フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?

427.フィリスのお姫様ティアラ、サブリーとユージュアルのヘッドドレス、出発前に、制服にしたとジーンが話していた。いや、でも、まさか。

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フィリス、サブリー、ユージュアルは、一仕事終えて、元気に近衛棟に帰ってきた。

「ただいま。仕事終わったの。」
とフィリス。
「今、帰ったー。」
とユージュアル。
「いっぱい働いた!」
とサブリー。

「「「「「お帰り。」」」」」

あちこちから、声がかかる。

「フィリス、ユージュアル、サブリー。」
と3人は、エスターに呼び止められた。

「何か、足りないんじゃないかな?」
とエスターは、優しく促してくれる。

3人は、顔を見合わせる。
何か足りないものなんて、あったかなあ。
ないと思うな。
だよねー、ないよねー。

3人は自信をもって答えた。
「「「足りなくないよ。大丈夫。」」」

ラウルが、3人を見た。
「3人とも、ティアラとヘッドドレスは?」

「「「え?」」」
お姫様ティアラのことかな?と不思議に思うフィリス。
ヘッドドレス、今、関係ないよな、と焦るユージュアル。
ラウルも見たかったのか、珍しいな、と考えるサブリー。

「制服は勝手に省いてはいけない、と教えたな?」
とラウル。

「でも、ティアラよ?」
とフィリス
「いや、だって。ヘッドドレスだぞ?」
てユージュアル。
「今日は終わった!」
とサブリー。

「外交の随行は、出発報告から、帰還報告までが1つの流れ。帰還報告をしたのは?」
とラウル。

「今したよ?」
とフィリス。

「帰還報告が終わるまで、制服は着崩さないと教えたね。3人とも。」
とラウル。

「「「はい。」」」
3人は、なんだか、いやな流れだと感づいている。

これは、お説教が始まる流れでは?

「頭のお飾りが帰還報告前からないのは、着崩したことに入る。分かるね?」

いや、分からない、と3人は叫びたかった。

無くても困らないよ?
制服にお飾りだぞ?
余分に決まっているじゃん。

行く前に十分話題を振りまいたし、出先でも、注目浴びた。

十分だよね?

「「「制服に、お飾りはいらない。」」」
3人の魂のこもった声は、1つになった。

「出発前に、ジーンから制服に登録したと説明してもらっているな?」
とラウル。

「「「それは。」」」
と言葉につまる3人。

「どうだ?」

「「「されている。」」」
と3人はしぶしぶ認める。

「取り消してほしいの。お姫様ティアラつけていたら、お姫様になっちゃう。」
とフィリス。

「お飾りは制服にしたらダメだと思う。威厳がなくなる。」
ともっともらしく主張するユージュアル。

「俺達にお飾りがセットだったのは、今日だけだろ?終わったから、もういいじゃん?」
と流したいサブリー。

「制服は、仕事中、身につけるものだと教えたな。忘れたか?」
とラウル。

まさか、と3人は顔を見合わせる。

「「「今日だけだから。」」」
と主張してみた。

「教育が足りていなかったな。」
とラウル。

「今日の分のペナルティーは、別日に調整する。3人とも、うちに連れていくから、そのつもりで、準備するように。」
とラウル。

ラウルのお家に遊びに行くのは楽しいけれど、ペナルティーのために行くのはいやだ。

ラウルのお家の侯爵家の最強は、ケンカ殺法上等なラウルの姉である。

姉の指導なんて、言われたら、泣いて許しを請うしかない。

「ボクの教育は、足りているの。明日から、着崩したりしないの。」
とフィリス。

「明日から心を入れ替えるから。」
とサブリー。

「失敗を糧にして、明日からちゃんとやる。」
とユージュアル。
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