フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?

258.ヤバい国と末永く上手にお付き合いする方法を考えたうちの1人が、ガランの何代か前のご当主。当主のお付き合いは、色々あるんだね。

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「その国は、まだあるんですか?」
と長男。
「地図上には存在するが、その時代を境に一気に力を失った。」
とデヒル。
「時代というからには、何代も前の話ですよね?父上はお調べになったのですか?」
と長男。
「何代も前のガラン家当主が、立ち会いに呼ばれたから、一部始終を記録し、残してある。」
とデヒル。
「立ち会いというのは、ご令嬢の死体が運ばれてきたときの、ですよね?」
と長男。
「そうだ。」

「なんで、立ち会いしたんですか?」
と長男。
「皇国が公表したときに、今後、皇国と王国の話し合いには、それぞれが呼んだ第三国の者を証人を立ち会わせると宣言した。」
とデヒル。
「王家は?」

「王家側の証人が、いなかったから、証人がくるまで、話し合いを待つか提案したら、いらないと返ってきたから、王家側は、証人なしで話し合い開始している。」
とデヒル。

王家側は、殺されると考えなかったんだろうなあ。

「その騒動が発端なんですか?」

「証人として立ち会った者と皇国の担当者で、多くの国を危うくしない方法を考えた。
異性の兄弟姉妹が予備につけば、予備は自身のしたい結婚のために、正規の婚約者の身を守り抜こうとする。
婚約者を出した家は、正規の婚約者が成婚しなかった場合、子ども2人を失う上に、予備の婚約者は結婚しても、正規の婚約者が結婚するより、低い地位になり、皇国の皇族との結婚の旨味が激減する。」
とデヒル。
「そのくらい構えておけば、正規の婚約者を守ろうとしますよね。」
と長男。

「自力で子どもを守れない家は、候補にあがった段階で、辞退を推奨。辞退しなかったことにより、発生する問題の対処に皇国は関与しない。
以上の内容を世界に向けて発信した。
それからは、問題が起きても、ガランは証人に呼ばれていない。」
とデヒル。

「マーゴット叔母上の婚約をぎりぎりまで伏せるのは自衛のためなんですね。」

マーゴット叔母上に何かあれば、ガランは全力で潰しに行くのはともかく。
皇国との政略結婚がおじゃんになる上に、フィリス叔父を低い地位で婿入りなんてガランとして、認められないから、皇国ともやり合うことになる。

マーゴット叔母上とフィリス叔父上とガランのために、マーゴット叔母上の婚約は伏せるに限る。

「その通り。ガランは、フィリスをやる気はないからな。」

「皇弟は、フィリス叔父上を気に入っているんですよね。フィリス叔父上は、どうなんですか?懐いていた、と仰っていましたよね。」
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