正義が勝たないデスゲームから脱出しよう。【R15】

かざみはら まなか

文字の大きさ
21 / 520

21.デスゲームの中と外で、必要な能力が変わる。いち早く変化に順応した者が、生き延びる確率をあげる?

しおりを挟む
ラキちゃんは、ブレない。

ふーくんは、人の力に頼って生きてきたクセが治らないのかもしれない。

「リーダーの持ち点を下げたら、リーダーは、どうなる?」
とふーくん。

ふーくんは、男リーダーに殺されようとしているのに、殺そうとしてくる男リーダーを心配している?

ふーくんは、お人好しを通り越して、頭脳に不自由しているのか?

「元の持ち点がゼロに近かったら、ゼロになる。

減点されても、死ぬ程じゃなければ、リーダーは生き延びる。」
とラキちゃん。

ふーくんに説明するラキちゃんが、面倒見が良い幼馴染にしか見えなくなってきた。

「ふーくんは、腰巾着する相手を守ることで生き延びてきたから、リーダーが死ねば、自分も危うくなるんじゃないか、という思考から抜け出せないのね?

刷り込みだか、三つ子の魂だか。」
とラキちゃん。

ふーくんの処世術は、強い人の傘下で、強い人に日和ることだったから、他の生き方を知らない、とラキちゃんは言っている。

ふーくんと、デスゲーム内でチームを組みたいかというと、俺も遠慮するだろう。

「リーダーの生き死にに、ふーくんは、関係ない。

ふーくんの生き死にに、リーダーは関係ない。

互いの自由意思で、互いを死なせても、何の問題もない。

それが、デスゲーム。

私が見る限り、リーダーは、理解している。

デスゲームの外で通用した方法では、ふーくんは助からないって理解できないなら、ふーくんは、誰かに利用されて死ぬのが合っている。」
とラキちゃん。

ラキちゃんは、ふーくんに改心する見込みがない、と見限ったのか?

ラキちゃんと一緒に、男リーダーに立ち向かえば、ふーくんの生存確率は上がった?

ラキちゃんに見捨てられたふーくんを助ける人は、デスゲーム内にはいない。

ラキちゃんは、口が悪いなりに、ふーくんを助けようとしていた。

見捨てたくなかったのか、助けることに、目的があったのか。

ふーくんは、ラキちゃんに言われっぱなし、にはならなかった。

「ラキちゃんとは、ずっと会っていなかった。
ラキちゃんは、会えてからもキツイことしか話さない。

タツキとの付き合いは、ここに来る前と来てからもずっとだから、俺は、ラキちゃんよりも、タツキの方をよく知っている。

タツキは、俺を殺そうとなんかしない。
そんなやつじゃない。

俺は、タツキを信じる。」
とふーくん。

男リーダーは、タツキというのか。

ふーくんは、ラキちゃんと手を組まないことにした。

ラキちゃんは、ぽっと出の幼馴染。

ふーくんは、友達の男リーダーを信じた。

デスゲームの外なら、ふーくんの選択は、おかしくないのに。

デスゲーム内で見ると、ふーくんの破滅が想像できてしまう。

「私の邪魔をしなければ、私はふーくんを殺さない。」
とラキちゃん。

ラキちゃんは、登場して以来、一本筋が通っている。

ラキちゃんが、いったい、どこでどんなヘマをしたのか、気になる。

「悪い悪い、ふっしーと俺は、仲良しだから。」
と男リーダーは、ふーくんと肩を組む。

ラキちゃんは、冷めた目で、仲良しを演出する男二人を見ている。

「仲良しの定義が、私とは違う言語で、解説されている。」
とラキちゃん。

「ふっしー、ふっしーばかりが、痛い目を見ることもないんだ。
口の悪い女友達には、反省してもらおう。」
と男リーダー。

男リーダーは、ふーくんに、ラキちゃんを犠牲にしろ、と言い始めた。

「でも、ラキちゃんだし。」
とふーくんは、ぐずぐずしている。

ふーくんは、ラキちゃんに幼馴染としての情を持っているのか。

「ふっしーは、俺とラキちゃんを天秤にかけて、俺をとっただろ?

俺は、ふっしーに迷われて傷ついたから。

ふっしーの仲良しは、ラキちゃんじゃない、というところを見たい。」
と男リーダー。

情に揺れているふーくん。

ふーくんは、ラキちゃんを見ている。

戸惑いながら、ラキちゃんに向かっていくふーくん。

ふーくんみたいな、情に行動が支配されるタイプは、外の世界では、悪く言われないけれど。

デスゲーム内で、長生きはできないだろう、と俺は思えてしまった。

「ラキちゃん、ごめん。」
とふーくん。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ

朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】  戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。  永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。  信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。  この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...