうかも含めて、ですよね?」
「そうだ。皇太后がご令嬢本人の死亡を認めたので、王家は、上位互換のご令嬢を紹介した。」
とデヒル。
「さすが、嫁入り合戦。」
と長男。殺し合い上等とは。
「皇太后は、ご令嬢の上位互換だという令嬢を見て、『このものの首を刎ねよ。』と1言。」
とデヒル。
長男は、思わず、口をぽかんと開けた。
「王家が、何故かと聞けば。
『孫の嫁にする予定だったご令嬢より優れているような娘を野放しには出来ぬ。ご令嬢が嫁にくることがかなわなくなった今、この娘を生かしておくことはならぬ。わらわの目の前で、首を刎ねよ。』と皇太后が仰せになられた。」
とデヒル。
「どうなりました?」
「王家も、上位互換のご令嬢も、その家も抵抗したが、上位互換のご令嬢はその場で首を刎ねられた。」
とデヒル。
「やるなー。」
まあ、金を払って渡された品物が、売り物として、見せられていたものと違ったら、怒るのは、アリ。
見本じゃなきゃ、詐欺だ。
皇国が皇族の嫁に迎えるなら、相当の支度金も渡しているはず。支度金の返金もなく婚約解消の申し入れなど、通るはずもない。
父上から、支度金についての言及がなかったということは、支度金を受け取ったままで騒動を引き起こしたということだ。
「皇国の皇族と婚約しておきながら、婚約した娘を死なせて、約束を破った責任を追求せよ、と皇太后の命を受け、令嬢の家は誰もいなくなった。」
とデヒル。
「絶滅したんですか?」
「一人残らず。それから。」
とデヒル。
「まだ、ありましたか。」
「その場にいた王家と上位互換の令嬢の家のものは、皇太后の御御足を煩わせた責任をとるために、全員自害。」
とデヒル。
「今までの流れで、進んで自害する登場人物は、1人も出ていないような。」
長男は思わず呟く。
「死んでいない王家と貴族達に対して、『皇太后の望みを潰した原因を調べて、公表することと、皇太后に憂いを残した償いを国として続けるように』と皇国は言い渡した。」
とデヒル。
「相手、王家というからには、独立した王国なんですよね?属国じゃないんですよね?」
と長男。
「相手が、どこだろうが、誰だろうが、皇国の皇太后のお心を楽しませるはずだった孫の婚約を台無しするなど、皇国は許さないからな。」
とデヒル。
「そうだ。」
「死にたてほやほや、な?」
死体にほやほや、はありかな?と思いつつ。
「その通り。」
「令嬢の死体を運んできたんですか?」
と長男。
「ああ。」
「王家は、その横で『残念ですが、令嬢に結婚は困難なようです。』と述べた。」
とデヒル。
死者ではなー。
「それから、どうなったんですか?」
「皇太后が、確認にきた。」
とデヒル。
「ご令嬢が本人かどうかも含めて、ですよね?」
「そうだ。皇太后がご令嬢本人の死亡を認めたので、王家は、上位互換のご令嬢を紹介した。」
とデヒル。
「さすが、嫁入り合戦。」
と長男。殺し合い上等とは。
「皇太后は、ご令嬢の上位互換だという令嬢を見て、『このものの首を刎ねよ。』と1言。」
とデヒル。
長男は、思わず、口をぽかんと開けた。
「王家が、何故かと聞けば。
『孫の嫁にする予定だったご令嬢より優れているような娘を野放しには出来ぬ。ご令嬢が嫁にくることがかなわなくなった今、この娘を生かしておくことはならぬ。わらわの目の前で、首を刎ねよ。』と皇太后が仰せになられた。」
とデヒル。
「どうなりました?」
「王家も、上位互換のご令嬢も、その家も抵抗したが、上位互換のご令嬢はその場で首を刎ねられた。」
とデヒル。
「やるなー。」
まあ、金を払って渡された品物が、売り物として、見せられていたものと違ったら、怒るのは、アリ。
見本じゃなきゃ、詐欺だ。
皇国が皇族の嫁に迎えるなら、相当の支度金も渡しているはず。支度金の返金もなく婚約解消の申し入れなど、通るはずもない。
父上から、支度金についての言及がなかったということは、支度金を受け取ったままで騒動を引き起こしたということだ。
「皇国の皇族と婚約しておきながら、婚約した娘を死なせて、約束を破った責任を追求せよ、と皇太后の命を受け、令嬢の家は誰もいなくなった。」
とデヒル。
「絶滅したんですか?」
「一人残らず。それから。」
とデヒル。
「まだ、ありましたか。」
「その場にいた王家と上位互換の令嬢の家のものは、皇太后の御御足を煩わせた責任をとるために、全員自害。」
とデヒル。
「今までの流れで、進んで自害する登場人物は、1人も出ていないような。」
長男は思わず呟く。
「死んでいない王家と貴族達に対して、『皇太后の望みを潰した原因を調べて、公表することと、皇太后に憂いを残した償いを国として続けるように』と皇国は言い渡した。」
とデヒル。
「相手、王家というからには、独立した王国なんですよね?属国じゃないんですよね?」
と長男。
「相手が、どこだろうが、誰だろうが、皇国の皇太后のお心を楽しませるはずだった孫の婚約を台無しするなど、皇国は許さないからな。」
とデヒル。
1
あなたにおすすめの小説
ヒーロー組織のサポートメンバーになりました!
はちのす
BL
朝起きたら、街はゾンビだらけ!生き残りたい俺は、敵に立ち向かうヒーロー組織<ビジランテ>に出逢った。
********
癖の強いヒーロー達の"心と胃の拠り所"になるストーリー!
※ちょっとイチャつきます。
氷の婚約者様に破談を申し出たら号泣された
楽矢
BL
目が覚めると、レースの牢獄のような天蓋付きベッドの上だった。
何も覚えていない出来損ない下級貴族ミラ。無能だクズだと冷酷な罵詈雑言を浴びせてくる氷の騎士セティアス。
記憶喪失から始まる、2人のファンタジー貴族ラブコメディ。
----------
※注)
かっこいい攻はいません。
タイトル通りそのうち号泣しますのでご注意!
貴族描写は緩い目で雰囲気だけお読みいただけると幸いです。
ハッピーエンドです。
激重感情をこじらせた攻→受な関係がお好きな同志の方、どうぞよろしくお願いします!
全16話 完結済み/現在毎日更新予定
他サイトにも同作品を投稿しています。
様子を見ながらそのうち統合するかもしれません。
初めての一次創作でまだよく分かっておらず、何かおかしなことをしでかしていたら申し訳ないです!
【柳原学園】いやいや、俺は『俺様生徒会長』だから
西園 斎
BL
家の都合で『俺様』を演じてる生徒会長が、生徒会やら風紀やら教師やらから好かれるお話。
演技俺様会長総受け(愛され)/後固定CP
*10年以上前の作品を、やや加筆修正していきます
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
【完結】Restartー僕は異世界で人生をやり直すー
エウラ
BL
───僕の人生、最悪だった。
生まれた家は名家で資産家。でも跡取りが僕だけだったから厳しく育てられ、教育係という名の監視がついて一日中気が休まることはない。
それでも唯々諾々と家のために従った。
そんなある日、母が病気で亡くなって直ぐに父が後妻と子供を連れて来た。僕より一つ下の少年だった。
父はその子を跡取りに決め、僕は捨てられた。
ヤケになって家を飛び出した先に知らない森が見えて・・・。
僕はこの世界で人生を再始動(リスタート)する事にした。
不定期更新です。
以前少し投稿したものを設定変更しました。
ジャンルを恋愛からBLに変更しました。
また後で変更とかあるかも。
完結しました。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる