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第8章 魔法使いのいる世界で、魔力を持たないまま生きていく君へ。

528.バネッサがニンデリー王国の一部貴族から狙われている?

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「わたしの捕まえている4人は、バネッサを狙っていた?」
とマーゴット。

「狙われていたのは、ベリーベリーじゃなく、私だったわ。
怪我をするほどの攻撃はしてこなかったわね。
怪我をするほどの攻撃を仕掛けるくらいの力量はありそうなのに、私に怪我をさせないようにしていたわ。」
とバネッサ。

ベリーベリー・イニーは、状況が分からないので、口をつぐむ。

「怪我をさせずに捕まえたかった?何のために。」
とキャスリーヌ。

レベッカ・ショアは、黙って、ヒレ足の3人の様子を見ている。

「話しなさい。」
とマーゴットは、捕まえた4人に命令したが、4人は話さない。

「役に立たないなら。」
とマーゴットが言い出したので、布人間レーイーエール・サバンナパークは、捕まった4人の代わりに説明することにした。

「攻撃に見せかけて、話を持ちかけようとしていたから。攻撃する意図はなかったのよ。」
と布人間レーイーエール・サバンナパーク。

「誰が?」
とキャスリーヌ。

布人間レーイーエール・サバンナパークは、マーゴットに捕まった4人に話す気がないのをみてとった。

マーゴットが、捕まえた4人をいらないから消すと判断する前に、マーゴットが聞きたい答えを話しておかないと。 

布人間レーイーエール・サバンナパークは、マーゴットが捕まえた4人を使って、潜入作戦をもっと充実させる予定なので、マーゴットに消されるのは困る。

「こちらのご令嬢は、ニンデリー王国の貴族の一部が、王太子か王子の結婚相手にちょうど良いと言っているわよ。」
と布人間レーイーエール・サバンナパーク。

「「「ちょうどいい?」」」
とマーゴット、キャスリーヌ、バネッサの声がかぶる。

「もうすぐ、保護者観覧の行事があるから、それまでに、本人と話をしてた方がいい、と動いた結果。」
と布人間レーイーエール・サバンナパーク。

バネッサ本人と話をしたいと?

乗り込むか、とマーゴットは思った。
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