10 / 33
Q & A
コーニッシュ編
しおりを挟む
──それではお名前とお年をお願いします。
「ジミー・バーナード・コーニッシュ、王国新聞の記者だ。年は二十五歳。よろしく!」
──お元気ですねえ。では質問に入ります。今一番会いたい人は誰ですか?
「そりゃあ、決まってんじゃねえか。言わせんなよ、ったく。ルイザだなあ」
──そ、そうですか。では今不満に思っている事は?
「なかなかいい記事が書けない事かな。特に勇者様関連。記者が直で取材しなきゃ良い記事は書けないって上にも散々言ってんだけどなあ」
──直ですか。でも危険なんじゃないんですか?
「危険なんざ承知の上よ。体張らなきゃ本当にいい記事なんて書けないと思うぜ」
──はあ、そういうもんなんでしょうかね。では魔王についてはどう思いますか?
「世界を滅ぼす存在って言われてるが、勇者一行以外誰も見た事ないんだよな。って事で一度は見て見たい!」
──すごいですね
「好奇心がなくちゃ記者なんざやってられんよ」
──そうですか。では勇者についてはどう思いますか?
「あれだけの色男なら、女なんぞよりどりみどりだろうなあ。くう、うらやましい! こちとら意中の相手振り向かせるのにあの手この手なんだぜ!」
──そうですか。振り向いてもらえましたか?
「……痛いところ突いてくんなよ」
──失礼しました。では最後に女神様に一言どうぞ
「女神様! 愛しい彼女と添い遂げさせてください!」
──最後は神頼みですか。ありがとうございました。
※彼の行く末やいかに?
「ジミー・バーナード・コーニッシュ、王国新聞の記者だ。年は二十五歳。よろしく!」
──お元気ですねえ。では質問に入ります。今一番会いたい人は誰ですか?
「そりゃあ、決まってんじゃねえか。言わせんなよ、ったく。ルイザだなあ」
──そ、そうですか。では今不満に思っている事は?
「なかなかいい記事が書けない事かな。特に勇者様関連。記者が直で取材しなきゃ良い記事は書けないって上にも散々言ってんだけどなあ」
──直ですか。でも危険なんじゃないんですか?
「危険なんざ承知の上よ。体張らなきゃ本当にいい記事なんて書けないと思うぜ」
──はあ、そういうもんなんでしょうかね。では魔王についてはどう思いますか?
「世界を滅ぼす存在って言われてるが、勇者一行以外誰も見た事ないんだよな。って事で一度は見て見たい!」
──すごいですね
「好奇心がなくちゃ記者なんざやってられんよ」
──そうですか。では勇者についてはどう思いますか?
「あれだけの色男なら、女なんぞよりどりみどりだろうなあ。くう、うらやましい! こちとら意中の相手振り向かせるのにあの手この手なんだぜ!」
──そうですか。振り向いてもらえましたか?
「……痛いところ突いてくんなよ」
──失礼しました。では最後に女神様に一言どうぞ
「女神様! 愛しい彼女と添い遂げさせてください!」
──最後は神頼みですか。ありがとうございました。
※彼の行く末やいかに?
11
あなたにおすすめの小説
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
偽りの婚姻
迷い人
ファンタジー
ルーペンス国とその南国に位置する国々との長きに渡る戦争が終わりをつげ、終戦協定が結ばれた祝いの席。
終戦の祝賀会の場で『パーシヴァル・フォン・ヘルムート伯爵』は、10年前に結婚して以来1度も会話をしていない妻『シヴィル』を、祝賀会の会場で探していた。
夫が多大な功績をたてた場で、祝わぬ妻などいるはずがない。
パーシヴァルは妻を探す。
妻の実家から受けた援助を返済し、離婚を申し立てるために。
だが、妻と思っていた相手との間に、婚姻の事実はなかった。
婚姻の事実がないのなら、借金を返す相手がいないのなら、自由になればいいという者もいるが、パーシヴァルは妻と思っていた女性シヴィルを探しそして思いを伝えようとしたのだが……
婚約破棄を目撃したら国家運営が破綻しました
ダイスケ
ファンタジー
「もう遅い」テンプレが流行っているので書いてみました。
王子の婚約破棄と醜聞を目撃した魔術師ビギナは王国から追放されてしまいます。
しかし王国首脳陣も本人も自覚はなかったのですが、彼女は王国の国家運営を左右する存在であったのです。
【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。
鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。
さらに、偽聖女と決めつけられる始末。
しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!?
他サイトにも重複掲載中です。
(完結)嘘つき聖女と呼ばれて
青空一夏
ファンタジー
私、アータムは夢のなかで女神様から祝福を受けたが妹のアスペンも受けたと言う。
両親はアスペンを聖女様だと決めつけて、私を無視した。
妹は私を引き立て役に使うと言い出し両親も賛成して……
ゆるふわ設定ご都合主義です。
【完結】私の結婚支度金で借金を支払うそうですけど…?
まりぃべる
ファンタジー
私の両親は典型的貴族。見栄っ張り。
うちは伯爵領を賜っているけれど、借金がたまりにたまって…。その日暮らしていけるのが不思議な位。
私、マーガレットは、今年16歳。
この度、結婚の申し込みが舞い込みました。
私の結婚支度金でたまった借金を返すってウキウキしながら言うけれど…。
支度、はしなくてよろしいのでしょうか。
☆世界観は、小説の中での世界観となっています。現実とは違う所もありますので、よろしくお願いします。
薄幸ヒロインが倍返しの指輪を手に入れました
佐崎咲
ファンタジー
義母と義妹に虐げられてきた伯爵家の長女スフィーナ。
ある日、亡くなった実母の遺品である指輪を見つけた。
それからというもの、義母にお茶をぶちまけられたら、今度は倍量のスープが義母に浴びせられる。
義妹に食事をとられると、義妹は強い空腹を感じ食べても満足できなくなる、というような倍返しが起きた。
指輪が入れられていた木箱には、実母が書いた紙きれが共に入っていた。
どうやら母は異世界から転移してきたものらしい。
異世界でも強く生きていけるようにと、女神の加護が宿った指輪を賜ったというのだ。
かくしてスフィーナは義母と義妹に意図せず倍返ししつつ、やがて母の死の真相と、父の長い間をかけた企みを知っていく。
(※黒幕については推理的な要素はありませんと小声で言っておきます)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる