フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1127.男性担当者と女性担当者は、目的が違うのかしら?勇気ある男子学生が発言したの。3人目の取り調べ対象者は、発言した男子学生なの。

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女性担当者は、悲鳴をあげてリッチェルに抱きつこうとしたの。

リッチェルが、女性担当者を避けたから、女性担当者は、たたらを踏んだの。

女性担当者は、悲鳴をあげるのをやめて、両腕がない男性担当者を恐ろしげに見ているの。

女性担当者と男性担当者は、共闘していないのかしら?

男性担当者と女性担当者は、同じ目的のために、貴族学校で近衛別働隊の担当者になったわけじゃないのかしら?

女性担当者は、男性担当者の体を心配していないの。

男性担当者の体だけでなく、男性担当者の目論見が頓挫しようとしていることに関しても、女性担当者が心配しているようには見えないの。

女性担当者が男性担当者に向ける感情は、作戦を失敗した同輩を見下すもの。

哀れみでもなく。
軽蔑でもなく。

醜態をさらしてみっともない他人を見ている静かな感情を男性担当者に向けている女性担当者。

女性担当者の取り調べで、聞ける話が楽しみなの。

男性担当者の肩から離れた両腕は、学生のいる場所の天井から、一本ずつ吊り下げられているの。

男性担当者は、両腕がなくなった痛みと、体のバランスを失ったためにふらつきながら、喉が裂けるような叫び声をあげたの。

膝立ちの姿勢を崩して、体を前のめりにしながら、床に倒れ込んでいく男性担当者。

学生は、吊り下げられた腕から滴る血に阿鼻叫喚。

泣いたり、叫んだり、逃げようと人を押しのけたり、押しのけられて転んだりしているの。

女性担当者の肝が座っているのは、命のやりとりの現場にいた経験があるから、かしら?

お家で、経験があるのかしら。

「取り調べ中に、聞き漏らす事態が起こることは歓迎しないの、ボク。
学生は静かにするの。
学生は、声を出せずにその場に待機なの。」

「こんな残虐な行いが許されるわけがない!」
と男子学生の一人が、女子学生より前に出てきたの。

「残虐でもなんでもないの。ボクは、取り調べ中なの。ボクが取り調べのために許可している行為なの。どなたが、許さないというのかしら?
男性担当者と女性担当者の取り調べが終了したら、キミの番なの。」

「「ヒッ。」」
と発言した男子学生の後ろにいた男女の学生が悲鳴をあげたの。

「わ、私に、このような行いをすれば、ただでは済まない!」
と男子学生。

男子学生の後ろの男女の学生が、ぶるぶるしながら、頷いているの。

「ボクに、手間を掛けさせて、ただで済むと思うのがそもそも間違いなの。

近衛別働隊総司令のボクが聞いているのに、ボクが知りたい内容を速やかに報告しないなんて、コーハ王国の貴族としての緊張感が足りないの。」
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