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249.キノという女。過激なファンとは?
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ツカサのキノに対する、一線を引いた姿勢には。
キノが、ツカサの殺人を証言した事実が影響しているのか?
一方で。
キノは、ツカサに無下にされても、ツカサと仲が良いと言い張るような言動をしている。
キノも舞台に立っていた経験があるというのなら。
キノの態度は、鈍感だからではなく、わざとか?
キノのツカサに対する態度の背景にあるものが分からない。
「キノは、舞台女優を引退した後、ツカサに会いにいったのか?
ツカサがキノに会いに行ったのか?
ばったり会ったのか?
ツカサのファンを含めて、どこでどうなったら、ツカサがファンに致命傷を与える結果になるのか?」
俺は、今の時点で分かっていないことを全部声に出す。
一人で、分からないと考えるよりも、話したがりに聞いて話をさせる方が、時間の短縮になる。
「ツカサを追いかけていたファンの目の前に、キノが割り込んだ。
これが、ツカサ、キノ、ツカサのファンの三人が事件現場に揃った真相。」
話したがりのドッジボールの女リーダーは、俺の問いかけに、打てば響くように返してくる。
「私は、割り込んでなどいないわ。
ファンの女が、一方的にツカサにつきまとっていただけ。」
とキノは、ツカサに同意を求めた。
ツカサは無言。
メグたんも、白けた顔で無言。
「キノは、ツカサのファンに。
『ツカサにつきまとうのは、ツカサの迷惑になるから止めてあげて』
と公道でお願いして、ツカサのファンの女を刺激した。」
とドッジボールの女リーダー。
ドッジボールの女リーダーは、ツカサとメグたんの無言には触れずに、話を進めていく。
ツカサのファンが怒る理由なら、俺にも理解できる。
『部外者は、引っ込んでいろ』
の理屈だ。
「止めてあげて、とツカサのファンにお願いする、キノの心理が分からない。
キノとツカサは、他人だろう?
ツカサのファンには、ツカサが対応するのが筋ではないのか?
キノに対応されたツカサのファンが怒るのは、道理にかなっている。」
「目の前に困っているツカサがいれば、助けるわ!」
とキノ。
困っていたら助ける?
つまり。
「キノは、ツカサの母親気取りをしたかったのか?」
「私は、そんなとしじゃない!」
とキノ。
「キノの年齢の話はしていない。
ツカサは、子どもではなく、成人だ。
ツカサのファンが追いかけてきたとき。
キノが母親のように振る舞わなくても、ツカサは問題なく立ち回れたのではないか?」
「ツカサとツカサのファンにしてみれば。
キノのしたことは、差し出がましい行いと言えるわね。」
とドッジボールの女リーダー。
「部外者は、黙って!」
とキノは強く言う。
「キノが余計なことをしたから、トラブルに発展したのに、まだ、認められない?」
とドッジボールの女リーダー。
「私は悪くない。
私ではなく、ツカサのファンが!
だから、ツカサは、私のために!」
とキノは、ツカサをチラチラ見ている。
「ツカサを追いかけてきたツカサのファンに、キノではなく、ツカサが対応していたら、どうなっていた?
ツカサと会えて良かったと満足して、これからも頑張ってください、と平和に帰っていってもおかしくなかったわ。」
とドッジボールの女リーダー。
「舞台俳優だったツカサに、ツカサのファンが追いかけてくることは、珍しいことだったか?」
「何よ?」
とキノ。
「キノと知り合う前。
ツカサは、ツカサのファンをうまくあしらえておらずにトラブルが勃発していたか?」
「どこにだって、いつだって、過激なファンはいる!」
とキノ。
「ツカサを追いかけてきたファンが、過激なファンだったとしても。
今のツカサが、舞台俳優だったときのツカサと、本質的に変わらないのだとすれば。
ツカサは、ツカサのファンくらい余裕であしらえるだろう。」
「あんたみたいな、好かれない人とツカサを一緒にしないで!」
とキノ。
「キノに好かれない分には、困らないわね、金剛ショウタは。」
とドッジボールの女リーダー。
「俺は、困らない。
ツカサは、正義が勝たないデスゲームに参加する前から顔と名前が知られている。
平然と人をあしらうくらいできなければ。
タケハヤプロジェクトの参加者として正義が勝たないデスゲームに参加しても。
ツカサは、今ごろ生きていなかったのではないか?」
「私は、ツカサを困らせるファンに。」
とキノ。
「ツカサのファンがツカサを追いかけてきたのは事実。
ただし、ツカサがその事実に対して困っていたという事実はないわ。」
とドッジボールの女リーダー。
なるほど。
「困っているツカサを助けたと主張しているのは、キノだけか。」
「キノに割り込まれたツカサのファンは、キノとツカサが付き合っているのかを問い詰めて、ツカサに詰め寄ろうとした。」
とドッジボールの女リーダー。
「ツカサが、ツカサのファンに答えたら済む話だ。」
答えるのに、一分もいらない。
「ツカサが答える前に。
キノは、ツカサに問い詰めているツカサのファンをカメラで撮影して、SNSにあげた。」
とドッジボールの女リーダー。
俺は、キノをまじまじと見てしまった。
キノは、ツカサのために、ツカサを助けたい、と口にしているが、実際のところは。
「拡散させても、ツカサとツカサのファンのためにならないが。
キノは、ツカサとツカサのファンにとっては、赤の他人だろう?
キノは、ツカサに関わりすぎていないか?」
「キノが、ツカサに関わろうとする理由は、キノが舞台女優を引退することになった理由そのものだから。」
とドッジボールの女リーダー。
「舞台女優だったなら。
顔と名前を売るのは、商売に必要だろう。
引退後も他人のスキャンダルで売名行為が必要か?」
「キノの動機は、売名行為ではなく、キノが自分で話していた方。」
とドッジボールの女リーダー。
キノの話していた台詞を繋ぎ合わせると?
「ツカサにつきまとう過激なファンは、キノだった、ということか?」
キノが、ツカサの殺人を証言した事実が影響しているのか?
一方で。
キノは、ツカサに無下にされても、ツカサと仲が良いと言い張るような言動をしている。
キノも舞台に立っていた経験があるというのなら。
キノの態度は、鈍感だからではなく、わざとか?
キノのツカサに対する態度の背景にあるものが分からない。
「キノは、舞台女優を引退した後、ツカサに会いにいったのか?
ツカサがキノに会いに行ったのか?
ばったり会ったのか?
ツカサのファンを含めて、どこでどうなったら、ツカサがファンに致命傷を与える結果になるのか?」
俺は、今の時点で分かっていないことを全部声に出す。
一人で、分からないと考えるよりも、話したがりに聞いて話をさせる方が、時間の短縮になる。
「ツカサを追いかけていたファンの目の前に、キノが割り込んだ。
これが、ツカサ、キノ、ツカサのファンの三人が事件現場に揃った真相。」
話したがりのドッジボールの女リーダーは、俺の問いかけに、打てば響くように返してくる。
「私は、割り込んでなどいないわ。
ファンの女が、一方的にツカサにつきまとっていただけ。」
とキノは、ツカサに同意を求めた。
ツカサは無言。
メグたんも、白けた顔で無言。
「キノは、ツカサのファンに。
『ツカサにつきまとうのは、ツカサの迷惑になるから止めてあげて』
と公道でお願いして、ツカサのファンの女を刺激した。」
とドッジボールの女リーダー。
ドッジボールの女リーダーは、ツカサとメグたんの無言には触れずに、話を進めていく。
ツカサのファンが怒る理由なら、俺にも理解できる。
『部外者は、引っ込んでいろ』
の理屈だ。
「止めてあげて、とツカサのファンにお願いする、キノの心理が分からない。
キノとツカサは、他人だろう?
ツカサのファンには、ツカサが対応するのが筋ではないのか?
キノに対応されたツカサのファンが怒るのは、道理にかなっている。」
「目の前に困っているツカサがいれば、助けるわ!」
とキノ。
困っていたら助ける?
つまり。
「キノは、ツカサの母親気取りをしたかったのか?」
「私は、そんなとしじゃない!」
とキノ。
「キノの年齢の話はしていない。
ツカサは、子どもではなく、成人だ。
ツカサのファンが追いかけてきたとき。
キノが母親のように振る舞わなくても、ツカサは問題なく立ち回れたのではないか?」
「ツカサとツカサのファンにしてみれば。
キノのしたことは、差し出がましい行いと言えるわね。」
とドッジボールの女リーダー。
「部外者は、黙って!」
とキノは強く言う。
「キノが余計なことをしたから、トラブルに発展したのに、まだ、認められない?」
とドッジボールの女リーダー。
「私は悪くない。
私ではなく、ツカサのファンが!
だから、ツカサは、私のために!」
とキノは、ツカサをチラチラ見ている。
「ツカサを追いかけてきたツカサのファンに、キノではなく、ツカサが対応していたら、どうなっていた?
ツカサと会えて良かったと満足して、これからも頑張ってください、と平和に帰っていってもおかしくなかったわ。」
とドッジボールの女リーダー。
「舞台俳優だったツカサに、ツカサのファンが追いかけてくることは、珍しいことだったか?」
「何よ?」
とキノ。
「キノと知り合う前。
ツカサは、ツカサのファンをうまくあしらえておらずにトラブルが勃発していたか?」
「どこにだって、いつだって、過激なファンはいる!」
とキノ。
「ツカサを追いかけてきたファンが、過激なファンだったとしても。
今のツカサが、舞台俳優だったときのツカサと、本質的に変わらないのだとすれば。
ツカサは、ツカサのファンくらい余裕であしらえるだろう。」
「あんたみたいな、好かれない人とツカサを一緒にしないで!」
とキノ。
「キノに好かれない分には、困らないわね、金剛ショウタは。」
とドッジボールの女リーダー。
「俺は、困らない。
ツカサは、正義が勝たないデスゲームに参加する前から顔と名前が知られている。
平然と人をあしらうくらいできなければ。
タケハヤプロジェクトの参加者として正義が勝たないデスゲームに参加しても。
ツカサは、今ごろ生きていなかったのではないか?」
「私は、ツカサを困らせるファンに。」
とキノ。
「ツカサのファンがツカサを追いかけてきたのは事実。
ただし、ツカサがその事実に対して困っていたという事実はないわ。」
とドッジボールの女リーダー。
なるほど。
「困っているツカサを助けたと主張しているのは、キノだけか。」
「キノに割り込まれたツカサのファンは、キノとツカサが付き合っているのかを問い詰めて、ツカサに詰め寄ろうとした。」
とドッジボールの女リーダー。
「ツカサが、ツカサのファンに答えたら済む話だ。」
答えるのに、一分もいらない。
「ツカサが答える前に。
キノは、ツカサに問い詰めているツカサのファンをカメラで撮影して、SNSにあげた。」
とドッジボールの女リーダー。
俺は、キノをまじまじと見てしまった。
キノは、ツカサのために、ツカサを助けたい、と口にしているが、実際のところは。
「拡散させても、ツカサとツカサのファンのためにならないが。
キノは、ツカサとツカサのファンにとっては、赤の他人だろう?
キノは、ツカサに関わりすぎていないか?」
「キノが、ツカサに関わろうとする理由は、キノが舞台女優を引退することになった理由そのものだから。」
とドッジボールの女リーダー。
「舞台女優だったなら。
顔と名前を売るのは、商売に必要だろう。
引退後も他人のスキャンダルで売名行為が必要か?」
「キノの動機は、売名行為ではなく、キノが自分で話していた方。」
とドッジボールの女リーダー。
キノの話していた台詞を繋ぎ合わせると?
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