578 / 673
第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
578.二人で一緒にめくるめく愛の世界の扉を開けて進むことは、バージンロードを二人で歩いていくみたいだと思いませんか?
しおりを挟む
寝室へ、ゴーしたオレとクロードは、準備のために、いったん、別々になった。
サプライズからの、盛り上がりを演出したいからさ。
クロード、喜んでくれるかなー?
オレが準備している間に、クロードは、クロードで準備をしてくれていた。
寝室に入ったら。
懐かしいイ草の匂いが。
「畳?」
ベッドとは別に、寝室の一画に畳が置かれている。
真新しい畳が六畳分。
「もう、一生、畳を見ることはないと思っていた。」
オレが立ち尽くしていると。
「ヒサツグが、帰らないと言ったら、見せようと準備していた。」
とクロード。
里心がつかないようにかな?
「靴を脱いで、乗っていいかな? 」
「ヒサツグが良いように。」
とクロード。
オレは、靴を脱いで、畳に寝そべる。
「やっぱり、畳は落ち着く。」
うつ伏せになって、イ草の匂いを吸い込んでみた。
「ヒサツグ?」
とオレを見守るクロードが、心配そうに聞いている。
「クロード、ありがとう。オレ、今、幸せを噛み締めている。」
「帰りたくなった、と言わないか?」
とクロード。
「言わない。イ草の匂いが苦手じゃないなら、クロードも畳に来い。
この幸せな気持ちのまま、クロードもオレの幸せに染めてやる。」
クロードは、嬉しそうに笑う。
オレは、クロードが靴を脱ぐのを手伝って、クロードをオレの横に寝転がらせた。
「畳の上に転がっていると体が伸びる気がする。」
「ヒサツグが、落ち着ける場所を用意したかった。」
とクロード。
オレの隣にいて体を横向きにして、オレをじっと見つめるクロード。
オレは、クロードを不安にさせたくない。
日本に帰る、帰ると言ってきたオレが、クロードの不安を拭い去るために、クロードの側にいることが、オレの幸せで、オレの望みだと、繰り返し伝えていこう。
「クロード、仰向けになってくれ。」
オレは、起き上がって、クロードの体を押して、クロードを仰向けにした。
「隣に寝転ぶクロードと手を繋いでいられる場所が、オレの生きていく場所だぞ?」
オレは、仰向けになっているクロードの顔に顔を近づけていく。
「クロードの目も、鼻も、頬も、唇も。」
オレは、目、と口に出しながら、眦にキスをした。
鼻と言ったときには、クロードとオレの鼻を合わせた鼻キス。
頬と言ったときには、オレの頬をクロードの頬に押し当てる。
唇と言ったときに。
オレは、クロードの顔に覆いかぶさった。
オレは、仰向けになって、オレにされるがままになっているクロードに、宣言してやる。
「オレは、クロードとするキスが好きだぞ。
クロードの唇が好きだぞ。
なぜかと言うと、クロードが好きだからな!」
クロードは、ぱっと、憂いと心配をなくした顔で、オレの後頭部に手を回した。
クロードは、オレの唇をクロードの唇に近づけていく。
唇が触れ合う前に。
オレは、クロードの目を見ながら、大事なことを確認する。
「クロード。オレ、クロードを襲っていいかな?」
「ヒサツグが私を?」
とクロードは、不思議そうにしている。
クロードの感覚では、夫が嫁を襲うもの、という意識があるのかもしれないなー。
ふふん。
今宵、クロードに、オレとクロードの新しい可能性を見せてやるぞ。
今宵、というには、まだ、お日様が落ちていないけどなー。
ふっふっふっ。
オレのサプライズ本番は、これからだからな?
「クロード。
オレとクロードのまだ見ぬ新しい愛の世界に踏み出してみないかなー?」
「ヒサツグが、新しい愛の世界へ私を連れていくのか?」
とクロードは、悩んでいる。
クロードは、ここで悩む、を選択した。
うーん。
クロードを安心させるぞ。
「クロード。
オレとクロードは、めくるめく愛の世界の新しい扉を開いて、一緒に進むんだぞ?
オレとクロードの二人で。」
「私とヒサツグ、二人で。」
と繰り返すクロード。
二人で一緒に進むのって、結婚式のバージンロードみたいだよな?
「オレとクロードの結婚式は、緊張感あり過ぎだったからさ。
今から、オレとクロードの二人だけで、結婚式をしよう。
ベッドで。」
「私とヒサツグの二人だけで、ベッドで結婚式?」
とクロード。
オレにのしかかられていたクロードは、俄然、乗り気になった。
ぱああ、と輝く表情は、待ち切れないと訴えてくる。
オレも、待ち切れないぞ。
「オレとクロード。二人だけで、気が済むまで、愛し合うぞ?」
クロードは、驚くほどの早さでオレを抱えると、二人してベッドへ。
がっつく前に結婚式の定番の台詞を言わないとなー。
病めるときも健やかなるときも、ってのを。
「オレは、どんなときも、クロードと一緒にいて、クロードと一緒に生きるからな。
クロード、オレの一生をよろしくな。」
オレは、ウキウキでやる気全開のクロードをベッドの上に座らせた。
「クロードからも、オレに何か言ってくれ。
オレは、クロードがオレに言ってくれた言葉を一生の宝物にして生きていく。」
クロードは、真剣に考えてくれた。
「私の伴侶になったヒサツグの人生を、私は、私の人生で受け止める。
私の息が続くまで、私はヒサツグと共に生きる。
私の父上と母上の分も。
私はヒサツグと生きて幸せでいたい。」
とクロード。
クロードは、本心を丸ごとオレに差し出してきた。
クロードの伴侶のオレが、伴侶のクロードの本心を受け止めないはずがない。
「オレとクロードが二人で叶えるのに、ぴったりな願いだな。
クロード、オレ達、幸せになろう。」
オレは、クロードの唇に触れるだけのキスをした。
「クロード、今のは、オレとクロードの誓いのキスな?」
サプライズからの、盛り上がりを演出したいからさ。
クロード、喜んでくれるかなー?
オレが準備している間に、クロードは、クロードで準備をしてくれていた。
寝室に入ったら。
懐かしいイ草の匂いが。
「畳?」
ベッドとは別に、寝室の一画に畳が置かれている。
真新しい畳が六畳分。
「もう、一生、畳を見ることはないと思っていた。」
オレが立ち尽くしていると。
「ヒサツグが、帰らないと言ったら、見せようと準備していた。」
とクロード。
里心がつかないようにかな?
「靴を脱いで、乗っていいかな? 」
「ヒサツグが良いように。」
とクロード。
オレは、靴を脱いで、畳に寝そべる。
「やっぱり、畳は落ち着く。」
うつ伏せになって、イ草の匂いを吸い込んでみた。
「ヒサツグ?」
とオレを見守るクロードが、心配そうに聞いている。
「クロード、ありがとう。オレ、今、幸せを噛み締めている。」
「帰りたくなった、と言わないか?」
とクロード。
「言わない。イ草の匂いが苦手じゃないなら、クロードも畳に来い。
この幸せな気持ちのまま、クロードもオレの幸せに染めてやる。」
クロードは、嬉しそうに笑う。
オレは、クロードが靴を脱ぐのを手伝って、クロードをオレの横に寝転がらせた。
「畳の上に転がっていると体が伸びる気がする。」
「ヒサツグが、落ち着ける場所を用意したかった。」
とクロード。
オレの隣にいて体を横向きにして、オレをじっと見つめるクロード。
オレは、クロードを不安にさせたくない。
日本に帰る、帰ると言ってきたオレが、クロードの不安を拭い去るために、クロードの側にいることが、オレの幸せで、オレの望みだと、繰り返し伝えていこう。
「クロード、仰向けになってくれ。」
オレは、起き上がって、クロードの体を押して、クロードを仰向けにした。
「隣に寝転ぶクロードと手を繋いでいられる場所が、オレの生きていく場所だぞ?」
オレは、仰向けになっているクロードの顔に顔を近づけていく。
「クロードの目も、鼻も、頬も、唇も。」
オレは、目、と口に出しながら、眦にキスをした。
鼻と言ったときには、クロードとオレの鼻を合わせた鼻キス。
頬と言ったときには、オレの頬をクロードの頬に押し当てる。
唇と言ったときに。
オレは、クロードの顔に覆いかぶさった。
オレは、仰向けになって、オレにされるがままになっているクロードに、宣言してやる。
「オレは、クロードとするキスが好きだぞ。
クロードの唇が好きだぞ。
なぜかと言うと、クロードが好きだからな!」
クロードは、ぱっと、憂いと心配をなくした顔で、オレの後頭部に手を回した。
クロードは、オレの唇をクロードの唇に近づけていく。
唇が触れ合う前に。
オレは、クロードの目を見ながら、大事なことを確認する。
「クロード。オレ、クロードを襲っていいかな?」
「ヒサツグが私を?」
とクロードは、不思議そうにしている。
クロードの感覚では、夫が嫁を襲うもの、という意識があるのかもしれないなー。
ふふん。
今宵、クロードに、オレとクロードの新しい可能性を見せてやるぞ。
今宵、というには、まだ、お日様が落ちていないけどなー。
ふっふっふっ。
オレのサプライズ本番は、これからだからな?
「クロード。
オレとクロードのまだ見ぬ新しい愛の世界に踏み出してみないかなー?」
「ヒサツグが、新しい愛の世界へ私を連れていくのか?」
とクロードは、悩んでいる。
クロードは、ここで悩む、を選択した。
うーん。
クロードを安心させるぞ。
「クロード。
オレとクロードは、めくるめく愛の世界の新しい扉を開いて、一緒に進むんだぞ?
オレとクロードの二人で。」
「私とヒサツグ、二人で。」
と繰り返すクロード。
二人で一緒に進むのって、結婚式のバージンロードみたいだよな?
「オレとクロードの結婚式は、緊張感あり過ぎだったからさ。
今から、オレとクロードの二人だけで、結婚式をしよう。
ベッドで。」
「私とヒサツグの二人だけで、ベッドで結婚式?」
とクロード。
オレにのしかかられていたクロードは、俄然、乗り気になった。
ぱああ、と輝く表情は、待ち切れないと訴えてくる。
オレも、待ち切れないぞ。
「オレとクロード。二人だけで、気が済むまで、愛し合うぞ?」
クロードは、驚くほどの早さでオレを抱えると、二人してベッドへ。
がっつく前に結婚式の定番の台詞を言わないとなー。
病めるときも健やかなるときも、ってのを。
「オレは、どんなときも、クロードと一緒にいて、クロードと一緒に生きるからな。
クロード、オレの一生をよろしくな。」
オレは、ウキウキでやる気全開のクロードをベッドの上に座らせた。
「クロードからも、オレに何か言ってくれ。
オレは、クロードがオレに言ってくれた言葉を一生の宝物にして生きていく。」
クロードは、真剣に考えてくれた。
「私の伴侶になったヒサツグの人生を、私は、私の人生で受け止める。
私の息が続くまで、私はヒサツグと共に生きる。
私の父上と母上の分も。
私はヒサツグと生きて幸せでいたい。」
とクロード。
クロードは、本心を丸ごとオレに差し出してきた。
クロードの伴侶のオレが、伴侶のクロードの本心を受け止めないはずがない。
「オレとクロードが二人で叶えるのに、ぴったりな願いだな。
クロード、オレ達、幸せになろう。」
オレは、クロードの唇に触れるだけのキスをした。
「クロード、今のは、オレとクロードの誓いのキスな?」
60
あなたにおすすめの小説
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
氷の騎士団長様の悪妻とかイヤなので離婚しようと思います
黄金
BL
目が覚めたら、ここは読んでたBL漫画の世界。冷静冷淡な氷の騎士団長様の妻になっていた。しかもその役は名前も出ない悪妻!
だったら離婚したい!
ユンネの野望は離婚、漫画の主人公を見たい、という二つの事。
お供に老侍従ソマルデを伴って、主人公がいる王宮に向かうのだった。
本編61話まで
番外編 なんか長くなってます。お付き合い下されば幸いです。
※細目キャラが好きなので書いてます。
多くの方に読んでいただき嬉しいです。
コメント、お気に入り、しおり、イイねを沢山有難うございます。
【完結】伯爵家当主になりますので、お飾りの婚約者の僕は早く捨てて下さいね?
MEIKO
BL
【完結】伯爵家次男のマリンは、公爵家嫡男のミシェルの婚約者として一緒に過ごしているが実際はお飾りの存在だ。そんなマリンは池に落ちたショックで前世は日本人の男子で今この世界が小説の中なんだと気付いた。マズい!このままだとミシェルから婚約破棄されて路頭に迷う未来しか見えない!
僕はそこから前世の特技を活かしてお金を貯め、ミシェルに愛する人が現れるその日に備えだす。2年後、万全の備えと新たな朗報を得た僕は、もう婚約破棄してもらっていいんですけど?ってミシェルに告げる。なのに対象外のはずの僕に未練たらたらなのどうして?
※R対象話には『*』マーク付けます。
【完】ラスボス(予定)に転生しましたが、家を出て幸せになります
ナナメ
BL
8歳の頃ここが『光の勇者と救世の御子』の小説、もしくはそれに類似した世界であるという記憶が甦ったウル。
家族に疎まれながら育った自分は囮で偽物の王太子の婚約者である事、同い年の義弟ハガルが本物の婚約者である事、真実を告げられた日に全てを失い絶望して魔王になってしまう事ーーそれを、思い出した。
思い出したからには思いどおりになるものか、そして小説のちょい役である推しの元で幸せになってみせる!と10年かけて下地を築いた卒業パーティーの日ーー
ーーさあ、早く来い!僕の10年の努力の成果よ今ここに!
魔王になりたくないラスボス(予定)と、本来超脇役のおっさんとの物語。
※体調次第で書いておりますのでかなりの鈍足更新になっております。ご了承頂ければ幸いです。
※表紙はAI作成です
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
【本編完結】異世界で政略結婚したオレ?!
カヨワイさつき
BL
美少女の中身は32歳の元オトコ。
魔法と剣、そして魔物がいる世界で
年の差12歳の政略結婚?!
ある日突然目を覚ましたら前世の記憶が……。
冷酷非道と噂される王子との婚約、そして結婚。
人形のような美少女?になったオレの物語。
オレは何のために生まれたのだろうか?
もう一人のとある人物は……。
2022年3月9日の夕方、本編完結
番外編追加完結。
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
令嬢に転生したと思ったけどちょっと違った
しそみょうが
BL
前世男子大学生だったが今世では公爵令嬢に転生したアシュリー8歳は、王城の廊下で4歳年下の第2王子イーライに一目惚れされて婚約者になる。なんやかんやで両想いだった2人だが、イーライの留学中にアシュリーに成長期が訪れ立派な青年に成長してしまう。アシュリーが転生したのは女性ではなくカントボーイだったのだ。泣く泣く婚約者を辞するアシュリーは名前を変えて王城の近衛騎士となる。婚約者にフラれて隣国でグレたと噂の殿下が5年ぶりに帰国してーー?
という、婚約者大好き年下王子☓元令嬢のカントボーイ騎士のお話です。前半3話目までは子ども時代で、成長した後半にR18がちょこっとあります♡
短編コメディです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる