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387.天才の才能と年相応の感情を備えた子どもだった俺が今に至るまで。ラキちゃんとハコさんが組んだ理由。ケンゴが明言を避けるラキちゃんへの。
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「可能性を語ればきりがないよ。」
とケンゴ。
なくはなかったかもしれない、くらいの答えか。
ケンゴは、ラキちゃんを洗脳したかについて、濁すことに徹していないか?
人がどう育つかは、その人の生来のものと、生まれてからの環境の兼ね合いだと俺は思う。
家族と疎遠にしているのは、家族の中で、俺だけだ。
俺が俺の家族といると、俺だけが際立つ。
俺は、俺一人際立っていようが気にならないが、俺の家族は、俺が気にならないことも含めて気にした。
俺が一人でいる分には、俺の存在は目を引かない。
俺自身の能力から生み出す生活を高く買わせて、俺は稼いできた。
家族には、突出した才能も特技もなく、突出した才能や特技を更に磨き上げて突き抜けていこうとする俺といることについていけなかった。
凡庸な家族の理解は、少しばかり出来の良い子どもが精々で。
凡庸な家族と、どこにいても何をしても際立つ俺は、相容れなかった。
俺の家族は、俺におりてこいと要求するばかりで、自分達から俺に近付く努力はしなかった。
家族が努力したところで、根っこの部分から同じなところがないのだから、俺の境地に辿り着くことも、俺を飛び越えることもない。
それは、子どもの時分に理解していた。
俺の家族が俺に近付こうとしても、能力的に限界がある。
だが。
理解していたとて、期待するのが子ども。
子ども時分の俺も、もれなく子どもだった。
天才の頭脳を持っていても、感情の天才ではなかった。
俺の感情は、年相応に育っていた。
正直に言うと。
同年代との会話だけでなく、年上との会話もつまらなかった。
趣味も娯楽も追求していくので、俺の年代の子ども向けのものでは暇つぶしにもならない。
学校の授業は、何のためにやっているのか、本気で理解できなかった。
子どもに分かった気にさせて何がしたいのか。
勉強でも、運動でも、理解しないと伸びないのではないか。
不出来な個人を不出来な集団にまで拡大する意味が分からないが、何のためにそうしているのか?
そんな風に、疑問を口に出していた時期がある。
すぐに言わなくなったが。
学校に行けば、友達も出来て、退屈しなくなると聞いていた。
実際は、そういう人もいるというくらいの話だと早い段階で理解した。
ただの願望をまことしやかに家族から話された俺は、明るい未来を望む気持ちから、信用してしまい、早々に現実に引き戻された衝撃を口走っていた。
その頃は、衝撃を自分で昇華できない幼さがまだ、俺の中にあった。
家族といるより時間が限られている学校は、家族に対するような感情を持ちさえしなければ、何の問題もなく生きていける場所だった。
少し賢いというよりも、ちょっとした天才。
何でも知っていて。
何でもできる。
何をやっても、簡単すぎて、やる前に結果が分かってしまうから、どうしてもというときまでは、何もしようとしない。
そういう風に振る舞って、学校は卒業した。
問題が起きなかったわけではない。
ただ、俺が相手にするような問題はなかった。
だが。
俺の家族は、俺が相手をするような悶絶ではないと判断したことが理解できなかった。
俺の判断を過ちだと思い込み、諭そうとしてきた。
当事者は、俺で、家族ではない。
俺と視野が違うくらいなら、許容できた。
残念なことに、家族の視野の在り処は俺の理解を超えていた。
俺が聞く耳を持たないことを嘆いたり責めたりしながら、最終的に理解不能な行動に出てきたからだ。
俺に代わって、俺のしたこと、しなかったことの謝罪を始めるだけではあきらたらず。
俺を指導するだの。
俺の決断を撤回させて俺に言い聞かせるだの。
俺がやる意味もなければ、やるだけ相手をつけあがらせるような愚考を披露し出した。
後始末を俺に押し付けることこそ、最高の未来を相手に約束できるのだと話しているようにしか聞こえない話をする家族。
一方的な要求ばかりで、俺の意見を汲む気がない家族に、俺の気持ちは冷めていった。
互いの存在が目につかないほど離れてしまえば、互いの不理解と不寛容を嘆くこともない。
俺が俺のために新しい居場所を用意することに成功しているからこそ、言えることだが。
正義が勝たないデスゲームに参加する前の俺は、俺自身が満足する環境を自分で作った。
全てにおいて、個人で勝負する生活は、俺にとって最高だ。
社会人経験を積み、正義が勝たないデスゲームで知られざる世界を知り、知見を広げた今の俺の視点で、故郷を見つめ直せば。
新しい発見があるか?
俺と合わない環境だと再認識するだけかもしれないが。
ふらっと、思いついたときに、一人で。
今の俺は、故郷に帰って話すことも、話したいことも。
聞きたいことも特にない。
俺にも故郷があるということを思い出しただけ。
故郷については、故郷を出てから振り返ることもなく生きてきた。
故郷にいたときのことは、終わった時間だと認識していた。
すっかり顧みなくなっていた故郷を思い出せるのは、まだあるからだ。
俺の記憶に。
俺の知る地図に。
俺が離れたときのまま故郷かは不明だが。
支援団体を撲滅しようとする俺が、故郷に錦を飾る日は来ない。
どこかに所属して、誰かとやるために協調性を発揮するなど、大仕事をする前からやる気を無くすようなことはしたくない。
俺は、俺自身でやりたいようにやってきた。
今の俺があるのは、過去の俺が突き進んだ結果だ。
正義が勝たないデスゲームに参加したことに俺の意思はなかったが、正義が勝たないデスゲームに参加するきっかけのコメント入力の仕事を選んだのは、俺だ。
刑事になりたくてなったラキちゃんが、刑事として輝き続ける人生にならなかったのは、ラキちゃんの選択が間違いだったのではない。
ラキちゃんの選んだ環境は、ラキちゃんが思い描いていた世界ではなかったことも、ラキちゃんに真実を見る目がなかったからではない。
警察に入る前のラキちゃんには、知り得なかったからだ。
警察内部に支援団体の内通者がいるという真実。
支援団体を壊滅させるまでは、公表する機会がない真実。
警察という覆い隠されている壁の向こうに入っても。
目立たず、利用価値がないうちは、支援団体に目をつけられない。
「刑事の仕事に意欲的だったラキちゃんだからこそ、人目について抜擢され、ハコさんと組むことになった、か?」
「ハコと組ませるには、ハコが刑事としての才能を発揮させられる後輩でなくてはならなかった。
相性だけ良くても、ハコの足を引っ張るような後輩では足らなかったんだよ。」
とケンゴ。
「ラキちゃんが、ハコさんと組むことになったのは、ハコさんを助けられるだけの優秀さがラキちゃんにあり、ハコさんとの相性も良かったからか。」
「ラキがハコと組むことになった理由は、ラキが抜擢にたえる人物だったからだよ。」
とケンゴ。
ラキちゃんが、ハコさんと組むことになった理由も、警察がラキちゃんに期待された役割も知れた。
だが、俺が一番聞きたい答えはまだ聞けていない。
ケンゴと話をしていても、ケンゴはラキちゃんを洗脳したとは言わない。
ラキちゃんを洗脳したという認識がケンゴにない、ということはないと思う。
メグたんは、婉曲的にケンゴによるラキちゃんへの洗脳を肯定している。
俺は、ハッとした。
ケンゴは、ラキちゃんが刑事らしい刑事として正義が勝たないデスゲームに参加していた、と何度も口にしている。
それが、答えだ。
ケンゴが、洗脳していたことを話さないでいる理由は、一つ。
ラキちゃんを洗脳してでも、ラキちゃんに刑事としての振る舞いを続けさせる。
これが、ケンゴの仕事に含まれているからだ。
ケンゴが、仕事の内容に関わることを話さないのは。
ケンゴの所属が公安だから。
思い返すと。
正義が勝たないデスゲームへの潜入捜査という辞令を受け、ラキちゃんは正義が勝たないデスゲームに参加していたこと。
現役の刑事として正義が勝たないデスゲームに参加する役割がラキちゃんに与えられていたことは、既に語られている。
ケンゴによるラキちゃんへの洗脳を確信していると伝えた上で。
俺がケンゴに伝える言葉も。
俺がケンゴから引き出せる説明も。
尽きている。
俺が次にすることは、ケンゴへの言及ではない。
俺が次に言及する相手は、ケンゴが認めるほどの刑事としての才能を有しているメグたんだ。
「メグたんは、ラキちゃんの状態に気付いていたのではないか?」
とケンゴ。
なくはなかったかもしれない、くらいの答えか。
ケンゴは、ラキちゃんを洗脳したかについて、濁すことに徹していないか?
人がどう育つかは、その人の生来のものと、生まれてからの環境の兼ね合いだと俺は思う。
家族と疎遠にしているのは、家族の中で、俺だけだ。
俺が俺の家族といると、俺だけが際立つ。
俺は、俺一人際立っていようが気にならないが、俺の家族は、俺が気にならないことも含めて気にした。
俺が一人でいる分には、俺の存在は目を引かない。
俺自身の能力から生み出す生活を高く買わせて、俺は稼いできた。
家族には、突出した才能も特技もなく、突出した才能や特技を更に磨き上げて突き抜けていこうとする俺といることについていけなかった。
凡庸な家族の理解は、少しばかり出来の良い子どもが精々で。
凡庸な家族と、どこにいても何をしても際立つ俺は、相容れなかった。
俺の家族は、俺におりてこいと要求するばかりで、自分達から俺に近付く努力はしなかった。
家族が努力したところで、根っこの部分から同じなところがないのだから、俺の境地に辿り着くことも、俺を飛び越えることもない。
それは、子どもの時分に理解していた。
俺の家族が俺に近付こうとしても、能力的に限界がある。
だが。
理解していたとて、期待するのが子ども。
子ども時分の俺も、もれなく子どもだった。
天才の頭脳を持っていても、感情の天才ではなかった。
俺の感情は、年相応に育っていた。
正直に言うと。
同年代との会話だけでなく、年上との会話もつまらなかった。
趣味も娯楽も追求していくので、俺の年代の子ども向けのものでは暇つぶしにもならない。
学校の授業は、何のためにやっているのか、本気で理解できなかった。
子どもに分かった気にさせて何がしたいのか。
勉強でも、運動でも、理解しないと伸びないのではないか。
不出来な個人を不出来な集団にまで拡大する意味が分からないが、何のためにそうしているのか?
そんな風に、疑問を口に出していた時期がある。
すぐに言わなくなったが。
学校に行けば、友達も出来て、退屈しなくなると聞いていた。
実際は、そういう人もいるというくらいの話だと早い段階で理解した。
ただの願望をまことしやかに家族から話された俺は、明るい未来を望む気持ちから、信用してしまい、早々に現実に引き戻された衝撃を口走っていた。
その頃は、衝撃を自分で昇華できない幼さがまだ、俺の中にあった。
家族といるより時間が限られている学校は、家族に対するような感情を持ちさえしなければ、何の問題もなく生きていける場所だった。
少し賢いというよりも、ちょっとした天才。
何でも知っていて。
何でもできる。
何をやっても、簡単すぎて、やる前に結果が分かってしまうから、どうしてもというときまでは、何もしようとしない。
そういう風に振る舞って、学校は卒業した。
問題が起きなかったわけではない。
ただ、俺が相手にするような問題はなかった。
だが。
俺の家族は、俺が相手をするような悶絶ではないと判断したことが理解できなかった。
俺の判断を過ちだと思い込み、諭そうとしてきた。
当事者は、俺で、家族ではない。
俺と視野が違うくらいなら、許容できた。
残念なことに、家族の視野の在り処は俺の理解を超えていた。
俺が聞く耳を持たないことを嘆いたり責めたりしながら、最終的に理解不能な行動に出てきたからだ。
俺に代わって、俺のしたこと、しなかったことの謝罪を始めるだけではあきらたらず。
俺を指導するだの。
俺の決断を撤回させて俺に言い聞かせるだの。
俺がやる意味もなければ、やるだけ相手をつけあがらせるような愚考を披露し出した。
後始末を俺に押し付けることこそ、最高の未来を相手に約束できるのだと話しているようにしか聞こえない話をする家族。
一方的な要求ばかりで、俺の意見を汲む気がない家族に、俺の気持ちは冷めていった。
互いの存在が目につかないほど離れてしまえば、互いの不理解と不寛容を嘆くこともない。
俺が俺のために新しい居場所を用意することに成功しているからこそ、言えることだが。
正義が勝たないデスゲームに参加する前の俺は、俺自身が満足する環境を自分で作った。
全てにおいて、個人で勝負する生活は、俺にとって最高だ。
社会人経験を積み、正義が勝たないデスゲームで知られざる世界を知り、知見を広げた今の俺の視点で、故郷を見つめ直せば。
新しい発見があるか?
俺と合わない環境だと再認識するだけかもしれないが。
ふらっと、思いついたときに、一人で。
今の俺は、故郷に帰って話すことも、話したいことも。
聞きたいことも特にない。
俺にも故郷があるということを思い出しただけ。
故郷については、故郷を出てから振り返ることもなく生きてきた。
故郷にいたときのことは、終わった時間だと認識していた。
すっかり顧みなくなっていた故郷を思い出せるのは、まだあるからだ。
俺の記憶に。
俺の知る地図に。
俺が離れたときのまま故郷かは不明だが。
支援団体を撲滅しようとする俺が、故郷に錦を飾る日は来ない。
どこかに所属して、誰かとやるために協調性を発揮するなど、大仕事をする前からやる気を無くすようなことはしたくない。
俺は、俺自身でやりたいようにやってきた。
今の俺があるのは、過去の俺が突き進んだ結果だ。
正義が勝たないデスゲームに参加したことに俺の意思はなかったが、正義が勝たないデスゲームに参加するきっかけのコメント入力の仕事を選んだのは、俺だ。
刑事になりたくてなったラキちゃんが、刑事として輝き続ける人生にならなかったのは、ラキちゃんの選択が間違いだったのではない。
ラキちゃんの選んだ環境は、ラキちゃんが思い描いていた世界ではなかったことも、ラキちゃんに真実を見る目がなかったからではない。
警察に入る前のラキちゃんには、知り得なかったからだ。
警察内部に支援団体の内通者がいるという真実。
支援団体を壊滅させるまでは、公表する機会がない真実。
警察という覆い隠されている壁の向こうに入っても。
目立たず、利用価値がないうちは、支援団体に目をつけられない。
「刑事の仕事に意欲的だったラキちゃんだからこそ、人目について抜擢され、ハコさんと組むことになった、か?」
「ハコと組ませるには、ハコが刑事としての才能を発揮させられる後輩でなくてはならなかった。
相性だけ良くても、ハコの足を引っ張るような後輩では足らなかったんだよ。」
とケンゴ。
「ラキちゃんが、ハコさんと組むことになったのは、ハコさんを助けられるだけの優秀さがラキちゃんにあり、ハコさんとの相性も良かったからか。」
「ラキがハコと組むことになった理由は、ラキが抜擢にたえる人物だったからだよ。」
とケンゴ。
ラキちゃんが、ハコさんと組むことになった理由も、警察がラキちゃんに期待された役割も知れた。
だが、俺が一番聞きたい答えはまだ聞けていない。
ケンゴと話をしていても、ケンゴはラキちゃんを洗脳したとは言わない。
ラキちゃんを洗脳したという認識がケンゴにない、ということはないと思う。
メグたんは、婉曲的にケンゴによるラキちゃんへの洗脳を肯定している。
俺は、ハッとした。
ケンゴは、ラキちゃんが刑事らしい刑事として正義が勝たないデスゲームに参加していた、と何度も口にしている。
それが、答えだ。
ケンゴが、洗脳していたことを話さないでいる理由は、一つ。
ラキちゃんを洗脳してでも、ラキちゃんに刑事としての振る舞いを続けさせる。
これが、ケンゴの仕事に含まれているからだ。
ケンゴが、仕事の内容に関わることを話さないのは。
ケンゴの所属が公安だから。
思い返すと。
正義が勝たないデスゲームへの潜入捜査という辞令を受け、ラキちゃんは正義が勝たないデスゲームに参加していたこと。
現役の刑事として正義が勝たないデスゲームに参加する役割がラキちゃんに与えられていたことは、既に語られている。
ケンゴによるラキちゃんへの洗脳を確信していると伝えた上で。
俺がケンゴに伝える言葉も。
俺がケンゴから引き出せる説明も。
尽きている。
俺が次にすることは、ケンゴへの言及ではない。
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