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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
870.お父様に迎えに来てもらう前に、何をする?おつむの足りない頭の持ち主との会話は、苦労するの。
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ボクは、デヒルお兄様とお父様のどちらを呼ぶか、考えたの。
デヒルお兄様の相棒タノンは、タツノオトシゴ。
お父様の相棒は、異世界の祟り神様。
タノンに、この土地は危険過ぎる。
祟り神様なら、大丈夫かしら。
ボクは、お父様を呼ぶことに決めた。
大々的に魔法を使えば、元フェンリルに気づかれる。
だから、勝負は一瞬。
声に魔法を乗せる準備をして、一瞬で決める。
「お父様。お父様。助けに来てくださいませ。ボクはビーイット公爵領におりますの。一緒に持って帰りたいものもおります。」
目印になるように、ボクは、神気を立ち昇らせる。
お父様には、ボクの神気が柱になって見えるはず。
「ボクのお父様がお迎えに来てくださる前に、元フェンリルも嗅ぎつけて、ここにくると思うの。ボクは、ボクでボクの身を守る。キミ達は、キミ達自身で自分を守ること。」
ボクは、戦いに備えて、ちょうど良さそうな木の枝を探す。
ワニの歯をセットして、即席の魔法の杖を作ろうと思うの。
元フェンリルの影響を受けていない土地なら、力が歪んだりして、悪いことを引き起こす心配は減るの。
残念なことにぴったりくる枝は見つからない。
土地の怨念は生えている木にも染み渡っていて、神獣の歯をセットしたら、呪具が完成しそう。
ボクが、うろうろと歩き回っていると、8番手が恐る恐る声をかけてきたの。
「貴方様は、何をしているんでしょうか?」
と8番手。
「助けが来るまで、生き残れるように考えているの。」
ボクの答えにほっとしている8番手。
もう助かったつもりでいるのかしら?
「8番手。キミ、護衛と生き残るための打ち合わせをしなくていいのかしら?迎えが来るまで保たなければ、それまでなの。」
「生き残るための打ち合わせ?私達が考えるんですか?貴方様が、助けてくれるんですよね?」
8番手は、不安そうにボクに聞いてくる。
8番手の公爵家の血筋は、両親のどちらか、ではなく、祖父母より前かしら。
8番手は、ボクがビーイット公爵家とは無関係だと先に宣言した意味を理解出来ていないの。
ビーイット公爵家の分家の平民が、ビーイット公爵家の仕事をしている場所に無関係な貴族が居合わせたところで、他所の貴族が何をすると?
無関係な貴族は、情報収集だけしていなくなるものなの。
8番手は、貴族の機微に疎いから、貴族のいない場所に放り込まれたのかしら。
「ボクは、条件次第では、連れて帰ってもやぶさかでないと話をしたの。帰ったときに、生きているか、死んでいるかはキミ達次第なの。」
出先で見つけたから、と、ご遺体を連れて帰ったり、回収した遺品を遺族に届けたりしてもらえるだけでも、どれだけ有り難いことか、8番手には、分からないのかしら?
同行した執事が死んでいるような土地から、生きて連れ帰ってもらえたら、どれだけの謝礼が必要になるか分かっているのかしら?
「信じられない。助けると安心させておいて、土壇場で助けてくれないんですか?」
と驚く8番手。
まさか、ボクの有難みが分からないとは、びっくりなの。
8番手に事情聴取しても、ボクの聞きたい話が聞けるかしら。
「ボクが帰るついでに、ボクの持ち物としてキミ達を持って帰るかは、条件次第なの。」
条件次第と話しているボクに、条件について話をしようとしない方が、信じられない行いなの。
「人助けに条件をつけるんですか?目の前に困っている人がいたら、無条件で助けますよね?」
と8番手は不思議そう。
「ボクの目の前には、図々しい恥知らずがいるの。死体になりたくなければ、護衛と打ち合わせをしておくこと。」
ボクは、3つの盛り土に向かって歩く。
遺品から、身元を証明できるものがあるかしら?
デヒルお兄様の相棒タノンは、タツノオトシゴ。
お父様の相棒は、異世界の祟り神様。
タノンに、この土地は危険過ぎる。
祟り神様なら、大丈夫かしら。
ボクは、お父様を呼ぶことに決めた。
大々的に魔法を使えば、元フェンリルに気づかれる。
だから、勝負は一瞬。
声に魔法を乗せる準備をして、一瞬で決める。
「お父様。お父様。助けに来てくださいませ。ボクはビーイット公爵領におりますの。一緒に持って帰りたいものもおります。」
目印になるように、ボクは、神気を立ち昇らせる。
お父様には、ボクの神気が柱になって見えるはず。
「ボクのお父様がお迎えに来てくださる前に、元フェンリルも嗅ぎつけて、ここにくると思うの。ボクは、ボクでボクの身を守る。キミ達は、キミ達自身で自分を守ること。」
ボクは、戦いに備えて、ちょうど良さそうな木の枝を探す。
ワニの歯をセットして、即席の魔法の杖を作ろうと思うの。
元フェンリルの影響を受けていない土地なら、力が歪んだりして、悪いことを引き起こす心配は減るの。
残念なことにぴったりくる枝は見つからない。
土地の怨念は生えている木にも染み渡っていて、神獣の歯をセットしたら、呪具が完成しそう。
ボクが、うろうろと歩き回っていると、8番手が恐る恐る声をかけてきたの。
「貴方様は、何をしているんでしょうか?」
と8番手。
「助けが来るまで、生き残れるように考えているの。」
ボクの答えにほっとしている8番手。
もう助かったつもりでいるのかしら?
「8番手。キミ、護衛と生き残るための打ち合わせをしなくていいのかしら?迎えが来るまで保たなければ、それまでなの。」
「生き残るための打ち合わせ?私達が考えるんですか?貴方様が、助けてくれるんですよね?」
8番手は、不安そうにボクに聞いてくる。
8番手の公爵家の血筋は、両親のどちらか、ではなく、祖父母より前かしら。
8番手は、ボクがビーイット公爵家とは無関係だと先に宣言した意味を理解出来ていないの。
ビーイット公爵家の分家の平民が、ビーイット公爵家の仕事をしている場所に無関係な貴族が居合わせたところで、他所の貴族が何をすると?
無関係な貴族は、情報収集だけしていなくなるものなの。
8番手は、貴族の機微に疎いから、貴族のいない場所に放り込まれたのかしら。
「ボクは、条件次第では、連れて帰ってもやぶさかでないと話をしたの。帰ったときに、生きているか、死んでいるかはキミ達次第なの。」
出先で見つけたから、と、ご遺体を連れて帰ったり、回収した遺品を遺族に届けたりしてもらえるだけでも、どれだけ有り難いことか、8番手には、分からないのかしら?
同行した執事が死んでいるような土地から、生きて連れ帰ってもらえたら、どれだけの謝礼が必要になるか分かっているのかしら?
「信じられない。助けると安心させておいて、土壇場で助けてくれないんですか?」
と驚く8番手。
まさか、ボクの有難みが分からないとは、びっくりなの。
8番手に事情聴取しても、ボクの聞きたい話が聞けるかしら。
「ボクが帰るついでに、ボクの持ち物としてキミ達を持って帰るかは、条件次第なの。」
条件次第と話しているボクに、条件について話をしようとしない方が、信じられない行いなの。
「人助けに条件をつけるんですか?目の前に困っている人がいたら、無条件で助けますよね?」
と8番手は不思議そう。
「ボクの目の前には、図々しい恥知らずがいるの。死体になりたくなければ、護衛と打ち合わせをしておくこと。」
ボクは、3つの盛り土に向かって歩く。
遺品から、身元を証明できるものがあるかしら?
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―――
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※別名義で連載していた作品になります。
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