Heroic〜龍の力を宿す者〜

Ruto

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3章

119:貴方の下へ

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「何で今になってそんなことを?」

俺が王族? つまり、父さんは王様だったってこと? 

「危険は伴うがお前には、反乱軍の旗頭になってもらう。俺達は革命を起こそうとしているんだ」

革命。不満を持った民衆が反旗を翻して王様を倒すみたいな事だった気がする

「要するに王様ぶっ飛ばすってことでいい?」

「……間違ってはいないが」

カントの口からため息が漏れた

「なんだよ」

「いや、何でもない。動けるな?」

あんなにぼろぼろだった体は、まるであの戦闘が夢だったかのように何ともない。むしろ調子が良いくらいだ。あいつは本当に何者なんだ?

カントの問いに頷きで応える

「なら行くぞ」

「行くってどこに?」

俺の質問にカントは足を止め、答える

「ウナムだ。そこで反乱軍のメンバーと合流する」

ウナムは確かサーミアから1番近い街だったはず

カントがまた歩き出そうとしたので慌てて止める

「待ってよカント! まだ聞かなきゃいけない事が沢山あるんだ!」

「時間が惜しい。聞きたい事は話してやるが移動しながらだ」

うっ、カントの雰囲気が怖い。でも、これだけは確認しないといけない

「その反乱軍は信用できるの?」

カントの足が止まる

「ああ、信用できる。俺が探し、呼びかけ、集めてきた志を同じくする者達だ」

振り返って、言葉を発したカントの顔は俺が見たことのないものだった

信じよう、カントが信じるその人達を

「分かった、カントを信じるよ」

「……」

俺が返した言葉にカントは驚いたような顔をすると、体の向きを元に戻し直ぐにまた歩き出した。カントの表情はすぐに見えなくなってしまったけれど、なにかを懐かしんでいるような表情だった

カントに続いて歩き、テントを出る

テントの外では人が忙しなく動き回っていた。すると、知り合いの1人が俺を見つけると

「お! 起きたな王子様よ!」

「寝坊助め! お前さんがおらな始まらんぞ!」

「気張れよ」

「お前なら出来る」

「私らの代わりに1発頼んだよ!」

「気をつけるんだよ!」

連鎖するように声が掛けられた。鍛冶屋のおっちゃんや八百屋のお爺さん、他にも大勢の人が声をかけてくれた

俺が戸惑い立ち止まっているとカントが

「既に街の皆にはあの惨状が王の起こしたものである事、お前が王族の血族である事、俺が反乱軍のリーダーである事、これから革命を起こす事を伝えてある。その上で皆が協力してくれる」

街のみんなが……。まあ、納得はできるかな。カントの街での信頼は厚いし、現王の良くない噂や国の現状を知っていれば

「お前だからだ」

「へ?」

歩みを止めてカントが続ける

「お前だから皆が協力してくれるんだ。王族の血を引いてるとかそんなんじゃないぞ? お前という1人の人物を好ましく思ってくれている。そしてお前のことを心配して、期待して、信じてくれているんだ」

俺を信じて……

「皆、見ていたんだよお前の行いを。弱者に手を伸ばし、強者を打ち砕くお前の姿を」

ん?

「ちょっと待って。それってもしかしてチビ達助けたやつ? あの日はカントと別行動だったし、俺はカントにはなにも」

「あの子達の親御さん達に聞いたんだよ」

そう言ってカントが視線をやった先にいたのは

「カミにい!」

「カミナ!」

「カミナ兄ちゃん!」

チンピラに絡まれていたのを助けてやってから、たまに遊びに付き合ってやっていた3人

茶色のくせ毛でお調子者のナル

灰色短髪で勝気な中心的存在のハセク

くすんだ金髪で弱気なリセト

3人は今にも泣きそうな顔で俺のことを見ていた

「「「無事に帰ってきてよ!」」」

彼女の事だけでいっぱいいっぱいだった俺は、みんなの事を考えれていなかった。正直、成すべき事だとか、王族の血だとかで俺の意思関係なく、流れに身を任せるようにしてしまっていたけど

今からの行動は俺の意思だ。俺の選択だ。この人達を守るんだ。力が足りずとも命を懸けてでも

「いや、違うな」

小さな呟きがもれた

あの竜人の言葉が頭をよぎった

必ず生きて成し遂げるんだ

だから

「男がそんな顔すんじゃねぇよ。笑え! おれは必ず生きて帰ってくる! 悪い王様をぶん殴ってな!」

笑ってそう言ってやる

俺の大好きな街に帰ってくるために

袖で目元を雑に擦って笑顔を向けてくれるチビ達を見て、その思いを強く胸に抱いた




~~~~~~




カミナの様子を見ていたカントの胸には、今は亡き主の姿が蘇っていた

「息子を頼むぞ。なに、お前なら大丈夫だと俺は知っている」

自分に向けられる信頼

それはとても重いものであると同時に、最も自分に力を与えてくれるもの

そして

「これもお前に。いつ渡すかはお前の判断に委ねる。時が来たと思ったなら、カミナに渡してくれ。必ずあいつの助けになるはずだ」

今がその時だ

「行くぞ、カミナ」

「ああ」

だが、今は手元にない。一度家に戻る必要があるな

「カミナ、俺は一度家に戻る。これからの動きや作戦については中央テントにいるバルと今回協力してくれることになった竜人の彼、クウガくんの仲間に説明してもらってくれ。すぐに戻る」

「え、カント!?」

流れが来ている。敵の手の内の全てを把握しきれているわけではないが彼らの協力を得られた事で犠牲を出さずに勝てる可能性が見えてきた

この流れを逃してはならない

カミナのため、かつて主が目指した夢を見届けるため




~~~~~~




風を切る音と凄まじい轟音

焦点の定まらない視界が数秒続く最中に鳴り止む事なく耳朶を震わす

ぼんやりしていた頭が正常に働き出して、自分が今誰かに運ばれている状態にある事に気がついた

焦点がようやくあった視界で捉えたのは金髪を風になびかせて走る綺麗な女性。女性の綺麗な金髪は一房だけ青みがかった緑色になっている。その美貌に声も出せずにいると視線があい

「起きられましたか。もう暫くお待ちください。まだもう少し離れておきたいので」

丁寧で優しい声、けれど轟音にも負けないでよく聞こえる声だった

「まず自己紹介を、私はラキアと申します」

彼女は私を運びながらそう切り出した

「ど、どうも。私はメイアです。えーと、なんで私運ばれているんでしょうか、確か病院からは出ちゃいけなくて、ひょっとして……」

私誘拐でもされちゃったんでしょうか

そう続けようとした言葉を飲み込んだ

ラキアさんの悲しげな表情を見たから?

それもあるが、思い出したのだ。自分の身に何があったのか。何故ここに自分1人なのかを

妹の崩れる様を、声にならなかった声を、体を作り変えられる気持ち悪さを、人を殺す感触を、大切な人のボロボロな姿を、思い出した

「あ、ああ、あああああああ!」

理解が追いつかない。思い出さないように無意識に抑えていたものが溢れ出し、感情が溢れ、暴れ出す

ふいに、温かさを感じた

「落ち着いて。感情の手綱を手放しては駄目。逃げても駄目。正面から向き合って。大丈夫、あなたなら大丈夫」

優しいけれど力強い言葉が私の正気を繋ぎとめた

けれど心は鎮まってはくれなかった

「い、妹が妹が……。それに私大事な人をこの手で!」

「妹さんの事は間に合わなくてごめんなさい」

「なんで、あなたが、謝るんですか」

止まらない涙で言葉が途切れ途切れになる

「全てを守る。それが私の愛する人の目指す事だから」

そんなの無理に決まってる。まだほんの少ししか生きてない私にだって分かることだ

「無理かどうかなんてやらなければ分からない」

声に出てていただろうか

「顔に出ていました、分かりやすいですね。自分が今、どうなってしまっているか理解していますか?」

そうだ、私は……

「私はもう、人間じゃ、ないんですよね」

止まりかけていた涙が再度溢れてくる。ささやかな願いすら私には叶わなくなってしまった。どのみちあの人もいないのならここで死んでしまっても

「ええ、人間ではありません」

やっぱりそうなんだ。あの体を作り変えられるような感覚は錯覚じゃなかったんだ

「ですが、そう気にすることではありません。むしろ良いことだと考えても良いかと」

え?

「先程から死んでしまいたいと思っていそうな表情ですが、貴方の想い人は生きておられますよ」

うぐ、確かに思ってたけど……待って

「いまなんて?」

「貴方の想い人、カミナ君は生きていると言ったのですよ」

本当に? 彼は生きているの?

「彼はボロボロでした。貴方をどうにかして助けようとして」

「カミナ君は! 今どこにいるんですか!?」

会いたかった。触れ合いたい、抱きしめてもらいたい、今まで出来なかったことを、伝えられなかった想いを伝えたい

「彼は今、戦うために王都に向かっています。貴方が自分の下に来るのを彼は望まないでしょう。それでも貴方は彼の下へ行きたいですか?」

親が子に覚悟を問うているような声と表情

彼は強くて優しい心の持ち主だ。私が彼の下に行って危険が増すことを望まないだろう事は想像できる。でも、私はもう檻の中に囚われているわけではない。足を踏み出せば、手を伸ばせば、彼に会える、彼に触れられる

犠牲の対価だとでも言うように、私は戦う力を手に入れてしまった。犠牲の上にあるのにそれを使わないなんて私には耐えられない

それに、私の手に入れた力は私の他にもう1人いなければ意味がない。それならば、彼に託したい

「会いたい。この想いを伝えて、彼と共に戦いたい」

私の覚悟を、この人に見せるんだ。この綺麗で優しくて、厳しい女性に。今日初めて会った人だし、私はこの人の事を殆ど知らない。また、騙されているのかもしれない

疑う事は簡単で、信じる事は難しい

でも、辛い事を耐えたなら良い事があるって信じたいじゃない

私が真っ直ぐ見つめる彼女は微笑んで

「分かりました。私が責任を持って貴方の王子様の所へ送りましょう」

お、王子様だなんて

でも確かに彼は私にとって物語に出てくる王子様や英雄だ

「そうと決まれば急ぎましょう。準備をしますので1度止まります」

今も充分以上の速さなのに?

これ以上速くって

ラキアさんは走る速さをだんだん緩めて1度止まり、私を地面に降ろすと光りだした

私が呆然となっていると、光は大きくなり、増した光量で私は目を閉じた

次に目を開けると、そこに居たのは馬。馬と見た目とかは全然違うけれど私が知っている中で1番近いのが馬なのだ。角があり、色は鮮やかな金に青緑でとても綺麗だった

私がそのまま惚けていると、目の前の馬? がしゃがみ

『乗ってください』

と頭の中に直接話しかけてきた

頭に直接響く声という不思議現象に面食らうも、その声がついさっきまで聞いていたものと一致してさらに驚いた

「ラキアさん?」

『ええ。先程までの姿は【人化】というスキルによるもので、こちらの姿が本来のものです』

驚愕の、事実!

『乗ってください。早く会いたいのでしょう?』

そうだった驚いてる場合じゃなかった

おっかなびっくりラキアさんの上に跨る。その時にてでふれた毛がとても気持ちよくて思わずもふもふと触ってしまった

『落ちないようにしっかり掴まっていて下さい』

「はい!」

そう返事をするとラキアさんは走り出し、

「……」

何かこう、驚きが1周して驚きじゃなくなって「凄い人に助けて貰ったんだな~」って思った

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