フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?

327.売春宿は男娼オンリーでも、近所に女のコの店があるよね?帰るのが遅くなっても、お仕事って言っちゃう?お小遣いいくら持っていこうかなー。

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サブリーもユージュアルも、行きたくないと、必死にゴネたのに、なぜかすんなり、内偵計画が実行にうつされることになった。

フィリスは、未知の世界にワクワクしている。

変装用の服を着たら、3人とも、見事に、田舎から都会に出てきた仲良し3人組。

服が色違いだから、だね。

3人セットで拐かされて、売りに出されないように、とハーマルに何度も念押しされた。

危ないと思ったら、内偵失敗で、いいから、無事に生きて帰ってこい、とハーマルの上司にも念押しされた。

「危なかったら?デヒルお兄様が軍を出すもの。」
と全く危機感がないフィリス。

「近衛の仕事に、いきなり、ガラン軍を突っ込んだりしない。」
とジーン。

「フィリス、危なかったら、まずガラン軍ではない。まずコーハの騎士を呼ぶように。」
とラウル。

「忘れていなかったら。」
とサブリー。
「思い出せたら。」
とユージュアル。
「呼べたら。どっちか、呼ぶね。」
と理解したか、していないかわからないフィリス。

フィリスにすれば、結果が出せるなら、どっちでも良い。

その時の状況次第で、決める気でいる。

サブリーとユージュアルも、フィリスと似たような考え方だ。

「この3人を送り込んで大丈夫か?」
と言った誰かに、サブリーが食いつく。
「よし、止めよう。今すぐ、代理を。んぎゃっ。」

余計なことを口走った誰かはゲンコツをもらい、サブリーは、ジーンに襟首を掴まれている。

「ごめんなさい。調子に乗りました。いきます。行かせてください。」

謝り倒して、解放された途端、サブリーとユージュアル、フィリスはひそひそ話を始めた。

「内偵の後、売春宿のご近所にあるに違いない女のコのお店に寄り道して帰ろう。」

「イイネ、そうしよう。」

「お小遣い、いくら持っていく?」

ジーンがフィリスを。
シドニーが、サブリーとユージュアルの襟首を掴む。

「教育的指導をしてから、出発にするか?」
とジーン。

「指導しなくてもいいと思うな。俺達、真面目に働くし。」
とサブリー。

「言いつけは、きちんと守るから、遅く帰っても、いいよな?わー。遅くなりません。時間厳守します。」
さり気なく、要求を押し込もうとして失敗したユージュアル。

「お小遣い、ダメなら、ツケにするの?」
とまだ呑気なフィリス。

「あ。おい。」

「やべ。」

「へ?」

結局。3人は、内偵前に、ジーンにより、仕事を忘れて、遊んだら、ジーンが罰を与えることに同意するという同意書を書いた。
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