Heroic〜龍の力を宿す者〜

Ruto

文字の大きさ
60 / 122
2章

59:学園内代表選抜試合 予選

しおりを挟む

「只今より、学園内代表選抜試合を始めます」

毎度の眼鏡先生により、開会の宣言がなされ学園内代表選抜試合の幕が上がった

「始めに学園長よりお話があります」

ここ第1演習場には客席に3学年全ての生徒が座っており、演習場の中心に立った学園長に視線が集まる

「祭りじゃ!」

ん??

「存分に楽しめ!1年生にとっては初めてになるじゃろうがこの機会に今の自分の実力というものを知るのじゃ。2、3年生は去年からの成長を見せれる良い機会となるじゃろう。参加する者は互いの力をぶつけ合い、勝利し、少ない代表の座を摑み取るのじゃ!」

ワァァァァァ!

あれ?なんか学園長が物凄くハッスルしてる。祭りだなんだで話し始めたからお祭りが大好きなのだろう。てか他の人達もテンション高いな。会場が既に熱気に包まれている

「そして、観戦のみの者、違う形で関わる者。皆共にこの祭りを儂と楽しもう!以上じゃ」

ワァァァァァ!

再度の物凄い歓声。まあ、勉強や特訓やらばかりでこういう娯楽にははっちゃけたいのだろう

「続いて進行予定とルールについての説明に移ります」

予定やルールについては毎年同じらしいので既に先輩に聞いて大体のことは知っている。が、対戦の組み合わせや対戦ブロックなんかは今ここで知らされるのでしっかり聞いておかないと

「代表の枠は10個。それに合わせてブロックを10個設け、そのブロックでの1位が当学園の代表となります。今回の参加者は約10000人。そして、どのブロックになったかは学生証で確認してくれ。各々のブロックではそこから複数に分けたバトルロイヤルで人数を絞ってから本線を行なってもらう。勝敗の決し方は予選では、結界による転送、降参、気絶、場外。本線ではここから場外を抜いたものとなる。分からないことが有れば学生証で確認するように。それでは解散」

解散の号令によって生徒や先生が各々動き出す

まあ、取り敢えずはブロックの確認かな

えーと……あっあった。俺はブロック3か

「クウガー、何処になった?」

隣に座っていたソウマが聞いてくる

「ブロック3だよ」

「やっぱ別々か~。俺はブロック7だったぜ」

これも話に聞いてた通りSクラスやそれに準じる実力者と思われる者はなるべく別々のブロックとなっているらしい。これも先輩情報だ

「直ぐ始まるらしいから早く移動しよう。またお昼に集合場所で」

「おうよ、油断して負けんなよ?」

おちょくったようなニヤニヤとした笑い顔

「それはこっちのセリフだよ」

にそんな言葉と共に不敵な笑みを返してブロック3の会場となるのはここ第1演習場なのでソウマとはここで別れ下に移動する




俺はブロック3の2回目らしいので割り当てられた控え室に向かう

控え室には既に移動してきた生徒で溢れており、扉から入ってくる者へと視線を送っている。俺が入った時は少しの間ざわついたが、直ぐに収まる。一応聞き取れたのだと

「お、おい。あの銀髪。風紀委員の」

「あの噂のやつか」

噂ってなんですか。とても気になるが置いておこう。

ここに居るのは30人ほどで、既に装備を制服の上から身につけて居る

装備に関してはこの代表選抜試合の最終目的である国際親善試合でのルールと同じで自前の武器を使うのが許されている。装備も結界の効果で破壊されても外に出れば元通りになるそう

てことで俺も装備を付けていく

マジックアイテムである連接剣、魔鉱石製の剣2本を腰に。籠手、胸当て、刃付きのグリーヴをそれぞれ身につけて近くの壁に寄りかかり時間が来るまで待機する

しばらく待っていると扉が開き、運営委員を示す腕章をつけた生徒が入ってきた

「出番です。付いてきてください」

と先行して行ってしまったのでついていく

通路の先には明かり。それと近づくにつれて大きくなっていく歓声

緊張はない。されど戦闘を前にして気持ちが上がっていく

今まで俺が知らないだけで居たかも知れない強者にがいることに少しの期待を寄せながら光の先へと進んだ

進んだ先には4つの正方形の舞台。4つあるのは1~4のブロックをここで進行しているため

そして、舞台の上には既に大勢の生徒の姿。俺達のところが最後だったみたい。運営委員の人に他よりも舞台の上にいる生徒の少ないところに向かうよう言われてゾロゾロと向かう

舞台の上には俺達と先に居た者を合わせて60人ほどつまり、本線は16人て事だな

全員が初期の位置である舞台の端にずらっと並ぶ

そして、かなりの音量で実況と思われる声が響く

「さあ、どんどん参りましょう!みなさん準備はよろしいですね!?」

ワァァァァァ!

「それでは第2試合、始め!」

あんたが言うのか!

と驚いてる暇もなく、多数の魔術が展開された

種々様々な魔術が色んな場所から放たれ俺の方に向かってきた。どうやら強い奴をみんなで攻めて場外にしてしまおうとかそんなところだろうな

因みに俺の両隣あたりの人達は既に逃げてる

まあ、量があってもこの威力と工夫なしの普通のじゃ意味がないんだよね

俺は即座に魔術の核を見極め照準。手を振るのにあわせて魔力弾を迫る魔術と同じ数だけ放った

そしてそれは、1つも外れる事なく核を射抜き魔術を霧散させた

この事態に俺以外の生徒は呆然とし、歓声が湧く

うーん。強そうな人はいないな、残念。ならとっとと終わらせますかね

体を半身にし、腰を落とし左の剣の柄に右手を、鞘の部分に左手を持っていく

その後は正に瞬きの間。一瞬のことに感じられただろう速さで剣を水平に抜き放ち、鞘へと直ぐに納めた

チンッと剣が鞘に納まる音がし、俺以外の舞台上の生徒がある高さで体が2つに別れて崩れる

舞台からは生徒の姿が消え、俺の少し後ろ、舞台より離れた観客席の壁に近いところで音がする

一瞬、観客が静まり返り他の舞台での音のみが響き

次いで盛大な歓声が轟いた

「圧倒ー!!ブロック3の第2試合!一瞬です!正に一瞬で決着が着いてしまったー!残ったのは入学以来、学園を騒がせる金と銀の2人の内の1人!何が起こったのか、私分かりません!」

実況の方のテンションが凄いことになっている

まあ、終わったのだから集合場所に向かおう

舞台から降りる前に礼をしてから降りて、そのまま出口へと向かい演習場を後にした

やっぱり、期待は本戦か~。まあ、今はそんなことよりもご飯ご飯





しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー

黒木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。 その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。 人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。 異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ

授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草

ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)  10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。  親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。  同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……── ※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました! ※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※ ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇なろうにも上げています。

魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした

たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。 死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

処理中です...