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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
488.マウンテン王国の女王陛下がサーバル王国に外交に来た主目的ですが、通説とは違っていませんか?
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サーバル王国の王妃陛下からのヒントは、家族の在り方だよな。
「女王陛下は、父である先々代国王陛下から、女神様の恋人にならずに国を治めることについて、語られていたりしたのかな?
女王陛下は、女神様の恋人にならない王になることを使命のようにとらえていたりしなかったかな?」
先々代国王陛下が、女神様の恋人にならない王だったことに意味を持たせようと考えるとしたら。
娘を女王に即位させて、女神様の恋人にならなくてもうまく国を治められると証明しようとするかもなー。
「使命のようにお考えだったか、までは、分かりかねます。
女神様の恋人になることは、王にとって、必ずしも必要なわけではないと証明すれば、王家に生まれた者でも、生き方を選べるとはお考えのようでした。」
と王妃陛下。
オレは、ふむふむと考えた。
マウンテン王国の女王陛下が、女王に即位してしたかったこと、は、この世界の王家の常識を覆すこと、だったのかな?
女王陛下のお父さんの願いを叶えるため?
でも。
お父さんの願いを叶えるためだけに、そこまで頑張れるかな?
女王陛下自身には、伴侶も息子も息子の嫁もいたのに。
女王陛下に即位したことで、女王陛下の伴侶は、蟄居を宣言して別居している。
息子のミーレ長官は、盲信に近い状態で、女王陛下を慕っていたけれど、女王陛下からも、他の誰かからも、何一つ事情を聞かされていなかった。
女王陛下は、自らの選択で、茨の道を突き進むことになることを、予想していたかな?
女王陛下を知っている人の証言から、判断すると。
「マウンテン王国の女王陛下は、女王陛下になることが目的じゃなく、女王陛下になってやりたいことがあった。
女王陛下になることに対して、蟄居を決めるほどの伴侶の反対にあったけれど、即位。
女王陛下になって、やりたいことをしようとしたときに苦戦するとは思っていなかったんじゃないかな。
やりたいことをやれない状況で、サーバル王国に来ているなら、サーバル王国に来たことは、行き詰まった状況を打破するために、サーバル王国を訪問したんだと思う。
行き詰まった状況を打破するのが目的なら、サーバル王国に来た主目的は、視察じゃない。
サーバル王国の国王陛下と王妃陛下と話をする方が、メインだ。
通説のように語られてきた女王陛下のサーバル王国への外交の目的の主従は、逆転する。
女王陛下のサーバル王国での視察が、何の下調べも準備もしないまま、敢行された理由は、一つ。
サーバル王国を訪問した女王陛下は、サーバル王国で視察する予定がなかったから。
サーバル王国での視察は、サーバル王国を訪問した女王陛下が引き受けた交換条件。
マウンテン王国の女王陛下に交換条件を出せる人は、国王陛下か王妃陛下。
視察地は、上品ではないドリアン王国民が入り浸り、女性が近づけない土地と化していた。
マウンテン王国の女性陛下が訪問すれば、ドリアン王国民と揉めることは、予測可能。
となると。
マウンテン王国の女王陛下に交換条件を持ち出した相手は、絞られてくる。
ドリアン王国と協調姿勢を打ち出していた国王陛下ではない。
サーバル王国の王妃陛下だな。
王妃陛下出した交換条件は、女神様から授かった力を使って、巣食っているドリアン王国民の一掃、で良かったのかな?
女王陛下と王妃陛下の誤算は、マウンテン王国の女王陛下が、女神様の力を授かっていなかったこと。
女神様の力をあてにした、女王陛下によるドリアン王国民排除計画は、女王陛下の客死事件に変わった。
そこで、事件の幕はおりなかった。
サーバル王国は、女王陛下の客死事件を交渉材料にして、マウンテン王国のケレメイン公爵領に入り込む。
サーバル王国が、マウンテン王国に突きつけた要求は、ケレメイン公爵領に出入りすることじゃない。
マウンテン王国は、サーバル王国が要求した条件をのまなかった。
サーバル王国からの要求を全部拒否して、女王陛下が女神様の力を授かっていないことと、女王陛下の死因が暴かれることを危惧したマウンテン王国は、王家の血が濃いケレメイン公爵領内に限定して、サーバル王国民の立ち入りを認めた。
サーバル王国を経由してドリアン王国民もケレメイン公爵領に出入りするようになった。
ケレメイン公爵領だったときの名残りで、今のケレメイン大公国には、ドリアン王国民のスパイが、既に入り込んでいる。
こんなところかな?
状況は、理解したぞ。
王妃陛下が、訂正、補足したい点はあるかな?」
「女王陛下は、父である先々代国王陛下から、女神様の恋人にならずに国を治めることについて、語られていたりしたのかな?
女王陛下は、女神様の恋人にならない王になることを使命のようにとらえていたりしなかったかな?」
先々代国王陛下が、女神様の恋人にならない王だったことに意味を持たせようと考えるとしたら。
娘を女王に即位させて、女神様の恋人にならなくてもうまく国を治められると証明しようとするかもなー。
「使命のようにお考えだったか、までは、分かりかねます。
女神様の恋人になることは、王にとって、必ずしも必要なわけではないと証明すれば、王家に生まれた者でも、生き方を選べるとはお考えのようでした。」
と王妃陛下。
オレは、ふむふむと考えた。
マウンテン王国の女王陛下が、女王に即位してしたかったこと、は、この世界の王家の常識を覆すこと、だったのかな?
女王陛下のお父さんの願いを叶えるため?
でも。
お父さんの願いを叶えるためだけに、そこまで頑張れるかな?
女王陛下自身には、伴侶も息子も息子の嫁もいたのに。
女王陛下に即位したことで、女王陛下の伴侶は、蟄居を宣言して別居している。
息子のミーレ長官は、盲信に近い状態で、女王陛下を慕っていたけれど、女王陛下からも、他の誰かからも、何一つ事情を聞かされていなかった。
女王陛下は、自らの選択で、茨の道を突き進むことになることを、予想していたかな?
女王陛下を知っている人の証言から、判断すると。
「マウンテン王国の女王陛下は、女王陛下になることが目的じゃなく、女王陛下になってやりたいことがあった。
女王陛下になることに対して、蟄居を決めるほどの伴侶の反対にあったけれど、即位。
女王陛下になって、やりたいことをしようとしたときに苦戦するとは思っていなかったんじゃないかな。
やりたいことをやれない状況で、サーバル王国に来ているなら、サーバル王国に来たことは、行き詰まった状況を打破するために、サーバル王国を訪問したんだと思う。
行き詰まった状況を打破するのが目的なら、サーバル王国に来た主目的は、視察じゃない。
サーバル王国の国王陛下と王妃陛下と話をする方が、メインだ。
通説のように語られてきた女王陛下のサーバル王国への外交の目的の主従は、逆転する。
女王陛下のサーバル王国での視察が、何の下調べも準備もしないまま、敢行された理由は、一つ。
サーバル王国を訪問した女王陛下は、サーバル王国で視察する予定がなかったから。
サーバル王国での視察は、サーバル王国を訪問した女王陛下が引き受けた交換条件。
マウンテン王国の女王陛下に交換条件を出せる人は、国王陛下か王妃陛下。
視察地は、上品ではないドリアン王国民が入り浸り、女性が近づけない土地と化していた。
マウンテン王国の女性陛下が訪問すれば、ドリアン王国民と揉めることは、予測可能。
となると。
マウンテン王国の女王陛下に交換条件を持ち出した相手は、絞られてくる。
ドリアン王国と協調姿勢を打ち出していた国王陛下ではない。
サーバル王国の王妃陛下だな。
王妃陛下出した交換条件は、女神様から授かった力を使って、巣食っているドリアン王国民の一掃、で良かったのかな?
女王陛下と王妃陛下の誤算は、マウンテン王国の女王陛下が、女神様の力を授かっていなかったこと。
女神様の力をあてにした、女王陛下によるドリアン王国民排除計画は、女王陛下の客死事件に変わった。
そこで、事件の幕はおりなかった。
サーバル王国は、女王陛下の客死事件を交渉材料にして、マウンテン王国のケレメイン公爵領に入り込む。
サーバル王国が、マウンテン王国に突きつけた要求は、ケレメイン公爵領に出入りすることじゃない。
マウンテン王国は、サーバル王国が要求した条件をのまなかった。
サーバル王国からの要求を全部拒否して、女王陛下が女神様の力を授かっていないことと、女王陛下の死因が暴かれることを危惧したマウンテン王国は、王家の血が濃いケレメイン公爵領内に限定して、サーバル王国民の立ち入りを認めた。
サーバル王国を経由してドリアン王国民もケレメイン公爵領に出入りするようになった。
ケレメイン公爵領だったときの名残りで、今のケレメイン大公国には、ドリアン王国民のスパイが、既に入り込んでいる。
こんなところかな?
状況は、理解したぞ。
王妃陛下が、訂正、補足したい点はあるかな?」
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