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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
755.うちの弟達、どこにやったー!実行犯、出てこーい。
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ハーマル・ガランは意気込んでいる。
コーハ王国の外交部で、フィリスとサブリーとユージュアルが転移陣を投げつけられて行方不明になったと連絡がきたとき。
どいつに怒鳴り込もうかとハーマルが考えていると、外交部ではなく身内枠でベリウンヘルツに行って自分の目で見てこいと上司から許可がおりた。
うちの可愛い弟を行方不明にさせるとはどういう了見だ?
サブリーとユージュアルとフィリスの3人なら、飢える心配はなさそうだが、3人共資産家のご子息。
誘拐なんぞ、許してたまるか。
実行犯だけじゃなく、関係者は全員捕まえる。
やる気がみなぎっている。
フィリス達が行方不明になったのは状況から考えても、転移陣のせい。
ハーマルは、ベリウンヘルツのシャリン王子に面会を求めたのだが、シャリン王子と、当日シャリン王子に付き添っていた侍従や護衛の面会をベリウンヘルツは拒否した。
拒否できると思っていることに驚きを隠せない。
シャリン王子がダメなら、父や母である国王と王妃に、シャリン王子について問いただすも、お答えできない、としか言わない。
拷問する段階ではないので、お喋りしてくれるのを待っているのだが、全く情報がとれない。
城の中をうろうろしてみても、足跡さえない。
生活していたら、隠しても、何かしら、痕跡が残るのに。
ハーマルは、考えた。
シャリン王子の姿は、国際会議の日と、フィリスに転移陣を投げつけた日しか目撃されていない。
シャリン王子だと紹介されたから、シャリン王子だと認識したに過ぎない。
実在するのか?
生きているのか?
行き詰まったハーマルは、城の外に出てみることにした。
護衛と一緒に街を歩く。
国際会議のために拓いた街だと聞いた。
国際会議の会場から出ると、宿泊施設や店といったサービス業の建物が並ぶ道が、十字に交差する。
会場周辺に民家はない。
見通しがよい道。
規則正しい建物の並び。
狙い撃ちにはぴったり。
歩いていると、傭兵団の取り調べを終えたウィルソンに会った。
「ウィルソン。傭兵団に話を聞いてみたい。」
ハーマルは、ウィルソンに頼んで、傭兵団に話を聞くことにした。
王城にいる人間は口を割らなくても、傭兵団は、条件次第で、喋る。
ベリウンヘルツとの仕事が初めてか、など、無難なことから聞いて、傭兵団の契約に触れない範囲を探っていく。
ベリウンヘルツ王家についての知識を傭兵団が話しても、傭兵団の契約に抵触しないとハーマルは確信した。
「ベリウンヘルツの王家で誰を知っている?」
「知っている、とは?」
「付き合いが全くないのに、リスクが高い仕事を引き受けるかな?」
ハーマルが水を向ける。
「ああ。失敗に終わったからなあ。」
と傭兵団。
「成功しかけていたんだぜ?途中までは。」
傭兵団は、かつてベリウンヘルツで仕事をしたことがある。
その仕事は、ベリウンヘルツの王子に自然死してもらうこと。
「その王子の名前は?」
「シャリン王子。」
「成功した?」
「いや、オレ等は失敗。」
「他の誰かが成功した?」
「分からない。いなくなったからな。」
「シャリン王子が?」
「いなくなったというのは、誘拐かな?」
「いきなり、姿が消えた。理由はわからん。」
「姿が消えた以後は、見つかっていない?」
「オレ等は見ていない。依頼は、対象がいなくなったから、未達で終了。」
「何年前?」
「5年から10年前の話。」
「今回の依頼を受けた理由は、シャリン王子がいなくなったことと関係があるのかな?」
「ベリウンヘルツは、仕事がしやすい。条件が合えば、断る理由なんてないのさ。」
「仕事がしやすい?」
「ああ。王様の力が弱い。かといって、他に強いところもない。」
「シャリン王子は、今もいないままか?」
「その後は、知らないぜ。」
「シャリン王子の死を望んだのは、国内?国外?」
「それは、話せない。」
「そうか。いなくなったシャリン王子は、今年で15歳かな?」
「そのくらいだな。」
傭兵団とは、その後、2つ、3つ話した。
街の警護の名目があったから、攻撃されないと、攻撃できないので、王女方に攻撃させて、反撃したところを傭兵団で取り押さえる予定が、王女方の攻撃があまりにショボくて役に立たなかったから、王子方も攻撃に加わることになった。
転移陣を投げつける計画は傭兵団では把握していなかった。
投げたやつの独断。
対象がまたいなくなった、から今回も依頼は未達。
ベリウンヘルツとは相性が悪いのかもしれない、と傭兵団は最後に肩をすくめた。
ハーマルは、傭兵団のところから辞した。
シャリン王子が今も見つからないから、代役を立てた?
シャリン王子を名乗る別人が参加していた、ということになる。
以前シャリン王子が狙われて、姿を消したのは、フィリスと同様に、転移陣を投げつけられたのかな?
コーハ王国の外交部で、フィリスとサブリーとユージュアルが転移陣を投げつけられて行方不明になったと連絡がきたとき。
どいつに怒鳴り込もうかとハーマルが考えていると、外交部ではなく身内枠でベリウンヘルツに行って自分の目で見てこいと上司から許可がおりた。
うちの可愛い弟を行方不明にさせるとはどういう了見だ?
サブリーとユージュアルとフィリスの3人なら、飢える心配はなさそうだが、3人共資産家のご子息。
誘拐なんぞ、許してたまるか。
実行犯だけじゃなく、関係者は全員捕まえる。
やる気がみなぎっている。
フィリス達が行方不明になったのは状況から考えても、転移陣のせい。
ハーマルは、ベリウンヘルツのシャリン王子に面会を求めたのだが、シャリン王子と、当日シャリン王子に付き添っていた侍従や護衛の面会をベリウンヘルツは拒否した。
拒否できると思っていることに驚きを隠せない。
シャリン王子がダメなら、父や母である国王と王妃に、シャリン王子について問いただすも、お答えできない、としか言わない。
拷問する段階ではないので、お喋りしてくれるのを待っているのだが、全く情報がとれない。
城の中をうろうろしてみても、足跡さえない。
生活していたら、隠しても、何かしら、痕跡が残るのに。
ハーマルは、考えた。
シャリン王子の姿は、国際会議の日と、フィリスに転移陣を投げつけた日しか目撃されていない。
シャリン王子だと紹介されたから、シャリン王子だと認識したに過ぎない。
実在するのか?
生きているのか?
行き詰まったハーマルは、城の外に出てみることにした。
護衛と一緒に街を歩く。
国際会議のために拓いた街だと聞いた。
国際会議の会場から出ると、宿泊施設や店といったサービス業の建物が並ぶ道が、十字に交差する。
会場周辺に民家はない。
見通しがよい道。
規則正しい建物の並び。
狙い撃ちにはぴったり。
歩いていると、傭兵団の取り調べを終えたウィルソンに会った。
「ウィルソン。傭兵団に話を聞いてみたい。」
ハーマルは、ウィルソンに頼んで、傭兵団に話を聞くことにした。
王城にいる人間は口を割らなくても、傭兵団は、条件次第で、喋る。
ベリウンヘルツとの仕事が初めてか、など、無難なことから聞いて、傭兵団の契約に触れない範囲を探っていく。
ベリウンヘルツ王家についての知識を傭兵団が話しても、傭兵団の契約に抵触しないとハーマルは確信した。
「ベリウンヘルツの王家で誰を知っている?」
「知っている、とは?」
「付き合いが全くないのに、リスクが高い仕事を引き受けるかな?」
ハーマルが水を向ける。
「ああ。失敗に終わったからなあ。」
と傭兵団。
「成功しかけていたんだぜ?途中までは。」
傭兵団は、かつてベリウンヘルツで仕事をしたことがある。
その仕事は、ベリウンヘルツの王子に自然死してもらうこと。
「その王子の名前は?」
「シャリン王子。」
「成功した?」
「いや、オレ等は失敗。」
「他の誰かが成功した?」
「分からない。いなくなったからな。」
「シャリン王子が?」
「いなくなったというのは、誘拐かな?」
「いきなり、姿が消えた。理由はわからん。」
「姿が消えた以後は、見つかっていない?」
「オレ等は見ていない。依頼は、対象がいなくなったから、未達で終了。」
「何年前?」
「5年から10年前の話。」
「今回の依頼を受けた理由は、シャリン王子がいなくなったことと関係があるのかな?」
「ベリウンヘルツは、仕事がしやすい。条件が合えば、断る理由なんてないのさ。」
「仕事がしやすい?」
「ああ。王様の力が弱い。かといって、他に強いところもない。」
「シャリン王子は、今もいないままか?」
「その後は、知らないぜ。」
「シャリン王子の死を望んだのは、国内?国外?」
「それは、話せない。」
「そうか。いなくなったシャリン王子は、今年で15歳かな?」
「そのくらいだな。」
傭兵団とは、その後、2つ、3つ話した。
街の警護の名目があったから、攻撃されないと、攻撃できないので、王女方に攻撃させて、反撃したところを傭兵団で取り押さえる予定が、王女方の攻撃があまりにショボくて役に立たなかったから、王子方も攻撃に加わることになった。
転移陣を投げつける計画は傭兵団では把握していなかった。
投げたやつの独断。
対象がまたいなくなった、から今回も依頼は未達。
ベリウンヘルツとは相性が悪いのかもしれない、と傭兵団は最後に肩をすくめた。
ハーマルは、傭兵団のところから辞した。
シャリン王子が今も見つからないから、代役を立てた?
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