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第7章 オレは、英雄公爵と並んで歩いています。始まりは、一人と一人でしたね。道なき道を切り拓きます。
191.王都の大通りで、ウェディング・ウォークをします。祝福してください。英雄公爵クロードが通りますよ?守られた国民が祝福しないなら。
優雅に、赤絨毯の上でウェディング・ウォークをするオレとクロード。
場所は、王都の大通り。
向かう先は、王城。
このウェディング・ウォークを実現するために、公爵家の王都の屋敷からも、人が、派遣されてきている。
赤絨毯の始点と終点には、公爵家の紋章が描かれている大きな旗が立っていた。
旗持ちは、王都のケレメイン公爵家の屋敷から、公爵家の乗り物で、旗と一緒に駆けつけた力持ちの若者。
旗は大事。
旗に攻撃するやつがいたら、戦争開始になる。
だから、旗と旗持ちの周りには、護衛を配置。
赤絨毯の横には、もやし人間と狙撃手の二人一組が、赤絨毯の左右に互い違いに並んでいる。
狙撃手は、全員、セルリアンブルーのケレメイン公爵家の紋章入りの正装だ。
もやし人間は、狙撃手の隣で、声を出している。
体育会系の部活の声出しっぽい。
「「「ご成婚、おめでとうございます。」」」
ともやし人間。
ぼそぼそした声は、祝福に向かないと思ったら、すかさず、狙撃手からの指導が入った。
「声が小さい。口を開けろ。」
「「「ご成婚、おめでとうございます。」」」
オイ、かったるそうな発声のやつがいるぞ?
もやし人間は、根っこが千切れたときに、騒げる体力がある。
ケレメイン公爵家の一団は、知っているからな?
きりきり働け。
「口は開いた。次は、腹の底から、声を出せ。」
と狙撃手。
「「「ご成婚、おめでとうございます。」」」
だんだん、声にハリが出てきたなー。
公爵領では、ご成婚パレードが出来ないままだった。
ご成婚パレードの始まりの気分だけは、今、味わっておこう。
注目は、浴びている。
でも。
祝福の言葉は聞こえてこない。
ケレメイン公爵家の旗や、ケレメイン公爵家の紋章入りの乗り物が、目につく場所に鎮座していて、ケレメイン公爵がいることが、一目で分かる状況を作った。
国王陛下サイドが、気づかなかった、知らなかった、と後から言い訳できないように、堂々と、正面から突破することにしたのだ。
ここは、王都の大通り。
英雄公爵クロードを見ても、歓声どころか、感謝の声さえ、聞こえてこない。
平民は、英雄公爵クロードの名前を知っていても、姿を見る機会などない。
英雄公爵クロードは、魔王討伐後も、心身を削り、家に帰る余裕もなく身を粉にして働いてきた。
魔王による消失から復興する国を支えるため。
オレは、怒りがこみ上げてきている。
両親を亡くした24歳のクロードは、悲しむ時間も与え られず、魔王討伐という、一生ものの苦しみを背負わされても、文句を言わずに、復興のため、日夜、黙々と働いてきたんだぞ?
労ることなく働かせてきたのに、誰一人、労いも感謝もしない?
こんな、自分のことばかりの国民のために、クロードは、笑顔が出なくなるほど頑張っていたのか?
反吐が出る。
クロードという一人の青年の犠牲の上に生活が成り立っていることを知らない国民はいないのに。
クロードのお陰だと知りながら、功労者のクロードに対して、何も思わない性根が、オレは気に食わない。
あんた達が、毎日、自分のことだけを考えて生きていけるのは、誰のおかげだと!
さらに腹ただしいことに。
国民に行き渡る英雄公爵クロードに無関心でいる雰囲気は、国民の性根だけの問題じゃない。
英雄公爵クロードの働きを国王陛下が認めて、称賛する姿勢を見せていれば、王都の民の反応は、違っていたはず。
こちらは、王侯貴族が支配する階級社会なのだ。
性根が曲がった国民でも、上から下にお達しがきたら、遵守する。
遵守しないと、死ぬから。
だから。
この王都の状況は、国民陛下が容認しているか、国王陛下の意思が働いているかだ。
これが、この国の王都だ。
これが、王都の体温だ。
あんた達に、クロードは勿体ない。
クロードは、笑顔が可愛くて、心が優しく、寛大で、オレと楽しむことに頭の中の半分以上が支配されていて、公爵領の領民から愛されているんだぞ。
あんた達には、絶対に、クロードをくれてやらないからな。
場所は、王都の大通り。
向かう先は、王城。
このウェディング・ウォークを実現するために、公爵家の王都の屋敷からも、人が、派遣されてきている。
赤絨毯の始点と終点には、公爵家の紋章が描かれている大きな旗が立っていた。
旗持ちは、王都のケレメイン公爵家の屋敷から、公爵家の乗り物で、旗と一緒に駆けつけた力持ちの若者。
旗は大事。
旗に攻撃するやつがいたら、戦争開始になる。
だから、旗と旗持ちの周りには、護衛を配置。
赤絨毯の横には、もやし人間と狙撃手の二人一組が、赤絨毯の左右に互い違いに並んでいる。
狙撃手は、全員、セルリアンブルーのケレメイン公爵家の紋章入りの正装だ。
もやし人間は、狙撃手の隣で、声を出している。
体育会系の部活の声出しっぽい。
「「「ご成婚、おめでとうございます。」」」
ともやし人間。
ぼそぼそした声は、祝福に向かないと思ったら、すかさず、狙撃手からの指導が入った。
「声が小さい。口を開けろ。」
「「「ご成婚、おめでとうございます。」」」
オイ、かったるそうな発声のやつがいるぞ?
もやし人間は、根っこが千切れたときに、騒げる体力がある。
ケレメイン公爵家の一団は、知っているからな?
きりきり働け。
「口は開いた。次は、腹の底から、声を出せ。」
と狙撃手。
「「「ご成婚、おめでとうございます。」」」
だんだん、声にハリが出てきたなー。
公爵領では、ご成婚パレードが出来ないままだった。
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注目は、浴びている。
でも。
祝福の言葉は聞こえてこない。
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国王陛下サイドが、気づかなかった、知らなかった、と後から言い訳できないように、堂々と、正面から突破することにしたのだ。
ここは、王都の大通り。
英雄公爵クロードを見ても、歓声どころか、感謝の声さえ、聞こえてこない。
平民は、英雄公爵クロードの名前を知っていても、姿を見る機会などない。
英雄公爵クロードは、魔王討伐後も、心身を削り、家に帰る余裕もなく身を粉にして働いてきた。
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オレは、怒りがこみ上げてきている。
両親を亡くした24歳のクロードは、悲しむ時間も与え られず、魔王討伐という、一生ものの苦しみを背負わされても、文句を言わずに、復興のため、日夜、黙々と働いてきたんだぞ?
労ることなく働かせてきたのに、誰一人、労いも感謝もしない?
こんな、自分のことばかりの国民のために、クロードは、笑顔が出なくなるほど頑張っていたのか?
反吐が出る。
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これが、王都の体温だ。
あんた達に、クロードは勿体ない。
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あんた達には、絶対に、クロードをくれてやらないからな。
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