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.2 イトコたち
06 女は怖い
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そんなこんなで、日々職場と家とを行き来する、なんとも味気ない生活をしていた俺やったけど、年末になって後輩から、合コンに誘われた。
「金田さん! ドタキャン出ちゃってどうしても人数揃わなくて! 彼女いるの分かってるけどお願いします!!」
――なんて言われちゃ断れへんわ。
いや、彼女なんておらんけどな。口先では仕方ないなー言いつつも、内心はほくほくやで。
仕事以外で女子と飲むなんていつぶりやろ。まあその先のことは考えてへんから気楽に参加して帰って来るか。
――と、思うてたねんけど、あかんかった。香水の匂い、ダウンライトに浮き上がる白い厚化粧、さりげなさを装った露骨なボディタッチ……あれ、女ってこんなんやったっけ。いや、こんなんやった気がするなぁ。あかん、久々すぎてよう分からんわ。
「金田さんて、いくつなんですかぁ?」
「つい最近三十になったとこっすよね!」
後輩が気を効かせて俺の代わりに答えてはる。いや、たぶん気を効かせてるんやないな。この子を狙っとるんやろな。気の利く男を演出したいんやろな。
一方の俺は乾いた笑いを浮かべながら、なんとなく言葉少なに過ごした。別に関西弁を馬鹿にされるからやない、日々仕事で疲れた状態で、知らん女と飲み食いするのがこんなに疲れるんやなてことに、今さら気づいただけや。
おかしいなあ、大学卒業した頃はこんなん平気やったはずなのに。
思ってから、ふと頭の中に三十の文字がよぎる。もしかして、これが歳ってやつか? 新しい人間関係を築く気力もなくなるなんて、ほんまにおひとり様街道まっしぐらやんか。あかん。あかんわー。
そう気づいて鬱々としてくる気分を紛らわせようと、ついつい酒が進んだ。飲めばまあ、それなりに楽しい気分になってきて気も大きくなり、話してくる女子の話ににこにこ相槌を打ったったりしてたら、場面が飛んだ。
いや、跳んだんは記憶やな。たぶん、場面は繋がってたはずやねん。
気づいたら、俺はベッドの上やって、ぴちゃぴちゃ言う音がして、重い頭を動かしてみれば、股の間に女の頭があった。
ぞっとして上体を起こしたら、女は驚いたように退いて、真っ赤な口紅を塗った唇を引き上げた。切れ長の目に薄い唇、美人な部類に入るやろうが――これはいくらなんでも。
「金田さん、ようやく起きたの? 急に寝るからびっくりしたのよ。……ちょっと、いたずらしちゃった」
女が近づいてきて、シャツをはだけた俺の胸に手を這わせる。悪寒が背筋を駆け巡り、さらけ出された俺のムスコがふるりと恐怖に震えた。
いや、あかんて、これは。
「ね、飲み過ぎたっていうから、ここまでついて来たのよ。――もちろん、そのまま帰したりしないでしょ?」
鈍い頭はほとんど真っ白で、目を左右に泳がせる。どこか甘い匂いが充満するその部屋は、ビジネスホテルのそれやない。男女がそういう用途で利用するホテルとしか思えない。
必死に飛んだ記憶を引き寄せようとするが、なかなかうまく行かない。
なんやこの女が、二人になって相談したいことがある、言うて、二人でバーで飲みなおして……それから……
ぬっと、白い顔が目の前に近づいてきてドン引いた。とりあえず、大事なイチモツを仕舞った方がよさそうや。何の防御もなくその長い爪で引っかかれでもしたら、完全に機能を失うかも知れん。
そんなことを、冗談で思ってぞっとした。女の顔に、それをやりかねんような狡猾さを見たからや。
重い身体に鞭打って、必死の思いで立ち上がった。知らない間にくつろげられたワイシャツのボタンをとめ、ズボンのファスナーを上げて、ソファに放ってあったネクタイとジャケットを肩にかけて、ふらふらと鞄を手にする。
「やぁだ、何してるの?」
女の白い指が、背中から胸に絡みついた。赤い爪が、酔った目に毒々しく写る。
「いや……急用を思い出して」
どんな用やねん! どうせつくならもっとマシな嘘つけや!!
こんなときだというのに、俺の中の関西人の血が自分にツッコミを入れる。いや、違うんや。俺は奈良産まれ奈良育ちやで。大阪人とは違う。違うんやけど、どうにもこう、つい、むずむずするねんな。分かるやろか。
女は笑った。
「何言ってんの、ここまで来て。――いいじゃない、一度でいいから」
するり、と手が、俺の胸を撫でさする。後ろから抱きすくめた女の胸が、ジャケット越しに背中に当たる。ぎくり、とすると同時に、ズボンの中で俺のムスコがびくんと震えた。いや、欲が反応したんちゃうで。どっちかっちゅうと怖がってる方のやつや。肝試しで金玉が縮む方のやつ。
「いや、今日はやめとくよ。――飲み過ぎたし」
言いながら、半分泣きそうや。嫌や。こんな女に童貞奪われるなんて絶対嫌や。どうせやったら笑顔のかわいい、ちょっとシャイな子がええわ。「仕方ないなぁ、ハジメテ、わたしがもらってあげる」なんて照れ臭そうに笑うような――えらい夢見がちな願望やなって? 分かっとるわそんなん、言うだけはタダやろ! 夢は見るためにあんねん!
「飲み過ぎても大丈夫よ。私、テクには自信あるの」
言いながら、女は自分の唇をぺろりと舐め取る。その赤い舌を見てぞっとした。さっきまでそこに俺の大事なムスコが咥えられていたと思うと……とっとと帰ってシャワー浴びたい。
鳥肌が立ったのを感じてドアへと進む。もう問答しとる余裕はない。
「ちょ、ちょっと。ほんとに帰る気?」
「帰るわ。すまんな」
俺に抱き着く女ごと、ずるずると引っ張るように出口へ向かう。そうしながら段々状況を思い出してきた。そうやん、この女、えらい深刻そうな顔して「金田さんだったら聞いてくれそうな気がして……」なんてほとんど涙ながらに俺を誘って、自分が気分悪い言うてホテルに連れて来させたんやん。その後、缶ビール飲まされたはずやけど、俺そんな酒に弱いわけないで、あれになんか混ざってたんやないか? そうや、俺は悪くない。悪くないで。
「ほんま、こんなん勘弁して。俺そういうん嫌や」
「じゃあ、どういうのならいいの?」
ぐいとひと際強く引っ張られて、女の手がみぞおちに食い込んだ。ぐぇ、苦し。
けほ、と咳込みながら、俺は振り向く。
「とにかく、君のことは抱けへん」
「だからどうして」
問われて、思わず本音が出た。
「怖い女は嫌いやねん」
視界の端で赤い爪が閃いた。
「金田さん! ドタキャン出ちゃってどうしても人数揃わなくて! 彼女いるの分かってるけどお願いします!!」
――なんて言われちゃ断れへんわ。
いや、彼女なんておらんけどな。口先では仕方ないなー言いつつも、内心はほくほくやで。
仕事以外で女子と飲むなんていつぶりやろ。まあその先のことは考えてへんから気楽に参加して帰って来るか。
――と、思うてたねんけど、あかんかった。香水の匂い、ダウンライトに浮き上がる白い厚化粧、さりげなさを装った露骨なボディタッチ……あれ、女ってこんなんやったっけ。いや、こんなんやった気がするなぁ。あかん、久々すぎてよう分からんわ。
「金田さんて、いくつなんですかぁ?」
「つい最近三十になったとこっすよね!」
後輩が気を効かせて俺の代わりに答えてはる。いや、たぶん気を効かせてるんやないな。この子を狙っとるんやろな。気の利く男を演出したいんやろな。
一方の俺は乾いた笑いを浮かべながら、なんとなく言葉少なに過ごした。別に関西弁を馬鹿にされるからやない、日々仕事で疲れた状態で、知らん女と飲み食いするのがこんなに疲れるんやなてことに、今さら気づいただけや。
おかしいなあ、大学卒業した頃はこんなん平気やったはずなのに。
思ってから、ふと頭の中に三十の文字がよぎる。もしかして、これが歳ってやつか? 新しい人間関係を築く気力もなくなるなんて、ほんまにおひとり様街道まっしぐらやんか。あかん。あかんわー。
そう気づいて鬱々としてくる気分を紛らわせようと、ついつい酒が進んだ。飲めばまあ、それなりに楽しい気分になってきて気も大きくなり、話してくる女子の話ににこにこ相槌を打ったったりしてたら、場面が飛んだ。
いや、跳んだんは記憶やな。たぶん、場面は繋がってたはずやねん。
気づいたら、俺はベッドの上やって、ぴちゃぴちゃ言う音がして、重い頭を動かしてみれば、股の間に女の頭があった。
ぞっとして上体を起こしたら、女は驚いたように退いて、真っ赤な口紅を塗った唇を引き上げた。切れ長の目に薄い唇、美人な部類に入るやろうが――これはいくらなんでも。
「金田さん、ようやく起きたの? 急に寝るからびっくりしたのよ。……ちょっと、いたずらしちゃった」
女が近づいてきて、シャツをはだけた俺の胸に手を這わせる。悪寒が背筋を駆け巡り、さらけ出された俺のムスコがふるりと恐怖に震えた。
いや、あかんて、これは。
「ね、飲み過ぎたっていうから、ここまでついて来たのよ。――もちろん、そのまま帰したりしないでしょ?」
鈍い頭はほとんど真っ白で、目を左右に泳がせる。どこか甘い匂いが充満するその部屋は、ビジネスホテルのそれやない。男女がそういう用途で利用するホテルとしか思えない。
必死に飛んだ記憶を引き寄せようとするが、なかなかうまく行かない。
なんやこの女が、二人になって相談したいことがある、言うて、二人でバーで飲みなおして……それから……
ぬっと、白い顔が目の前に近づいてきてドン引いた。とりあえず、大事なイチモツを仕舞った方がよさそうや。何の防御もなくその長い爪で引っかかれでもしたら、完全に機能を失うかも知れん。
そんなことを、冗談で思ってぞっとした。女の顔に、それをやりかねんような狡猾さを見たからや。
重い身体に鞭打って、必死の思いで立ち上がった。知らない間にくつろげられたワイシャツのボタンをとめ、ズボンのファスナーを上げて、ソファに放ってあったネクタイとジャケットを肩にかけて、ふらふらと鞄を手にする。
「やぁだ、何してるの?」
女の白い指が、背中から胸に絡みついた。赤い爪が、酔った目に毒々しく写る。
「いや……急用を思い出して」
どんな用やねん! どうせつくならもっとマシな嘘つけや!!
こんなときだというのに、俺の中の関西人の血が自分にツッコミを入れる。いや、違うんや。俺は奈良産まれ奈良育ちやで。大阪人とは違う。違うんやけど、どうにもこう、つい、むずむずするねんな。分かるやろか。
女は笑った。
「何言ってんの、ここまで来て。――いいじゃない、一度でいいから」
するり、と手が、俺の胸を撫でさする。後ろから抱きすくめた女の胸が、ジャケット越しに背中に当たる。ぎくり、とすると同時に、ズボンの中で俺のムスコがびくんと震えた。いや、欲が反応したんちゃうで。どっちかっちゅうと怖がってる方のやつや。肝試しで金玉が縮む方のやつ。
「いや、今日はやめとくよ。――飲み過ぎたし」
言いながら、半分泣きそうや。嫌や。こんな女に童貞奪われるなんて絶対嫌や。どうせやったら笑顔のかわいい、ちょっとシャイな子がええわ。「仕方ないなぁ、ハジメテ、わたしがもらってあげる」なんて照れ臭そうに笑うような――えらい夢見がちな願望やなって? 分かっとるわそんなん、言うだけはタダやろ! 夢は見るためにあんねん!
「飲み過ぎても大丈夫よ。私、テクには自信あるの」
言いながら、女は自分の唇をぺろりと舐め取る。その赤い舌を見てぞっとした。さっきまでそこに俺の大事なムスコが咥えられていたと思うと……とっとと帰ってシャワー浴びたい。
鳥肌が立ったのを感じてドアへと進む。もう問答しとる余裕はない。
「ちょ、ちょっと。ほんとに帰る気?」
「帰るわ。すまんな」
俺に抱き着く女ごと、ずるずると引っ張るように出口へ向かう。そうしながら段々状況を思い出してきた。そうやん、この女、えらい深刻そうな顔して「金田さんだったら聞いてくれそうな気がして……」なんてほとんど涙ながらに俺を誘って、自分が気分悪い言うてホテルに連れて来させたんやん。その後、缶ビール飲まされたはずやけど、俺そんな酒に弱いわけないで、あれになんか混ざってたんやないか? そうや、俺は悪くない。悪くないで。
「ほんま、こんなん勘弁して。俺そういうん嫌や」
「じゃあ、どういうのならいいの?」
ぐいとひと際強く引っ張られて、女の手がみぞおちに食い込んだ。ぐぇ、苦し。
けほ、と咳込みながら、俺は振り向く。
「とにかく、君のことは抱けへん」
「だからどうして」
問われて、思わず本音が出た。
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視界の端で赤い爪が閃いた。
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