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第5章 丸付けは、全部終わってからだよ?後手に回ったからって、それが何?
152.最初に高い金額のものを見せてから、お値段を抑えましたが、こちらもなかなかのものですよ?と本当に売りたいものを出してくる相手には?
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「クロッグ・カーブ。女子寮の情報について話したくなったら、ベリーベリー・イニーに、伝言しなさい。」
とマーゴット。
「話を聞くか、捨てるかは、その時になったら、考える。」
マーゴットは、特に考え込んだりせずに、さくさくと話を進める。
クロッグ・カーブは、作戦変更を余儀なくされた。
余裕綽々とした立ち回りは、逆効果だ。
クロッグ・カーブと話しているご令嬢は、きっと即断即決タイプ。
クロッグ・カーブが、もったいぶっているのを見て、何が出てくるかとわくわくするタイプではない。
もったいぶる時間を縮めて、要件を話すように求めてくるタイプだ。
下手したら、もったいぶるクロッグ・カーブを尻目に、別の相手と交渉しそうだ。
「あの、男子寮の件ですが。」
クロッグ・カーブが切り出すなり。
「明日のこの時間までに、分かっている情報をまとめてから、報告にきなさい。冗長な報告は聞かない。」
マーゴットは、倍の用件を話してくる。
マーゴットは、クロッグ・カーブに笑いかける。
「男子寮の調査は、1週間もあれば、事足りるわね。1週間で資料を揃えなさい。資料を元に、解明していくわ。」
「いっ。1週間ですか?」
クロッグ・カーブは、慌てた。
調査期間を引き延ばす。
『調査期間が長引くので。』
と報酬が先延ばしになる悲しさを語り。
『代わりと言っては』
と言いつつ。
今回の本題を持ち出そうと、クロッグ・カーブは思案していた。
1週間でクロッグ・カーブが現地調査して、調査結果を1週間後なんて、計画が、全部潰れてしまう。
入学前から、綿密に練ってきた計画が!
計画を実行できなければ、ニンデリー王立学園に入学した意味がなくなる!
とマーゴット。
「話を聞くか、捨てるかは、その時になったら、考える。」
マーゴットは、特に考え込んだりせずに、さくさくと話を進める。
クロッグ・カーブは、作戦変更を余儀なくされた。
余裕綽々とした立ち回りは、逆効果だ。
クロッグ・カーブと話しているご令嬢は、きっと即断即決タイプ。
クロッグ・カーブが、もったいぶっているのを見て、何が出てくるかとわくわくするタイプではない。
もったいぶる時間を縮めて、要件を話すように求めてくるタイプだ。
下手したら、もったいぶるクロッグ・カーブを尻目に、別の相手と交渉しそうだ。
「あの、男子寮の件ですが。」
クロッグ・カーブが切り出すなり。
「明日のこの時間までに、分かっている情報をまとめてから、報告にきなさい。冗長な報告は聞かない。」
マーゴットは、倍の用件を話してくる。
マーゴットは、クロッグ・カーブに笑いかける。
「男子寮の調査は、1週間もあれば、事足りるわね。1週間で資料を揃えなさい。資料を元に、解明していくわ。」
「いっ。1週間ですか?」
クロッグ・カーブは、慌てた。
調査期間を引き延ばす。
『調査期間が長引くので。』
と報酬が先延ばしになる悲しさを語り。
『代わりと言っては』
と言いつつ。
今回の本題を持ち出そうと、クロッグ・カーブは思案していた。
1週間でクロッグ・カーブが現地調査して、調査結果を1週間後なんて、計画が、全部潰れてしまう。
入学前から、綿密に練ってきた計画が!
計画を実行できなければ、ニンデリー王立学園に入学した意味がなくなる!
応援ありがとうございます!
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