《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。

497.オレに、ドリアン王国の国王陛下の接待をさせようとしないでください。ドリアン王国の侯爵子息が、クロードのオレへの尻愛を曲解しています。

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「押しかけてきて接待希望とは、図々しい。」

「私を帰らせたいなら、簡単だ。大公妃殿下が、私を満足させたら、帰ろう。」
とドリアン王国の国王陛下。

「歓迎していないんだけどな?」

オレは、ドリアン王国の国王陛下と向き合っていて、ドリアン王国の侯爵子息に背中を向けていた。

ドリアン王国の侯爵子息ではなく、ドリアン王国の侯爵子息の側にいた誰かが、オレの後ろに来たかと思うと。

オレのズボンを脱がし始めた。

オイ!何してくれる?

王妃陛下の部屋で、ズボンを脱いだりしないからな?

「止めろ!」

オレは、ズボンを脱がそうとしてくる手を払いのけようとした。

払いのけようとしたオレの手をドリアン王国の侯爵子息が、つかむ。

「オイ!」

オレは、両手をつかまれて、後ろ手に縛られた。

なんで、オレが犯罪者扱いされているのかな?

ふざけるな!

ドリアン王国の侯爵子息の側にいた誰かは、ズボンだけじゃなく、オレの下着にも手をかけてきた。

洒落にならんことは止めろ!

「オイ!脱がすな!」

オレは、体をひねろうとしたが、動けない。

最初に脱がされたズボンが、足の動きを阻害してくる。

下着を押し下げられた。

呼んでもいないのに、押しかけてきて、嫌がっている住人の服を脱がせるな!

「私を一刻も早く帰らせたいなら、私を早く満足させた方がいい。」
とドリアンの国王陛下。

「接待を要求しながら、オレの服を脱がせるとは、どういう了見かな?」

嫌がらせの域を超えた犯罪までして、接待を要求するとか、思考がおかしい!

「大公妃殿下の接待に、ズボンと下着は、不要だろう?」
とドリアン王国の国王陛下。

何を言っているんだ?

下半身をさらけ出して接待する文化なんか、ないぞ!

オレは、続くドリアン王国の侯爵子息の台詞に息をのんだ。

「陛下。大公妃殿下の尻は、英雄が骨抜きになり、その素晴らしさを力説するほどのものです。

どうぞ、お納めください。」
とドリアン王国の侯爵子息。

はい?

尻とな?

今、オレの尻をお納めください、って言わなかったかな?

オレは、血の気がひいていくのを感じた。

オレは、自分自身が、そういう目で見られる可能性を考えていなかった。

オレはクロードの伴侶だけど、オレに性的な目を向けてくる人はいなかった。

マウンテン王国の国王陛下が黒幕の誘拐犯くらいしかいなかった。

その嫌な経験は、クロードが丁寧にオレを愛撫することで、押し流してくれた。

オレは、クロードに心身共に癒されて、守られてきた。

オレの肌の上を這い回る、誘拐犯の手の感触が蘇る。

嫌だ、もう二度とあんな経験はしたくない!

オレの体を好きにしようとするな!

クロード以外のお触りは、禁止だ!

オレは、クロードの情熱だけあればいい!

「ふざけるな!止めろ!」

オレは、ドリアン王国の侯爵子息に怒鳴っていた。

怒鳴っても、効果はなかった。

「陛下。私は、後ろから見ていますが、男の尻の何がいいのか、見ただけでは全く分かりません。」
とドリアン王国の侯爵子息。

「見るな!
見なくてもいいように、オレに下着とズボンを履かせろ!」

「陛下。

見たくはありませんが、英雄のイチオシとなれば、体験しないわけにもいきません。」
とドリアン王国の侯爵子息。

「イチオシだから、体験しないわけには、ってなるか!

体験したいなら、ドリアン王国に帰ってから、恋人を作るか、専門の人に頼め!

オレで体験しようとするな!」

クロードは、オレが好きで、オレの尻も好きなだけだ!

「オススメされたからには、英雄に感想を伝えないといけません。」
とドリアン王国の侯爵子息。

「クロードは、オススメしていない!

おっぱいの魅力か尻の魅力か、という猥談を勝手に解釈するな!」

クロードは、オレの尻を誰かに使わせることなんて、考えていない。

オレの尻への溢れるばかりの愛を語っていただけだ!

「英雄の言う尻の魅力など私には到底理解しがたいものです。

大公妃の尻が、英雄の言葉通りの素晴らしさを味わえるか、どうか。

こればっかりは、経験してみないことには、語れません。

オススメされた感想も伝えなくては。」
とドリアン王国の侯爵子息。

「解釈違いだ!オレの尻で経験しようとするな!」

オレの尻で経験した感想をクロードに伝えるだと?

そんなクロードを傷つけることをやらせて、たまるか!

オレも掘られたくない!

オレは、体をひねって、ドリアン王国の国王陛下の手をオレの両肩から外そうとした。

「大公妃殿下は、英雄が絶賛する持ち物を出し惜しみして、外交が無事に済むと考えているようだ。」
とドリアン王国の国王陛下。

外交がなんだって?

「大公妃殿下は、外交の場で活躍したいとは思わないのか?」
とドリアン王国の国王陛下。

「外交とオレの尻は、関係ない!」

「大公妃殿下の尻を使えば、価値がある外交ができると知るいい機会だ。」
とドリアン王国の国王陛下。

「知ってたまるか!」

性接待じゃないか!

「万能の尻があると分かれば、大公妃殿下が尻を出すだけで、どんな難題も、万事解決する。

英雄は、真実の愛の元に、得難い伴侶をつかまえた。」
とドリアン王国の国王陛下。
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