7 / 64
第一章 最低な男
06 クリスマスイヴ
しおりを挟む
俺はそれからも虎視眈々と、ヨーコさんとお近づきになるチャンスを狙っていたけど、結局そんな都合のいいことはなく、年末になった。
四月に出会ってから、半年以上。
ただ挨拶を交わすだけの関係。
いつもだったら興味も失っている頃なのに、俺はいまだに彼女への関心を失わずにいた。
マーシーが財務部の忘年会に招かれたのは、暮れも差し迫った頃だ。
シングル率100%の財務部員を気遣い、部長が発案した忘年会はなんとクリスマスイヴに開催された。
俺は合コンのお誘いがあったので、そそくさと帰り支度をしていたが、財務部長直々に連行されるマーシーを見て、課内で顔を見合わせた。
「財務部かー」
俺がぼやくと、
「君のお目当ての彼女もいるんだろ」
上司のマイクが人の良さそうな顔で笑う。
「うーん、まあいずれはと思ってますけど」
チーフのクリスが笑った。
「余裕ね。お目当てって言っても、そこまで必死じゃないわけだ」
俺は二人の顔を見て、うーんと首を傾げた。
「よくわかんないんですよね」
鞄とコートを手に立ち上がる。
「そんなに、何かを手にするために必死になったことってなくて」
マイクとクリスは顔を見合わせて苦笑した。
「つまり、何でもあっさり手に入っちゃってたのね」
「うーん、そうかもしれない。ダメですかね?」
「ダメじゃないけど」
クリスは笑ってパソコンを閉じた。
「そんな風なら、ヨーコは手に入らないかもね」
「え?」
部署が違うとはいえ、事業部を担当している彼女とはみんな面識がある。俺はクリスの顔を見ながら目をまたたかせた。
「彼女に心を開いてもらうのはなかなか難しそうよ。いくらあなたが外を明るく照らしたって、ドアも窓もカーテンも閉じた部屋じゃ目にも入らないでしょう」
俺は首を傾げる。
「……なんか、意味深な言いぶりだね」
クリスはくすくす笑った。
「優しくノックするくらいじゃ、きっと彼女はドアもカーテンも開けないでしょうね。それがノックもせずに様子を見ているだけならなおさら」
俺は腕組みをして、うーんと唸る。
「じゃあ、しつこくノックすればいいのかな?」
「どうかなぁ。それはそれで、必死でこじ開けられないようにロックしてしまうかもね」
俺は苦笑した。
「何それ。じゃあ、どうすればいいんすか?」
「自分で考えることね」
クリスは言って、身支度を整える。長身の彼女は立つと俺とさして身長が変わらない。
「ヒントくらいくれてもいいじゃないすか」
俺が唇を尖らせるポーズを取ると、クリスは微笑んでドアの方を見やった。
「そうねぇ……」
マーシーが去った後のドアは閉じられたままだ。
「そういうのも、マーシーなら上手にやりそうだけど。彼の方法があなたに向いているとも思えないから、やっぱり自分で考えるしかないわね」
クリスは言ってドアへ向かって歩いていく。俺もそれに続いた。
スマホがメッセージの着信を告げた。見やると友達からだ。今日の合コンの集合場所と出席についての確認。
了解の旨返事をしている俺を見て、クリスはまた笑った。
「今日もお楽しみがあるんでしょう」
俺はスマホから目を上げて彼女の青い目を見る。
「……なんで分かったの?」
「嬉しそうだから」
言いながらクリスはエレベーターの下ボタンを押した。
エレベーターの在階を示す明かりを見上げながら、クリスは言う。
「そんなことをしているうちは、到底無理でしょうね」
俺は肩をすくめた。
「クリス、今日手厳しいね」
「そう? 私はいつでも優しいつもりよ」
クリスは笑って俺の肩を叩く。
「本当に手厳しいなら、こうしてあなたのダメなところを指摘したりしないでしょ」
そういわれると、反論もできない。
「それは……そうかも」
エレベーターはようやく俺たちの階にたどり着いた。社員はみんな帰路につく頃だが、幸い空のままの箱に二人で乗り込む。
エレベーターには、前に乗っていた人間のつけていた香料なのか、甘ったるい匂いが充満していた。
思わず眉を寄せる。
それを見たクリスがふぅんと興味深げに俺を見た。
「嫌い? こういう匂い」
「……まあ、好きじゃないっすね」
俺は一階のボタンを押す。エレベーターのドアが閉まって下降を始めた。
甘ったるい匂いの代わりに、クリスのつけた香水が香り始める。
「意外」
「何が?」
「匂いなんて気にしないと思ってた」
「俺?」
「そう」
「……気にしない……つもりですけど」
エレベーターが一階ずつ降りていく証に、ドアの上には在階の表示がある。クリスと俺は箱の中で一つずつずれていくその光を見ながら話していた。
「だって、覚えてないっすよ」
「何が?」
「今までデートした子の匂いとか」
クリスはちらりと俺を見る。
「関心がないってこと?」
「うーん……」
一階についた。ドアが開く。
個室から解放された俺たちは、連れだって外へ出た。
「……ああ、でも」
「何?」
「彼女の香りは、好きです」
クリスはまばたきをして俺を見る。俺はにこりと笑った。
「すげぇ、いい匂いなんすよね。ヨーコさん」
クリスは少し驚いた顔をした後、あきれたようにため息をついた。
「よく分かったわ」
「何が?」
「ジョーは小犬のように見えて、狼ね。かなり本能的」
俺は思わず噴き出す。
「男は狼、って言うからね」
言うと、
「でもあなたのはちょっと極端な感じ」
クリスは肩をすくめ、手を払うような仕種をして見せた。
「ヨーコは大変ね。あなたみたいなのに狙われちゃ。……ま、せいぜいあなたが本気にならないことを祈るわ、彼女のために」
「何それ」
俺は冗談めかして唇を尖らせた。
「クリス、俺の応援してくれてるんじゃなかったんすか?」
「しようかと思ってたんだけど、ちょっと保留。ほら、挨拶待ってるよ」
クリスにあごで示された先には、受付の女のコたちがいた。
俺はにこりと笑顔で手を振る。頬を染めた彼女たちが手を振り返した。
「……狼よ、って教えてあげた方がいいのかなぁ……」
「やめてくださいよ。夢見てた方が幸せなときもあるでしょ」
軽口をたたき合いながら、俺たちは社ビルから外に出た。
冷たい風が頬を撫で、体温を奪う。
「うう、寒」
「これからあったまるんでしょ」
亀のように首をすくめる俺を見て、クリスは笑った。
「ま、せいぜい女のコたちに温めてもらいなさいな」
「そうします」
さらりと言うと、クリスはまたあきれた顔をしたが、それ以上何も言わなかった。
========
明日からまたしばらく『もの狂ほしや』を公開します。
こちらは25日から続きを公開します。
四月に出会ってから、半年以上。
ただ挨拶を交わすだけの関係。
いつもだったら興味も失っている頃なのに、俺はいまだに彼女への関心を失わずにいた。
マーシーが財務部の忘年会に招かれたのは、暮れも差し迫った頃だ。
シングル率100%の財務部員を気遣い、部長が発案した忘年会はなんとクリスマスイヴに開催された。
俺は合コンのお誘いがあったので、そそくさと帰り支度をしていたが、財務部長直々に連行されるマーシーを見て、課内で顔を見合わせた。
「財務部かー」
俺がぼやくと、
「君のお目当ての彼女もいるんだろ」
上司のマイクが人の良さそうな顔で笑う。
「うーん、まあいずれはと思ってますけど」
チーフのクリスが笑った。
「余裕ね。お目当てって言っても、そこまで必死じゃないわけだ」
俺は二人の顔を見て、うーんと首を傾げた。
「よくわかんないんですよね」
鞄とコートを手に立ち上がる。
「そんなに、何かを手にするために必死になったことってなくて」
マイクとクリスは顔を見合わせて苦笑した。
「つまり、何でもあっさり手に入っちゃってたのね」
「うーん、そうかもしれない。ダメですかね?」
「ダメじゃないけど」
クリスは笑ってパソコンを閉じた。
「そんな風なら、ヨーコは手に入らないかもね」
「え?」
部署が違うとはいえ、事業部を担当している彼女とはみんな面識がある。俺はクリスの顔を見ながら目をまたたかせた。
「彼女に心を開いてもらうのはなかなか難しそうよ。いくらあなたが外を明るく照らしたって、ドアも窓もカーテンも閉じた部屋じゃ目にも入らないでしょう」
俺は首を傾げる。
「……なんか、意味深な言いぶりだね」
クリスはくすくす笑った。
「優しくノックするくらいじゃ、きっと彼女はドアもカーテンも開けないでしょうね。それがノックもせずに様子を見ているだけならなおさら」
俺は腕組みをして、うーんと唸る。
「じゃあ、しつこくノックすればいいのかな?」
「どうかなぁ。それはそれで、必死でこじ開けられないようにロックしてしまうかもね」
俺は苦笑した。
「何それ。じゃあ、どうすればいいんすか?」
「自分で考えることね」
クリスは言って、身支度を整える。長身の彼女は立つと俺とさして身長が変わらない。
「ヒントくらいくれてもいいじゃないすか」
俺が唇を尖らせるポーズを取ると、クリスは微笑んでドアの方を見やった。
「そうねぇ……」
マーシーが去った後のドアは閉じられたままだ。
「そういうのも、マーシーなら上手にやりそうだけど。彼の方法があなたに向いているとも思えないから、やっぱり自分で考えるしかないわね」
クリスは言ってドアへ向かって歩いていく。俺もそれに続いた。
スマホがメッセージの着信を告げた。見やると友達からだ。今日の合コンの集合場所と出席についての確認。
了解の旨返事をしている俺を見て、クリスはまた笑った。
「今日もお楽しみがあるんでしょう」
俺はスマホから目を上げて彼女の青い目を見る。
「……なんで分かったの?」
「嬉しそうだから」
言いながらクリスはエレベーターの下ボタンを押した。
エレベーターの在階を示す明かりを見上げながら、クリスは言う。
「そんなことをしているうちは、到底無理でしょうね」
俺は肩をすくめた。
「クリス、今日手厳しいね」
「そう? 私はいつでも優しいつもりよ」
クリスは笑って俺の肩を叩く。
「本当に手厳しいなら、こうしてあなたのダメなところを指摘したりしないでしょ」
そういわれると、反論もできない。
「それは……そうかも」
エレベーターはようやく俺たちの階にたどり着いた。社員はみんな帰路につく頃だが、幸い空のままの箱に二人で乗り込む。
エレベーターには、前に乗っていた人間のつけていた香料なのか、甘ったるい匂いが充満していた。
思わず眉を寄せる。
それを見たクリスがふぅんと興味深げに俺を見た。
「嫌い? こういう匂い」
「……まあ、好きじゃないっすね」
俺は一階のボタンを押す。エレベーターのドアが閉まって下降を始めた。
甘ったるい匂いの代わりに、クリスのつけた香水が香り始める。
「意外」
「何が?」
「匂いなんて気にしないと思ってた」
「俺?」
「そう」
「……気にしない……つもりですけど」
エレベーターが一階ずつ降りていく証に、ドアの上には在階の表示がある。クリスと俺は箱の中で一つずつずれていくその光を見ながら話していた。
「だって、覚えてないっすよ」
「何が?」
「今までデートした子の匂いとか」
クリスはちらりと俺を見る。
「関心がないってこと?」
「うーん……」
一階についた。ドアが開く。
個室から解放された俺たちは、連れだって外へ出た。
「……ああ、でも」
「何?」
「彼女の香りは、好きです」
クリスはまばたきをして俺を見る。俺はにこりと笑った。
「すげぇ、いい匂いなんすよね。ヨーコさん」
クリスは少し驚いた顔をした後、あきれたようにため息をついた。
「よく分かったわ」
「何が?」
「ジョーは小犬のように見えて、狼ね。かなり本能的」
俺は思わず噴き出す。
「男は狼、って言うからね」
言うと、
「でもあなたのはちょっと極端な感じ」
クリスは肩をすくめ、手を払うような仕種をして見せた。
「ヨーコは大変ね。あなたみたいなのに狙われちゃ。……ま、せいぜいあなたが本気にならないことを祈るわ、彼女のために」
「何それ」
俺は冗談めかして唇を尖らせた。
「クリス、俺の応援してくれてるんじゃなかったんすか?」
「しようかと思ってたんだけど、ちょっと保留。ほら、挨拶待ってるよ」
クリスにあごで示された先には、受付の女のコたちがいた。
俺はにこりと笑顔で手を振る。頬を染めた彼女たちが手を振り返した。
「……狼よ、って教えてあげた方がいいのかなぁ……」
「やめてくださいよ。夢見てた方が幸せなときもあるでしょ」
軽口をたたき合いながら、俺たちは社ビルから外に出た。
冷たい風が頬を撫で、体温を奪う。
「うう、寒」
「これからあったまるんでしょ」
亀のように首をすくめる俺を見て、クリスは笑った。
「ま、せいぜい女のコたちに温めてもらいなさいな」
「そうします」
さらりと言うと、クリスはまたあきれた顔をしたが、それ以上何も言わなかった。
========
明日からまたしばらく『もの狂ほしや』を公開します。
こちらは25日から続きを公開します。
0
あなたにおすすめの小説
〜仕事も恋愛もハードモード!?〜 ON/OFF♡オフィスワーカー
i.q
恋愛
切り替えギャップ鬼上司に翻弄されちゃうオフィスラブ☆
最悪な失恋をした主人公とONとOFFの切り替えが激しい鬼上司のオフィスラブストーリー♡
バリバリのキャリアウーマン街道一直線の爽やか属性女子【川瀬 陸】。そんな陸は突然彼氏から呼び出される。出向いた先には……彼氏と見知らぬ女が!? 酷い失恋をした陸。しかし、同じ職場の鬼課長の【榊】は失恋なんてお構いなし。傷が乾かぬうちに仕事はスーパーハードモード。その上、この鬼課長は————。
数年前に執筆して他サイトに投稿してあったお話(別タイトル。本文軽い修正あり)
甘過ぎるオフィスで塩過ぎる彼と・・・
希花 紀歩
恋愛
24時間二人きりで甘~い💕お仕事!?
『膝の上に座って。』『悪いけど仕事の為だから。』
小さな翻訳会社でアシスタント兼翻訳チェッカーとして働く風永 唯仁子(かざなが ゆにこ)(26)は頼まれると断れない性格。
ある日社長から、急ぎの翻訳案件の為に翻訳者と同じ家に缶詰になり作業を進めるように命令される。気が進まないものの、この案件を無事仕上げることが出来れば憧れていた翻訳コーディネーターになれると言われ、頑張ろうと心を決める。
しかし翻訳者・若泉 透葵(わかいずみ とき)(28)は美青年で優秀な翻訳者であるが何を考えているのかわからない。
彼のベッドが置かれた部屋で二人きりで甘い恋愛シミュレーションゲームの翻訳を進めるが、透葵は翻訳の参考にする為と言って、唯仁子にあれやこれやのスキンシップをしてきて・・・!?
過去の恋愛のトラウマから仕事関係の人と恋愛関係になりたくない唯仁子と、恋愛はくだらないものだと思っている透葵だったが・・・。
*導入部分は説明部分が多く退屈かもしれませんが、この物語に必要な部分なので、こらえて読み進めて頂けると有り難いです。
<表紙イラスト>
男女:わかめサロンパス様
背景:アート宇都宮様
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
子持ち愛妻家の極悪上司にアタックしてもいいですか?天国の奥様には申し訳ないですが
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
胸がきゅんと、甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちだというのに。
入社して配属一日目。
直属の上司で教育係だって紹介された人は、酷く人相の悪い人でした。
中高大と女子校育ちで男性慣れしてない私にとって、それだけでも恐怖なのに。
彼はちかよんなオーラバリバリで、仕事の質問すらする隙がない。
それでもどうにか仕事をこなしていたがとうとう、大きなミスを犯してしまう。
「俺が、悪いのか」
人のせいにするのかと叱責されるのかと思った。
けれど。
「俺の顔と、理由があって避け気味なせいだよな、すまん」
あやまってくれた彼に、胸がきゅんと甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちなのに。
星谷桐子
22歳
システム開発会社営業事務
中高大女子校育ちで、ちょっぴり男性が苦手
自分の非はちゃんと認める子
頑張り屋さん
×
京塚大介
32歳
システム開発会社営業事務 主任
ツンツンあたまで目つき悪い
態度もでかくて人に恐怖を与えがち
5歳の娘にデレデレな愛妻家
いまでも亡くなった妻を愛している
私は京塚主任を、好きになってもいいのかな……?
ソツのない彼氏とスキのない彼女
吉野 那生
恋愛
特別目立つ訳ではない。
どちらかといえば地味だし、バリキャリという風でもない。
だけど…何故か気になってしまう。
気がつくと、彼女の姿を目で追っている。
***
社内でも知らない者はいないという程、有名な彼。
爽やかな見た目、人懐っこく相手の懐にスルリと入り込む手腕。
そして、華やかな噂。
あまり得意なタイプではない。
どちらかといえば敬遠するタイプなのに…。
2月31日 ~少しずれている世界~
希花 紀歩
恋愛
プロポーズ予定日に彼氏と親友に裏切られた・・・はずだった
4年に一度やってくる2月29日の誕生日。
日付が変わる瞬間大好きな王子様系彼氏にプロポーズされるはずだった私。
でも彼に告げられたのは結婚の申し込みではなく、別れの言葉だった。
私の親友と結婚するという彼を泊まっていた高級ホテルに置いて自宅に帰り、お酒を浴びるように飲んだ最悪の誕生日。
翌朝。仕事に行こうと目を覚ました私の隣に寝ていたのは別れたはずの彼氏だった。
ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?
出逢いがしらに恋をして 〜一目惚れした超イケメンが今日から上司になりました〜
泉南佳那
恋愛
高橋ひよりは25歳の会社員。
ある朝、遅刻寸前で乗った会社のエレベーターで見知らぬ男性とふたりになる。
モデルと見まごうほど超美形のその人は、その日、本社から移動してきた
ひよりの上司だった。
彼、宮沢ジュリアーノは29歳。日伊ハーフの気鋭のプロジェクト・マネージャー。
彼に一目惚れしたひよりだが、彼には本社重役の娘で会社で一番の美人、鈴木亜矢美の花婿候補との噂が……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる