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.第12章 親と子
341 覚悟
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病院前バス停のベンチに隣り合って腰掛けると、栄太兄は「ふぅー」と細く長く息を吐き出した。
さすがに、緊張していたんだろう。疲れたのではと気になってその横顔を見つめたけれど、返ってきたのは晴れ晴れとした表情だった。
「礼奈は、来週から学校か。まあ、こっちのことは俺に任せて、彩乃さんとは仲良うしろよ」
「うん……」
そんなことを言われても、栄太兄ひとりに大変な想いをさせるわけにも行かない。
栄太兄は私の曖昧な返事に笑うと、「俺に任せるんは心配か」と冗談めかして言った。
「……そういうわけじゃないけど」
私は唇を尖らせて答える。
でも、栄太兄はあんまり得意じゃないような気がしたのだ。自分の意見を押し通すこと。相手に強く出ること。
だから、無理をさせているんじゃないかって、心配ではあって。
「俺、一応元営業やで?」
私の気持ちを察したように、栄太兄は面白そうに目を細めた。
改めて言われて「それもそうか」と気づく。
私が肩をすくめると、栄太兄が私の頭をぽんぽんと叩く。
「礼奈は、礼奈がすべきことをして待っとれ。――あと、祈っとることやな。じいちゃんが長生きするように」
私は栄太兄の横顔を見て、うつむいた。こくり、と頷くと、手が頬に降りてくる。
指の背で撫でられると、とくんと心臓が高鳴った。
「――そんな辛気臭い顔すんな。大丈夫やって。俺がどうにかする」
「うん……」
それでも、返事は曖昧になる。自分が何の役にも立てないことが悔しかった。
栄太兄は軽くため息をついて、かと思うと、座りなおして私の方に向き直った。
「――ええか、礼奈」
「……はい」
正面から見つめられて、おずおずと見つめ返す。栄太兄は真剣な面持ちで、一言一言、噛み含めるように言った。
「お前が頼りないから俺に任せろ言うてるわけやないし、学生やから勉強しろ、言うてるわけやないで。お前がちゃんと、すべきことをするのが、彩乃さんを説得するための最低条件やと思うてるから、言うてるんや」
栄太兄の目から、確かな覚悟を感じた。いつも穏やかに笑っている従兄にも、何を言っても頑として譲らない強さがあったのかと、初めて目の当たりにする。
「講義、就活、卒論――それだけでも、みんなひぃひぃ言ってんねんで。そこに、式の準備なんて加わったら、毎日てんてこ舞いやろ。それでも、お前はこなせる。そういう前提で、俺は彩乃さんと話をするんや。――礼奈、お前はむしろ俺よりも負荷がデカいで。分かっとるか?」
問われて、思わず息を飲む。
インターンはいくつかしたけれど、本格的な就活は未知の領域だ。ゼミも、まだ2度発表しただけで、卒論がどうやったら書けるものなのか分からない。未知の領域ばかりの4年生が始まるそこに、さらにもう一つ、未知の経験が増えようとしている。
――けど、それは私が選んだことだ。望んだことだ。
逃げるなんて選択肢はない。
私は唇を引き結ぶと、栄太兄の目を見返しながら、こくりと頷いた。
「分かってる。――就活もゼミも、妥協しない。私は、私にできることをする。できることをして……」
そうだ。母ももしかしたら、気づいていたのかもしれない。私の視野が狭くなっていること。考えなくてはいけないものがたくさんあるのに、それが見えなくなっていること。だから、余計に、心配していたのかもしれない。
「……お母さんが、『これなら大丈夫』って思ってくれるように、がんばる」
「よし、言うたな」
栄太兄は白い歯を見せて笑うと、私の頭をくしゃりと撫でた。
その大きな手の温もりが嬉しくて、私も笑う。
駅に向かうバスが走り込んで来た。栄太兄が立ち上がり、私に手を差し出す。
その手を握ると、そのままバスへと乗り込んだ。
「バイト、間に合うか?」
「うん、大丈夫。――栄太兄は?」
「俺も平気」
小さな声で交わし合って、微笑みを交わす。
隣り合って座った車内、握った手の温もりが、私の心を強くしてくれた。
大丈夫。きっと大丈夫。
――栄太兄と一緒なら、これから何があっても、耐えられる。
言葉を交わさなくても、見上げた先には栄太兄の微笑みがある。
私も、覚悟を決める。
栄太兄が胸を張っていられるように、私は今の私を、精一杯を生きる。
***
その日の夜、バイトから帰った私が眠る準備をしていると、父が部屋を訪ねてきた。
「少しいいか?」
「うん」
手にはカップが2つあって、中はカモミールティーのようだった。父が入ると共に、優しい香りが部屋に広がる。
1つを差し出されて「ありがとう」と受け取った。
父は椅子に、私はベッドに腰掛けて、黙って一口、お茶を飲む。
「……栄太郎と、あの後話したのか?」
「……少し」
答えてから、曖昧だったな、と補足する。
「私は、私がすべきことをがんばりなさいって。……ゼミとか、就活とか」
「そうか」
父は優しく微笑んでいた。私はうつむいて、コップを持った両手を見つめる。
「……お母さんは?」
「うん?」
「どんな感じだったの、あの後」
帰宅した私には、いつも通り、というほどではなくても極力普段通りに振る舞っているように見えた母だけれど、父と何を話したのかは分からない。
私と栄太兄のことについて、どう思っているかも分からなかった。
「……まあ、もう少し話し合う必要はあるな」
父はそう苦笑して、懐かしそうに目を細めた。
「いやぁ、なかなか感慨深いものがあるな。今日改めて、栄太郎も姉さんの子だなと思ったよ」
私はちらりと父を見て、思わず頬を緩ませた。
「……私も、ちょっと思った。和歌子さんと似てたよね」
「そうだな」
父は優しい目で私の顔を見つめた。
「あの目を見ちゃあ、もう揺るがないと分かるもんな。――それだけ、礼奈の気持ちを大切にしたいんだな」
「え?」
「今まで、あんな目見たことなかったもんな」
父は数口、お茶を飲んで、ふぅ、と息をつく。
「礼奈、週末の予定は?」
「え? ええと……日曜は休み」
急に変わった話題に戸惑いつつ答える。
月曜から大学が始まるから、一日置いてから行こうと思っていたのだ。
父は「そうか」と微笑むと、私がお茶を飲む姿を見守っている。
「栄太郎の予定も聞いてみてくれるか?」
「えっ? 日曜?」
「ああ」
私が困惑顔でまばたきすると、父はぐいっとお茶を飲みほした。
「時間は栄太郎の都合に合わせるよ。――うちに来るよう言ってくれ」
「あ、あの……それって」
どきどきと心臓が高鳴る。
そこで、決定事項を伝えられでもするんだろうか。
そう思っていたら、父は笑った。
「あんな見舞いのついでみたいな挨拶、認めないって言っとけ。うちの箱入り娘を妻にと思うなら、ちゃんと挨拶してもらわなきゃな」
――ああ、それもそうか。
確かに、その過程が飛んでいたのだ。言われて改めて気づく。
コップを抱えたままの私に、父は「早く飲め、持って行くから」と促す。私がお茶を飲みほして渡すと、父は二つのコップを持ってドアに手をかけた。
「じゃあ、おやすみ、礼奈」
「おやすみ……」
去りかけた父に、私は改めて「お父さん」と呼び掛ける。立ち止まった父が振り向いた。
「……あの……お母さんのこと……栄太兄、説得できるかな……?」
父は目を細めた。
「それはお前と栄太郎次第だな。――相手の親から日にちを提案させる不手際な男、甥じゃなかったら突っぱねてやるところだって言っとけ」
私が肩をすくめると、父はそう言い残して去っていく。
カモミールティーの香りと温もりが、身体に柔らかく残っていた。
手を伸ばしてスマホを撫でると、いつも通り、栄太兄に電話をかけた。
「……栄太兄、お疲れ……あの、今週の日曜なんだけど――」
さすがに、緊張していたんだろう。疲れたのではと気になってその横顔を見つめたけれど、返ってきたのは晴れ晴れとした表情だった。
「礼奈は、来週から学校か。まあ、こっちのことは俺に任せて、彩乃さんとは仲良うしろよ」
「うん……」
そんなことを言われても、栄太兄ひとりに大変な想いをさせるわけにも行かない。
栄太兄は私の曖昧な返事に笑うと、「俺に任せるんは心配か」と冗談めかして言った。
「……そういうわけじゃないけど」
私は唇を尖らせて答える。
でも、栄太兄はあんまり得意じゃないような気がしたのだ。自分の意見を押し通すこと。相手に強く出ること。
だから、無理をさせているんじゃないかって、心配ではあって。
「俺、一応元営業やで?」
私の気持ちを察したように、栄太兄は面白そうに目を細めた。
改めて言われて「それもそうか」と気づく。
私が肩をすくめると、栄太兄が私の頭をぽんぽんと叩く。
「礼奈は、礼奈がすべきことをして待っとれ。――あと、祈っとることやな。じいちゃんが長生きするように」
私は栄太兄の横顔を見て、うつむいた。こくり、と頷くと、手が頬に降りてくる。
指の背で撫でられると、とくんと心臓が高鳴った。
「――そんな辛気臭い顔すんな。大丈夫やって。俺がどうにかする」
「うん……」
それでも、返事は曖昧になる。自分が何の役にも立てないことが悔しかった。
栄太兄は軽くため息をついて、かと思うと、座りなおして私の方に向き直った。
「――ええか、礼奈」
「……はい」
正面から見つめられて、おずおずと見つめ返す。栄太兄は真剣な面持ちで、一言一言、噛み含めるように言った。
「お前が頼りないから俺に任せろ言うてるわけやないし、学生やから勉強しろ、言うてるわけやないで。お前がちゃんと、すべきことをするのが、彩乃さんを説得するための最低条件やと思うてるから、言うてるんや」
栄太兄の目から、確かな覚悟を感じた。いつも穏やかに笑っている従兄にも、何を言っても頑として譲らない強さがあったのかと、初めて目の当たりにする。
「講義、就活、卒論――それだけでも、みんなひぃひぃ言ってんねんで。そこに、式の準備なんて加わったら、毎日てんてこ舞いやろ。それでも、お前はこなせる。そういう前提で、俺は彩乃さんと話をするんや。――礼奈、お前はむしろ俺よりも負荷がデカいで。分かっとるか?」
問われて、思わず息を飲む。
インターンはいくつかしたけれど、本格的な就活は未知の領域だ。ゼミも、まだ2度発表しただけで、卒論がどうやったら書けるものなのか分からない。未知の領域ばかりの4年生が始まるそこに、さらにもう一つ、未知の経験が増えようとしている。
――けど、それは私が選んだことだ。望んだことだ。
逃げるなんて選択肢はない。
私は唇を引き結ぶと、栄太兄の目を見返しながら、こくりと頷いた。
「分かってる。――就活もゼミも、妥協しない。私は、私にできることをする。できることをして……」
そうだ。母ももしかしたら、気づいていたのかもしれない。私の視野が狭くなっていること。考えなくてはいけないものがたくさんあるのに、それが見えなくなっていること。だから、余計に、心配していたのかもしれない。
「……お母さんが、『これなら大丈夫』って思ってくれるように、がんばる」
「よし、言うたな」
栄太兄は白い歯を見せて笑うと、私の頭をくしゃりと撫でた。
その大きな手の温もりが嬉しくて、私も笑う。
駅に向かうバスが走り込んで来た。栄太兄が立ち上がり、私に手を差し出す。
その手を握ると、そのままバスへと乗り込んだ。
「バイト、間に合うか?」
「うん、大丈夫。――栄太兄は?」
「俺も平気」
小さな声で交わし合って、微笑みを交わす。
隣り合って座った車内、握った手の温もりが、私の心を強くしてくれた。
大丈夫。きっと大丈夫。
――栄太兄と一緒なら、これから何があっても、耐えられる。
言葉を交わさなくても、見上げた先には栄太兄の微笑みがある。
私も、覚悟を決める。
栄太兄が胸を張っていられるように、私は今の私を、精一杯を生きる。
***
その日の夜、バイトから帰った私が眠る準備をしていると、父が部屋を訪ねてきた。
「少しいいか?」
「うん」
手にはカップが2つあって、中はカモミールティーのようだった。父が入ると共に、優しい香りが部屋に広がる。
1つを差し出されて「ありがとう」と受け取った。
父は椅子に、私はベッドに腰掛けて、黙って一口、お茶を飲む。
「……栄太郎と、あの後話したのか?」
「……少し」
答えてから、曖昧だったな、と補足する。
「私は、私がすべきことをがんばりなさいって。……ゼミとか、就活とか」
「そうか」
父は優しく微笑んでいた。私はうつむいて、コップを持った両手を見つめる。
「……お母さんは?」
「うん?」
「どんな感じだったの、あの後」
帰宅した私には、いつも通り、というほどではなくても極力普段通りに振る舞っているように見えた母だけれど、父と何を話したのかは分からない。
私と栄太兄のことについて、どう思っているかも分からなかった。
「……まあ、もう少し話し合う必要はあるな」
父はそう苦笑して、懐かしそうに目を細めた。
「いやぁ、なかなか感慨深いものがあるな。今日改めて、栄太郎も姉さんの子だなと思ったよ」
私はちらりと父を見て、思わず頬を緩ませた。
「……私も、ちょっと思った。和歌子さんと似てたよね」
「そうだな」
父は優しい目で私の顔を見つめた。
「あの目を見ちゃあ、もう揺るがないと分かるもんな。――それだけ、礼奈の気持ちを大切にしたいんだな」
「え?」
「今まで、あんな目見たことなかったもんな」
父は数口、お茶を飲んで、ふぅ、と息をつく。
「礼奈、週末の予定は?」
「え? ええと……日曜は休み」
急に変わった話題に戸惑いつつ答える。
月曜から大学が始まるから、一日置いてから行こうと思っていたのだ。
父は「そうか」と微笑むと、私がお茶を飲む姿を見守っている。
「栄太郎の予定も聞いてみてくれるか?」
「えっ? 日曜?」
「ああ」
私が困惑顔でまばたきすると、父はぐいっとお茶を飲みほした。
「時間は栄太郎の都合に合わせるよ。――うちに来るよう言ってくれ」
「あ、あの……それって」
どきどきと心臓が高鳴る。
そこで、決定事項を伝えられでもするんだろうか。
そう思っていたら、父は笑った。
「あんな見舞いのついでみたいな挨拶、認めないって言っとけ。うちの箱入り娘を妻にと思うなら、ちゃんと挨拶してもらわなきゃな」
――ああ、それもそうか。
確かに、その過程が飛んでいたのだ。言われて改めて気づく。
コップを抱えたままの私に、父は「早く飲め、持って行くから」と促す。私がお茶を飲みほして渡すと、父は二つのコップを持ってドアに手をかけた。
「じゃあ、おやすみ、礼奈」
「おやすみ……」
去りかけた父に、私は改めて「お父さん」と呼び掛ける。立ち止まった父が振り向いた。
「……あの……お母さんのこと……栄太兄、説得できるかな……?」
父は目を細めた。
「それはお前と栄太郎次第だな。――相手の親から日にちを提案させる不手際な男、甥じゃなかったら突っぱねてやるところだって言っとけ」
私が肩をすくめると、父はそう言い残して去っていく。
カモミールティーの香りと温もりが、身体に柔らかく残っていた。
手を伸ばしてスマホを撫でると、いつも通り、栄太兄に電話をかけた。
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