フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

637.キーリ王子にお話を。パス1なの?フィリスの黒幕考。黒幕のやり方から考えると、出席者の中に目と耳となる者を潜ませていないかしら?

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王女と王女の国は、利用されてベリウンヘルツにいる。

姿を見せない黒幕が裏で暗躍していることが、王女方の話から分かった。

複数の国に何かしらの影響力を及ぼし、自分達の顔も名前も出さずに、コーハ王国の外交団を準備が整ったベリウンヘルツへ呼び込んだ敵の正体は、まだ突き止めることができていない。

傭兵団を大量に使えるのは、黒幕に潤沢な資金と信用がある証拠。

ベリウンヘルツ国内なのに、ベリウンヘルツの影響が薄い。

ベリウンヘルツだと一目で区別できる兵がいない。

国際会議の会議場のある建物の中にも外にも。

街中にも。

制服ではなく、私服で街中にいる可能性もなくはない。

でも、国際会議の会議場がある建物とその周辺、街中を含めて、ベリウンヘルツの軍旗も兵も見ないなんて、治安維持を放棄したように見える。

全く、表に顔を出さない、悟らせない黒幕。

1人くらい手の者を忍ばせていてもおかしくないの。

4人の王子のうち、1人くらい、ね?

裏から思い通りに動かしてうまく行ったからと、離れたところで結果が出るのを待つタイプの黒幕じゃないの。

傭兵団を使って、王女方の行動を完全に支配した上に、手の者に監視させている。

国際会議の会議場のある建物の敷地の中も外も傭兵団だらけ。

黒幕は、失敗の要素は、全て取り除かないと気が済まないタイプ。

用心に用心をして、予防策の重ねがけをせずにはいられない。

傭兵団ばかり使うのは、傭兵団の守秘義務で契約先を漏らさない契約をしたのかしら。

黒幕は、ボク達に直接関わってこない。

ボク達に、正体を知られずに成し遂げたいことがあるから。

黒幕には、この国際会議にフィリップ殿下を呼び出したことで、目的達成じゃない。

フィリップ殿下を呼び出したのは通過点。

フィリップ殿下が国際会議に来たことで目的が達成できたなら、まだなんの動きも見せていないのは変なの。

ここから、まだ動きがある。

黒幕が出てくるにしても、最後まで隠れたままでいるにしても。
まだ、次の段階にかじを切るまでにはいかないと黒幕が現状を判断していることになる。

黒幕が現状を判断するには、現場にいるか、息のかかった密告者がいるか。

今回の黒幕は、現場に出てきて、正体を知られる危険はおかさないタイプ。

自分の身元を特定できる関係者を一切使わないで、今の状況を作り上げた。

正体を明かすとしても、全てが思惑通りに進んで終わってから、だと思うの。

国際会議中に、王子や王女達が自分の思惑通りに動くか、不安でしょうね。
不確定要素が多いもの。
出席者に監視と監督をさせておけば、黒幕は安心するんじゃないかしら?



タンドルツン王国
キーリ王子。

褒め称える語彙がないのかしら。
すっかり大人しくなってしまったの。

復活するまで待てないもの。
次に行くの。

「キーリ王子。先に他の王子と話すから、付き添いと相談してごらんなさい。」
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