フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

文字の大きさ
951 / 1,496
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

952.コワニ、コワニ。キミのお家は、どこにしよう?

しおりを挟む
「残りは、適当にかたづけてしまいますよ。」
とツーニール。

「適当?なんで、急に?やる気失い過ぎだろ?」
と熊男。

「うちの坊っちゃんが、満足されましたから。」
とツーニール。
「後は、ぐちゃぐちゃでも、気にしません。」

「既に、ぐちゃぐちゃなやつ多数だぞ。」
熊男は、ぼそり。

「熊男。人間は、骨と肉で出来ています。」
とツーニール。

「そうだな?」
と熊男。

「骨と肉より強いもので攻撃されたら、ぐちゃぐちゃにもなります。そんなものです。」
とツーニール。

熊男とツーニールの会話が弾んでいるの。
「熊男とツーニールは、仲良しなの。」

「坊っちゃんとの仲には敵いません。」
とツーニール。

「ツーニール。コワニは、2つに分かれたから、1つには戻らないの。ボクのとこ、ペット禁止なの。本邸に置いていいかしら?」
ボクが、ツーニールに聞いていると、コワニが、え?離れて暮らすの?と目玉をギョロンさせたの。

「コワニ。ボク、お勤め先の関係で。う、う。ツーニール、助けてほしいの。」

「コワニと一緒に住めなくても、コワニのところに遊びにきたら、いかがでしょう?」
とツーニール。

「どこに?」

「キューブ傭兵団、坊っちゃんのものにしてしまいましょう。本拠地に、コワニを放し飼いしておけば、最強の見張りにもなります。」
とツーニール。

「ツーニール。頼りになるの。」

「おい!今、聞き捨てならないことを聞いた気がする。まずは、うちを買収するってなんだ?」
と熊男。

「熊男。キューブ傭兵団は国の介入を受け入れるか、ボクが介入するか、なの。」

「説明を省き過ぎだろ。国の介入?どんだけヤバい橋を渡ったんだ?」
と熊男。

「国から独立した組織でいることは、今後は困難なの。ボクがいない場合は。」

「国のお抱えになるか、坊っちゃんの遊び相手になれるか。即決案件ですよ。はい、アンサー。アンサー。」

「待て待て!もう1つ、聞き捨てならないことを話していただろうが!ペット?ペットって、なんだ?」
と熊男。

「ボクのコワニ。今後、最強になる予定なの。」

「既に最強だろうが。あのな、頭と胴体が離れても平気で動き回るわ、壁を溶かすわ、首を食いちぎるわ、凶悪犯顔負けの生物兵器を他所のうちに置いていこうとするな。」
と熊男。

「熊男。コワニは、可愛いの。」

「そもそも、頭と胴体が離れても、動き回れるって、生物じゃねえ。」
と熊男。

「生物かと言われると、どうでしょうね?」
とツーニール。

「コワニは、生きているの。意思があって動くの。意思疎通できるの。」

「熊男。坊っちゃんの熱意が、コワニをコワニたらしめたということです。」
とツーニール。

「雑にまとめるな。だいたい、頭と胴体が離れて動いている姿は、可愛いとは言わん。どうにかならんのか!」
と熊男。

「くっつくのは、無理なの。2つになったの。」

「2つなら、頭と胴体じゃなく、小さいの2つにしてくれ。切断された頭と胴体が別々に動き回っていたら、恐怖しかないだろうが。」
と熊男。

「コワニ。頭と胴体じゃなく、コワニ2匹になれるかしら?」

コワニは、目玉をギョロンとすると、小さいコワニと大きいコワニになったの。

「2匹ともコワニかしら?」

どちらもコワニと返ってきたの。

「熊男。安心していいの。コワニが2倍になったの。」

「全然、安心できないんだが。攻撃されないか、と、不安になるんだが。」
と熊男。

「熊男。コワニの嫌なことをするから、コワニは攻撃するの。コワニは、コワニのしたいようにしていれば、攻撃なんてしないの。」

「コワニは、坊っちゃん以外、眼中にないですから、ちょっかいをかけなければいいんです。王様を遠くで眺めている分には、無害だということです。」
とツーニール。

「例えが、ヤバすぎて関わりたくない貴族の発想そのものなんだが。普通に会話していても不敬罪に引っかかるとか、勘弁だぞ、おい。」
と熊男。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ヒーロー組織のサポートメンバーになりました!

はちのす
BL
朝起きたら、街はゾンビだらけ!生き残りたい俺は、敵に立ち向かうヒーロー組織<ビジランテ>に出逢った。 ******** 癖の強いヒーロー達の"心と胃の拠り所"になるストーリー! ※ちょっとイチャつきます。

氷の婚約者様に破談を申し出たら号泣された

楽矢
BL
目が覚めると、レースの牢獄のような天蓋付きベッドの上だった。 何も覚えていない出来損ない下級貴族ミラ。無能だクズだと冷酷な罵詈雑言を浴びせてくる氷の騎士セティアス。 記憶喪失から始まる、2人のファンタジー貴族ラブコメディ。 ---------- ※注) かっこいい攻はいません。 タイトル通りそのうち号泣しますのでご注意! 貴族描写は緩い目で雰囲気だけお読みいただけると幸いです。 ハッピーエンドです。 激重感情をこじらせた攻→受な関係がお好きな同志の方、どうぞよろしくお願いします! 全16話 完結済み/現在毎日更新予定 他サイトにも同作品を投稿しています。 様子を見ながらそのうち統合するかもしれません。 初めての一次創作でまだよく分かっておらず、何かおかしなことをしでかしていたら申し訳ないです!

【柳原学園】いやいや、俺は『俺様生徒会長』だから

西園 斎
BL
家の都合で『俺様』を演じてる生徒会長が、生徒会やら風紀やら教師やらから好かれるお話。 演技俺様会長総受け(愛され)/後固定CP *10年以上前の作品を、やや加筆修正していきます

身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される

秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました! 最終17位でした!応援ありがとうございます! あらすじ 魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。 ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。 死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――? 傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。

【完結】Restartー僕は異世界で人生をやり直すー

エウラ
BL
───僕の人生、最悪だった。 生まれた家は名家で資産家。でも跡取りが僕だけだったから厳しく育てられ、教育係という名の監視がついて一日中気が休まることはない。 それでも唯々諾々と家のために従った。 そんなある日、母が病気で亡くなって直ぐに父が後妻と子供を連れて来た。僕より一つ下の少年だった。 父はその子を跡取りに決め、僕は捨てられた。 ヤケになって家を飛び出した先に知らない森が見えて・・・。 僕はこの世界で人生を再始動(リスタート)する事にした。 不定期更新です。 以前少し投稿したものを設定変更しました。 ジャンルを恋愛からBLに変更しました。 また後で変更とかあるかも。 完結しました。

不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる

六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。 強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。 死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。 再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。 ※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。 ※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。

みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。 生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。 何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。

拾われた後は

なか
BL
気づいたら森の中にいました。 そして拾われました。 僕と狼の人のこと。 ※完結しました その後の番外編をアップ中です

処理中です...