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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
614.オレ、クロード、カズラくん、ケレメイン大公国の未来について、オレとクロードが考えた結論は、カズラくんの希望と合致していました。
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カズラくんには、お父さんお母さん像をオレとクロードに求めないだけの分別がある。
求めて、応えてもらえなくとも、代わりに別の有用なものが手に入るなら、カズラくんは、別の有用なものを拒否しない。
「クロード。クロードは、オレの伴侶だから、オレと同じくカズラくんの義実家だぞ。」
オレは、静かに見守りに徹していたクロードの頬を撫でる。
「ヒサツグの思うままにするといい。
義実家というのは、義家族のことか?」
とクロード。
「うん。家族じゃないけれど、他人でも、友人でもない。
義理の家族。
オレ達夫婦とカズラくんは、義理の家族という関係で始めようと思うんだけどさ。
クロードは、カズラくんが義理の家族になることをどう感じるかな?」
クロードは、頬を緩める。
クロードは、友人の裏切りと仲の良い家族だったご両親を魔王による消失で失う経験をしている。
オレは、クロードのたった一人の家族になった。
クロードの家族が増えることはない。
男同士のオレとクロードに、血を繋いだ家族が増える日は来ない。
オレの身を危うくする要因は、オレがクロードの子孫を残すことがないことが確定していること。
オレはクロードの伴侶を止めないので、オレとクロードは交友関係に気を配る。
クロードの今の立場もあり、クロードが友人を作ることに関しては、これまでと同じく慎重にならざるをえない。
クロードは、オレ以上に、新しくお友達になりませんか、と寄ってくる人を信用するのが難しくなっている。
「クロードにとって、友人でも家族でもない新しい関係で、付かず離れずの距離で付き合える人のポジションに一人、カズラくんという人がいてもいいと思うんだよな。」
オレはクロードを見上げた。
「ヒサツグ。」
クロードは、オレの説明を待っている。
「カズラくんとクロードのあやふやな関係に、義家族という親しみのなかった名称を与えることは、これからの付き合い方を明確にするのに役立たないかな?
カズラくんとクロードが神子様と英雄の関係から、義家族に変わり、カズラくんは、オレとクロードとは義家族の関係にあると周りに胸を張って言うことができれば。
カズラくんとクロードは、堂々と話ができる。
オレを間に挟まなくても。」
オレを間に挟まなくても、を付け加えるのは、勇気がいった。
必要だから、口にだしたけどな。
本当は、口に出したくなかった。
「ヒサツグは、それでいいわけ?」
とカズラくん。
オレの勇気に気づいたカズラくんが、オレに確認してきた。
「オレがいないところで、クロードとカズラくんが仲良くするなんて、という感情はあるけどさ。
その感情以上に。
オレは、クロードにもカズラくんにも、心身ともに健康で、長生きしてもらいたい。
勿論、オレも長生きしたい。
オレは、当然だけど、カズラくんもクロードも、これから先の人生を生きていくのに、互いの協力が必要だよな?」
「それは、そうだよ。ぼくは、女神様の世界では異邦人だからね。」
とカズラくん。
「カズラくんもクロードも、互いに相手がどんな人かは分かっている。
これからの距離の取り方、詰め方を相談して決めていくのはどうかな?」
「義家族として?」
とカズラくん。
「今後のための話し合いは、必要だ。」
とクロード。
オレがいないときにも、二人が協力しあえる関係性を築けそうだな。
オレは、早いうちに、オレ、クロード、カズラくんの関係性をオレ達で確認してから明示しておきたいと考えた。
オレ達の意識を変えて、さらに、対外的な認識を強力なものにする、絶妙なタイミングが今。
今回のゴタゴタの後に発表するのが、一番すんなりと浸透すると思う。
クロードとカズラくんは、考えがまとまった様子。
「クロード、カズラくん。
カズラくんとオレ達は、互いの義実家となって、たまに口うるさかったり、時々頼ったり、気が向いたら構ったりする距離感でやっていこうと思うんだけど、どうかな?
うまくいかないときは、その都度、修正してさ。」
「今まで聞いてきたヒサツグの案の中では、悪くないよ。」
とカズラくん。
「関係性を説明できると、これからの付き合いを円滑に行える。」
とクロード。
カズラくんとクロードの同意も得られたことだから、このまま話を進めてしまおう。
カズラくんの要求の話。
オレとクロードの後継者問題。
「オレとクロードが亡くなった後は、カズラくんにケレメイン大公国を任せたいんだけど、いいかな?
オレかクロードのどちらかが亡くなったとき。
カズラくんには、オレ達の義実家の立場で、手を貸してほしい。」
求めて、応えてもらえなくとも、代わりに別の有用なものが手に入るなら、カズラくんは、別の有用なものを拒否しない。
「クロード。クロードは、オレの伴侶だから、オレと同じくカズラくんの義実家だぞ。」
オレは、静かに見守りに徹していたクロードの頬を撫でる。
「ヒサツグの思うままにするといい。
義実家というのは、義家族のことか?」
とクロード。
「うん。家族じゃないけれど、他人でも、友人でもない。
義理の家族。
オレ達夫婦とカズラくんは、義理の家族という関係で始めようと思うんだけどさ。
クロードは、カズラくんが義理の家族になることをどう感じるかな?」
クロードは、頬を緩める。
クロードは、友人の裏切りと仲の良い家族だったご両親を魔王による消失で失う経験をしている。
オレは、クロードのたった一人の家族になった。
クロードの家族が増えることはない。
男同士のオレとクロードに、血を繋いだ家族が増える日は来ない。
オレの身を危うくする要因は、オレがクロードの子孫を残すことがないことが確定していること。
オレはクロードの伴侶を止めないので、オレとクロードは交友関係に気を配る。
クロードの今の立場もあり、クロードが友人を作ることに関しては、これまでと同じく慎重にならざるをえない。
クロードは、オレ以上に、新しくお友達になりませんか、と寄ってくる人を信用するのが難しくなっている。
「クロードにとって、友人でも家族でもない新しい関係で、付かず離れずの距離で付き合える人のポジションに一人、カズラくんという人がいてもいいと思うんだよな。」
オレはクロードを見上げた。
「ヒサツグ。」
クロードは、オレの説明を待っている。
「カズラくんとクロードのあやふやな関係に、義家族という親しみのなかった名称を与えることは、これからの付き合い方を明確にするのに役立たないかな?
カズラくんとクロードが神子様と英雄の関係から、義家族に変わり、カズラくんは、オレとクロードとは義家族の関係にあると周りに胸を張って言うことができれば。
カズラくんとクロードは、堂々と話ができる。
オレを間に挟まなくても。」
オレを間に挟まなくても、を付け加えるのは、勇気がいった。
必要だから、口にだしたけどな。
本当は、口に出したくなかった。
「ヒサツグは、それでいいわけ?」
とカズラくん。
オレの勇気に気づいたカズラくんが、オレに確認してきた。
「オレがいないところで、クロードとカズラくんが仲良くするなんて、という感情はあるけどさ。
その感情以上に。
オレは、クロードにもカズラくんにも、心身ともに健康で、長生きしてもらいたい。
勿論、オレも長生きしたい。
オレは、当然だけど、カズラくんもクロードも、これから先の人生を生きていくのに、互いの協力が必要だよな?」
「それは、そうだよ。ぼくは、女神様の世界では異邦人だからね。」
とカズラくん。
「カズラくんもクロードも、互いに相手がどんな人かは分かっている。
これからの距離の取り方、詰め方を相談して決めていくのはどうかな?」
「義家族として?」
とカズラくん。
「今後のための話し合いは、必要だ。」
とクロード。
オレがいないときにも、二人が協力しあえる関係性を築けそうだな。
オレは、早いうちに、オレ、クロード、カズラくんの関係性をオレ達で確認してから明示しておきたいと考えた。
オレ達の意識を変えて、さらに、対外的な認識を強力なものにする、絶妙なタイミングが今。
今回のゴタゴタの後に発表するのが、一番すんなりと浸透すると思う。
クロードとカズラくんは、考えがまとまった様子。
「クロード、カズラくん。
カズラくんとオレ達は、互いの義実家となって、たまに口うるさかったり、時々頼ったり、気が向いたら構ったりする距離感でやっていこうと思うんだけど、どうかな?
うまくいかないときは、その都度、修正してさ。」
「今まで聞いてきたヒサツグの案の中では、悪くないよ。」
とカズラくん。
「関係性を説明できると、これからの付き合いを円滑に行える。」
とクロード。
カズラくんとクロードの同意も得られたことだから、このまま話を進めてしまおう。
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「オレとクロードが亡くなった後は、カズラくんにケレメイン大公国を任せたいんだけど、いいかな?
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