フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

638.メッタリ王国ピイロ王子とお話。ピイロ王子は、国際会議の会議場から退場しようとしたボク達が向かった扉の前に人を並べた王子。

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メッタリ王国
ピイロ王子に聞いて見る。

「ピイロ王子。
1日目に、会議場から退場しようとしたボク達が扉に向かったら、扉の前に人を並べたでしょ?
並べた人は、ピイロ王子とどういう関係のどなたかしら?
それと、どうして邪魔したの?」

「ボクは、したいことの邪魔をされるのは、お好みじゃないの。」

「ピイロ王子が詳しく話せないのなら、邪魔した全員連れてきてくださる?」

「恐ろしいくらい傲慢。」
とピイロ王子。
「引き渡したら、どうするんだ?」

「ピイロ王子は、自分で話さず、引き渡すのかしら?」

「引き渡すとは言っていない。」
とピイロ王子。

「ピイロ王子が引き渡すなら、ボクのものよ?」
とボクはにっこり。
「今すぐ、話すか、引き渡すかよ?」

扉の前に並んでいたのは、全員、傭兵団ではなかったと思う。

ピイロ王子が、引き渡すのを躊躇しているのは、ピイロ王子の命令に従う者達だから?

「あの者達は、私の部下だ。国際会議では、司会者に従うべきだと思ったから、指示した。」

「最初に、フィリップ殿下は、構うなと宣言した意味を理解されなかったの?」

「何をだ?」

「ボク達、出席者じゃないの。フィリップ殿下は、構うな、と宣言していたのよ?ボク達に構うのは、よろしくないの。ピイロ王子がお話したから、引き渡しはしなくてもいいけれど、ボク達のところに連れてきてね。」

「話しただろう?」
ピイロ王子が身を乗り出した。
付き添いは慌てている。

「ピイロ王子が話したから、引き渡しは、求めないけれど、ボク達の邪魔をしたのよ?無罪放免になるわけがないの。」

「どういうことだ。彼らは、貴方達のせいで、怪我をしているんだ。」
ピイロ王子の周りに人が少ないのは、怪我人が部屋にいないからなのね。

「彼らの怪我は、ピイロ王子が指示したせいよ?ボク達のせいじゃないの。責任のすり替えは良くないの。」
後ね。
「ボクは、指示したピイロ王子のことも無罪放免にはしないの。ボク達は、ピイロ王子より下ではないの。」

ピイロ王子は、黙ってしまった。

会議場から、出ていこうとするボク達を止めたかったのなら。

部下を動かすのではなく、ピイロ王子自身が、制止したら良かったの。

王子同士なら、話を聞いてもらえる可能性はあったのよ?

帰国したら、教育を受け直すといいの。

「ピイロ王子は、問答無用で、部下を使って、ボク達の邪魔をさせた。
部下は自国の王子の命令に従っただけだけど、フィリップ殿下という他国の王子の進路をわざわざ妨害したの。」

「無罪放免にはならないの。」

「責任を感じるなら、ピイロ王子が彼らの家族にお手当てを弾むことね。」
ボクが、家族と言っている意味が分かるかしら?

聞き流しているのか、分かっていなさそう。

「ピイロ王子が、今、何もしないなら、メッタリ王国に苦情を入れるの。」

「コーハ王国から苦情を入れられたら、ピイロ王子の他の同行者も、ピイロ王子を止めなかった罰を受けることになるの。」

ピイロ王子の付き添いが、ボクの言葉に反応して、ピイロ王子に決断を迫っているけれど、ピイロ王子は決められない様子。

「ボクが、他の王子と話している間に、呼んできなさい。」

「話し終わっても、いなかったら、国に苦情を入れるの。」


次に行くの。
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